NEO 7/30後楽園ホール大会



雑誌等では12時開始ということだったので急いで行って当日券買うと「開場11:30、開始12:30」になっていた。しかしこの時点で11時40分というのにまだ開場はしていない。12時10分、そろそろ開いてるだろうと思って5階に上がるとまだ開場していない。篠社長が顔を出し「音響トラブルで開場が遅れてます。治り次第開けますので」と事情説明。それにしてもこれは遅い。結局開場したのは12時18分。開始も20分遅れの12時50分。まずは映像、のはずが音が出ない。あれだけ待たせてまた「音響トラブル」。結局映像はほっといてカード発表、すぐに第1試合が開始。


第1試合 タニー・マウス&中野知陽呂 vs 矢樹広弓&倉垣翼

先にリングに上がったチーム武蔵野、サインボールをバットで客席に打ち込む。

矢樹入場。この視線がいい。

先発はタニーと倉垣。倉垣キック入れてコーナーに振ると側転エルボー、タニースカす。タニー対角線コーナーに振ると見せかけて逆に手前のコーナーのターンバックルに倉垣をぶつける。タニーは倉垣をコーナーに宙吊り。中野入り、タニーをシーソーホイップで倉垣にぶつける。タニーの頭が倉垣のボディに刺さる。タニーコーナーに振る、倉垣反転ボディアタック。タニーロープに走る、倉垣キャッチしてバックドロップ(右写真)、カウント2。倉垣コーナーにぶつけて突っ込む、タニーかわしてアームロック、倉垣ロープ。

タニー首投げからスリーパー、倉垣切り返す。タニー下から三角絞め、足取ってヒザ十字固め。倉垣ブレークしてがぶる、タニー足すくって倒すが倉垣は下から腕十字(左写真)、タニーロープ。倉垣ストンピング、腕ひねり上げる。タニー足を取って倒し、抱え込み逆片エビから裏アキレス腱固め、倉垣ロープ。タニースライディングキック、2発目倉垣かわすとロープに走ってエルボーアタック、カバー、カウント2。倉垣逆エビに行くがタニーはコークスクリューホイップで投げて裏アキレス腱固めに、倉垣ロープ。タニーヒザ砕きから中野にタッチ。中野ハイキック、倉垣かわす。ミドルキックはキャッチしてドラゴンスクリュー。5分経過。

中野がロープを背に立つ、倉垣突っ込む、中野ショルダースルーでかわすが倉垣はエプロンに立ってエルボー。ロープ越しにエルボーの打ち合い。矢樹が入って中野の背中からダブルパンチ。中野が矢樹に突っかかる。矢樹はバックドロップで投げる。立ち上がったところに倉垣ミサイルキック(右写真)、カウント2。矢樹が入る。ダブルでロープに振り、倉垣が矢樹を抱えて矢樹ダブルキック。

倉垣ロープに振ってアルゼンチンバックブリーカーに(左写真)。落として逆エビに。中野ロープ。倉垣は矢樹にタッチ。

矢樹ロープに飛ぶ、中野のパンチをかわして後方から十字架固め、回転エビで丸め込む(右写真)。カウント2。

矢樹ロープに振る、中野切り返す、矢樹回転エビ固めからヒザ十字に(左写真)、中野ロープ。矢樹ボディプレスからコーナーに上りダイビングプレス、中野ヒザを突き立てる。

中野ハイキックからコーナーに上る。倉垣が押さえて矢樹は雪崩式一本背負い(右写真)、タニーがカバーはカット。矢樹コーナーに振る、中野切り返してあびせ蹴り、矢樹のおでこにヒット。タニーが入る。タニーが矢樹をコーナーから振り、中野がトラースキック。タニーが逆さ押さえ込み、中野がそれを利用してジャックナイフ、カウント2。タニーに正式タッチ。

タニーロープに振る、矢樹カサドーラに切り返す、エビ固めの応酬からタニーがバックを取ってジャーマン(左写真)、カウント2。タニーボディスラムからコーナーに上ってダイビングヘッドバット、矢樹かわして顔面にドロップキック。矢樹ロープに走る、中野エプロンから捕まえるがタニーのキックは中野に誤爆。

矢樹は投げ捨てのランセット・アーチ(右写真)からコーナーに上ってミサイルキック、カウント2。倉垣もミサイルキック、これはスカされる。倉垣ロープに飛ぶ、中野エプロンから捕まえる。タニーの攻撃は中野に誤爆。中野場外転落、タニーも倉垣が落とす。10分経過。

春山が2人を捕まえると倉垣はエプロンからドロップキック。続いてコーナーから矢樹はプランチャ(左写真)。倉垣がタニーを連れてリングに戻る。

倉垣ボディスラムからコーナーに上ってムーンサルト(右写真)、中野がカット。

倉垣コーナーに上る。中野下から掌底。タニーもセカンドロープまで上ってヘッドバット連打。タニーが通天閣スペシャルの逆の形で投げ、中野がコーナーから飛んでフェースクラッシャー(左写真)、カバーは矢樹がカット。中野が矢樹を場外で釘付けにする間にタニーはダブルアーム式フェースバスター(自分がジャンプする形)で倉垣をピン。

タニー(11分40秒 体固め)倉垣

試合後は「毎回恒例ヒーローインタビュー」(という割にはあんまり息が合ってない)。


第2試合 「ReMix特別試合」遠藤紗矢 vs 石原美和子

ルールは5分3ラウンド、グラウンドでの打撃攻撃はなし。レフェリーが「膠着」と判断して20秒後にブレーク。レフェリー野口大介のほかにジャッジが2人(橋本友彦、ジャッジ金子)。空手道禅道会と紹介された石原、結構デカい。デカくてもでくのぼう、というはよくいるが。開始早々石原が左右のパンチ繰り出す(右写真)。これが遠藤の顔面に入り完璧に機先を制した形に。遠藤タックル行くが石原切る。石原バック取る。遠藤は亀状態。

石原引っくり返してアームロックに。グラウンドもうまいじゃん。しかし関節を極めるには至らず、レフェリーがブレーク。遠藤の顔面は最初のパンチで腫れている。石原ローキック、またパンチ連打。石原タックルから十字狙う。残り1分。石原サイドマウントに。遠藤うつぶせで何とかこらえようとするがついに十字が決まる。遠藤の腕が伸び切り、レフェリー野口がストップ。

石原(1ラウンド4分59秒 腕ひしぎ十字固め)遠藤

遠藤「フザケんなよ!まだできるよ!お前関節わかってんのか?」と抗議。んー、確かにすぐ折れるとかいう状態ではなかったが、あれで止めなきゃ石原はもっと力入れただけだろうしなあ。時間はなかったけど。とにかく最初のパンチで決まってたようなもんだ。みちのく遠征と格闘技戦の練習は両立できなかった、とは言わないだろうが。


場内が突然暗転して「SPEED2〜T.K.REMIX」(桜庭和志のテーマ曲)が流れるから何かと思ったら桜庭あつこ入場(右写真)。

「えっとぅ、12月5日にぃ、行われるぅ、格闘技大会に出場することになりましたぁ!」出るのは、つっか、出すのは勝手だけど、さっきまでそのリングで行われてたこと(あれだけ鍛えてるレスラーが顔を腫らし、腕を極められる)と余りに差があるよ、ってな感じ。トーナメントに出るってんじゃないからいいか。


第3試合 宮崎有妃 vs 井上貴子

手四つから貴子ローキックで先制。腕の取り合い、貴子エルボー入れてロープに振る、宮崎クロスボディで返すが貴子はキックで撃墜。貴子DDT、顔面キック連打。起こしてダブルアームスープレックス、カウント2。貴子がぶる、宮崎両足をすくって倒し、逆エビに。引っくり返せずアキレス腱固めに移行。貴子は顔面を踏みつけて脱出。サッカーボールキック、再度DDT。頭にエルボースタッブ2発。ツームストーンドライバー、カウント2。

貴子スリーパー、宮崎外すとボディシザーズに。宮崎はヒジとかみつきでブレーク。宮崎ストンピング、腕ひねり上げてエルボー、ロープを使って腕攻め(左写真)、腕折り。宮崎チョップ連打してアームホイップからワキ固め。5分経過。

宮崎アームストレッチ、リリースして肩にストンピング、ドロップキック。ブレーンバスター(右写真)はそのままブリッジで固める、カウント1。宮崎十字狙い、貴子ブロック。貴子振りほどいて宮崎をロープに振る、宮崎ジャンピングネックブリーカードロップで返す。ボディスラムから腕にフットスタンプ。また十字狙い、貴子は上体を起こしてブロック。

貴子コーナーに振る、宮崎はコーナーに飛び乗ってヒップアタック(左写真)、カウント2。宮崎コーナーに振る、貴子切り返す、宮崎反転ミサイルキック、貴子スカす。宮崎は貴子の腕を取るとコーナーに上ってサルト・モルタルからのホイップ狙うが手が途中で離れ失敗。貴子ロープに振ってドロップキック、宮崎スカす。

宮崎コーナーに上る、貴子雪崩式アームホイップ(右写真)、カウント2。貴子パワーボムの体勢、宮崎ブロック、宮崎が起きたところに貴子裏拳、宮崎かわしてバック取るとジャーマン、しかしつぶれる。10分経過。

宮崎コーナーに上る。が、「キャッ」と叫んで自分からエプロンに降りる。バランス崩した?貴子はリング内に引きずり込んでDDT、後頭部にキック連打、カウント2。立ったところにハイキック、カバー、カウント2。貴子デスティニーハンマー、宮崎かわしてウラカン・ラナ、しかし足をフックできずカウント2。宮崎キャプチュード、カウント2。コーナーに上ってムーンサルトプレス(左写真)、これも2。宮崎タイガースープレックス狙う、貴子ブロックしてキック。

貴子コーナーに上る、宮崎下から張り手打って上る。貴子雪崩式ノド輪落とし、カウント2。貴子裏拳、宮崎ブロックしてタイガースープレックス、これもつぶれる。宮崎コーナーに上る、貴子追う。宮崎雪崩式回転エビ、カウント2。貴子のパンチをかわした宮崎サルト・モルタル、着地したところに貴子裏拳。なんとか立ったところにとどめの裏拳(右写真)、3カウント。

貴子(12分?秒 体固め)宮崎

貴子の下相手の試合といえばいつも愛に満ち溢れてるのに。相手がこれだけ失敗するとそうもいかんかなあ〜。宮崎もいつもダメってんじゃないけど、やっぱり失敗多すぎ。



宮崎がようやく控室に帰ろうとしてるところに妙な覆面女が乱入、宮崎を急襲(左写真)。全身隠していてもなんか雰囲気はわかるというかなんというか。その人がさっきまで会場にいたとかなんとか。

休憩明け、音響トラブルで上映できなかった映像(一部?)がここで披露。「NEOニュース」ではタニー“ジャストミート”マウスが福沢風にNEOシングル選手権&女子NWAパシフィック選手権日本代表決定戦のアメリカ代表であるデビー・マレンコのコメントを読み上げたり。でもデビー・マレンコねえ。どっかでプロレス続けてるという話は聞いたことあるよな気もするが、どうなんでしょう?


第4試合 「ReMix特別試合」元気美佐恵 vs 八木淳子

いやー何と言いますか。久々にリングに立った八木(右写真)。ぷよぷよしてますねえ。

元気が先制攻撃、コーナーに詰めて顔面キック、ストンピング(左写真)。一旦離れる。

八木はローキックから組み付いて巴投げ、元気つぶしてマウント。八木切り返してマウントから顔面パンチを細かく入れていく(右写真)。さっきのとはルール違うのか。そういえばこれは時間無制限一本勝負だったか。八木十字狙う、元気ブロックして立ち上がり、太ももにキック。

立たせて顔面にヒザ。八木タックルで倒す、元気ガードポジションのままロープエスケープ。ロープもありか。八木コーナーに詰める、元気切り返してチョップ連打。八木さらに返してヒザ蹴り。5分経過。元気胴タックルから抱え上げて(左写真)水車落とし。

十字狙うが八木はブロックして逆に十字、元気ロープ(右写真)。八木ローキック、元気は顔面にエルボー。

元気顔面にヒザ連打(左写真)。八木タックル行くが元気は切ってバック取り、八木をつぶすと「カンパーナ!」

今まさに上げん、というときに足のロックが外れてカンパーナは失敗(右写真)、元気スリーパーに。八木返して足を取るとヒザ十字。元気アキレス腱固めで返す。互いに空いた足で相手を蹴り合う。10分経過。

八木ヘッドロック、元気は強引にバックドロップに(左写真)。

元気もう一発バックドロップ(右写真)、顔面キック連打。エルボーから顔面キック、八木ダウン、カウントは7。

元気コーナーに詰めてエルボー連打(左写真)。7、8発はヒットしたろうか?さらに後頭部にエルボー連打、八木ダウン。

元気Gドライバー狙って抱え上げる、八木後方に着地してスリーパー、最初はかからなかったが、グラウンドに持ち込んでチョークスリーパー(右写真)、元気耐えたがついにタップ。

八木(11分57秒 チョークスリーパー)元気

八木はまだまだなんちゃって格闘家っぽいなあ。つーかレスラー同士の「異種格闘技戦」なのに片方がプロレスしなかった、ってだけの試合?


第5試合 NEOシングル選手権&女子NWAパシフィック選手権日本代表決定戦
井上京子 vs 田村欣子

緊張してるんでしょうねえ>この表情(左写真)。

田村先制するが、京子は強烈なラリアットでお返し。DDT、引き起こしてラリアット、自らロープに飛んでラリアット(右写真)、カウント2。起こしてショートレンジのラリアット。コーナーに振る、田村反転キャノンボール?京子はスカして逆片エビ、田村ロープ。

京子田村をロープに固定してラリアット、コーナーに上る。田村下からキック入れて雪崩式ダブルリストアームサルト(左写真)。さらに正調ダブルリストアームサルト3連発、カウント2。コーナーに上ってまたキャノンボール、京子またスカしてジャーマン。しかし京子は腰を気にする。5分経過。

京子コーナーに振って串刺しラリアット、田村かわして串刺しニー、京子キャッチして抱え上げるとパワーボムの要領でターンバックルに投げつける。ロープに振ってラリアット、田村キャッチしてワキ固め、京子回転して逃げる、田村はタムーズ・ロックに移行(右写真)、京子ロープ。

田村バックドロップの体勢、京子ビクとも動かない。エルボー打ち合いは京子の勝ち。京子2度目のロープ固定ラリアット、田村かわして低空ドロップキックからスリーパー、京子ロープ。田村スライディングキックで京子を場外に落とす。場外で裏ダブルリストアームサルト、本部席の机に寝せてコーナーからキャノンボール(左写真)、これは見事にヒット。

折れ曲がった本部席(右写真)。しかし京子は田村のバックを取ると場外ジャーマン、先にリングに戻る。田村もエプロンに立ってロープ越しにエルボーの打ち合い、田村首を取ってロープ利用のスタナー、コーナーに上って京子の後頭部にミサイルキック、ラ・マヒストラルで丸めるがカウント2。

田村ロープに振る、京子ラリアットで返す。京子ナイアガラドライバーの体勢、田村逆に持ち上げブルズ・ポセイドン風に垂直に落とす。田村コーナーに上る。京子張り手打って自分も上る。田村一旦リングに下り、京子を捕まえてまた上り、雪崩式の高角度バックドロップ(左写真)、カウント2。

田村裏ダブルリストアームサルト連発、京子1で返す。京子ラリアットからナイアガラドライバー(右写真)、カウント2で田村返す。2発目はブロックして田村エルボー2発、カバー、カウント2。京子ラリアット、田村かわしてエルボー、押え込むとカウント3。

田村(14分22秒 片エビ固め)京子
※田村が決定戦日本代表に(アメリカ代表はデビー・マレンコ)。

田村マイク。「がったぞー!本当に、みなさんの声援のおかげですありがとうございました。アメリカ行ってベルト持って戻ってきます。・・・・・・・これがNEOの試合だ!

最後に「ノーマルな女子プロレス」でよかったなあ。セコンドに付いていた元気の「先を越されて・・・」悔しそうな顔が印象的。



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