y2D 2/25 板橋産文ホール大会



あいさつは今日が復帰第1戦となる江川英知(右写真)。「お帰り!」の声も飛ぶ。


第1試合 藤沢一生 vs 宇和野貴志(IWAジャパン)

ロックアップから藤沢ヘッドロック。宇和野ロープに振ろうとするが藤沢頭を放さない。3度目にしてようやくロープに振る宇和野だが、藤沢がショルダータックルで弾き飛ばす。

藤沢逆水平でコーナーに詰め、対角線のコーナーに振ると健介流のフェースクラッシャー、さらにストラングルホールドγ(右写真)。宇和野ロープ。藤沢首投げから「もういっちょ行くぞ!」と叫ぶと今度はストラングルホールドβ(かな?)。宇和野ロープ。藤沢ロープに飛んでラリアット、宇和野かわしてバックを取ると投げっ放しジャーマン、片エビはカウント2。

宇和野首4の字、藤沢ロープ。藤沢立ち上がって逆水平、宇和野はエルボーで反撃(左写真)。藤沢なんか相手の動きを見るような感じで間があく。宇和野はエルボーで藤沢を倒し、ボディスラムから「死ね!」と叫んでのギロチンドロップだが、この声は不要だなあ。カウント2。宇和野逆エビ狙う、藤沢がブロックし、宇和野はアキレス腱固めに切り替える。藤沢ロープ。5分経過。

藤沢の足殺しが続く。トーホールドに捕らえるとまだ膝の具合がよくないのか藤沢はロープエスケープ。宇和野が足目掛けてストンピング打つが、これもあんまり迫力が。藤沢立ち上がって宇和野のボディに長州ばりのフロントキックを打ち込むといきなりのノーザンライトボム(右写真)。

しかし2発目は宇和野がスモールパッケージに切り返す。宇和野バック取る。ジャーマンは藤沢が懸命にブロックするが、スキをついてフルネルソンに取った宇和野は一気にドラゴンスープレックス(左写真)、3カウント。

宇和野(6分28秒 ドラゴンスープレックスホールド)藤沢

両者ともに今ひとつ。


第2試合 アイアン・シェフ vs 佐野直(国際PP)

佐野がさらにCIMA化進んだというかなんというか。佐野の体重は195.704パウンド。

これがアイアン・シェフ(左写真)。手には大根。マスクの右側には「仏」の文字。フレンチの鉄人らしい。こちらは98000gと大さじ3杯。
「本日の食材は・・・ダイ、コン!」
(by木村リングアナ)

シェフは佐野を捕らえるといきなりの千切りチョップを連打(右写真)。さらにキック、ボディスラム、サミング、金的ヘッドバットと一方的に料理。

しかし佐野はシェフのラリアットをかわすとアッパー掌底(左写真)。ロープに振ってXファクター、カウント2。

佐野、シェフをコーナーに振って串刺しラリアット。さらにレフェリーのグレースをホイップしようとするがグレースに切り返され(右写真)、自らがスプラッシュする形に(それでいいんだが)。

佐野はロープに振って佐野ドライバー、再度グレースホイップを狙うが、これはシェフに受け止められる(左写真)。が、グレースはこれを切り返してスイングDDT!

佐野はトップロープに上って佐野スプラッシュ(右写真)、カウント2。

佐野コーナーに振って突進、シェフはこれをキャッチして肩に担ぎ上げるとバックフリップ(左写真)。

シェフは大根をリング内に置くとその上に佐野をサンダーファイヤーパワーボム(右写真)、アジシオを振りかけてからフォール。木村リングアナは最初「体固め」とコールするがシェフは自ら「お品書き」を書いて訂正を要求。

シェフ(4分31秒 佐野のエビ固め大根風しょっぱいソースあえ)佐野

これがシェフの書き残した「お品書き」(2000円でGET)。これを見たグレース、「佐野だけに『しょっぱい』ってのが合ってるね」とひとこと。


第3試合 ブラックジャック・ファンク vs 加藤茂郎(NMC)

加藤がマイクをつかみ「おいブラックジャック・・」と言いかけたところをファンクは急襲。加藤にマイクを許さないとは精神的に効果のある攻撃だ。ファンクはパンチ、ストンピング。ロープに振ってエルボー狙うがこれは加藤がかわして目突き。するとファンクはいきなり「やめてくれ」ポーズで後ずさり。加藤容赦なくストンピング。首投げから回転式ネックブリーカー、金的ニースタンプ入れてステップオーバーレッグストレッチ。

加藤サミング、ロープで目こすり、ロープに詰めて逆水平と攻め立てる。ファンクは3発目の逆水平で場外に落ちたかと思うと下から加藤の足を引っ張って引きずり出し、エプロンに寝せてのエルボースタッブを見せる(左写真)。ファンクが加藤をリングに戻す。加藤ロープに走って、上がってきたファンクにエルボースマッシュ。リング内に引き込んでネックロック。

加藤はボディスラムからセカンドコーナーに上がってエルボードロップに行くが、ファンクは下からブレーンクローでキャッチ(右写真)、そのままカバーに行くがカウントは2。ファンクヘッドロックに取って顔面にパンチ。ボディスラムに行くが加藤の足がレフェリーのジェントル高久に当たる。高久失神(?)。5分経過。

ファンクがブルドッギングヘッドロックからカバーに行くがカウントは入らない。ファンク本部席に抗議。これを加藤はスクールボーイに丸め込むがまだ高久復活せず。加藤は自分で3カウント入れる(左写真)。ロープに振る、ファンク回転エビ固め、グレースがリングインしてカウント、2。高久もなんとか復活。

ファンクジャックナイフホールド、グレースのカウントは2。ファンクはコブラツイスト(右写真)から後ろに引き倒してグラウンドコブラ、グレースと高久が同時にカウントを入れる。高久は2、しかしグレースは3つ入れる。プロレス界初(?)のスプリット・ディシジョン?本部席はグレースの判断を取って試合を終了。

ファンク(6分34秒 グラウンドコブラ)加藤

2人で高久をいじめ「ワンモア!」とか主張していたが、結局2人とも「次はまともなレフェリーでな!」とか叫んで控え室へ。


第4試合 西野勇喜(フリー)vs 石井智宏(フリー)

DDT初登場の石井(左写真)。さすがにデカい。ロックアップから石井フライングメイヤー。西野立ち上がるが石井は再度メイヤー。西野ヘッドシザーズで切り返し、両者ブレーク。ロックアップ、西野ロープに詰めてチョップ。石井は胴タックルからグラウンドに。グラウンドの切り返し合いからまた石井ヘッドロック。西野ロープに振る。石井タックル。

石井首投げからスリーパー、西野切り返してハンマーロック。石井さらに切り返してボディスラムからサッカーボールキック。石井キック、西野立ち上がってチョップで反撃(右写真)。石井キック、西野はこれをキャッチして膝にエルボースタッブ連発。倒してトーホールド。石井ロープ。西野コーナーに振って串刺しラリアット、ブルドッギングヘッドロック。

西野は足を取って監獄固め(左写真)。ネックロックも加えて絞り上げる。石井は下からの張り手でなんとかブレーク。そのまま場外にエスケープ。

石井間を取ってリング復帰。西野はローキック連打からサソリ固め(右写真)。石井は腕立て伏せからロープエスケープ。西野ストンピング。ロープに振ってラリアット、石井はかわしてハイキック。5分経過。

石井今度はジャンピングしてのハイキック(左写真)。フェースロックに捕らえる。

石井はキャメルクラッチに移行し、スリーパーに(右写真)。石井リリースして西野にミドルキック連打。西野は胸を出して受ける。石井エルボー、逆水平、ボディスラムからセカンドロープに上りエルボードロップ、カウント2。

石井ブレーンバスター狙う。が、西野こらえて逆に投げる。カウント2。西野ボディスラムからローリングセントーン、これも2。西野バックドロップ(左写真)、カウント2。

西野ジャーマン(右写真)、石井はこれも2で返す。西野ロープに振ってパワースラム、これも2。西野ヘッドバット連打。ロープに飛んでもう一発、石井倒れこむ、片エビに取るがカウントは2。

西野ラリアット連打(左写真)、石井3発目をキャッチしてデスバレーボム。

さらにジャーマン(右写真)、西野2で返す。

石井2発目のデスバレーボム(左写真)。

最後は垂直落下式ブレーンバスター(右写真)からダイビングヘッドバットで粘る西野から3カウント。

石井(9分45秒 体固め)西野

最後頭、頭、頭、だからなあ。それじゃ双子と一緒というか。


第5試合 スーパー宇宙パワー(フリー)vs 江川英知(メビウス)

両者ロックアップ、江川ロープに詰めてパンチ、ブレーク。再度ロックアップ、宇宙ヘッドロック。江川ロープに振る、宇宙タックル。宇宙ロープに飛ぶ。江川リープフロッグでかわしてすくい投げ。

江川エルボードロップ、首投げで座らせてサッカーボールキック。さらにストンピングで宇宙を場外に蹴り出す(右写真)。

宇宙はリングサイドを一周回ってリングに戻る。江川はそこに低空ドロップキック。足を取って逆片エビに(左写真)。宇宙ロープ。

江川は宇宙の膝にストンピング、しかし宇宙は下から足を取ってアンクルホールド(右写真)、江川ロープ。

宇宙キック連打(左写真)。江川もチョップ打ち返すが宇宙はニーリフト2発でダウンさせる。ロープに振ってエルボースマッシュ。江川立ち上がってチョップ。さらにドロップキック行くが宇宙かわしてストンピング。

宇宙ブレーンバスター、江川空中で身を翻して後方に着地するとバック取ってジャーマン(右写真)、カウント2。

2発目狙う、宇宙がバック取り返す。江川は回転してヒザ十字に(左写真)。しかし宇宙はクロスヒールホールドに切り返す、江川ロープ。

宇宙サッカーボールキック、江川立ち上がって掌底連打(右写真)。宇宙はこれを捕まえてボディスラム、さらにサッカーボールキック。江川立ち上がれずカウントが入る。なんとか7で立ち上がる。宇宙コーナーに振って串刺しラリアット。5分経過。

宇宙またコーナーに振る。江川切り返して逆に串刺しニーアタック。江川キック打ち込んでタイガースープレックスの体勢に入るが宇宙はチキンウィングフェースロックに切り返す(左写真)。江川はコーナーに押し込んで脱出する。

江川コーナーに振ってエルボーアタック、ダブルアームスープレックスからストンピングをはさんでブレーンバスター狙うがこれは宇宙が逆にブレーンバスターで投げる(右写真)。

宇宙は腰投げから十字(左写真)、江川ロープ。

宇宙スタンディングのアンクルホールド(右写真)、江川必死にロープ。宇宙ラリアット、江川かわして投げっ放しジャーマン。宇宙が立ち上がりかけたところにドロップキック。

江川ブレーンバスターで投げて(左写真)カバー、しかし宇宙はカウント1でハネ返す。

江川ラリアット、しかし当たりが弱い。宇宙は2発目をキャッチするとチキンウィングフェースロックからチョークスリーパーを決め(右写真)、江川タップ。

宇宙(8分37秒 チョークスリーパー)江川

宇宙マイク。「マダ負ケルワケニハイキマセン。マ、1年ブリニシテハガンバッタ方ダネ。折原クンニモ『ヨカッタ』ッテ言ットクヨ。マタ少シDDTノ若手トヤラセルヨウ高木クント木村クンニモ言ットクカラ。次ニ期待。はい、江川クンニ拍手シテクダサイ。」


第6試合 佐々木貴&高井憲悟 vs 仮面シューター・スーパーライダー&タノムサク鳥羽(二瓶組)

先発は鳥羽と佐々木。佐々木いきなりのドロップキックで鳥羽を吹っ飛ばすとコーナーに詰めてキック連打(左写真)。鳥羽体勢を整えようとするが佐々木のローキック連打を浴びる。佐々木は高井にタッチ。

高井は鳥羽の足にヘッドバット、ステップオーバートーホールド。高井は鳥羽の足にエルボードロップ(右写真)落としてレッグロック、鳥羽ロープ。高井は佐々木にタッチ。

佐々木ローキック連打。鳥羽はパンチ、ニーからウラカンラナ(左写真)で佐々木を舞わすとマウントパンチ、ようやくライダーにタッチ。

ライダーと佐々木がグラウンドで素早い切り返し合いを見せる(右写真)。双方ともいいポジションを取らせない。が、一瞬のスキを突いてライダーが十字、佐々木ロープ。佐々木バックを取る。グラウンドヘッドロックに。ライダーヘッドシザーズで返して十字に。佐々木起き上がってがぶる。ライダーが敵コーナーに押し込む。佐々木は高井にタッチ。

高井突進、ライダーいなす。高井さらに突っ込む、ライダーは出足を払って倒すと背中から馬乗りになって後頭部に掌打(左写真)、すぐに十字、高井ロープ。

ライダーはスタンディングのアームロック(右写真)、さらに肩口にエルボー。なんか今日のライダーは一味違う。ライダーは高井の片腕のみを固定してスープレックスで投げる。5分経過。

高井の再度の突進をかわしてライダーは串刺しドロップキック、タイガードライバーからニーオンザベリーの体勢でフォール、2カウント。鳥羽にタッチ。鳥羽パンチで攻めるが(左写真)、高井もパンチ、キック、チョップで反撃。鳥羽またライダーにタッチ。

ライダーは腰投げから足にキック連打。立ち上がった高井の膝の内側にキック、高井吹っ飛ぶ。ライダートーホールドからニースタンプ入れてヒザ十字(右写真)、高井ロープ。ライダーは高井の膝をマットに叩きつけて鳥羽にタッチ。

鳥羽、ロー、パンチ。コーナーに詰めてパンチ連打(左写真)、高井ダウン、カウント6。高井エルボーで反撃、打ち合いになるが突進してきたとこに鳥羽のパンチがカウンターでヒット、またダウン。今度はカウント8まで進む。高井は鳥羽のキックをキャッチ、膝にヘッドバット入れて佐々木にタッチ。佐々木ブレーンバスター、鳥羽はライダーにタッチ。

佐々木はライダーをロープに振ってドロップキック、コーナーに振って串刺しニーアタック。ブレーンバスターからカバー、カウント2。ツームストンドライバーから高井にタッチ、高井はダイビングヘッドバット(右写真)、カウント2。高井ライガーボム(ちょっと不安定?)、カウント2。ラリアット打ち込んで佐々木にタッチ。

佐々木はDDTからチキンウィングアームロック(左写真)、さらに十字に移行するがライダーは足首を極めて脱出。10分経過。

ライダー逆に十字に(右写真)、佐々木ロープ。ライダーミドルキック、ソバット。

コーナーに上って「ライダーキィィック!」(左写真)さらにブレーンバスター打って鳥羽にタッチ。鳥羽パンチ、キック連打。佐々木もキック打ち返す。

タノのパンチがヒット、佐々木ダウン、5カウント。タノさらにコーナーに詰めてパンチ連打(右写真)、佐々木ダウン。今度はカウント8で立つ。タノパンチ、佐々木ラリアット、両者よろける、タノが先に体勢立て直してパンチ、佐々木ダウン。今度も8カウント。

鳥羽バックブロー、佐々木かわす。キック、佐々木足をキャッチ、そこに鳥羽バックブロー、これはヒット。3発目、佐々木はブロックして投げっ放しジャーマン(左写真)、片エビに取るがライダーがカット。高井がライダーを場外に出す。

その間に佐々木が佐々木ドライバー(仮称)で鳥羽から3カウント。ライダーは高井を振り払えず。

佐々木(13分37秒 体固め)鳥羽

佐々木マイク「鳥羽!お前最高だよ!最高のライバルだ!まだ決着ついてないから、もう一回シングルでやろう!ホッパーさん!ホッパーさんともシングルね。勝ちますから。」

高井マイク「ハァ・・・・ハァ・・・・今日はありがとうございました!28日は今日よりもっといい試合をしますんでまた見に来てください!」

鳥羽マイク「こないだ佐々木さんに勝ったばっかりなのに、3日天下に終わってしまいました。ボクはまだ体もこんなやせてますけど、もっと大きくして佐々木さんと。まだまだボクだって伸びると自分で思ってますんで。首が動かないですけど、応援よろしくお願いします。」

佐々木マイクを取り「俺とタノムサクがy2Dの柱です!」と締めようとするが、最後にライダーがマイク(左写真)。「真打を忘れていないですか?今日会場に来たら、高木とかいつものメンバーがいなくって、聞いたらy2Dって若手中心の興行だ、と。なんで若手中心の興行にオレが呼ばれるのか?と思ったんですが、呼ばれて光栄でした。DDTはできてからずっと、オレとか宇宙は補助的な役割を果たしてきて、そのうちみんな上がってきて、気づいたらボクらは脇役になってました。今日は試験の意味で7割の力で闘いました。まだ全力出してません。12年ぶりにライダーもTV放送始まったことだし、今年はちょっとマジでやってみようかなと思ってます。佐々木!オレとシングルやるって意味わかってんのか?もう一度考えて来い!そしたらやってやる。」

再度佐々木が締める。「y2DはDDTと少し違った戦いを見せていきたいと思ってます!今日はどうもありがとうございました!」


突然試合後の売店に登場したピカチュウ。

しかしなぜか時折ロック様が憑くようである。

アイアン・シェフから大根を渡されるピカチュウ。

アイアン・シェフはお品書きと大根を売ると帰っていった。

なぜか「Fire」に反応してポーズを取るピカチュウ。

これがアイアン・シェフのサイン(アジシオのびんに書いた)

試合も面白かったが、この売店がムチャクチャ面白かった。



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