JPWA 4/14後楽園ホール大会



会場に着いたらちょうど第1試合が始まるところ。入りは5割程度。なんだか記者やら関係者やらが多いぞ。


第1試合 岡本衛 vs ビリー・スコット

アメリカ軍監督ニック・ボックウィンクル。

日本軍監督藤原喜明。

スコットバック取る。立ち上がってスロイダーで投げるが今度はバック取れず。岡本上になってケサ固め。スコット十字狙うが岡本は腕を抜いてヒザを取る。スコット上になってギロチンチョーク。十字はブロックされる。

スコットバック取ってスリーパーに行くが外れる(左写真)。岡本上になって十字、スコットブロックしてヒザ十字。岡本上になってギロチンチョーク、脇腹にパンチ。

岡本アームロック狙い(右写真)、十字にスイッチするが決まらず。スコット上になる。グラウンドで張り手合戦。岡本立ってキック、倒れたところにニードロップ。5分経過。

スコットスリーパー、岡本投げてボディにパンチ。藤原「立て!」と指示。岡本その通り立ってキック、ニードロップ。スコットタックルで足取ってアンクル、岡本外す。藤原「蹴るしかない!」岡本キック、ネックホイップからケサ固め。立って首相撲からヒザ蹴り。スコット捕まえて腰投げ(左写真)。岡本上になってボディにパンチ。岡本優勢にはなるが全然そこから先がない。

立ってキック、スコット倒してヘッドシザーズ。スコット足を取る。岡本も取り返すが双方決まらない。岡本立ち上がってキック、スコットはネックロック。10分経過。スコットバック取る、岡本亀に。スコット十字、決まらず。岡本立ち上がってキック。岡本ヒザ蹴り3連打(右写真)、スコットバック取ってジャーマン。

スコットフロントチョーク、グラウンドに持ち込む。岡本上に。ボディにヘッドバット入れてケサ固め。スコット脱出してスリーパー。ロープから体が出てブレーク。岡本カカト落とし、ヒザ蹴りからスリーパー。グラウンドで脇腹にヒザ。スコットバック取る。マウントから張り手。15分経過。岡本上になる。立ち上がってハイキック(左写真)、スコット崩れ落ちるがレフェリーダウン取らない。

岡本ヒザ蹴り連打。スコット捕らえてフロントスープレックスから十字(右写真)、岡本ギブアップ。

スコット(16分12秒 腕ひしぎ十字固め)岡本


第2試合 橋本友彦 vs トム・バートン

柔道出身の橋本は黒の柔道着着用。なんか「1、2の三四郎」のプロ柔道に近いものがあるなあ。バートンは以前よりさらに太った感じ。橋本払い腰から上になる。バートン下からヒザを入れる。橋本上四方固めの体勢、バートン返してネックロック。バートンバック取るが放して立ち上がる。

バートンローキック、橋本払い腰?崩れてグラウンドに行くが橋本ブレーク。バートンが一本背負い(右写真)からケサ固め。橋本ヘッドシザーズで切り返して上に。両者立ち上がる。

バートンヒザ蹴り2発からスナップスープレックス(左写真)、上になるが何もせずにブレーク。5分経過。

橋本小外刈りで倒してケサ固めからマウント、立ち上がる。バートン強引にスリーパーに行くが外れて両者スタンドに。バートン片足タックルからレッグロック、橋本十字に切り返す(右写真)、バートンあっさりタップ。

橋本(7分10秒 腕ひしぎ十字固め)バートン


第3試合 前川烈 vs ジム・ウッディン

ウッディンは体型といい髪形といい怪しさ100%。前川はレスリングの出身のようだがなかなか組まずにローキックで探りを入れる。ウッディン足を取るがブレーク。

前川コーナーに詰めるとスロイダーで投げ(右写真)スリーパーに行くが決まらない。両者スタンド。ウッディンタックル、前川はガードポジションから十字。

ウッディン持ち上げて(左写真)落とす。前川は一本背負いからケサ固め、アームロックに行くが決まらず。

前川マウントから十字、ウッディン腕を抜いてサイドマウントから肩固め。脇腹にパンチ(右写真)。5分経過。

両者立つ。前川スロイダーから十字(左写真)、ウッディンタップ。

前川(5分53秒 腕ひしぎ十字固め)ウッディン


第4試合 佐藤耕平 vs ケーシー・ガイヤー

佐藤は両手にグローブ。パンチありなのか?ガイヤーがキックで先制、佐藤は捕まえてフロントチョーク。ガイヤーは抱え上げて落とす。

佐藤はすかさず下から十字(左写真)、ガイヤー再度持ち上げて落とす。佐藤は寝っ転がったままアリキック。立ち上がる。ガイヤーバック取る、佐藤回転してヒザ十字に行くがガイヤーはスカす。5分経過。

ガイヤーマウント取ってパンチ(右写真)。佐藤はTKシザーズみたいな感じで返す。

佐藤逆にマウント取る。ガイヤー下からしがみつくが佐藤はV1アームロック(左写真)、ガイヤータップ。

佐藤(7分24秒 V1アームロック)ガイヤー


これで「対抗戦」は日本の3勝1敗。メインを待つまでもなく勝敗は決まった。後は木村の強さを見て帰れば十分モト取れる、という感じだったが・・・・。


第5試合 木村浩一郎 vs ショーン・ヘルナンデス

ショーン・ヘルナンデス、全くの無名だと思う(私が知らないだけ?)が、いい体してるし、目つきもいい。木村はローキックを出すとガードしながら下がるという繰り返し。

ショーンが高速タックル、さすがの木村も倒される(左写真)。しかし下から十字、ヘルナンデス持ち上げて放り投げる(!)凄い怪力。

木村ロー、ハイ。ヘルナンデスキックキャッチして後ろに放り投げる(右写真)うわ、コイツは掘り出しもんかも。

腕の差し合い、木村はヒザ蹴り。ヘルナンデスタックルからレッグロック、木村十字に切り返すがヘルナンデスはまたも難なく持ち上げる(左写真)。今度は落とすのみ。木村キック、またキャッチして投げる。木村のやることなすこと全部逆襲に遭ってるじゃないか。

ヘルナンデス両足取って強引に逆エビに。木村は防御しながら下からヒザ十字(右写真)。ヘルナンデス立ち上がる。

木村バック取ってスリーパー、ヘルナンデス木村を背負ったままターンバックルに(左写真)。5分経過。

ヘルナンデスは木村の足を取って上から張り手(右写真)。ギロチンチョークに行くが木村も下から肩固めに。レフェリーが膠着とみなしてブレーク。納得行かないヘルナンデス。

木村ローキック、ヘルナンデスは掌底からタックル、木村腹固めに切り返すがヘルナンデス背負ったまま立ち上がり(左写真)バックフリップ。木村キック、ヘルナンデスキャッチして掌底。木村だんだん手が出なくなる。10分経過。

ヘルナンデスバック取る、木村アームロックに(右写真)、これも決まらない。ついには力で外される。ヘルナンデスは上から押さえつけるように掌底。木村の体がロープから出てブレーク。藤原監督が「ナックルではないか」と抗議。木村が押さえる。木村タックル、ヘルナンデスに見切られる。

しかし木村はバック取ってフェースロック(左写真)。ヘルナンデス立ち上がる。藤原監督とセコンドのトム・バートンが一触即発状態に。15分経過。

ヘルナンデスぶん投げてブレークするとフルネルソン。これは木村ブレークするがヘルナンデスバック取って強引に投げる(右写真)。これは強烈。さらにヘルナンデスはガットレンチに取るとカレリンズ・リフト。この技がこんなとこでまた見れるとは。ヘルナンデスバック取るが膠着でブレーク。

木村ローキックからタックル、ヘルナンデスバック取ってフェースロック。これで木村鼻血。20分経過。木村腕取って切り返すが十字には行けず。両者立つ。木村ヒザ蹴りから腰投げ(左写真)、ケサ固めに。

木村ヘッドシザーズにスイッチ(右写真)、しかしこれも抜けてしまう。

ヘルナンデスはまたもカレリンズ・リフト(左写真)。しかし決めには行けず。こちらもさすがにスタミナ切れたか?ヘルナンデスタックルで足取る。木村腹固めに切り返す。しかしヘルナンデスはまたもバックフリップで叩き付ける。25分経過。

木村ハイキック、ローキック、ヘルナンデスキャッチしてキック、これが金的に入ったもよう。木村しばし休んで試合再開。ヘルナンデスタックル、木村バック取ってスリーパー(右写真)、これが最後のチャンスか?木村締め上げるが決まらず。ヘルナンデス立ち上がって前に落とす。

木村タックル、ヘルナンデスネックロック。両者立ち上がる。2人間合いを図る中、ここで木村のハイキックがヘルナンデスの鼻っ柱に炸裂、ヘルナンデスが崩れ落ちる。レフェリーカウント、ヘルナンデス立てず(左写真)、KO宣告。

木村(27分58秒 KO)ヘルナンデス


藤原組長あいさつ。涙交じりに「今日の試合は全部良かった!」。

第4試合まででも十分だったが、ヘルナンデスと木村のハイキックで大満足。いい興行だった。次回は6月15日。どこの国が対抗戦に来るのだろう?



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