DDT 1/15 平沼記念体育館大会



横浜駅西口からバスに乗って「三ツ沢グランド入り口」で降りるとすぐ目の前に平沼記念体育館(右写真)。バスの本数も多いし、結構便利な会場ではないか。

ちなみに「平沼」とは元横浜市長でスポーツの発展に多大な貢献をした偉い人らしい。生まれたあたりが現在平沼町、と地名にもその名を残しているとか。(体育館があるのは平沼町ではない)

中に入ると楕円形のアリーナ。2階席からもそんなに遠くない。

結構人入ってる。4時40分暗転、「Into The Light」かかる。木村リングアナが「黒影、種市大介は欠場。」と発表。種市はセコンドにも姿なし(試合には出なかった勇作&大作はセコンドには付いていた)。すぐに船越のテーマがかかり、第1試合開始。


第1試合 西野勇喜(フリー)&藤沢一生 vs ファントム船越&キャノンボールKAZU(フリー)

「TAKE THE DREAM」で入場の藤沢一生(左写真)。14日の横浜集会でも大人気。

DDT初登場(セコンドにはよく付いていたが)のキャノンボールKAZUはひょっとしたら昨年6月の空中氏追悼興行以来の試合だろうか?

先発は西野と船越。ロックアップから西野がロープに詰めてチョップ。再度ロックアップ、西野がホイップ2連発。西野もう一発アームホイップからアームロックに行く。船越これをアームホイップで切り返しブレーク。船越フライングメイヤーからグラウンドヘッドロック、西野はヘッドシザーズに。両者立つ。手四つでリスタート。西野が足を掛けて倒すと船越はブリッジ。立ち上がってロープに詰めるとレッグホイップで投げる。西野ロープに飛んでラリアット、船越もロープに飛んでドロップキック。チョップの打ち合いから船越がヒザ蹴り入れてコーナーに連れ帰り、KAZUにタッチ。

KAZUキック連打、ハイキックが西野の側頭部にヒット、すかさずバックを取って投げっ放しジャーマン(左写真)。ブレーンバスター打ってカバー、西野1で返す。KAZUミドルキック、西野は2発目をキャッチして船越に「見てろ!」と叫ぶとドラゴンスクリュー。西野は一生にタッチ。

西野が抱え上げて、一生がコーナーから飛んでハイジャックパイルドライバー(右写真)、ちょっとタイミング合わず。一生ブレーンバスターからサソリ固め、また足の入れ方間違う。それでも強引に持っていく、KAZUロープエスケープ。

一生は逆片エビからSTF(左写真)、KAZUロープ。一生ストンピング打ち込む。KAZUを立たせてチョップ。KAZUも打ち返す。KAZUミドルキック、一生胸を出して受けるが3発目でダウン。がんばれー。KAZUもう一度立たせてミドルキック、2発で一生が崩れたため、3発目が意図せず一生の顔面に。危ない。KAZUバック取る、一生ロープに逃れる。KAZUは船越にタッチ。5分経過。

一生チョップ、船越も打ち返す。一生コーナーに振って健介風フェースクラッシャー、すぐにストラングルホールド(右写真)、船越ロープ。

一生ロープに飛んでラリアット、船越キャッチするとワキ固め。西野がカットに入るがこちらもKAZUが捕らえてワキ固め(左写真)。一生ロープ。船越ストンピング打ってKAZUにタッチ。ロープに振ってダブルのドロップキック。KAZUが一生を立たせようとするが一生立てず。KAZUは太ももにローキック連打するとヒザ十字、一生ロープ。一生ドロップキック打ってやっとのことで西野にタッチ。KAZUドロップキック、西野はラリアット。KAZUは船越にタッチ。船越張り手、ヒザ蹴りから足を取ってドラゴンスクリュー。入って来た一生にもドラゴンスクリュー。

船越西野にパイルドライバー狙うが西野はリバーススープレックス、船越はブリッジで起き上がるとパワーボム、西野1で返す。船越ロープに振ってドロップキック、バックドロップからカバー、カウント2。船越ロープに飛ぶ、西野かわして逆にラリアット。一生を呼び込んで太鼓の乱れ打ち。一生が抱えて西野がコーナーから飛んでハイジャックバックドロップ(右写真)、これはきれいに決まる。

西野は船越をコーナーに振り一生に「お前はそこにいろ!」と中央に残るように指示、自分はコーナーに突っ込んで串刺しラリアット。すぐに船越をリング中央に振る。待っていた一生がパワースラム(左写真)、カウント2。見事な連係(というか西野が見事)。

一生ラリアット、西野もラリアット。一生トルネードボム(右写真)、カウント2。一生ラリアット。10分経過。

一生ロープに振って一本背負いに行くが船越は投げられながらも腕を取って十字に切り返す(左写真)、一生ロープ。船越ワキ固め、リリースしてバックドロップ。さらにノーザンライトスープレックス、カウント2。KAZUにタッチ。

KAZU投げっ放しジャーマン。キック打ち込む。一生立ち上がってチョップで返すがKAZUのチョップでまたダウン。KAZUが羽交い締めにして船越がコーナーからミサイルキック、一生かわしてKAZUに誤爆。一生は船越にラリアット、KAZUにはノーザンライトボム(右写真)、西野にタッチ。

西野ラリアット(左写真)、KAZU吹っ飛ぶ。

とどめはノーザンライトボム(右写真)、これで3カウント。

西野(12分26秒 体固め)KAZU

西野は一生に張り手入れてさっさと控室に帰る。うーん、確かに情けない場面もあったかもしれんが見捨てないでやってくれー。試合自体はよかったし。


ここでビデオ。昨年12月19日の横浜集会のもようから後楽園の名場面(CTNの新オープニング映像?)につながる。

ビデオが終わると篠社長のオールナイトニッポンのコーナー(左写真)。「えー年賀状が来てます。明けましておめでとうございます。いつもNeoDDT楽しんで見てます。FMW・元川恵美。」「旧年中は大変ご迷惑をお掛けしました。元はといえばオレがネオで試合をやったのが始まりだったんですよね。かくなる上はチャパリータvsマンホール人をアルシオンあたりで実現したいと思います。埼玉プロレス・マンホール人。」
NeoDDT勢を呼び込む。


NeoDDT勢リングに勢揃い。みさえちゃんもいる。木村浩一郎があいさつ。「旧年中は、後楽園ホール大会も大成功のうちに終わりまして、これもひとえにファンの皆さんのおかげだと思ってます。さて、私事ですが、フリー宣言をさせていただきます。NeoDDTは卒業ってことで、本日限りお別れでございます。」篠に深々と頭を下げてリングを去る。
続いてみさえちゃんがマイクを取る。「社長!なんで1月6日、守ってくれなかったんですか!自分は、守ってくれる人を見つけました。」マイクを置いてリングから走り去る。2人の離脱で呆然とする篠社長。そこに「Fire」。

高木コーナーに上る(左写真)。篠が三四郎コール。高木「まだだ」と制止して「三四郎様が横浜に帰って来たぞ!港のヨーコヨコハマヨコスカ!」と叫ぶといつものようにDDTコール、三四郎コールをやらす。篠は正座、菊澤は寝っ転がってそれを聞く。
高木「そして場内の盛り上がりが頂点に達した時、オレはこう聞く・・・・今何時?」そして起こる「5時10分」コール。
高木「おい篠、また後楽園押さえたらしいな。2月27日、DDT北沢大会の前日に。ネオ解散したのに何やるんだ?」
篠「それでは言いますけど、EWFを後楽園で。はっきり言っていやがらせなんだな。キミはもちろん出さないんだな。」
高木「オレも出してくれよ。」
篠「ダメ」
高木「2月一回しか興行ないからさー。」
篠「そのシャツくれる?よーく考えてね。」
高木「よーし、どっかで聞いたセリフだが、オレは乱入でも何でもして出てやる!」
さらにちょっとやり取りあって(面白くないので割愛)「正月は寒いのでオレの曲かけろ!ミュージックスタート!」高木退場。
菊澤「2000年問題で頭が誤作動起こしてんな。」


第2試合 エキサイティング吉田 vs ポイズン澤田(フリー)

ポイズンのセコンドには佐野。吉田のセコンド、スーザンは黒のチャイナドレス(右写真)。

もう一枚。

両者試合前から頭を突き合わす(右写真)。レフェリーのグレース浅野が分けて試合開始。吉田握手を求める。ポイズン素直に応じるがもちろん罠。吉田はパンチ打ち込んで首投げから首4の字。ポイズン切り返してレッグロックに。首も固める。吉田も切り返しフロントネックロック。レフェリーがチョークと判断して2人を分ける。吉田ロープに振ってエルボー、ポイズンかわしてニールキック、吉田場外転落。

ポイズンはサポーターをしていた吉田の左腕を場外で攻撃。鉄柱にもぶつける。うめく吉田。ポイズンはリングに戻しても吉田の左腕をひねり上げ、ストンピング。さらにワキ固め。吉田ロープ。心配そうに見守るスーザン(左写真)。

ポイズンは吉田を立たせて左腕にエルボー落とす(右写真)。

さらにロープを使って絞り上げる(左写真)。対角線のコーナーに振って串刺しラリアット。十字に行くが吉田は足にかみついて脱出。ポイズンは吉田のサポーターを外してアームロック、吉田ロープ。ポイズン腕にストンピング打ち込んでキーロック、吉田ロープ。ポイズンは吉田の腕をロープに引っかけてストンピング、ドロップキック。5分経過。

吉田は急所打ちで形勢逆転を図るがまた腕を取られて苦悶。ポイズンはハンマーロックからスリーパーに(右写真)。吉田咳き込む。さっきのお返しのチョークか?ポイズン腕折り、ステップオーバーアームストレッチ、吉田ロープ。

ますます心配そうなスーザン(しつこい?)。

ポイズンはバックドロップ、ダブルアームDDT(右写真)、ノーザンライトスープレックスと大技攻勢。ポイズンハンマーロック、吉田切り返すがポイズンは金的。ラフでもポイズンが圧倒か。

ポイズンコーナーに上ってダイブ、吉田かわしてヘッドバット連打(左写真)。ボディスラムからアニマルエルボー、痛い左腕で打ち込んで苦悶。しかし気合いでもう一発。でもやっぱり痛い。

吉田スイングネックブリーカー、ギロチンドロップ、カウント2。フィッシャーマンズスープレックスもカウント2。しかし予告してのブレーンバスターはワキ固めに切り返される(右写真)、吉田ロープ。ポイズンブレーンバスター、カウント2。10分経過。

ポイズン十字、吉田またかみついて脱出。ポイズン吉田を立たせて腕をひねる。吉田ヘッドバット連打、ポイズンは倒れながらもアームロックに。吉田ロープ。スーザンは「ヨシーダ!カモーン!」(しつこいね)

こんな感じ(右写真)でずーっと吉田を激励してました>スーザン

吉田はポイズンのエルボードロップをかわすと倒れ込みヘッドバット、「終わり!」と叫んでスクリュードライバー(左写真)。

しかし勝負を賭けたダイビングギロチンはかわされ、キャトルミューティレーションに(右写真)、吉田ギブアップ。

ポイズン(13分12秒 キャトルミューティレーション)吉田

吉田マイク「おめでとう。澤田、完敗だよ。正月飲み過ぎた。完敗だ。カンパイだ。乾杯だー!」ということでMALT'Sとまむしドリンクで乾杯(左写真


第3試合 木村浩一郎(フリー)vs タノムサク鳥羽(二瓶組)

鳥羽のセコンドには二瓶組長。
一方の木村浩一郎は新テーマ曲で入場。手にはボクシンググローブ。NeoDDTを離脱したためセコンドには佐々木貴。
木村「鳥羽!グローブつけてやるよ。ハンディ。」鳥羽、久々にワイクーを披露(右写真)。それだけこの試合に気合いが入ってるということか。
第1ラウンドスタート。ルールは3分1ラウンド、5ラウンドで木村の要望によりフリーエスケープ、3ノックダウン制。鳥羽ハイキック、木村かわす。鳥羽ミドルからハイ、木村は腕でガード。木村ジャブ、鳥羽かわしてボディにパンチ。

ハイキックはガードされるがその後のパンチが木村の顔面にヒット。ハイキックで木村ダウン、さらにパンチを打ち込む鳥羽(右写真)。カウント4で木村立ち上がる。鳥羽ミドルからヒザ蹴り、木村は腰投げから十字、鳥羽ロープ。鳥羽パンチ連打、木村かわす。

鳥羽コーナーに詰めてパンチ連打(左写真)、キックで木村ダウン。あと1ダウンでKO負け、だが残り時間は30秒。カウント6で木村立つとパンチの打ち合いで1ラウンド終了。

2ラウンド、木村タックル、鳥羽すぐロープ。木村ローキック(右写真)。鳥羽はパンチ、ヒザ蹴り。木村タックルからアンクルホールド、鳥羽逃げる。木村がコーナーに詰めてパンチ、鳥羽ダウン。カウント9まで進む。

鳥羽立ち上がるとすぐにパンチ、木村はローキック。腰投げから十字に入ったところ(左写真)で2ラウンドは終了。

3ラウンド、木村は鳥羽のキックをガードしてタックルで倒す。鳥羽ガードポジションの形になるが体格差を生かして木村は上からパンチ打ち込む(右写真)。

木村はマウントポジションからさらにパンチ。鳥羽亀になる。木村さらにパンチ、腕をこじ入れてスリーパー(左写真)。

鳥羽脱出してガードポジションの木村にパンチ、しかし三角絞めに取られる(右写真)。鳥羽脱出。

両者立ち上がる。パンチの打ち合いから鳥羽ハイキック、木村キャッチして裏アキレス腱固め(左写真)、鳥羽ロープ。木村タックルに行くがニアロープ。鳥羽は下からパンチ。立ち上がってバックブロー、木村ダウン。カウント9で一旦ファイティングポーズを取るがその後ヒザを付く木村。試合は続行。

木村タックルからマウントパンチ(右写真)、引っ張り上げてスリーパー、鳥羽落ちた様子。

木村(3ラウンド2分58秒 レフェリーストップ)鳥羽

微妙な判定に一部の客が怒って木村と口論になりかける。がしかし木村の迫力におさまる。
木村マイク「文句あるお客さんもいるかもしれませんが、オレは楽しかったです。鳥羽が体重増やしてジュニアぐらいになってきたら危ないでしょう。ナメてたとこもあったけど、9で立てなかったダウンがあったのもお客さんの見ての通り。」

まああれで木村ノックアウトと判定しても鳥羽も納得しないだろうし、そういう厳格な判定を求められる試合でもなかったような。セコンドの二瓶組長が抗議したなら別だがそんなことはなかったし。



ここで休憩。休憩明けのビデオはジャッジ金子(衣装はトニー金子)いわく「2000年の新企画」。ニセ大仁田こと森谷さんがガングロ女子高生(右写真)に説教をすると彼氏が出て来て囲まれる、というどっきり。が、「大成功」で終わられてもなあ、という感じ。試合に結びつかないのはどうだろう?


第4試合 仮面シュータースーパーライダー、三上恭平、高井憲悟 vs 菊澤光信(NeoDDT)、加藤茂郎(NMC)、Neoウィンガー(NeoDDT)

みさえちゃん、一応出てくるが距離を取ってセコンドに。先発は三上と菊澤(右写真)。菊澤は三上の左腕を取る。三上切り返す。菊澤前転してまた切り返す。三上も前転からホイップ。ロックアップ、菊澤バックを取る。三上切り返す。菊澤ネックロック、三上切り返す。菊澤さらに切り返そうとするが三上は素早い動きでそれを許さない。菊澤再度腕を取る。三上はロープを利用してホイップ、ルチャ風のこかし合いから両軍タッチ。

ウィンガーとライダーがリングイン、ロックアップからウィンガーヘッドロック、ライダーロープに振る。ウィンガー戻って来てタックル。ウィンガーロープに飛ぶ、ライダーはリープフロッグでかわしてソバット(左写真)。手四つからウィンガーが押し込むとライダーはブリッジで返す。ウィンガーもう一度押し倒してボディに正拳突き。首投げからエルボースタッブ入れてスリーパー、ライダーハンマーロックに切り返す。ウィンガーロープ。手四つからライダーは体を沈めてコークスクリューシザーズ。ヘッドロック、今度はウィンガー振る。2発目のタックルにウィンガーはキチンシンクを合わせる。ライダーソバット、タイガードライバー打って高井にタッチ。

高井はウィンガーにストンピング打って行くがウィンガーはチョップ、キックで形勢逆転、ボディスラム打って加藤にタッチ。加藤は首投げから顔面踏み付け、サミング。5分経過。加藤顔面にニースタンプ落とす。キック、ボディスラム、またキック、ロープに振ってラリアット、高井これはかわしてヘッドバット(右写真)。ボディスラムから倒れ込み式ヘッドバット。しかしヘッドバット連発に行くと加藤は目突き。

加藤予告付き長滞空時間垂直落下式ブレーンバスター(左写真)、カバーは三上がカット。菊澤と三上がリングイン、ロープワークから三上がヘッドロック。ウィンガーがエプロンから三上を捕らえて菊澤がチョップ打ち込む。ロープに振ってラリアットに行くが三上もラリアットで応戦、相討ちに。

2発目三上がかわしてコルバタ(右写真)、菊澤はドロップキックで返す。菊澤コーナーに振る。三上ジャンプしてコルバタ狙うが菊澤はボディをキャッチ、オクラホマスタンピードの体勢、しかし三上は背後に着地、振り返ったところにフランケンシュタイナー。

さらに人工衛星式コルバタで菊澤を場外に落とすとプランチャ(左写真)。リングにはライダーとウィンガー。キックの打ち合いからウィンガーはエルボースマッシュで倒してエルボードロップ、ニースタンプからカバー、カウント1でライダー返す。ウィンガーはライダーのミドルキックをキャッチして倒れ込むようなドラゴンスクリュー。ロープを使ってレッグブリーカー。10分経過。

ウィンガーはライダーをコーナーに詰めて低空ドロップキック。対角線コーナーに振ろうとするがライダー切り返し側転ボディアタック(右写真)。ウィンガー場外転落。ライダープランチャに行こうとするがウィンガーが逃げてフェイントのみに終わる。加藤がリングイン、ライダーはエクスプロイダー風に投げて高井にタッチ。

高井パンチ入れて「ブレーンバスター!」しかし加藤は投げさせず、逆に首固め、カウント2。加藤は顔面にキック、張り手から足で押さえつける、カウントは2。加藤ドリルアホールパイルドライバー(左写真)、ライダーがカット。

加藤は高井を三方のターンバックルにぶつけてエプロンで踏みつける。菊澤がエプロンでギロチン、リング下から助走付けて顔面にドロップキック。菊澤リングイン、ロープに振ってフライングネックブリーカードロップ(右写真)。菊澤ロープに振ってショルダースルー狙い、高井は回転エビに切り返す、カウント2。高井パンチ、菊澤急所打ち、ウィンガーにタッチ。ボディスラムから金的ヘッドバット、ロープに振ってニールキック、カウント2。加藤にタッチ。

加藤も高井の急所にヒザ落とす。ロープに振ってラリアット、2発目高井はかわしてヘッドバット、ノーザンライトスープレックスで投げてライダーにタッチ。ライダーミドル2発(左写真)からソバット。加藤は菊澤にタッチ。15分経過。

ライダー菊澤にもロー、ミドル、ソバットと連打。ロープに振ってフライングクロスアタック。エルボードロップ落としてコーナーに上り「ミレニアムライダーキィック!」(右写真)、三上にタッチ。

三上飛びついてミステリオ・ラナ、菊澤はロープに振ってババ・カッター。ジャーマンに行くが三上はバック宙で着地。菊澤がスタナー狙うが三上はブロックしてローリング張り手、カウント2。三上もう一発ローリング張り手、菊澤かわして肩に担ぐとTKO(左写真)、カバーはライダーがカット。

ウィンガー、ライダー、加藤、高井の4人が場外へ。菊澤はボディスラムからムーンサルトプレス(右写真)、カウント2。

菊澤がボディスラム(?)に行くところを切り返して三上みちのくドライバー(左写真。こんな風にカメラマンにヌボーっと立たれちゃあ、こっちは写真撮るどころか試合も見れませんて。)、これで3カウント。

三上(17分15秒 エビ固め)菊澤

団体専属カメラマンだかなんだか知らんが、もうちょい機敏に動け。観戦のジャマになったら今度は後ろから蹴るぞ。

菊澤マイク。「オイ、オイ・・・お前ら黙って聞かんかい!だまって聞かんかい!オレは、オレは、DDTを飛び出して、新団体を旗揚げする!
客「ええーっ!」
菊澤「もちろん嘘じゃー!というわけで今年もよろしく!今年もよろしく!今年もよろしく!
加藤に「内容がない」と突っ込まれると「オレのぶっつけ本番、魅惑のマシンガントークはいつも行き当たりばったりなんじゃー!オレの人生こんなもんじゃー!


第5試合 高木三四郎&佐々木貴 vs 折原昌夫(メビウス)&折原昌彦(NeoDDT)

折原、黒バラをくわえて入場。

先発は佐々木と昌彦。佐々木ドロップキックで先制。折原はその間に高木を場外に連れ出して客席に放り込む。さらに鉄柱攻撃。佐々木はソバット、串刺しニー(右写真)。昌彦はラリアットで返してダブルアームで持ち上げてのフェースクラッシャー。急所打ち、ドリルアホールパイルドライバーと攻めるが佐々木はすぐ立ち上がって張り手、パンチ。延髄蹴りをヒットさせて高木にタッチ。

高木キック、チョップ。昌彦もチョップ打ち返す。高木はストーンコールドばりのポーズから打ち返す(左写真)。高木は昌彦をコーナーに戻し、折原を呼び込む。折原応じる。

ヘッドロックからロープに振りタックル合戦(右写真)。ラリアットはすべて両方ともかわす。高木ロープに飛ぶ。折原ドロップキックに行くが高木は返って来ず折原自爆。

高木ブレーンバスター(左写真)、カウント2。佐々木にタッチ。

佐々木は折原をコーナーに詰めてチョップ。首投げからサッカーボールキック、そしてスリーパーに(右写真)。折原は金的で脱出すると張り手、ターンバックル攻撃、顔面キック打ち込んで昌彦呼び込む。

昌彦カニばさみ、折原ギロチン、昌彦がキャメルクラッチ、折原ドロップキック(左写真)、折原キャメルクラッチ、昌彦顔面キック。高木が入るが折原兄弟はこれを捕まえて太鼓の乱れ打ち。

羽交い締めにしてのパンチを交互に入れるとロープに振ってのダブルエルボーで高木を場外に落とす。5分経過。

折原兄弟、佐々木はダブルのブレーンバスターで場外に落とす(左写真)。一回転して腰をエプロンで強打する佐々木。さらにダブルのラ・ケブラーダを狙うがこれは高木&佐々木がそれぞれ足を引っ張って未遂に終わらせる。

兄弟同士討ちさせた後高木が折原を捕らえると佐々木がエプロンから飛んで合体パイルドライバー(右写真)。高木が捕らえて佐々木がジャンピングニー。佐々木は折原をリングに戻してラリアット、カウント2。高木入ってダブルのDDT、佐々木がカバー、カウント2。折原は金的で形勢逆転し昌彦にタッチ。

昌彦スリーパー、リリースしてニースタンプ、金的。ツームストーン風に持ち上げて前に落とす。そこに折原がダイビングフットスタンプ。ダブルのクローズラインから折原カバー、カウント2。ダブルのブレーンバスター(左写真)から折原カバー、これはなぜか認められず。昌彦がパイルドライバー、折原カバー、カウント2。

折原パイルドライバー(右写真)、高木がカット。折原は昌彦にタッチ。昌彦キック、DDT。ツームストンから折原急所ギロチン狙うが佐々木は昌彦を蹴って脱出、折原も落とす。高木にタッチ。10分経過。

高木はエルボー打ち込むと「西のお客さーん、いいですかぁ!」と叫んで昌彦を西側のロープに振ってラリアット(左写真)。

これを南、東、北(右写真)と四方でやってカバー、計4発くらった昌彦だがカウント2でキックアウト。折原入る。高木ラリアット(これは一発のみ)。佐々木にタッチ。佐々木は折原にヒザ蹴り、ハイキックを浴びせ場外に落とす。返す刀で昌彦に倒れ込むようなラリアット、そのままカバー、カウント2。

佐々木持ち上げて佐々木ドライバー(仮称。左写真)、カウント2。

チキンウィングアームロックに行くがサンダーが竹刀でカット(右写真)。昌彦金的。コーナーに振って串刺しエルボー。

注:藤沢一生に目線が入ってるように見えるのはただのロープの影です。意図したものではありません。

昌彦は佐々木をコーナーに乗せるとスパイダージャーマン(左写真)。

高木が入ってコーナーに残っていた昌彦にスパイダージャーマン(右写真)。

最後は本家・折原が高木にスパイダージャーマン。本家はすぐにムーンサルトに、カウント2で佐々木がカット。高木は佐々木にタッチ。

折原キック、ロープに振る。ラリアットかわして佐々木パンチ、折原金的から浴びせ蹴り、佐々木場外転落。折原すかさずケブラーダ(右写真)。そのまま場外乱闘に。リングには高木と昌彦が。折原スーザンに手を出す。スーザンハイヒールで応戦。

高木ストーンコールドスタナー狙う、昌彦ブロックしてロープに走るとラリアット、カウント2。しかし高木は立ち上がるとボディにキック入れてストーンコールドスタナー(左写真)、ラリアットをはさんで三四郎スタナー、これで3カウント。

高木(14分44秒 片エビ固め)昌彦

高木マイク「後楽園でシングルで勝って、今日も勝たせてもらって、もう折原は必要ない!あんな奴はもうDDTに呼びません!」
すると佐々木が「折原のあんちゃんの方!次はオレがやってやる!今日はちょっと攻め込まれてしまったけれど、次は1vs1で勝負だ!」
高木「佐々木よく言った。頼もしいぞ。オレはスーパーライダー、木村浩一郎たちと1月30日、やります!オレの曲かけろ!ミュージック、スタート!」

しかしかかったのは木村浩一郎のテーマ。そして木村とみさえちゃんが手をつないで出てくる(右写真)。
木村「高木、折原越えおめでとう。」高木無言。
木村「ありがとう、は?」高木「ありがとう。」
木村「唐突なんだけどさ、みさえちゃんがオレのこと好きなんだって。でオレ思ったんだけど、佐々木、見てみろ。お前よりデカいぞ。オレがみさえちゃんと組んでDDT面白くすっから。1月30日、オレとみさえちゃんと、高木、誰でもいいや。佐々木は折原とやりてーんだろ?オレが責任持ってやらせる。30日のセミ。決まり。」
高木「ここまで、伝統あるDDTのメインは俺なりにお客さんの意見を聞き、意識調査をして決めて来た。お客さんが拍手で賛成してくれたら、そのカード受け入れよう。お客さん、どうですか?」
客がパラパラ拍手しだすと、
「んなこたぁどうだっていいんだよ!」
「客が賛成しようがしまいがどうだっていいんだよ。オレの相手が男だって・・・いいんだよ!」みさえちゃん「女だってば。」
高木「木村、今年中に越えさせてもらうぞ!」
木村「呼び捨て?」
高木「ひとこと言わせてくれ。世間一般でそういう関係なんていうか知ってるか?不倫って言うんだよ。オレの曲かけろ!ミュージック、スタート!」

今度は「Happy Birthday」流れる。三上、スーザン、高井がケーキを3個持ってくる。三上が「高木さん、30歳の誕生日おめでとうございます。」高木引っくり返る。
木村「30歳?お前、俺が30歳の時さんざ言ったよな?同級生かぁ?」
三上「ケーキが3個あるのは12日金子さん、13日高木さん、そして明日16日佐々木の誕生日です。」と説明。
高木「週プロ名鑑上では25歳なんだが」と言いつつローソクを吹き消す(左写真)。「30歳」コール起きる。
佐々木「ビックリしてます。あのー、自分のことを知らない人のために自己紹介しますが、僕は、まだ25歳です。高木また引っくり返る。

3度目にしてようやく「Fire」かかる。高木は四方のコーナーでポーズを取るとそのまま2階席に駆け上がり、そこ経由でロビーに出て集会開始。1階の客は追いつけないって。



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