埼玉プロレス1/23大田区民プラザ大会



6時55分頃開場。特設売店でえもいわれぬレア物(後藤写真パネル、CD、パンフ、半券その他)が全品100円/500円で売られ、ひとしきり盛り上がる。7時21分、リングアナのブロディ安藤が「試合開始します。それに先立ちまして埼玉プロレス代表・サバイバル飛田から新年のご挨拶を」と。
飛田挨拶(右写真)。「去年で終わると思ってたんだけど・・・世紀末になっちゃって途方に暮れています。三日月仮面から言われたんですが、埼玉の愛と平和を守ろうなんて思ってないんですが、どっちかというと大田区民プラザでしか試合してないんで『大田区民プロレス』に改名しろって言われてるくらいで。でも『埼玉プロレス』ってのは来々軒みたいな屋号なんで。今年もオレなりに娯楽を追求していきますので応援よろしくお願いします。」


第1試合 市川大輔(冴夢来) vs スラッシュ

2回連続出場の市川大輔。

これが「リバーサイドプロレスの亡霊」スラッシュ。レフェリーはアイアンマン西田。

スラッシュキック連打。相手の目の前で足が伸びるようなキック(左写真)。市川くらいながらもヘッドロックに決めてフライングメイヤーに。しかしスラッシュ切り返して立ち上がるとハイキック、市川ダウンするがカウントはなし。

スラッシュダブルアームスープレックス(右写真)、そのまま放さずにもう一回投げる。市川立ち上がるとキックから首投げ、スリーパーに取るがスラッシュは下から顔面いヒザ蹴りでブレーク。スラッシュキック、市川カウンターで張り手。市川腕取って十字に行くが腕がスッポ抜ける。

市川立って張り手、チョップ2発からドロップキック(左写真)、カバーに行くがカウントは1。

スラッシュは後ろ回し蹴りをヒットさせてアキレス腱固めに。市川がヒールを取り返す(右写真)が、スラッシュがまたアキレスに。市川エスケープ。ロックアップからスラッシュ体を沈めるとアキレス腱固めからSTFのような体勢、市川が逃げるとパンチ一発入れて立ち上がる。市川モンゴリアンチョップ、倒れたスラッシュに手刀落とす。さらにストンピング、エルボードロップ。5分経過。

市川腕をひねり上げてワキ固めに、スラッシュ前転して脱出。スラッシュ素早く市川の腕をアームロックに取る(左写真)。さらに十字に移行するが市川逆に十字に切り返す。スラッシュ立ち上がって張り手。市川も張り返す。スラッシュバックブロー、市川ダウン。

スラッシュスイングネックブリーカードロップ、ニーオンザベリーからパンチ入れて立ち上がり、ミドルキックから横につくとビクトル投げ(右写真)、ヒザをガッチリ極めると市川ギブアップ。

スラッシュ(7分5秒 ヒザ十字固め)市川


第2試合 佐野直(国際PP)vs 長瀬正和(T.A.M.A.)

今日の佐野は「小道具」なし。長瀬は両手にグローブ。長瀬が鋭いローキックで先制、佐野もローキックで返す。佐野中に入ろうとするが長瀬のキックの前に入れない。

佐野タックル、長瀬あっさり切ると上になってパンチ連打(右写真)。佐野脱出して立ち上がるとヘッドロックからフライングメイヤー。マウント取って張り手を連打するが長瀬はすべてガード。佐野は長瀬を立たせてアッパー掌底から強引にフェースクラッシャー。

上になるが何もできないまま長瀬に形勢逆転されまたパンチ浴びる(左写真)。しかし佐野切り返して上になる。

佐野は足を取るとサソリ固め狙う。しかし両足を固めることができずアキレス腱固めに。長瀬アキレス取り返し(右写真)、さらにカカト落とし。佐野脱出して立ち上がる。

長瀬キック連打、佐野キャッチするが逆に押し倒される。うつぶせになる佐野に長瀬はパンチを落とす(左写真)とすぐにスリーパー、佐野の口から「グー」という声が漏れ、すぐに西田レフェリーがストップ。

長瀬(5分13秒 レフェリーストップ)佐野

佐野マイク「オレ、ギブアップしてないっすよ。市川、オレと負けてプロレス全敗じゃないすか!飛田さん!もう一回タッグマッチでやらせてください!オレはプロレスを守りたいんです!」

飛田「お前らどこのメダリストかもわからないインチキ空手家に負けやがって!もう1回やれ!お前らの後先に関わってくるぞ!休憩明けタッグマッチだ!」


今回もゴングはたこ焼き器(右写真)。


第3試合 佐野直&市川大輔 vs 長瀬正和&スラッシュ

スラッシュ、ヌンチャク振り回しながら入場、入ってくると佐野に投げつける。佐野は拾うと売店の100円コーナーに置いてくる。先発は佐野と長瀬。佐野が飛び込んでアリキックに行くが効かない。長瀬ローキック(左写真)、佐野はドロップキックで返すが長瀬かわす。長瀬は佐野の足を取って上になるとパンチ。佐野は立ち上がって距離を取る。

長瀬はマウント取ってパンチ、うつぶせになった佐野にさらにパンチ(右写真)。コーナーに引っ張って行ってスラッシュにタッチ。スラッシュハイキック。佐野は水面蹴りに行くがスラッシュ動じない。苦笑いするしかない佐野。市川にタッチ。

スラッシュハイキック、市川キャッチする。スラッシュ身を沈めて三角絞めに。市川外してスリーパーに(左写真)。スラッシュ立ち上がると背負い投げでブレーク。スラッシュキック連打。市川胸を出して「来い!」と叫ぶ。スラッシュチョップ。市川また「来い!」スラッシュチョップ、ミドルキック、ローキック。長瀬も入ってローキック。タッチしてソバット。

市川エルボー、背中にパンチ。長瀬は片足タックルで倒すが市川は三角絞めに切り返す(右写真)、長瀬エスケープ。長瀬キック、パンチ、ヒザ蹴り。市川キャッチしてグラウンドに。アームロックに行くとスラッシュがカット。長瀬キック連打、スラッシュに代わるとスラッシュもキック。スラッシュアキレス腱固め、市川立ち上がる。バック取ってスリーパー、外れて市川首投げ、佐野にタッチ。

佐野入ってダブルのブレーンバスター。佐野がスラッシュを羽交い締めして、市川が場外から助走を付けてドロップキック(左写真)。佐野がカバーするが長瀬がカット。5分経過。スラッシュリバースフルネルソンに取るが体勢崩れる。踏みつけてヒザ十字に。市川がカット。長瀬にタッチ。

佐野張り手入れるとデンジャラスドラゴンスリーパータカギに(右写真)。スラッシュカットに入るが市川がこれを押さえる。しかし佐野の技が外れてしまう。佐野は長瀬とスラッシュの頭を同士討ちさせる。

佐野が2人を捕まえ、市川が再び助走付きドロップキック(左写真)、佐野が長瀬を丸め込んで3カウント。

佐野(5分31秒 片エビ固め)長瀬

西田レフェリーに抗議する長瀬。佐野マイク。「長瀬!プロレスには3カウントがあるんだよ!バーカ!」

スラッシュ「ヌンチャクは200円でお願いします。」

すっかりズレてしまった畳。あちこちにスキマが。ブロディ安藤「ご覧の通り、リングが大変危険です!絶対に近づかないで下さい!」いや、そういう「危険」じゃないんだが・・・・


第4試合 サバイバル飛田 vs 三日月仮面

飛田が先に入場。一部観客がいつもの「怪人入場口」に集結する。しかし三日月仮面(右写真)は意表を突いて全然違う方向から入場。

腹にはガムテープ(?)で「三日月」の文字(左写真)。

対峙する2人(右写真)。三日月仮面飛び込んでローキック(?)、飛田の体勢が崩れる。

三日月仮面ヘッドロックからグラウンドに(左写真)。飛田は頭を引きぬいてストンピング。三日月仮面立ち上がると飛びヒザ蹴り、飛田ダウン。カウント5で立つ。

グラウンドでもみ合うと「月」の部分が取れ(右写真)「三日仮面」に。

三日仮面フライングメイヤーからマウント取って張り手連打(左写真)。立たせてヒザ蹴り、今度もカウント5。飛田立ち上がるとグーパンチ、三日仮面ダウンするがすぐに「ムク」と起き上がる。三日仮面ここでいきなり側転、前回り受け身。

飛田をリングの端に振って前転アタック(右写真)。リングに戻すと目の前でまた前回り受け身。そして側転。

回って立ち上がろうとしたところに飛田ストンピング。さらにパンチを乱打(左写真)。三日仮面の頭巾が取れる。

飛田パイルドライバー(右写真)からカバー、3カウント。

飛田(3分59秒 体固め)三日月仮面

飛田キレて殴りまくる。レフェリーが制止。

飛田マイク。「ナメんじゃねえコノヤロー!いくらマスコミにボロクソ書かれててもこっちには引けない一線ってのがあるんだ!」「とまあこんな感じで最悪の正月になってしまいましたがみなさんはいかがお過ごしでしょうか?ネオレがあったらあっちでやりたかったな。チャパリータ追っかけてアルシオンあたりでオレとマンホール人で。」

ブロディ安藤が「次回は2月20日、日曜日、この会場で。」と告知。

飛田が帰る客に「これにこりずに来てください。」
「ひょっとしたら手折れてるかもしれません。」確かに手首が腫れている。
「グローブすりゃよかったかな?」あ、相手殴った時か。
来ていた二瓶組長には「違う意味でケンカプロレスになっちゃいましたよ」と飛田。

なんつーか、まあ、期待は言われた通りしていなかったが、感動も別になかったな、と。それなりに楽しんだのはいつもの通りだが。



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