JWP 7/9 後楽園ホール大会



開始は12時40分。千葉リングアナのカード発表の後、入場式なしで輝のあいさつのみ。すぐ第1試合開始。


第1試合 ジャパングランプリ2000公式戦
春山香代子 vs 納見佳容

納見が出る日は客層が違う気がする。

ロックアップ、春山ロープに押し込む。ロープに振ってパンチ、納見かわしてドロップキック。春山スカして顔面キック。バック取って心中アトミック(左写真)。春山ロープに振る、納見ドロップキック。


納見ロープに振ってもう一発ドロップキック、カバー、カウント1。春山の顔面をマットにぶつけキャメルクラッチに(右写真)。引っくり返してボディシザーズとチンロックの複合技の形に。春山ヒジを使って向きを変えるが納見ボディシザーズは外さない。

春山はストマッククローで強引に外し逆エビに。ロープに近づくと中央まで戻して逆片エビ(左写真)、納見再びロープに。春山ストンピング、引き起こして髪ホイップ、顔面にドロップキック。ロープに振る、納見クロスボディで返す。ロープに振ってもう一発、カウント1。逆片エビ、腕も固めるが春山ロープに。5分経過。

コーナーに振る、春山反転ミサイルキック。春山変形のネックブリーカードロップ。カウント1。春山は納見を場外に出し、客席を引きずりまわして南側階段からボディアタック(右写真)2発。さらに西側観客席でストンピング打ち込んでリングに戻る。春山コーナーに振る、納見返す、春山反転ミサイルキック、納見スカす。

納見ロープに飛んでフライングネックブリーカードロップ2連発。カバーはカウント2。納見ダブルリストアームサルト狙うが春山はヒザ蹴りでブロック、ロープに飛ぶ。納見ショルダースルーでかわし、場外に落としてプランチャ(左写真)。フェンス攻撃の後リングに戻る。

納見キック、首投げからコーナーに上ってミサイルキック2連発(右写真)。カウントは2。納見コーナーからダイビングプレス、これには春山足を出してブロック。

春山ジャーマン(左写真)、カウント1。納見ジャーマンで返す、カウント2。納見再びダブルリストアームサルト狙うが今度は春山首固めに丸め込む、カウント2。10分経過。

納見ロープに飛ぶ、春山抱え上げてスパインボム、カウント2。春山が納見をコーナーに上げて雪崩式パワースラム狙う、納見マットに降り、バックを取るとコーナーの春山を引っこ抜くようなジャーマン(右写真)。

納見ついにダブルリストアームサルト決める(左写真)、しかしカウントか2。

春山起き上がってパンチ、納見も返す。春山バック取ってジャーマン(右写真)、カウント2。

春山納見をコーナーに上げて雪崩式パワースラム(左写真)、カウント2。

春山再度納見をコーナーに上げる。コーナートップに立たせて今度は急角度の雪崩式パワースラム、これは納見返せずカウント3。

春山(11分57秒 片エビ固め)納見

いやー、春山の雪崩式パワースラムはいいなあ。金取れる一発だよ。こういう頭使ってるレスラーというのはいい。


第2試合 コマンド・ボリショイ7番勝負「センセイ塾」第1戦
コマンド・ボリショイ vs アキュート冴

コマンドは何やらでっかい紙を持って入場(左写真)。なんでもこの「センセイ塾」では一戦ごとに対戦相手に格言を与えるそうなのだ。冴や倉垣はいいだろうが日向や輝にはイヤな企画だな。

で、今日の対戦相手・アキュート冴に与える格言は「一寸の虫にも五分の魂」

試合開始と同時に冴が突っ込む、コマンドかわして掌底一発、冴あえなくダウン(左写真)。カウント入る。9寸前でようやく立つ。

コマンドブレーンバスター、冴2で返す。裏投げはブロックするが、冴パンチに行ったところをコマンドかわして裏投げ(右写真)、カウント2。

コマンドコーナーに上る。冴は下からドロップキック2発、張り手入れて自分もコーナーに。コマンド突き落とす。冴あきらめずにもう一発下からパンチ入れてコーナーに上り雪崩式一本背負い(左写真)。

コマンドヒザ十字、冴ロープ。冴は場外に。コマンドフェンス攻撃、2発目は冴切り返す。冴場外で一本背負い。エプロンに上って場外のコマンドにフットスタンプ(右写真)。

コーナーに上ってプランチャ、コマンドをリングに戻してその場飛びフットスタンプ。コーナーに上って腕目掛けてダイビングフットスタンプ(左写真)。冴十字、コマンドロープ。

冴は亀状態のコマンドをバックから崩しての十字。矢樹流?しかしロープに近くブレーク。コマンド逆片エビに。冴下からヒザ十字に切り返す(右写真)。

冴いきなりうずくまる。ダメージ?いや、パーテレポジションの様子。コマンドあっさり引っくり返して肩固め(左写真)からグラウンドヘッドロック。冴エビ固めに、カウント2。

冴ガードポジションから三角絞め狙うがコマンドは足を取ると逆片エビに(右写真)、冴ギブアップ。

コマンド(6分37秒 逆片エビ固め)冴

コマンドが冴に「格言」を渡そうとする。冴振り払う。コマンド拳振り上げて脅す。冴しぶしぶ受け取る、が、最後はきちんと礼(左写真)。


第3試合 日向あずみ vs 倉垣翼

倉垣リングに滑り込んで前転、そしてポーズ。ロックアップ、倉垣ヒザ蹴り入れてロープに振るとドロップキック(右写真)。自らロープに飛んでもう一発。しかし3発目は日向両手で払って逆にドロップキック。日向DDT、カウント2。首投げからスリーパー、倉垣切り返すが日向さらに切り返してネックロック。バック取ってスリーパー、倉垣首を抜いて持ち上げようとするが日向着地してカニばさみで倒すとキャメルクラッチ。

日向リリースして十字に。倉垣ブロックしてエビに、カウント2。日向戻す。倉垣持ち上げてマットに叩きつける。キック、バックドロップ、ブレーンバスター、カウント2。首投げからボディシザーズ。スリーパーに取ったうえで背中に乗っかりキャメルクラッチ風に反らせる(左写真)。5分経過。

倉垣腕を取って変形のサーフボード。リリースしてストンピング。倉垣カナディアンバックブリーカー(右写真)、落として逆エビに行くが日向体をひねってエビ固めに丸め込む、カウント2。日向逆エビから逆片エビ。倉垣ロープ。日向背中にドロップキック、さらに頭にキック連発。コーナーに振る、倉垣切り返す、日向コーナーに飛び乗って反転ミサイルキック。

日向コーナーに振る、倉垣反転ミサイルキックのお返し。倉垣コーナーに振って側転エルボー狙うが日向はヒザを出してブロック。頭にキック、倉垣立ち上がって張り手で応戦(左写真)。ヘッドバットの打ち合いは倉垣優勢。

倉垣突進、日向カウンターのキックからミサイルキック2連発。ジャーマン、カウント2。2発目、倉垣切り返してバックドロップ(右写真)。

倉垣ムーンサルト、日向かわす。突進する、倉垣レジーラックに捕らえる(左写真)。日向暴れて着地。10分経過。

倉垣バックドロップ、中途半端な手の放し方のため日向は危険な角度で落ちる(右写真)。

倉垣2発目のムーンサルト(左写真)、これはヒットするが日向は2で返す。

倉垣コーナーに上ってミサイルキック。2発目日向はコーナーに上って雪崩式ダブルアームスープレックス(右写真)、カウント2。

日向コーナーから延髄ニー、倉垣かわしてバック取るとまた急角度バックドロップ(左写真)、しかしカウントは2。

倉垣ウィングクラッチホールド(右写真)、3寸前で日向返す。

倉垣ロープに振る、日向切り返してバック取るとクロスアームスープレックス(左写真)、カウント2。

日向ロープに飛んで立ち上がる途中の倉垣の側頭部にニー。コーナーに上り、倉垣が立ち上がるのを待って延髄ニー(右写真)、両足を取って固めるとカウント3。

日向(12分13秒 エビ固め)倉垣

倉垣マイク「おい久住!いつまでもワタシの上にいると思うなよ!FUCK YOU!」

まあ、いい試合かな。


第4試合 美咲華菜 vs 田村欣子

ロックアップ、田村ロープに詰める。美咲ロープに振ってカニばさみで倒すとストンピング。起こすといきなりのバックドロップ(左写真)。逆エビに行くが田村が抵抗し失敗。美咲田村の頭をハタく。美咲首投げから首4の字、田村首を抜いてレッグロックに。ヒザの痛い美咲必死に逃げる。田村キャメルクラッチにスイッチ。リリースしてフライングメイヤー、美咲ヘッドシザーズで返す。一旦ブレーク。

田村は美咲の両足をあぐら状にたたむとその上から自分のヒザを押し付ける(右写真)。ターンバックルにぶつけて髪ホイップ、顔面キック連発。美咲は首を痛めているのか一発一発妙に痛がる。田村スリーパー、これも美咲過剰に反応。ロープエスケープ。5分経過。

田村コーナーに上ってミサイルキック。美咲の動きが一層鈍くなる。田村2発目、美咲両手で払う。美咲コーナーに振る、田村切り返してコーナーに詰まった美咲の顔面にヒザ蹴り連打。いつもの田村の動きなんだが今日の美咲にはキツい攻めばかり。田村予告してのエースクラッシャー(左写真)、美咲はカウント1で返す。

田村ロープに振る、美咲返してバック取る、田村切り返してジャーマン、カウント入る前に美咲立つ。エルボーの打ち合い、両者同時にエルボー浴びせてダブルダウン、田村が先に立ってジャーマン、カウント2。田村顔面キック、ロープに振る、美咲切り返してジャーマン(右写真)、カウント2。

美咲ミサイルキック、カウント2。ロープに振る、田村切り返してヒザ蹴り入れるとDDT、これも強烈に首にダメージ。美咲首を押さえてうずくまる。田村ダブルリストアームサルト、今度は美咲がDDTに返す。ロープに振ってソバット、カウント2。しかし田村がスリーパーに取る(左写真)と美咲の動きがまた止まる。美咲なんとかロープ。

田村ダブルリストアームサルト(右写真)、カウント2。

田村コーナーに、美咲追いかけて雪崩式ブレーンバスター(左写真)、コーナーに上る。田村追いかけて雪崩式ダブルリストアームサルト狙うが美咲は突き落としてダイビングセントーン、カウント2。

美咲ラ・マヒストラル、カウント2。2発目は田村が途中でつぶす、カウント2。田村ロープに振る、美咲切り返してK−ショック(右写真)、カウント2。

美咲フィッシャーマンズバスター狙うが田村はブロックして裏ダブルリストアームサルト、カウント2。10分経過。

もう一発裏ダブルリストアームサルト、美咲立ち上がるが日向はヒザ蹴り叩き込んで胴絞めスリーパーに(右写真)、美咲耐えたが落ちたのか首の痛みに耐え切れなくてギブアップしたのかとにかくレフェリーがストップ。

田村(11分23秒 スリーパーホールド)美咲

レフェリー活入れてたけど落ちてたかなあ?それより首の痛い人にそんなことしたら余計痛いのでは?


休憩後、オロナミンCと交換できるボールではなくサインボールの投げ込みあり。投げたのは冴とまだ腕を吊ってる米山香織。


第5試合 輝優優、コマンド・ボリショイ、倉垣翼 vs 日向あずみ、矢樹広弓、春山香代子

普段は入場式に使われてるテーマに乗って選手入場。出場選手・試合形式を試合直前に発表するESマッチということだが、1年4ヶ月ぶりの参戦となる矢樹以外はそれほど「スペシャル」ということもなし。試合形式も何の変哲もない6人タッグ。6人が握手(左写真)。赤コーナー(日向、矢樹、春山)は「歴代JWPジュニア王者チーム」ってことか?

先発は倉垣と春山。ロックアップ、倉垣ヘッドロック。春山切り返して腕固める。倉垣切り返す。切り返し合い続く。春山が最終的に腕を取ってヒザ蹴り。コーナーに飛び乗ると反動でホイップ(右写真)。矢樹にタッチ。

矢樹ロープに振って一本背負い(左写真)。立たせて髪ホイップ。

もう一発行くかと思いきやXファクター(右写真)、カウント2。矢樹首投げからスリーパー、倉垣切り返して腕取るが矢樹すぐに返してバックを取ると亀状態の倉垣に足をこじ入れて首4の字。倉垣は体を引っくり返して首を抜くとネックロックに。矢樹倒してニーオンザベリーの体勢。日向にタッチしようとすると倉垣抵抗。矢樹フライングメイヤーで投げて日向呼び込む。ダブルでキック、日向がカバー、カウント2。

日向コーナーに振る、倉垣反転ミサイルキック打って輝にタッチ。輝と日向は手四つから力比べ、輝が勝ち、ロープに振ってイナヅマ2連発(左写真)。輝首投げから首4の字に取り、そのままの体勢でコマンドにタッチ。コマンドストンピング。輝リリース。

コマンドロープに振ってアームホイップから変形ストレッチ(右写真)。十字に移行、日向ブロック。5分経過。

日向は足を取ってヒザ十字に。極まらないとアキレス腱固めに。コマンドもアキレス取り返す。矢樹がコーナーから「的を絞れ!」と日向にアドバイス。コマンドが立ち上がって逆片エビに(左写真)。リリースして倉垣を呼び込むと2人でストンピング。

倉垣カナディアンバックブリーカー(右写真)から投げ落とすと逆エビに。足が片方抜けて逆片エビに。日向体をひねって脱出、春山にタッチ。倉垣ロープに振ってエルボー、春山も打ち返す。エルボーの打ち合いから倉垣距離を取って突っ込む、春山ショルダースルーで投げてストンピング。春山ロープに振る、倉垣ドロップキックで返す。

輝がノータッチでリングに入り、倉垣のホイップに合わせてイナヅマ(左写真)。ダブルのクローズラインは春山かわし、エプロンからトップロープに飛び乗った日向が2人にスワンダイブ式ミサイルキック。

春山ボディスラム。矢樹もリングに入り、日向の頭を越える形でフットスタンプ(右写真)。春山はコーナーからダイビングプレス、カウント2。矢樹ミサイルキック、カウント2。

矢樹ロープに振る、倉垣切り返してレジーラックに(左写真)。

倉垣投げ捨ててコーナーに上る。矢樹追いかけて雪崩式一本背負い(右写真)。矢樹コーナーに振る、倉垣切り返してバックを取るとバックドロップ、カウント2。コマンドにタッチ。

コマンド裏投げ(左写真)、カウント2。十字に、矢樹ロープ。コマンドロープに振る、矢樹カサドーラから十字、コマンドブロック。

コマンドガードポジション、矢樹足持って引っくり返し十字に(右写真)、コマンドロープ。

矢樹コーナーに上ってミサイルキック(左写真)、コマンドすぐに起き上がるが矢樹は十字架固め風に飛びついての腕十字、コマンドロープ。矢樹は日向にタッチ。

日向腕折りからロープに振ってエルボー、コマンドかわして肩車の形に飛びつくとライムライトに丸め込む(右写真)。日向エビに切り返して2カウント、コマンドも返し2カウント、日向再度切り返す、2カウント。

日向コーナーに上る。コマンド下から掌底、日向かわす。輝がエプロンから足を捕まえてコマンドもう一度掌底、今度はヒット。コマンドもコーナーに上がり雪崩式裏投げ(左写真)、カウント2。ボディスラム打って輝にタッチ。

輝コーナーからダイビングニードロップ。立ち上がる日向に流星キック(右写真)、カウント2。

輝ジャーマン、日向着地して逆にジャーマン。ロコモーションで行こうとするが輝はブロック。輝が逆にバックを取る。コマンドが入って掌底打つがこれは輝に誤爆(左写真)。日向ジャーマン、カウント2。春山にタッチ。

春山ローリングクレイドル(右写真)、カウント2。コーナーに上ってダイブ、輝はキックで撃墜。

春山パンチ、輝かわしてジャーマン。春山すぐに立つが輝もう一度ジャーマン(左写真)、カウント2。15分経過。

春山もジャーマン、ブリッジ崩れてノーカウント。輝立ち上がるとエルボー、カバーは日向がカット。コマンド掌底、日向と矢樹を押さえる中倉垣がムーンサルト、一発目は倉垣の足が春山の足に。倉垣もう一発(右写真)、今度はきれいに決まり3カウント。

倉垣(15分52秒 片エビ固め)春山

矢樹、相手チームの3人と握手を交わす(左写真)。

これで終わりかと思ったら輝がマイク。突然「ボリショイさん、今日までありがとうございました。」な、何それ。これでコマンドが何か言えば別に問題はなかったのだが、無言で固まるコマンド(右写真)。冴が促してようやくリングを去る。何が起きたんだ?



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