EWF 2/27後楽園大会



第0試合 ナオミ・スーザン vs サンダー

6時半タイムリミット、ということだったが開場自体が30分遅れ。結局6時45分にようやくサンダーとスーザンが試合をするに至った経緯のビデオが流れ、両者入場。サンダーは手にビデオカメラ、スーザンはヒゲソリ。スーザンが張り手を打つとサンダーひるむ。サンダー竹刀を振るうが空振り。スーザンDDT。

しかし篠がスタンガンを使い、スーザンは半失神(左写真)。

サンダーはズボンを下ろしてスーザンに迫ろうとする(右写真)が、そこに「ガシャーン!」ということで高木がイスを持って乱入、サンダーをイスで殴ってスーザンを上に乗せ、やはりスタンガンを食らって動けないジェントル高久の代わりに3カウント入れる。

スーザン(1分ちょい 体固め)サンダー

サンダー潔く「負けた!」と負けを認め髪切りに応じる。あまりの潔さに高木「髪切りたかっただけじゃないのか?」

なんか知らんがオープニングビデオだけはきっちり作ってある(左写真)。


第1試合 「誇り」グランプリ1回戦第1試合
篠泰樹(NEO) vs 千葉道也(JWP)

千葉のセコンドにはJWPのカルロス天野と浜口ジムのYさん(右写真)。

篠は「Training Montage」で入場。もうこれで何をやりたいかはバレバレ。篠ドロップキックで先制。しかし千葉はグラウンドに引き込んでホイスの体勢、たまに足でコツコツと篠の背中を蹴る。いつ出るか、と思った道着絞めを千葉が繰り出す。篠タップ。勝った!と喜ぶ千葉だが「道着での絞めを決め技にしてはいけない」というPRIDE同様のルールにより千葉反則負け。

篠(2分21秒 反則)千葉
※篠2回戦進出。

「今度は山本代表とやりたいです。」


第2試合 「誇り」グランプリ1回戦第2試合
折原昌夫(メビウス)vs 高木三四郎(DDT)

第1試合とは打って変わった激しい試合。ラリアットのかわし合いから高木がストーンコールドスタナーを狙うが折原はサミングで防ぐ。折原高木を場外観客席に投げ込みイスで痛打。リングに戻すとみちのくドライバー(右写真)、カウント2。

折原はまた場外に放り出してイス攻撃(左写真)。残り時間1分が告げられる。

リングに戻ってもイス攻撃、高木はラリアットをかわして逆にラリアット(右写真)、三四郎スタナーに行くが折原は2で返す。高木が十字に入ったところでタイムアップ。時間切れ引き分けかと思ったら判定はノーコンテスト。

高木(3分終了ノーコンテスト)折原
※両者失格

折原は篠に「ギャラが安すぎる。もうNeoDDTではやってらんねー!」と叫び、高木には「ちっとは痛かったぜ。」とちょっと認めたような発言。しかし「新宿かいわい散歩する時は気を付けろよ」と不気味な発言も。


第3試合 「誇り」グランプリ1回戦第3試合
エドワード・セクストン vs 大刀光(フリー)

「米国人」はエドワード・セクストン(左写真)だった。セクストンはローキックで大刀光を攻める。

しかし大刀光はセクストンを押し倒すとギロチンチョーク(右写真)、セクストンあえなくタップ。

大刀光(1分 ギロチンチョーク)セクストン
※大刀光2回戦進出。

第4試合に出るはずの入江が急遽棄権、ということで対戦相手のタノムサク鳥羽のみ出て来てマイク。「今日はキングダムの入江さんとやれるってことなんで来たんですけど、欠場だそうで。こっちから乗り込んでいきますから、キングダムの関係者の方でも見てたら伝えてください。」
一応タノムサク2回戦進出。

第4試合 「誇り」グランプリ1回戦第4試合
木人・ケン vs サバイバル飛田(埼玉プロ)

約半年ぶりにその姿を見せた木人・ケン。会場は歓喜のるつぼ。しかし木人は予想通りリングに上がれない(左写真)。木村リングアナが「リングに上がれないため失格」と非情の宣告。

飛田(試合不能)木人
※飛田2回戦進出。

しかし飛田は「このルールじゃオレの勝ちかもしれんが、埼玉ルールにリングアウトはない!」と叫ぶとリングを降りて木人に向かっていく。しかし木人のパンチを顔面に浴び飛田流血(右写真)。

飛田は観客席に叩き込まれながらも2度立ち上がるが最後は200kgフックをモロに浴びて3度目のKO負け。

悠々と凱旋する木人・ケン(左写真)。肩の小鳥がかわいい。

飛田「どうやったらあいつに勝てるんだろうか?あいつに勝たないことには・・・でもとりあえずオレ勝っちゃったから、優勝賞金目指してがんばります。」


第5試合 「誇り」グランプリ2回戦?
前田光世(CCレッスルアーツ)vs ニセ大仁田(国際PP)

前田、キック、パンチ連打。ダウンしたところにさらにストンピング。ニセ大仁田はカウント5で立つ。前田タックルからマウント取って十字に。ニセ大仁田ロープ。前田はエプロンに出てスワン式ニールキック(右写真)、さらにミドルキックを連発し一方的な試合かと思われたが、ニセ大仁田はパンチで動きを止めると強引なチョークスリーパー、前田タップ。

ニセ大仁田(1分15秒 チョークスリーパー)前田

前田「今日ここに来る前に一仕事やってきたんでコンディション最悪。次はこんな狭いとこじゃなくて隣の野球場でやりましょう。」


第6試合 「誇り」グランプリ2回戦
サバイバル飛田 vs タノムサク鳥羽(フリー)

タノムサク、パンチ、キックの連打で何度もダウンを奪う。

飛田の額の傷から流れる血は飛田の視界を奪う(右写真)。めくらめっぽうにパンチを振り回す飛田だがタノムサクには当たらない。タノムサクもしかしカウント9までは行くもののノックアウトは奪えない。結局3分時間切れ。判定はなぜかサンボ浅子。もちろんタノムサクの判定勝ち。

タノムサク(判定)飛田


ここで1回戦を勝ち、2回戦も相手が両者失格のため自動的に準決勝まで進んだ篠社長が「勝てません」と棄権を表明、これにより大刀光が決勝進出に(たぶんそういうことだろう。組み合わせよくわからん)。


第7試合 「誇り」グランプリ準決勝第1試合
ニセ大仁田 vs タノムサク鳥羽

タノサムクはコンビネーションからのパンチでダウンを奪う。手が出ないニセ大仁田はイスを持って来る。タノムサク「おいいよ」とイスありルールに応じる。しかし有効打ないままタイムアップ。

再びサンボ浅子の判定。「ニセ大仁田選手。」

ニセ大仁田「オイ、オイ、これが邪道流のバーリトゥードじゃ!」と叫ぶがタノムサクは「邪道流だかなんだか知らんが、お前に根性があるならもう一回やれよ!ナメんじゃねーぞこの野郎!」と激昂。二瓶組長が観客席から出て来て押さえる。


第8試合 井上京子&タニー・マウス(NEO) vs 元気美佐恵(NEO)&宮崎有妃(AAA)

宮崎がクロスボディに行くが京子は平気で受け止めてスラム。宮崎がバックを取ってものっしのっしとロープブレーク。元気が入ってブレーンバスター狙う(右写真)が上がらない。宮崎も入ってダブルで行くが逆に京子に2人とも投げられる。タニーが入って元気にヘッドバットの乱れ打ち、元気はカニばさみで倒すとカンパーナに。宮崎入る。タニーはジャイアントスイング狙うが半回転のみ。京子が代わりに高速でぶん回す。

元気はタニーを捕まえるとちょっと前までの必殺技アトミックドロップを連打。宮崎が入ってブレーンバスターホールド、カウントは2。宮崎コーナーに振る。タニー切り返す、宮崎サルトモルタルで返す(左写真)が、体重が増えたせいかうまく決まらない。タニーフィッシャーマンズスープレックス打って京子にタッチ。2人でタニバットを決め頭をかきむしる。

元気も入ってダブルで京子を振るが逆に2人ともラリアットで吹っ飛ばされる(右写真)。宮崎ナイアガラは逃げるがラリアット食らう。京子コーナーへ。元気が押さえて宮崎が雪崩式フランケン狙うがスッポ抜けて宮崎は頭からマットへ。危ねー。元気無理矢理タッチ、京子にチョークスラム行こうとするが上がらない。何度目かでようやく決めるが京子はすぐに起きてジャーマン、タニーにタッチ。

元気がタニーのダイビングヘッドバットかわして場外に出し、宮崎を抱え上げる。宮崎元気の体を利用してのケブラーダ。タニーはリングに戻ると元気のラリアットをキャッチしてワキ固め、十字を見せる。しかし元気はバックドロップ、チョークスラムでカウント2。雪崩式チョークスラムは京子が妨害するが、宮崎が京子を場外に落としてプランチャを打つ間に元気はGドライバー(左写真)でタニーをフォール。

元気(18分46秒 体固め)タニー


第9試合 「誇り」グランプリ決勝戦
ニセ大仁田 vs 大刀光

大刀光はあっさりニセ大仁田を押し倒すとサイドマウントからV1アームロック(右写真)。バックを取るとチョークスリーパー、ニセ大仁田タップ。

大刀光(1分9秒 チョークスリーパー)ニセ大仁田


第10試合 ロイヤル・ランブル

今回は全員が南の階段席から入場。まずは高木三四郎、そして佐野直USA。佐野が掟破りの三四郎ボトム(左写真)からカバー、カウントは1。

3番目に篠社長入場。すると3人でパラパラ踊り出す(右写真)。踊り終わると高木が篠、佐野を続けて落とし、リング上には高木ひとり残る。そこに江川が入場。

高木と江川はグラウンドでやり合う(左写真)。5番目に入って来たのは高智政光。どっちに付くでもなく3すくみの状態に。

そこにゴールデンエイトが約7ヶ月ぶりの登場。腰に手を当てて高木に説教チョップ(右写真)。

7番目はトーカイブシドーV3。5人中江川とブシドー(左写真)、高木と高智が戦い、ゴールデンエイトはなぜかレフェリーに。8番目つつぼ原人がコールされるが観客席をねり歩き、リングインしない。リング上では高木とブシドーがしばし休憩モード。コーナーロープで横になる。

続いてアステカ・ケンドーが入場(右写真)。竹刀にビビtってみんな逃げ回るが高智がモロに面に受けてしまい場外転落、続いてゴールデンエイトが対峙し説教を始める。一瞬おとなしくなったアステカ・ケンドーだがゴールデンエイトが後ろを向いたスキに後頭部に一発、ゴールデンエイトも転落。

そこに入って来たのは畳を背負ったサバイバル飛田。うまく畳の上にアステカ・ケンドーを乗せる。竹刀白刃どりは失敗するが畳返しでアステカ・ケンドーを転ばす(左写真)と一気に投げ落とす。さらに飛田は畳をスープレックスの要領で高木に投げつける。素晴らしい。

11番目の入場は折原昌夫。やはり高木を捕らえ、江川とも連係攻撃。高木にパイルドライバー(右写真)、カウント2。相手を奪われた飛田はブシドーを攻めつける。エキサイティング吉田が入るとメビウス勢vsモルツ兄弟の闘いが激しくなる。折原はレフェリーのグレース浅野まで蹴りつける。折原は飛田と場外へ(失格ではない)。Neoウィンガーが入場、吉田がブシドーを落とす。20分経過。

つぼ原人はグレースにセクハラ、グレース急所蹴りで応戦。腐死鳥カラスが入場。8人残っているはずが、みんな場外乱闘でリング上にはつぼとカラスの2人のみ。15人目はBIG石川、16人目は怨霊、そして17人目はこの日が「デビュー戦」元FMWの会場敏(左写真)。メビウスとモルツ兄弟は延々と場外戦。折原のイスで吉田が後頭部から流血。リングに戻る。江川が吉田に向かって突進するが吉田かわして江川オーバーザトップロープ。折原が吉田を落とす。吉田フラフラしながら退場。折原は高木にスパイダージャーマン狙う。なんと篠が折原の足を引っ張り折原はオーバーザトップロープの形で転落、退場に。

18番目は佐野直クリスタル。手に持った拡声器は呼び込みの意味か?19人目は加藤茂郎。30分経過。飛田がNeoウィンガーを東バルコニーから落とそうとする。佐野は会場をいじめる。20人目足立、21人目みさえちゃん。みさえちゃん最初は積極的にからもうとはしない(右写真)。怨霊がスワン式のトペコンを狙うがこれが加藤に誤爆、加藤はすぐさま怨霊を逆さ押さえ込みで3カウント。NMCにいよいよ亀裂。みさえが動く。カラスを投げ落とし、佐野直クリスタルはビッグブーツ一発、そして会場はにらみを利かせると自らオーバーザトップロープ。

22人目ポイズン澤田BLACK。リングを降りた会場になぜかフラリと現れた変質者(左写真。ランブル出場者ではない)が襲い掛かる。ポイズンに落とされた飛田が変質者を控室に連れて帰る。23人目は「バイキング・タニグチ」というコールだったが昨日の「海賊魔人バイキング」のマスクをそのまま着けている。40分経過。

24人目は藤沢一生。いきなりポイズンにストンピングで攻撃(右写真)、そのまま場外で乱闘。25人目は石井智宏。高木が突っかかっていく。一方コーナーに詰まったみさえちゃんに迫る男子レスラーたち。ポイズンがかばうが、みさえちゃんは裏切ってポイズンを押え込む。がみさえちゃんもみんなに丸め込まれて退場。

26人目ザ・マーダラー(左写真)。つぼ原人とにらみ合う。

27人目コンビニ強盗二世(右写真)はキックボードで登場。すぐに高木が落とすとヘルメットをはぎとりマイクを取る。「社長!何やってんですか!私はやめます。」オイオイ。28人目はブラックジャック・ファンク。50分経過。

29人目大刀光。あっという間に足立、藤沢、石川、加藤を落とす。たまにこうやって掃除してくれる人がいないとね。30人目は中牧昭二(左写真)。高木とやり合う。ウィンガー、タニグチも大刀光に落とされ退場。

31人目、ラブマッシーン、ウッ!ハッ!(右写真)。30人じゃないのかぁ。ウッ!ハッ!は「セクシィービィーム」でみなをコケさせる。高木と石井がこの時間でも元気だぞ、とばかりにレスリング勝負。32人目(つーか何つーか)は佐野直ワンダラー。今回のネタはボクわかりません。高木がストーンコールドスタナーで速攻落とす。

33人(?)目はニセヴァーゴン・オソロシイゴリラ(左写真)。確かに顔は似ても似つかないが動きはなかなかイケてる。高木が石井にボディスラム打ってコーナーに上がったゴリラに「飛べ!」と指示するが、意思が通じるわけもなく、そのままあらぬ方向に飛び降りたゴリラは自らトップロープを越えて外へ。マーダラーがウッ!ハッ!に襲い掛かる。ウッ!ハッ!は矢口のような動きでマーダラーをひるませるとトップロープから落とす。ウッ!ハッ!は石井も落とす。サンボ浅子入場。とうとう60分を超えた。

35番目は菊澤光信(右写真)、36人目はニセ大仁田。これでようやく最後らしい。まだ権利を持ってるのは9人もいる。ウッ!ハッ!が大刀光を首固めに、カウント3。しかし当然ウッ!ハッ!もみんなに丸め込まれて退場。

高木がブラックジャック・ファンク、中牧が菊澤を落とす。残り5人。高木が中牧を落とす。ニセ大仁田がサンボ浅子を落とす(左写真)。あれ?残り2人?つぼはいつ退場に?

高木とニセ大仁田がロープ際でもつれる。ニセ大仁田なんとか踏ん張り、高木のみ場外へ。ニセ大仁田優勝。

ニセ大仁田(69分34秒 オーバーザトップロープ)高木

ニセ大仁田マイク「高木、お前は凄いよ。今日お前は60分以上闘った。オレとは同じ条件じゃない。」
高木「その年でよくここまで来たよ。」
ニセ大仁田「高木、ありがとうよ。今日出てくれた選手も、集まってくれた観客も、そして、大仁田さんも言うじゃろう。インディーは絶対に滅びん!」


森谷さん、素に戻り「ここからは普通に喋らせてもらうけど、そのうち言う時が来ると思ってたけど、大仁田さんは長州さんとやってやめるといってるけど、オレも、この年で実を言うともうあと多分何試合もできません。大仁田さんが長州さんとの試合を最後にするなら、オレは本家の大仁田さんと!お願いします!シングルで、シングルで闘ってください!」

疲れた・・・・・・。

入場順
1.高木三四郎
2.佐野直USA
3.篠社長
4.江川英知
5.高智政光
6.ゴールデンエイト
7.トーカイブシドーV3
8.つぼ原人
9.アステカ・ケンドー
10.サバイバル飛田
11.折原昌夫
12.エキサイティング吉田
13.Neoウィンガー
14.腐死鳥カラス
15.BIG石川
16.怨霊
17.会場敏
18.佐野直クリスタル
19.加藤茂郎
20.足立知也
21.みさえちゃん
22.ポイズン澤田BLACK
23.バイキング・タニグチ
24.藤沢一生
25.石井智宏
26.ザ・マーダラー
27.コンビニ強盗二世
28.ブラックジャック・ファンク
29.大刀光
30.中牧昭二
31.ラブマッシーン、ウッ!ハッ!
32.佐野直ワンダラー
33.ニセヴァーゴン・オソロシイゴリラ
34. サンボ浅子
35. 菊澤光信
36. ニセ大仁田

退場順
1.篠社長
2.佐野直USA
3.高智政光
4.ゴールデンエイト
5.アステカ・ケンドー
6.トーカイブシドーV3
7.江川英知
8.エキサイティング吉田
9.折原昌夫
10.怨霊
11.カラス
12.佐野直クリスタル
13.会場敏
14.サバイバル飛田
15.ポイズン澤田BLACK
16.みさえちゃん
17.コンビニ強盗二世
18.足立知也
19.藤沢一生
20.BIG石川
21.加藤茂郎
22.Neoウィンガー
23.バイキング・タニグチ
24.佐野直ワンダラー
25.ニセヴァーゴン・オソロシイゴリラ
26.ザ・マーダラー
27.石井智宏
28.大刀光
29.ラブマッシーン、ウッ!ハッ!
30.ブラックジャック・ファンク
31.菊澤光信
32.中牧昭二
33.サンボ浅子
34.高木三四郎
?.つぼ原人



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