y2D 3/22 板橋産文ホール大会




開始時間から大幅に遅れてようやく板橋産文ホールに近づくと館内から聞こえてくる「UWFメインテーマ」。内藤の試合が始まったのか?終わったのか?
中に入ると謎のマスクマンがリング上にいる。どうやら「昭和」の試合に間に合ったようだ。

第4試合 「昭和」vs ブラックジャック・ファンク

これが「昭和」(右写真)。額に日の丸、顔の右に「昭」、左に「和」の文字。

ロックアップからファンクがヘッドロックに取る。「昭和」ロープに振ろうとするがファンクはロックを解かない(左写真)。ファンクグラウンドヘッドロックで締め上げる。「昭和」立ち上がってなんとかロープに振る。ファンクタックル。ファンクロープに飛ぶ。「昭和」が身を沈める。ファンクは飛び越してエルボードロップ、「昭和」かわしてアームホイップ。

「昭和」アームロックに捕らえてグラウンドに。ファンクはヘッドシザーズで返す。一旦ブレークしてファンクはフライングメイヤーから再びグラウンドヘッドロックに。「昭和」切り返しを試みるが失敗。しかし立ち上がるとカニばさみでファンクを倒しフロントネックロックに(右写真)。ファンクボディスラムで投げるが「昭和」放さない。「昭和」スリーパーに。ファンクハンマーロックに切り返す。5分経過。

ファンクエルボースタッブ2発からローデスばりの両手をぐるぐる回してのパンチ。そして「カモーン、ショーワ!」と挑発。「昭和」は「弓を引くストレート」で反撃、ファンクをコーナーに詰める。ファンク「やめてくれ」ポーズで下がっていく。「昭和」が迫っていく(左写真)。近づいたところにファンクはトランプを投げつける。外人ならではの反則攻撃。

ファンクは「昭和」の首をエプロンから出すとエルボースタッブ。場外に出して鉄柱攻撃。「昭和」がようやくエプロンまで上がってくるとファンクはリング内からアックスボンバー!「昭和」再び場外に転落。自分とは反対側に落ちたので見えなかったが観客から「舌出してる」の声が。一時危険な状態に陥ったもよう。しかし「昭和」は不屈の闘魂で再びエプロンに。ファンク今度はロープ越しのブレーンバスター(右写真)、カバー、カウント2。

ファンクヘッドロック、「昭和」ロープに振ってショルダースルー。「昭和」弓矢固めに(左写真)。

「昭和」ヘッドバット連発。ファンクは3発目をキャッチしてブレーンクローに。そのまま押さえつけてフォールの体勢(右写真)、カウントは2。ファンクはアドニス式ブルドッギングヘッドロック2連発。これもカウント2。

「昭和」立ち上がるとローキック連打から延髄斬り(左写真)、ファンク一回転受身。

「昭和」ロープに振ってコブラツイスト、ファンク切り返す。「昭和」が再度切り返し(右写真)両者もつれてロープに。

「昭和」ローキック2発からロープに振って卍固め。体勢崩れるがグラウンドでガッチリ決めて(左写真)ファンクギブアップ。

「昭和」(10分10秒 グラウンド卍固め)ファンク

ファンクは試合後も「昭和」にエルボー入れる。まさに悪党外人だ。


第5試合 高井憲悟 vs タノムサク鳥羽

鳥羽ローキックから入る。伸びてくるような感じのため高井もうまくガードができない。高井タックルに行くが距離をとりすぎていたため届く前に鳥羽かわす。高井タックル、今度は鳥羽を捕らえるが鳥羽は倒れず、上から背中にパンチを振り下ろし、ロープをつかんでブレーク。

鳥羽のキックが高井の肩口に何発もヒットし、しだいに赤くなっていく。高井タックル、またロープに逃げられる(左写真)。鳥羽は左右のミドルキック連打。高井何発目かをようやくキャッチすると足にエルボー。動きが止まったスキにバック取ると投げっ放しのジャーマン。起きてこない鳥羽にストンピング。

高井さらにブレーンバスター(右写真)、またストンピング連打。

高井両足タックルからリバーススープレックス(左写真)、

固めずに首を支点に起き上がると逆片エビ固め(右写真)、鳥羽ロープ。

高井今度はカナディアンバックブリーカー(左写真)から放り投げてまた逆片エビ固め、鳥羽必死にロープ。5分経過。

高井鳥羽の背中にパンチ、ヘッドバット打ち込むとライガーボム予告。鳥羽は膝をついてブロック。高井じれたか張り手を繰り出す。打撃戦ならこっちのものとばかりに鳥羽フック一閃、高井ダウン。カウント7で立つ。鳥羽は飛びヒザ蹴りで高井をコーナーに詰めてフック連打(右写真)、高井ダウン。これも7で立つ。

高井また連打浴びてダウン、8で立つとヘッドバットを入れて鳥羽を倒し、コーナーに座ったところにヘッドバットで突進(左写真)。高井はボディスラムで鳥羽を投げるとコーナートップからダイビングヘッドバット。カバーはカウント2。

高井ライガーボム(右写真)、これも2。高井は藤崎忠優ばりの四つんばいヘッドバットからカバー、これも鳥羽は2で返す。両者立ち上がり、高井は大振りの張り手。鳥羽は難なくかわすとバックブロー、高井ダウン、カウントは9まで進む。

鳥羽パンチ、キックの連打で高井またダウン。しかし今度は6で立ってヘッドバットで反撃。ダブルダウン状態になるが鳥羽が先に立ってまた連打、高井ダウン。カウント9。鳥羽ハイキックを高井の側頭部に(左写真)。棒立ちの高井にバックブロー、これでカウント10。

鳥羽(10分10秒 KO)高井

鳥羽は高井の健闘も称えつつマイク。「僕は、どんなちっちゃな会場でも、相手が若手でも、いつもこういう試合をしたいと思います!応援よろしくお願いします!」


第6試合 佐々木貴 vs 仮面シューター・スーパーライダー

選手入場直前に「この試合は両者の希望によりチョークスリーパーあり」と宣言がされる。

佐々木タックル、ライダー見切ってクォーターネルソンからフロントチョーク(左写真)。いきなり来たか!佐々木動けない。ライダー「落ちるぞ!」佐々木なんとかロープエスケープ。

佐々木腕を取る。ライダー切り返してチキンウィングアームロック(右写真)、佐々木ロープ。ライダーミドル2発、ソバット。佐々木はタックルで倒して十字に行くがライダーは上体起こして足を取るとヒザ十字。佐々木が回転して逃げようとするとライダーはヒールホールド、佐々木ロープ。

ライダーローキックを佐々木の内ももに4連発(左写真)。さらに足目掛けてローリングソバット。

佐々木が倒れるとライダーはヒールホールド(右写真)。佐々木もアキレス腱を取り返すがこれはあきらめて回ってヒールホールドを手で外す。ライダー今度は下からその手をアームロックに捕らえる。佐々木ロープ。

佐々木上になる。ライダー返す。佐々木また返す。ライダー十字に。佐々木起き上がる。ライダーは裏十字から腕ひしぎ足固めのような体勢に(左写真)。佐々木なんとかブレークしてライダーのバックを取る。しかしスリーパー狙いはレッグロックに切り返される。

ライダーは佐々木の足首に膝を乗せて圧迫。佐々木が腕を出すとその腕を取って裏十字。佐々木が逃げようとすると横三角絞め、佐々木がヘッドシザーズで脱出して立ち上がろうとすると下から捕らえてまた裏十字(右写真)、佐々木ロープ。5分経過。

ライダーローキック、ミドルキック3連打。佐々木もミドルキックで返してラリアット。佐々木がストンピング打ち込むとライダーは足を刈って倒す。佐々木フロントチョークに(左写真)、ライダーは首を抜いて立ち上がる。佐々木は下からヒザ十字、ライダーロープ。

ちょっとライダーの動きが鈍くなる。佐々木はヒザ蹴り、ソバット、ハイキック(右写真)からロープに振ってドロップキック。腕を取ってステプオーバーアームストレッチに。

ライダーはこれを崩すとSTFに(左写真)。途中からフェースロックではなくチョークスリーパーに。佐々木ロープ。

ライダーヒザ蹴り、タイガードライバーから十字、佐々木ブロックしようとするがライダーはうまく手首をコントロールして十字に極める(右写真)。佐々木上体を起こして逆に十字に切り返す。ライダーはブリッジで返して佐々木の足首を極める。佐々木グラウンドでのヒザ蹴りで脱出。

佐々木低空ドロップキック、ブレーンバスターからカウント2。DDT(左写真)、これも2。

佐々木ロープに飛んでラリアット(右写真)。担ぎ上げて佐々木ドライバーを狙うがライダーはこれを飛びつき十字固めに切り返す、佐々木ロープ。

ライダーサッカーボールキック、ブレーンバスターからコーナーに上り「ミレニアムライダーキィック!」(左写真)佐々木場外に転落。10分経過。

ライダーが場外の佐々木にトペのフェイントをかける。しかしロープくぐりに失敗して足をセカンドロープに引っ掛けてしまう。佐々木はチャンスとばかりにロープで固定されたヒザにエプロンからドロップキック、ストンピング。リングに戻してヒザにストンピング、レッグロック(右写真)。ライダーが痛みにうめき声を上げる。

佐々木はライダーを立たせてドラゴンスクリュー2発、ヒザにギロチンドロップ。佐々木ストンピング、ライダー足を取って倒すとマウントポジションからパンチ、張り手の連打(左写真)。佐々木が体勢をひっくり返すと下から三角絞め。

しかしヒザを攻められるとライダー痛みで絞めを解いてしまう。佐々木逆襲のヒザ十字(右写真)。ライダーはギブアップを拒否したが、動けないのを見てジャッジ金子がレフェリーストップ。静まり返る会場。

佐々木(12分46秒 レフェリーストップ)ライダー

ジャッジが応急処置のすんだライダーにマイクを渡すがライダーはこれを拒絶。若手の肩を借りてすぐに退場。
佐々木がそれを呼び止めるようにマイク。「ホッパーさん!今日はこんな終わり方しましたけど、やっぱりアンタは強いです!それくらいのケガなんでもないはずです。もう1回お願いします!お客さんも不完全燃焼だと思います。もう1度やるチャンスを下さい!」

ライダー「今日のところはお前の勝ちだ。チャンスをもらうのはオレの方だ。もう1回よろしくお願いします。」

佐々木締めのマイク。「今日ここに出場してくれたみんなも、もっともっと上を目指して熱い戦いをしていきましょう!鳥羽!もう1回やろう!高井!早く上がって来い!西野選手!上のほうで熱い戦いをしましょう!江川選手!早くケガを治して戦いましょう!みんなでy2Dを盛り上げていきましょう!」



試合後の売店。板橋名物となった電気鼠「ピカチャウ」がふたたび出現。チケットを売る。

飼い主(?)の高木がピカチャウをドつく。一旦2人で退場。

今度は違う服の、さっきより大柄なピカチャウが。

このピカチャウにはロック様が降りてくるらしい。



観戦記INDEXへ。