みちのく5/4岩沼市民体育センター大会



仙台から東北本線/常磐線で約20分、岩沼駅に到着。

駅から歩いて20分、岩沼の市役所前にある岩沼市民体育センターが今日の会場。開場1時間前というのにすでに列が。実際今日はよく入っていた。


第1試合 藤田穣 vs 湯浅和也

両者ロックアップ、湯浅がロープに詰める、クリーンブレーク。再度ロックアップ、藤田バック取る、湯浅切り返す。藤田が切り返して腕を取る(右写真)、湯浅さらに切り返してハンマーロックに。さらに切り返し合いから藤田がカニばさみで倒しダブルレッグロック+フェースロックに。湯浅ロープ。藤田ボディスラム3連発からカバー、カウント2。「起きろ!」と叫んでストンピング。立たせて逆水平、湯浅もエルボー打ち返す。エルボーの打ち合いに。

湯浅エルボー打ってヘッドロック、藤田ロープに振る。ショルダータックルは互角。藤田走ってエルボー。2発目は湯浅リープフロッグでかわしてエルボー。藤田ロープに飛ぶ、湯浅カウンターのショルダータックルで倒し、藤田が起き上がったところにドロップキック。湯浅ストンピングから逆片エビ、藤田ロープ。5分経過。湯浅ストンピング、背中にパンチ。キック打つが藤田はそれをキャッチするとニークラッシャー(左写真)に。

藤田低空ドロップキックからヒザ十字(右写真)、湯浅ロープ。藤田リング中央まで引っ張ってまたヒザ十字、湯浅ロープ。藤田は湯浅の顔面をターンバックルにぶつけ、腰にキック。後頭部に顔面(?)ウォッシュ。コーナーに詰めて逆水平、対角線コーナーに振って串刺しエルボー狙うが湯浅かわして逆にエルボー。

湯浅ブレーンバスターはブロックされるが、エルボー2発、コーナーに振って串刺しラリアットからノーザンライトスープレックス(左写真)、カウント2。

湯浅逆エビ(右写真)、藤田ロープ。湯浅再度足を取る、藤田それを支点に延髄蹴り(実際は肩口にヒット)。藤田リバースDDT、カウント2。DDTで寝せてスワンダイブ式ボディプレス。

最後はリバースバイパーホールド(左写真)、湯浅ギブアップ。

藤田(9分19秒 リバースバイパーホールド)湯浅


第2試合 チャパリータASARI&仮面天使ロゼッタ vs 吸血鼠魔女デビラッツ&サヤ原人

今日も藤田を襲うサヤ原人(右写真)。今日はこの瞬間に客席から悲鳴が。

先発はロゼッタとデビラッツ(左写真)。手四つから力比べ。

デビラッツはロゼッタの足を踏んでひるませると両手を踏みつける(右写真。それにしてもジャマだ>Samurai!カメラマン)。そしてサヤにカンチョー攻撃するように指示するが、サヤはなぜかデビラッツにカンチョー。ロゼッタボディスラムからカバー、カウント1でデビラッツ返してそのままチョーク。首投げから目突き。デビラッツロープに振る、ロゼッタ側転でかわしてパンチ、ASARIにタッチ。

ASARIロープに振る。デビラッツ切り返してラリアット、カウント2。デビラッツキャメルクラッチに取ってサヤに顔面攻撃するよう指示するが、またもサヤは言うこと聞かず、ASARIの顔を見て笑うのみ(左写真)。デビラッツストンピング、ロープに固定して顔面踏み付け。首投げからヘッドバット、サヤにタッチ。

サヤストンピング、ASARI飛びついてカサドーラホイップ。コーナーに振ってロンダートカンガルーキック(右写真)。

サヤ場外に逃げると藤田にまた迫る(左写真)。サヤリングに戻る。ASARIストンピング、髪ホイップ。Xファクターからキャメルクラッチに取って髪引っ張る。5分経過。

ASARIロープに固定して踏みつけ、観客からはブーイング。ロゼッタにタッチ。ロゼッタ逆エビ(右写真)、サヤロープに手を伸ばすがレフェリーの目を盗んでASARIが踏みつける。ロゼッタリリースしてターンバックルにぶつける。対角線コーナーに振る、サヤ切り返してコーナーに詰めるとモンゴリアンチョップ。空振り。ロゼッタパンチ、サヤモンゴリアン、今度はヒット。ロゼッタぐるぐるパンチ。飛びついて首投げ、ASARIにタッチ。

ASARIロープに飛んで大回転ヒッププレス、カウント2。2発目はサヤがパワーボムに切り返す。サヤギロチン、ASARIかわす。ロゼッタミサイルキック、ASARIもミサイルキック、カウント2。ASARIバック取る。サヤゆっくり前進してロープブレーク。ASARIロープに振る、サヤ切り返してヒップアタック。サヤコーナーに上る、ASARI追いかけて雪崩式フランケンシュタイナー(左写真)、デビラッツがひっくり返してエビ固め、カウント2。デビラッツにタッチ。

デビラッツ「ダブル!」と叫んでサヤと2人でASARIをロープに振る。が、サヤは何もせずにコーナーに帰る。ASARI一人残ったデビラッツにドロップキック。コーナーに振る。デビラッツ切り返してラリアット。ASARIかわしてティヘラ、カウント2。ASARIロープに走ってラリアット、デビラッツかわしてバックドロップ(右写真)、カウント2。デビラッツコーナーに上ってダイビングヘッドバット、ASARIかわしてノーザンライトスープレックス、カウント2。ロゼッタにタッチ。10分経過。

ロープワークからデビラッツはロゼッタにラリアット。引き起こしてSTO風にもう一発、カウント2。デビラッツコーナーに振る、ロゼッタ切り返して側転エルボー、デビラッツかわすがASARIが入って2人を場外に落とす。ASARI、ロゼッタの順でプランチャ連弾。ロゼッタがデビラッツをリングに戻してコーナーからダイビングボディアタック、デビラッツ丸めこむがロゼッタはブリッジで起き上がってロープに飛ぶ、デビラッツカウンターのラリアット、カウント2。ロゼッタバックを取るとジャーマン(左写真)、サヤがテッドにキスしてカウント妨害。サヤ「オエー」。

ロゼッタフィッシャーマンズスープレックス、ブリッジは途中で止めてコーナーに上がるとムーンサルトプレス(右写真)。当たりが浅いと見て「もう一回!」

そこに突然現れた怨霊(左写真)。ロゼッタリングに降りる。

そこにデビラッツが低空ドロップキック打ち込んでからの怨霊クラッチ(右写真)、これで3カウント。

デビラッツ(12分40秒 怨霊クラッチ)ロゼッタ

怨霊リングに入りロゼッタを助け起こす。どっちの味方なのか?

サスケが入って2人を引き離す(右写真)。怨霊はデビラッツ、ロゼッタはサスケとASARIがムリヤリ控室に。


第3試合 タイガーマスク vs つぼ原人

これは一体何なんだか・・・・・。

つぼタイガーを挑発、試合開始と同時にコーナーに突っ込む、タイガーかわしてスクールボーイ(右写真)、3カウント。

タイガー(0分7秒 エビ固め)つぼ

タイガー不満げながらもテーマ曲に乗って退場。つぼはその後を追っかけて再試合を懇願。テッドがとりなしてタイガーリングに戻る。二人で頭の下げあい(左写真)。タイガー途中でテッドに代わり、テッドとの試合を始めさせようとする、というシーンもあったが、結局はタイガーとの再試合開始。

ロックアップ、つぼロープに詰めるがクリーンブレーク。握手と見せかけてキック、モンゴリアンチョップ打ち込んで大胸筋ピクピクパフォーマンス。タイガー後ろから蹴る。つぼ本部席まで走って行ってゴング鳴らす。テッドが「お前が頼んで再試合やってるんだろが!」と責めるがつぼは「後ろからのキック禁止」条件をつける。タイガー笑って快諾(右写真)。

タイガー後ろからがダメなら、と前からキックの速射砲(左写真)。つぼ崩れ落ちた、かに見せかけて急所にかみつき。コーナーに固定して側転からカンチョー。

またも女性客に急所攻撃を手伝わせる(右写真)。今日の相方は積極的?つぼリングに戻ってストンピング。コーナーに振ってヒップアタック、タイガーはキックで迎撃。コーナーに振る、つぼ切り返す。タイガートンボを切ってソバット(威嚇のみ)。つぼもソバットに挑戦を主張、やってみるが全然上がらない。タイガーが「こうやるんだ」と手を出させてそこにソバット。つぼもう一度挑戦、やっぱり上がらない。タイガーもう一度手を出させるが、今度は胸板にソバットを当ててカバー、カウント3。

タイガー(4分27秒 片エビ固め)つぼ


第4試合 ザ・グレート・サスケ、グラン浜田、望月成晃 vs サスケ・ザ・グレート、アパッチェ、チャド・コリヤー

開始前からサスケを挑発するグレート(左写真)。しかし今日はコール時の奇襲はなし。

アパッチェとサスケで普通に試合が始まろうとした瞬間、グレートがサスケを襲って場外乱闘開始(右写真)。

今日もアパッチェがいい音させる。

望月とアパッチェが戻る。アパッチェ串刺しラリアットで倒すと顔面ウォッシュ(右写真)。

アパッチェは望月の顔面にチョップ(時折パンチ)を連打(左写真)。望月もキックで反撃。望月腕を取るとトップロープの反動を使ったホイップ2発。アパッチェ場外転落、浜田とコリヤーがリングイン。浜田キック、ヘッドロック、コリヤー振る、浜田ラリアット、コリヤーかわしてドロップキック。浜田はコリヤーのラリアットを強引にワキ固めに、サスケにタッチ。ダブルのチョップ、サスケコブラツイスト、グレートがカットしてそのままリングに残る。サスケとグレートロープの間を走る、サスケが何回目かにリングに伏せる、そこにグレートはセントーン。グレートコーナーに振って突進、サスケかわしてカニばさみ、グレート頭からターンバックルに。サスケがソバット打つとグレートは場外に。サスケ追う。また6人とも場外に。5分経過。

グレートと望月が戻る。望月ローキック連打からスリーパー、サスケがグレートのサーベルを持ってきて攻撃。グレートは望月をコーナーに連れ帰る。合体パイルドライバー、グレートがカバー、サスケがカット。サスケボディスラムからスリーパー、グレートはチンクラッシャーでブレーク。コリヤー入ってキックからカバー、カウント2。サスケがコーナーに連れ帰る。浜田入ってラリアット(右写真)、アパッチェがカット。

アパッチェがロープに振る、浜田コルバタに切り返す。浜田飛び付いてウラカン・ラナ、望月にタッチ。望月はアパッチェにミドルキック連打(左写真)、アパッチェはコーナーに連れ帰りグレートにタッチ。グレートは望月をコーナーに固定して急所を蹴り上げる。

グレートパイルドライバー(右写真)。ボディスラムからセカンドロープに上ってフットスタンプ。「しっかりしろ望月!」の野次が飛ぶ。コリヤーが入ってダブルのクローズライン。アパッチェチョップ、急所ギロチン、高角度ボディスラムからムーンサルトプレス、これには望月ヒザを立てて防御。コリヤーが望月捕まえてアパッチェがボディアタックに行くが望月かわしてコリヤーに誤爆、また場外戦に。10分経過。

サスケとグレート一旦戻るがサスケがグレートを放り出してトペコン。コリヤーと浜田がリングイン。コリヤーノーザンライトスープレックス(左写真)、カウント2。フィッシャーマンバスターもカウント2。コリヤー続いてブレーンバスター狙うが浜田はDDTに切り返す。カウント2。

浜田串刺しラリアットからコーナーにコリヤーを上げて雪崩式フランケンシュタイナー(右写真)、グレートがカット。望月が入ってグレートにソバット。ブレーンバスターに行くがグレートは後方に着地して金的。グレートみちのくドライバー、カウント2。スパイダージャーマン狙うが望月落とす。グレート再度コーナーに上がって雪崩式ブレーンバスター狙うも望月は逆に抱え上げてマットに叩きつけ、立ち上がったところにミサイルキック。

望月コーナーに飛び乗って三角飛び延髄蹴り(左写真)、カウント2。ドロップキックでグレートをエプロンに出すともう一発三角飛び延髄蹴り、グレート場外転落。サスケとアパッチェが入る。

アパッチェはチョップ連打すると怨霊クラッチ風の技でサスケを丸め込む(右写真)、カウントは2。ロープに振ってスパインバスター、高角度のボディスラムからその場飛びのムーンサルトプレス、カバーは望月がカット。

グレートが望月を場外に落としてラ・ケブラーダ。コリヤー入る。コリヤーウラカン・ラナ、サスケパワーボムで叩きつける。サスケ再度抱え上げるとサンダーファイヤーと言うより高野落としのような姿勢(左写真)から叩きつけ、コリヤーをフォール。

サスケ(14分10秒 エビ固め)コリヤー

グレートマイク。「まだまだ本調子じゃねえなあ?おいサスケ!気が変わったらいつでも俺のもとに来い!もう一度青いマスクをかぶれ!2億円だぞ2億円!」
サスケ(ノーマイク)「2億円なんかいらねえよ!」
グレート「そこの白いの!俺とサスケは毎日電話でコンタクト取ってるんだよ。サスケ!お前にもマネジャー付けてやるから。」また乱闘。


第5試合 新崎人生 vs 平直行

今日がデビュー戦の平、ローリング・ストーンズの「Start Me Up」で入場。

ファンの声援が集まる。今日の入りがよかったのも平のデビュー戦を見たい、というのが多かったのかな?地元だし。セコンドにはサスケが付く。

平キック連打。ヒザ蹴り、ハイキックで人生ダウン。カウント8。立ち上がると平はさらにヒザ蹴り。平タックルに、人生持ち上げてパワーボム、平ダウン、カウント6。平タックルからバック取ってスリーパー、人生ブレークしてバック取る。

人生グラウンドでコントロールするとネックロックに捕らえて立ち上がる(左写真)。平は反動をつけて人生を後方に投げ飛ばす。

平バック取ってスリーパー(右写真)、人生ロープ。

人生胴タックルで抱え上げる(左写真)とマットに叩きつける。このへんは体格差か。人生エビ固め、平切り返す。両者立つ。人生ネックロックに取ってグラウンドに。平ブレークして立ち上がる。平人生の足を取るとそのままあびせ蹴り風のキック、その勢いでヒザ十字に。

人生も足を取り返しアキレス腱固めの掛け合いに(右写真)。平がロープ。平再度アキレス腱固め、もう片足で人生の肩口にキック。人生その足を取ってアキレス腱固め。5分経過。

人生クロスヒールホールドからひっくり返してサソリ固めに。平ロープ。平立ち上がるとローキック連打(左写真)。人生ダウン、カウント8まで進む。平さらにローキック、人生キャッチして曼荼羅捻り。痛がる平に寝たままもう一発曼荼羅捻り。

人生はさらに足目掛けてスライディングキック。逆片エビに(右写真)。平ロープ。人生はうつぶせの平の背中目掛けてセントーン。

人生極楽固め狙う、平は下から蹴り上げてブレーク。平立ち上がってハイキック、人生はキャッチしてバックドロップ(左写真)。

人生は強引に平の腕を捻り上げるとロープ渡り。しかしチョップを落とそうと飛んだところ(右写真)に平がキックで迎撃。平ダブルアームスープレックス、ジャーマンスープレックスから体固め、人生2でキックアウト。10分経過。

平バック取る、人生ロープエスケープ。平背中にキック、人生はジャンプすると輪廻(左写真)。平ダウン。人生引き起こして拝みパワーボム狙う。

平はかわして背後から飛びついてスリーパー(右写真)、グラウンドに持ち込んで胴締め式で絞め上げる。人生ロープ。

平は立ち上がった人生に飛びヒザ蹴り2発(左写真)。人生ダウン、カウント8。

人生がコーナーを背に立ったところにもう一発、しかし人生はこれを受け止めてパワーボムに(右写真)。

人生素早くコーナーに飛び乗るとフラフラと立ち上がる平の後方からダイビングショルダーアタック(左写真)。人生再度コーナーに上がってダイビングヘッドバット、カバー、カウントは2。

人生は拝みパワーボム(右写真)から

極楽固め(左写真)、平がギブアップしないと、

ヒザを立てて体を反らせる(右写真)。テッドがストップ。

人生(13分16秒 レフェリーストップ)平

サスケリングイン、両者と握手を交わす。最初に人生にマイクを渡すが人生は拒否。そこで平がマイク。「すいません、負けてしまいました。いろいろやってきましたが、自分はプロレスが一番好きです!今日がスタートです。みなさんよろしくお願いします!」

サスケがマイク。「平選手・・・格闘技の道で一時代を築いた選手がゼロからのスタートです。30代半ばにして勇気あるというか、我々も見習わなければいけないチャレンジ精神だと思います。我々みちのくプロレスも、平選手のチャレンジ精神を見習って、いろいろなことにチャレンジしていかなければなりません。平選手の試合ぶりは、今の病んでいる日本に、絶対明るい未来をもたらすと思います。働くみなさんが、不況とかリストラとか、大変な状況にあると思いますが、今日、目に焼き付けた平選手の姿を思い出してください。平選手に限らず、どんどん、このみちプロに上がりたい人は上がってください。さっき来た化け物・・怨霊でも誰でもいい。このリングがすべて、チャンスの場です!」

いつもの決めゼリフはなし。



バスに乗り込むロゼッタちゃん。



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