DDT 11/19 KBSホール大会



3年半ぶりのKBSホール(左写真)。DDTをここで見る日が来ようとは思いも寄らなかったな。KBSホール自慢のステンドグラスの前にDDTの個性であるスクリーン。うーん、両方生かすことはできなかったか。2時の開始のちょと前から「蛇界転生」ビデオ総集編の上映。

まずはPresidentsの入場(右写真)。三和社長が「DDTはプロレス団体ではない」と暴言。それに“プリティ・アイドル”仲村由佳が「ちゃんとした団体です!」と反論するがまた泣かされる。

そこに蛇界転生入場(左写真)。

「DDT初の地方大会の記念に仲村由佳、お前を改造してやる」と由佳ちゃんの唇に迫るポイズン(右写真)。そこに高木入場。

しかしめった打ちに遭う高木(左写真)。結果として仲村由佳の唇は守られたが・・・。


第1試合 西野湧喜 vs 「昭和」

ロックアップから西野ロープに詰める。ブレーク。再度ロックアップ、「昭和」ヘッドロック、西野切り返そうとするが「昭和」させない。ロープに振ろうとするがそれも締め上げてブロック。西野エルボー入れてロープに振る、「昭和」タックル。2発目西野ボディスラム、エルボードロップに行くが「昭和」かわす。「昭和」もエルボードロップ、西野もかわす。

西野キックから首投げ、「昭和」ブリッジで立ち上がりスリーパーに。西野ハンマーロックに切り返すが「昭和」さらに切り返す。西野立ち上がると強引にボディスラム。ストンピング、立たせてチョップ(左写真)。「昭和」も打ち返すが西野が勝つ。西野パイルドライバー、「昭和」はリバーススープレックスに、カウント2。起き上がってもう一度、西野は着地して逆水平からカバー、カウント2。

西野ストンピング、エルボースタッブ、ヘッドバット。ロープに走ってヘッドバット、カウント2。ロープに振ってパワースラム、カウント2。西野ラリアット、「昭和」キャッチして卍固めに(右写真)。西野ロープ。「昭和」延髄蹴り。西野ダウン。「昭和」ロープに飛ぶ、西野カウンターのラリアット。5分経過。

西野ノーザンライトボムの体勢、「昭和」着地してバックを取る。西野切り返す。「昭和」さらに切り返し、両足をすくって西野をうつぶせにすると足を差し入れてジャパニーズレッグロールクラッチホールド(左写真)、これでカウント3。

「昭和」(5分32秒 ジャパニーズレッグロールクラッチホールド)西野


第2試合 アイアンマンヘビーメタル級選手権6人タッグ
鴨居長太郎(王者)、石井智宏、Naoshi Sano vs 藤沢一生、負死鳥カラス、長瀬館長

試合前に積立金紛失のくだりの映像と、その罰?としての鴨居のヒッチハイクの模様が流される。しかし途中でアイアンマンの防衛戦もなく、無事に京都に着く。ちょいと拍子抜け。
フロリダで試合をこなしてアメリカナイズされた佐野は「Naoshi Sano」としてアメリカンに入場(右写真)。

先発は長瀬館長とSano。館長はキックで圧倒。Sanoは足取ってスピニングトーホールド。ドリー直伝?館長キックで返す。SanoはDDT打って鴨居にタッチ。鴨居はハードパンチで館長を攻める(左写真)。館長ダウンを奪われ藤沢にタッチ。藤沢入るが相手チーム3人にラリアット連発するとすぐカラスにタッチ。

カラスは石井をドロップキックで場外に落とすとケブラーダ(右写真)。リングに戻してエルボー、ソバット。しかしブレーンバスターは逆に投げられる。鴨居入ってカラスにパンチ連打、カラスダウン。しかしカウント9で立ち上がる。石井入ってラリアット、カウント2。5分経過。

石井はツームストーン(左写真)からダイビングヘッドバット、館長がカット。石井垂直落下ブレーンバスター、カラス2で返す。石井ロープに振ってドロップキック、鴨居にタッチ。

鴨居パンチ、カラスダウン、鴨居「立って来い!」と挑発(右写真)。カウント9で立つとソバット、館長にタッチ。館長キック、鴨居パンチの打撃戦。鴨居打ち勝ってSanoにタッチ。SanoダブルアームDDT、ロックボトムからピープルズ・エルボーに行くが、寝ていた館長が転がるとそれに足をとられて転倒。オイシイ。館長スリーパー、石井がカット。カラスにタッチ。カラスはSanoにボディスラムからムーンサルト、目測狂ったかほとんど自爆状態。

カラスは藤沢にタッチ。藤沢ラリアット、コーナーに振ってのフェースクラッシャーからストラングルホールド(左写真)、Sanoギブアップ。

藤沢(11分14秒 ストラングルホールドγ)Sano

んーと、長さんのタイトルは何も展開なし?


第3試合 NOSAWA、菊澤光信、キンバ vs ミステル・カカオ、リッキー・マルビン、高井憲悟

NOSAWAはTシャツを客席に投げ込む振りして(右写真)投げず。

と思うとレフェリーのグレースが東京愚連隊のTシャツ着てるぞ(左写真)?買収されたか?

先発はカカオとNOSAWA。「カカオ!」という声援に菊澤が「カカオじゃない!まっする梅だ!」と主張。そうなのか。なので以下「梅」と表記。NOSAWAは梅とは絡まずにすぐにキンバにタッチ。梅はキンバ相手にホイップ連発。梅がマルビンにタッチするとNOSAWA出る。マルビンはNOSAWA相手にホイップ連発。

マルビンが高井にタッチすると菊澤出る。高井は菊澤のヒザにヘッドバット連打。ロープワークから菊澤ドロップキックで場外に落とす。またキンバと梅に。梅がドロップキックでキンバを落とし、飛ぼうとするとキンバは客席まで逃げる。NOSAWAとマルビン入る。NOSAWAラリアット打ち込んでマルビンをコーナーに上げる(右写真)。マルビンはNOSAWAを後ろから引き倒すとソバットで場外に落とすがやはり飛ばず。

菊澤と高井が入る。菊澤ショルダースルー、張り手連発してキンバにタッチ。キンバロープに振ってラリアット。ファルコンアローで叩きつけ、菊澤がコーナートップからプレス。NOSAWA入って菊澤との連係で3D(左写真)。コーナーに振って串刺しラリアット連発。2度目は高井かわしてマルビンにタッチ。10分経過。

今度はマルビンを捕らえ菊澤がキャメルクラッチに取ったところにNOSAWAドロップキック(右写真)。キンバ入りロープに振ってベアハッグ、そこからブレーンバスター。これエレクトロ・ショックもやってたがメキシコで流行なんだろうか?カバーは梅がカット。マルビンをコーナーに振って串刺し3連発。梅がリングインすると梅にも串刺し3連発。

梅は2度目をかわしてラリアット連発、マルビンにタッチ。キンバコーナーに振る、マルビンはコーナーに飛び乗ると場外のNOSAWAに三角飛びプランチャ。梅はドロップキックでキンバを落としてトペコン。エプロンに戻ってケブラーダ。一人で何度もオイシイ技やらんでも。高井と菊澤はリングに。菊澤コーナーに振って串刺しニールキック(左写真)。

菊澤ロープに振ってババ・カッター、カウント2。菊澤コーナーに振って突進、高井かわしてバックを取るとジャーマン(右写真)、カウント2。ヘッドバットから逆片エビ、NOSAWAがカット。高井はマルビンにタッチ。

NOSAWAマルビンにみちのくドライバー(左写真)、カウント2。NOSAWA回転エビ、カウント2。マルビンラリアット、NOSAWAキャッチしてグラウンド卍固めに。高井がカット。

NOSAWAロープに振る、マルビン切り返してケブラドーラ・コン・ヒーロ。コーナーに飛び乗って反転ミサイルキックから肩に担いでマテマティカバスター(右写真)。ラ・マヒストラルに行くが体勢崩れる、しかしマルビン強引に押さえ込んでカウント3。

マルビン(14分10秒 ラ・マヒストラル崩れ)NOSAWA

こういう試合を見るとルチャ嫌いに戻る。


ここで休憩。休憩明けMIKAMIが欠場の挨拶。「復帰したら世界を取ったMIKAMI様の必殺スク〜ルボ〜イで生徒会長を沈めてやる。生徒会長と名乗ってる奴がスクールボーイをくらうってのもおもしろいかもな。これ食らったらまっすぐに歩けないから。」


第4試合 佐々木貴 vs タノムサク鳥羽

ここまでの2戦のダイジェストが流れる。今日が決着戦?
最初は様子をうかがうような静かな展開だったが佐々木がキックで先手。鳥羽ブロックするが佐々木次はキックを空振りしたと見せてバックキック。ヒザ蹴りでコーナーに詰める。鳥羽はパンチで反撃、あっという間に対角線コーナーに詰めてパンチ連打(右写真)。佐々木もヒザ蹴り、逆水平で応戦。鳥羽コーナーに詰めてヒザ蹴り、ミドルキック。佐々木場外転落。

鳥羽は佐々木を場外で追いまわしてパンチ打っていく。佐々木も応戦。一旦リングサイドまで戻ってくる。佐々木が優勢に転じた様子。佐々木ストンピング、しかし鳥羽立ち上がるとパンチで倒し、距離を取ってからエプロンに駆け上がってのニーアタック(左写真)。さらに場外でキック連打。ようやく両者リングに戻る。

リングでもさらに壮絶な打ち合い。張り手とパンチ相打ち、ハイキックも相打ち、ダブルダウン。カウント8で両者立ち上がる。鳥羽パンチ、佐々木ラリアットで倒す。佐々木ツームストンからコーナーに上ってダイビングニードロップ(右写真)、カウント2。5分経過。

佐々木サッカーボールキック。鳥羽立ち上がるとパンチ、ヒザ蹴り打ってウラカン・ラナで丸め込むとマウントパンチ。鳥羽バックブロー、佐々木ブロックしてハイキック、延髄蹴り。鳥羽ダウン。佐々木コーナーに上る。鳥羽立ち上がるとコーナー上の佐々木目掛けてキック(左写真)。コーナーに上って雪崩式フランケン、カウント2。

鳥羽ソバット、佐々木バック取ると投げっ放しジャーマン。佐々木ラリアットから片エビ、カウント2。鳥羽は佐々木の逆水平かわしてキック、水面蹴りで倒すと立ち上がったところにバックブロー(右写真)、片エビに固めるが佐々木は2で返す。

さらに壮絶な打ち合いは続く(左写真)。佐々木はハイキック、鳥羽はパンチ、バックブロー。

佐々木がハイキックを連発で当てる(右写真)。しかし鳥羽も逆にハイキックをヒットさせると渾身のバックブロー、片エビに取ると佐々木今度は返せず3カウント。

鳥羽(8分9秒 片エビ固め)佐々木

鳥羽「京都の皆さん、はじめまして。これもDDTです!これからもよろしくお願いします!」

MIKAMI「こういう奴なんです、コイツは。」


第5試合 高木三四郎、エキサイティング吉田、橋本友彦 vs スーパー宇宙パワー、ポイズン澤田JULIE、蛇影


DDT軍先に入場。高木は四方でファイヤー(左写真)。蛇界転生入場。蛇界トレインは観客も交えて史上最長の長さに。しかし蛇界転生がリングインすると高木が先制攻撃、場外戦に。

吉田と蛇影がリングに戻る。蛇影は吉田の足を固める。しかしその間も宇宙と橋本は場外で投げ合い、ポイズンと高木はラリアットの打ち合い。蛇影は吉田にスピニングレッグブリーカー、エルボースタッブ。ロープに振ってスリーパー、吉田切り返して腕をひねる。蛇影切り返しブレーク、両軍タッチ。

高木とポイズンはチョップの打ち合い(左写真)。ポイズンはガラガラチョップ連打するが高木はラリアット、カウント2。高木ロープに振ってラリアット、ポイズンかわしてチョークスラム、カウント2。ポイズン高木をフェースロックに捕らえてガラガラチョップ連打。宇宙入って高木にサッカーボールキック。宇宙ロープに振ってラリアット、高木かわしてドロップキック、橋本にタッチ。橋本肩車、払い腰から十字、宇宙回転してロープ。5分経過。

橋本ミドルキック、宇宙キャッチしてフィッシャーマンズスープレックス、ポイズンにタッチ。ポイズンコーナーに振って串刺しニールキック(右写真)。ポイズンダブルアームDDTに行くが橋本はリバース、高木にタッチ。高木ボディスラムからロープに飛んでストーンコールド風エルボードロップ、カウント2。ブレーンバスター、これも2。吉田にタッチ。予告してのブロックバスター、カウント2。ギロチンドロップ、これも2。吉田バック取る、ポイズン急所蹴り、蛇影にタッチ。

蛇影DDT、ミドルキック連打(左写真)。フィッシャーマンズスープレックス、カウント2。吉田ヘッドバット打ち込んで橋本にタッチ。橋本払い腰連発から十字、蛇影ブロックして立ち上がるとサッカーボールキック。

蛇影キック連打、橋本キャッチしてすくい投げからカバー、宇宙がカット。蛇影ニースタンプ、コーナーに振って串刺しラリアット(右写真)。蛇影パイルドライバーに行くが橋本リバース。

コーナーに振ってスプラッシュ、ヒザ蹴り打ち込んで肩車(左写真)、カバーはヘビダーがカット。宇宙とポイズンが入って串刺し3連発。10分経過。

蛇影ボディスラムからムーンサルトプレス、高木カット。吉田がポイズン、高木が宇宙と場外乱闘。蛇影キャトルイミテーション(右写真)、高木が場外から戻ってカット。蛇影は宇宙にタッチ。

宇宙はガラガララリアットを橋本に打ち込む。そしてパワーボム(左写真)、高木がカット。コーナーに振る、橋本は串刺しラリアットかわして高木にタッチ。高木ヒザ蹴り、吉田を呼び込んでダブルタックル、サンドイッチラリアット。クローズラインかわして宇宙は2人にラリアット。高木をコーナーに振って串刺しラリアット、ポイズンにタッチ。

宇宙とポイズンはダブルでガラガラクローズライン。ポイズンコーナーからダイブ、高木キャッチして三四郎ボトム、カウント2。吉田入ってスイングネックブリーカードロップ。ヘッドバット連打するがポイズンはブロックしてチョークスラム。コーナーに振って串刺し連発狙うが吉田が一発目で大きく受身を取ったため連発できず。こういう効用もあったのだな。ポイズンと蛇影連係攻撃、蛇影抱えてポイズンがコーナーからダイビングニールキック(右写真)、ポイズンがカバー、高木がカット。15分経過。

ポイズンヘッドバット、自分が痛い。吉田「シー」と会場を静かにさせてからヘッドバット。「ゴツ」という音が響く。今日は高井がこれやらなかったからね。吉田ジャンピングヘッドバット、ボディスラムからアニマルエルボー2発。「終わり!」と叫んでボディスラムからコーナーに上りダイビングギロチン(左写真)、蛇影がカット。ヘビダーも竹刀連打、しかし橋本が場外に落とす。6人(7人?)で場外乱闘。

ポイズンと橋本戻る。橋本は腰投げから十字、宇宙がカット。ポイズンノーザンライトスープレックス、カウント2。フィッシャーマンズスープレックス、これも2。ポイズンガラガラスリーパー(右写真)、橋本ロープ。ポイズン再度スリーパー、橋本一本背負いで投げカバー、カウント2。橋本肩車狙うがポイズンはつぶして再度スリーパー、橋本ロープ。

ポイズンはキャトルミューティレーション、高木カット。2度目橋本自力で立ち上がってブレーク。宇宙入る。橋本はラリアットをブロックしてSTO、カウント2。ロープに飛んでもう一発、宇宙ブロックして十字に、高木カット。宇宙は蛇影にタッチ。蛇影キック連打、橋本キャッチしてすくい投げ、高木にタッチ。高木ストーンコールドスタナー、カバーはポイズンがカット。高木コーナーに上ってダイヤモンドダスト(左写真)、蛇影2で返す。

橋本が宇宙、吉田がポイズンを場外で押さえる。高木が三四郎スタナー2000(右写真)、カットに入ろうとするヘビダーをスーザンが捕まえる間に3カウント。

高木(21分20秒 片エビ固め)蛇影

スーザン、隠れた殊勲賞。

宇宙マイク。「京都ノ皆サン、コンニチワ。宇宙ぱわーデス。京都ハイイナア。凄ク楽シイ試合ガデキマシタ。橋本君ノオ母サン、イマスカ?橋本君ニモットすたみなヲツケルヨウ指導シテクダサイ。橋本クン、マタ東京デヤロウ。」

高木は地元(奈良出身)の橋本に締めさせる。「えー、しんどいんであんまりしゃべれませんけど、応援に来てくれてどうもありがとうございました!」
試合後はいつも東京でやってるように三四郎集会。キーワードは「お届け」。初集会の人が多かったのに(「東京から来たイカレポンチ」も結構いたけど)ノリはいつもと全く同じ。いや、楽しい興行だった。試合に関してはいろいろ難点もあったけどね。



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