JWP 8/6 後楽園ホール大会



15分遅れて開始。今日は入場式アリ。最後にメインで闘う2人にコメントを求めるが、コマンドは格言のみ(右写真)、輝は無言。


第1試合 オンリーギブアップルール・美咲華菜vsアキュート冴

握手でスタート、と思いきや美咲がいきなりその腕を取ってワキ固め。しかしゴング前のためすぐにリリース。試合開始、冴バック取る、美咲フライングメイヤーで投げてグラウンドヘッドロック、冴ヘッドシザーズで返す。冴キック、美咲かわしてバックドロップ、冴着地。美咲ソバット、冴キャッチして裏アキレス腱固め、美咲ロープ。冴ボディスラムから十字、美咲余裕でブロック。冴ロープに振ってドロップキック、美咲余裕で受ける。冴3発打ち込むが倒せない。逆に美咲が助走を付けてドロップキック。美咲ボディスラムからV1アームロック、冴ロープ。美咲逆エビから逆片エビ(左写真)。

冴前転してブレーク、美咲アキレス腱固めに。美咲しばらく締め上げた後立ち上がって再度逆片エビに。冴ロープ。美咲ロープに振る、背後から飛びついて十字架固め、足取ってアキレスに。美咲がロープに達すると冴はリング中央まで引っ張って逆片エビのお返し(右写真)。美咲ブレーク。5分経過。

美咲立ち上がるとDDT、冴の頭をターンバックルにぶつけ、対角線コーナーに振る。冴切り返してパンチ、美咲キャッチしてワキ固め、冴前転して脱出すると逆にワキ固め。美咲の足がロープに届いていたためブレーク。冴一本背負い3連発から十字、美咲が上体を起こすと三角絞めに。美咲ロープ。冴コーナーに上ると美咲のヒザ目掛けてミサイルキック。冴コーナーに振る、美咲切り返す。冴コーナーに乗る。美咲倒立式フランケン狙うが冴は足を払う。美咲下からパンチ、冴キャッチすると雪崩式十字固め(左写真)、美咲ロープ。

冴再度コーナーに。美咲追いかけて上る。冴落とすと美咲の腕にダイビングフットスタンプ(右写真)。立ち上がったところにウラカンホイップ、パンチに行くが美咲かわすと後頭部にハイキック、冴ダウン。カウント6で立つ。

美咲ロープに振る、冴切り返す、美咲ソバット。美咲は天野風の首刈り式十字に行くが失敗、改めて十字に(左写真)、冴ロープ。美咲パンチ、ハイキック、冴かわしてスクールボーイ、ロープブレーク。美咲ハイキック、冴キャッチして裏アキレス腱固め、美咲ロープ。10分経過。

冴は美咲を肩車で持ち上げようとするが失敗、美咲が逆に肩車に。冴コーナーに飛び移って反転ボディアタック。逆さ押え込みから三角絞めに(右写真)、美咲ロープ。冴ロープに振る、美咲切り返してカニばさみからアームストレッチ、さらに十字に移行、冴ロープ。美咲ボディスラムからセカンドコーナーに飛び乗ってローリングセントーン、冴かわす。冴は美咲をコーナーに逆さ吊りにして顔面にドロップキック。2発目美咲は腹筋で起き上がりコーナーに上る。冴雪崩式ブレーンバスター狙って上る。パンチ合戦、冴雪崩式一本背負いに切替える、美咲はスリーパー。反則カウントが入って美咲投げ落とす。立ち上がったところにミサイルキック。

美咲裏拳、白鳥よりも不格好だな。美咲パンチ連打からヒザ十字。冴ロープ。美咲コブラツイスト(左写真)、アームストレッチに移行するが冴は足をすくって倒す。美咲ボディにパンチ、ソバット、裏拳、顔面パンチ。冴ダウン、カウント9でロープつかんで立ち上がるが、自力では立てずヒザをついてしまい、KO負け。

美咲(15分22秒 KO)冴

これだけ締まりのないオンリー・ギブアップマッチも初めてだ。最初に「ギブアップまたはKOで決する」と言ってあったというものの、このルールで顔面パンチ勝利狙ってどうするんだろう?


第2試合の前にキックボクシング「ACTIVE-J」の女子選手があいさつ。これからJWPの興行でエキシビションをやっていくそうだ。


第2試合 NEO提供試合・宮崎有妃 vs タニー・マウス

手四つから宮崎キック、ロープに押し付けて反動で飛ばす。2発目タニー抵抗、首投げからスリーパー。首を押さえつけ、後頭部にヘッドバット。タニー再度スリーパーからボディシザーズ。宮崎爪先にかみつく。宮崎逆片エビ、また爪先にかみつく(右写真)。レッグロックに固める。タニーがロープに手を伸ばすと腕も固める。タニーは頭でロープエスケープ。宮崎ストンピング、タニースクールボーイ、カウント1。タニーボディスラムからタニバット3連発、カウント2。タニー腕取る、宮崎切り返し、コーナーに上るとモルタルの反動でホイップ。首投げからメキシカンストレッチ、今度はタニーがかみつきで脱出。

タニーコーナーに振る、宮崎返す、タニー反転ボディアタック、宮崎かわす。宮崎突っ込む、タニーカニばさみで宮崎を顔面からターンバックルに激突させる。今度はタニーがヘッドバットで突っ込む、宮崎かわす。宮崎DDT。タニーの首がサードロープにかかる。宮崎エプロンに出てギロチンドロップ。さらに場外で助走を付けてドロップキック。これはちと説得力にかけるなあ。宮崎リングに戻ってワキ固め、タニーロープ。タニーヘッドバット打ち込んで低空ドロップキック、両足を4の字風に固めてのアキレス腱固め(左写真)、宮崎ロープ。

タニーコーナーに上る、宮崎下からドロップキック打ち込んで雪崩式フランケン(右写真)、カウント2。タニーヒザ十字、宮崎ロープ。タニー足を取って変形フィッシャーマンズスープレックスホールド、カウント2。タニーコーナーに上ってダイビングヘッドバット、宮崎かわす。

宮崎ウラカン・ラナ、カウント2。コーナー上ってミサイルキック、再度上って飛びつきのDDT(左写真)。最後は重爆ムーンサルト、カウント3。

宮崎(10分12秒 片エビ固め)タニー


第3試合 日向あずみ&レジー・ベネット vs 倉垣翼&春山香代子

先発はレジーと春山。レジーが春山をヘッドロックに取ると背後から倉垣がミサイルキック(右写真)。

2人でバックドロップ(左写真)。ファンタスティックフリップはレジーかわし(中途半端にかわしたため春山の足が後頭部に当たったが)、ロープに振ってシリースラム、カウント2。レジーブレーンバスター、これも2。首投げから日向にタッチ。日向顔面キック連打。首投げからスリーパー、さらにアームストレッチに移行。腕ひねり上げてエルボー、ロープに振る、春山切り返して逆さ押え込み、カウント2。倉垣にタッチ。2人でストンピング、倉垣スリーパーから首4の字。日向首を抜いてレッグロックからキャメルクラッチに。リリースしてレジーにタッチ。

レジーDDT、サイドスープレックス、カウント2。ロープに振る、倉垣エルボーで返す。倉垣コーナーに振って側転エルボー、足取って逆エビに行くがレジーはハネ返す。春山入って2人がかりで逆エビ、日向がカット。ロープに振ってエルボー、レジーもエルボーを出し相打ちになるが倉垣の方がダメージ大きい。レジーは倉垣をコーナーに振って串刺しラリアット(右写真)、カウント2。5分経過。

日向入って卍固め、倉垣がロープまで力で持っていこうとすると外してスクールボーイ、カウント2。日向首投げからストンピング、ロープに振る、倉垣スクールボーイで丸め込んで春山にタッチ。日向ロープワークからリンギーナ、春山ロープ。レジーにタッチ。レジーロープに振ってショルダースルー、春山回転エビに、レジーこらえてヒップドロップ落とすが春山はかわす。倉垣入ってダブルで振り、春山がカニばさみ、倉垣がワキ固め。春山もワキ固めに加勢(左写真)、日向がカット。ダブルのドロップキック2連発、再度ダブルで振る、レジーは2人まとめてラリアット、日向にタッチ。

日向スワン式のヒッププレスを春山に。バック取る、春山切り返す、日向エルボーでブレークしてストーンコールドスタナー、しかし自分の腰にもダメージあった様子。日向コーナーに振る、春山反転ミサイルキック。倉垣ダイビングヘッドバット、日向かわす。ロープに振る、倉垣切り返す、日向エプロンに出てスワン式狙うが倉垣はエルボーで落としプランチャ。春山もコーナーから飛ぶが、これはレジー&日向かわして倉垣に誤爆。日向は倉垣を戻してコーナーに振ると串刺しニーアタック。レジーも串刺しラリアット。日向ジャーマン、カウント2。レジーセカンドコーナーからダイビングプレス、カウント2。パワーボムは倉垣つぶす、すかさずコーナーから春山がプレス。倉垣はコーナートップに腰掛けた春山の肩の上からダイビングヘッドバット(右写真)。日向を場外に落としてレジーにファンタスティックフリップ、今度は成功。10分経過。

倉垣ムーンサルト(左写真)、日向がカット。春山がレジーにローリングクレイドル、カウント2。春山ロープに振る、レジー返してラリアット、カウント2。

春山のダイビングプレスには足を出すレジー。ラリアットからカバー、倉垣カット。ボディスラムからコーナーに。レジーフライングボディプレス(右写真)、これも倉垣がカット。

しかし日向が倉垣を押さえる間にレジーはグローバルボム(左写真)、カウント3。

レジー(13分23秒 エビ固め)春山


ここで休憩。休憩明けのインフォメーションコーナーのゲストはさぶろうこと外山寿美代さん。


第4試合 JWP認定無差別級選手権試合・センセイ塾第3戦
輝優優(王者)vs コマンド・ボリショイ(挑戦者)

ゴングが鳴っても両者動こうとしない(右写真)。しばらくしてようやくコマンドがゆっくりと輝の周りを回り始める。輝はそれでも動かない。コマンド張り手、これに対し輝はエルボーの構えで威嚇するのみ。

輝いきなりタックル、上になって張り手、コマンドを場外に引きずり出す。場外ではコマンドが形勢逆転しフェンス攻撃(左写真)、輝もエルボー打ち込み客席に投げ込むが、コマンドはフェンス攻撃を切り返して逆にフェンスにぶつけ、フェンスにもたれる輝に突進しての掌底。コマンドは輝をリングに引き上げる。

コマンド助走付けて掌底、輝かわしてトラースキック。輝エルボー連打、コマンドキャッチして三角絞め(右写真)、輝ロープ。しかしコマンドは足のロックを解かずに輝の顔面をマットに何度も叩き付ける。ようやくリリース、しかしすぐにまた三角絞め。輝の足がロープに。5分経過。

コマンドDDT、スリーパーに取ってヒジでグリグリ。輝立ち上がってエルボー、コマンドも返して打ち合いに。輝は首投げからスリーパー、コマンドロープ。輝ロープに振る、コマンドカウンターの掌底狙うが輝はかわしてトラースキック、コマンドキャッチして裏アキレス腱固め、輝回転してコマンドの足取るとヒザ十字固め(左写真)、コマンドロープ。

輝ロープに振る、コマンド切り返してビクトル投げに行くがうまくかからず。コマンドロープに飛ぶ、輝カウンターのキチンシンク。ヒザ蹴り4連発からコーナーに上ってダイビングニードロップ、カウント2。輝肩に担ぐ、コマンド空中で切り返して三角絞めに(右写真)。輝なんとかロープに足を届かせる。10分経過。

コマンド顔面踏み付け、ロープに振る、輝切り返して延髄蹴り、流星キック狙ってコーナーに上る、コマンド突き落とす。輝エプロンに。コマンドキック、輝エプロンからエルボー打ち込んでトップロープスタナー、両者場外に。コマンドが輝を客席に投げ込みイス攻撃。コマンドヒナ段から輝に飛びつく、輝キャッチしてコマンドを肩に担ぎ上げると(左写真)セコンド陣に投げつける。

両者リングに戻る。輝ジャーマン、コマンドすぐに立ち上がって掌底、輝かわしてもう一発ジャーマン、コマンドカウント1で返す。輝ロープに飛んでイナヅマ、カウント2。輝流星キック、カウント2。ニードロップはコマンドかわしてエプロンに逃げる。輝トラースキック、コマンドキャッチしてロープ越しのアンクルホールド(右写真)。

レフェリーにブレークされるとコマンドはコーナーに上ってウルトラ・ウラカン・ラナ、2で返されると裏アキレス腱固めに(左写真)。ロープが遠い。これで決まるかと思ったが、輝は体重で引きずってロープに。

コマンド再度ウラカン・ラナに、輝キャッチしてパワーボム、餅つきの要領で持ち上げると肩に担いでそのままコーナーに上がる。コマンドはコーナーに立って掌底。輝もエルボー連打。コマンド回り込んで雪崩式フランケン(右写真)、カウント2で輝切り返す。しかしこれも2。

コマンドフルネルソン、輝下から蹴り上げてブレーク、ヨーロピアンクラッチに、カウント2。コマンド立ち上がると掌底3連発からタイガースープレックス、崩れたためもう一度タイガースープレックス(左写真)、カウント2。20分経過。

輝はエルボー2発からローリングエルボーでカバー、カウント2。引き起こすと垂直落下式ブレーンバスター(右写真)、カウント2。

もう一発垂直落下式狙う、コマンドは首固めに切り返す(左写真)。カウント2。コマンド顔面ヒザ蹴り。腕を取って逃げられない状態で掌底2発。

3発目、輝はもう一方の手でブロックすると腕を取ってワキ固めに。コマンド回転してブレーク、立ち上がると掌底2連発。ロープに飛んでもう一発(右写真)。

フラつく輝にドラゴンスープレックス(左写真)、3カウント。

コマンド(23分26秒 ドラゴンスープレックス)輝
※コマンド・ボリショイ新王者に。

コマンドマイク「世界一ちっちゃい無差別級王者がJWPを引っ張ります!」

コマンドは輝にも振るが輝は無言で控え室に。美咲が「調子に乗るなよ」と挑発するが、今日の試合じゃあねえ。説得力もないしムード壊すだけ。実際メインがこうじゃなかったらかなりキツい興行だったし。



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