Jd' 2001/10/28 ディファ有明大会その3



第9試合 矢樹広弓、亜利弥'、武藤裕代 vs ザ・ブラディー、ファング鈴木、阿部幸江

先発は来週にダブルタイトル戦を控える矢樹(左写真)とブラディー、かと思いきや武藤が矢樹を押しのけて先発を買って出る。武藤はブラディーにケサ斬りチョップ連発。矢樹、亜利弥'も入ってスーパーテラーズの3人を激突させてポーズ取る。スーパーテラーズ反撃、正規軍の3人を場外に出す。

阿部(右写真)は亜利弥'、ブラディーは矢樹、ファングは武藤をそれぞれ場外に。阿部は健康棒攻撃。ブラディーは観客の傘で矢樹の首を絞め、イスで殴る。ブラディーリングに戻る。武藤がファングを振り切ってリングに。

武藤とブラディーで再開、互いにヘッドバットを打ち合う(左写真)。武藤はブラディーをコーナーに詰めてかみつき。ブラディーはセコンドから渡されたチェーンで殴って形勢逆転、阿部にタッチ。

阿部コーナーに振る、武藤切り返してバックドロップ(右写真)、カウント2。武藤アルゼンチンバックブリーカーに、阿部エビに丸め込む、カウント2。阿部ロープに振る、武藤切り返す、阿部ロープに飛び乗って突っ込んできた武藤をコルバタ、ファングにタッチ。ファングラリアット、武藤かわしてチョップ、亜利弥'にタッチ。

ファングロープに振ってキチンシンク、カウント1。阿部にタッチ。阿部ドロップキック、亜利弥'スカして逆にドロップキック、矢樹にタッチ。矢樹首投げ、バック取ると十字(左写真)、阿部ブロックしてブラディーにタッチ。5分経過。

ロープワーク、ブラディーセカンドロープに飛び乗ってトペ・レベルサ、矢樹スカす。矢樹飛びついてカサドーラ、カウント2。コーナーに上がってクロスボディ、カウント1。矢樹ジャーマン、カウント2。矢樹一本背負い、ブラディーバック取ってジャーマン。ロープに詰めて3人で攻撃(右写真)、ファングにタッチ。

ファングラリアット、矢樹ワキ固めに。矢樹腕にかみつく。矢樹ロープに振るファング切り返す、矢樹コルバタ。矢樹ロープに飛ぶ、ブラディー足引っ張る。ファングパイルドライバー狙う、矢樹ブロック。ファングスリーパーに取ってぶん回す(左写真)。矢樹は投げ飛ばされたのを利用して亜利弥'にタッチ。

亜利弥'DDT、ファングノド輪落とし、カウント2。ファングラリアット3発(右写真)、カウント2。ファングロープに飛ぶ、武藤がエプロンからチョップ、亜利弥'スイングDDT。ブラディーイス持って入る。ロープに振ってダブルのイス攻撃。

ファングバックドロップ、カウント2。阿部にタッチ。ファングが肩車、阿部がコーナーから飛んでヒップドロップ(左写真)、カバーは武藤がカット。阿部と亜利弥'はエルボー打ち合い。10分経過。

ロープワークから亜利弥'スピンキック、カウント2。亜利弥'変形のスープレックス(右写真)、武藤にタッチ。武藤かつぐ、阿部エビに丸め込む。阿部目突きから飛びついてコルバタ、カウント2。阿部ロープに振る、武藤ケサ斬りで返す。カバーはブラディーがイスでカット。ブラディーイス連打。

その間に阿部はコーナーに上るが矢樹が雪崩式一本背負いで投げる(左写真)。武藤アルゼンチンバックブリーカー、阿部またも着地。武藤チョップからまたアルゼンチン、今度はブラディーがカット。阿部はファングにタッチ。

ファングイスで連打、イスを置いてその上にカミカゼ(右写真)、ブラディーがコーナーからダイビングセントーン、カウント2。

ファングラリアット、ブラディージャーマン(左写真)、武藤1で返す。

ブラディーはブラディーEXに、武藤前方に投げる。ブラディーまたEXの体勢に(右写真)、矢樹がカット。阿部とファングが矢樹と亜利弥'を場外に。ブラディーはEXの体勢、決まりが浅い、亜利弥'が戻ってカット。

武藤はブラディーを垂直落下式ブレーンバスター(左写真)、カバーはファングがカット。ブラディーはEXに、亜利弥'がカット。15分経過。

ブラディーしつこくEXの体勢(右写真)、武藤起き上がって前方に投げる。

ブラディーは足を掛けてそのままエビ固めに(左写真)、カウント3。

ブラディー(15分17秒 エクストラホールド)武藤

ブラディーマイク。「矢樹選手、11.4楽しみにしてますよ。今日は武藤だから武藤程度にしといたけど、アンタにはもっとエグく行くから。」矢樹詰め寄って言葉を交わす。握手して離れる。

これで終わりかと思ったら阿部がマイク「亜利弥'さーん、11.4覚えてるよね?あんた負けたらJd'即追放だから。」ある客「自分だって引退しなかったくせに!」阿部「うるさいんだよ!亜利弥'さん、再就職先探しといた方がいいんじゃない?」亜利弥'「うっせーんだよバカ!」阿部「バカはおめーだよ。」そこに卯木が割って入る。「阿部さん、あなたが負けた時の条件もあった方がフェアじゃないですか?あなたが負けたらスーパーテラーズやめて正規軍に戻る。どうです?」 阿部「おっけー、いいですよ。その代わり、ワタシの時みたいに『阿部は引退させませーん』なんておぶって連れて帰らないでくださいね。」阿部ちゃん、それは自虐的。


第10試合 "Catch The Weapon"マッチ
KAZUKI vs ドレイク森松

見えにくいがコーナーポストの上5mに互いの得意の凶器である黒バット(右写真)とペール缶が置いてあり、最初の5分間はその凶器は使用不可、5分越えた時点からよじ上って自分の凶器を取った方に「勝利権」が与えられ(つまり凶器GETしてない方はフォールしても認められない)、勝利権持ってる方は相手をフォール、KO、ギブアップに追い込むか相手の凶器も上って取っちゃえばそれでも勝ち、というわかりにくいルール。こういう凝ったルールの試合はイチかバチかだよなあ。

試合開始と同時にドレイクがいきなりドレイクボトム、KAZUKI場外エスケープ。ドレイク客席に放り投げてイス攻撃。南側のヒナ段に上がってきてイスチャンバラからドレイクが一方的にイス攻撃(左写真)。

しかしKAZUKIはスキをついて客席でバックドロップ、カメラ台に上ると(右写真)そこからダイビングプレス。これで主導権を握ったか、と思ったらドレイクも客席でバックドロップ。序盤から凄まじい試合に。

MARUがガムテープでドレイクの手を客席の手すりに固定する(左写真)。その間にKAZUKIリングに戻るがレフェリーのトミー蘭がドレイクをすぐに解放。両者リングに。ここで5分経過。

ドレイクロープに振ってラリアット(右写真)2発。さらに花道に出してラリアット、KAZUKIは客席に転落。

ドレイクは5分過ぎたのを確認してコーナー後ろの凶器台に上る。KAZUKI引きずり下ろす(左写真)。エプロンから本部席の机に両者同体で転落。ドレイクが先に立ちあがり机の破片でKAZUKIを流血させる。

ドレイクはリングに戻ってKAZUKIにギロチン、KAZUKIかわしてSTF。ロープに逃げてもまた戻してSTF。ショルダースルー2発から3度目のSTF(右写真)、ドレイクロープ。ドレイク古傷の腰を押さえる。10分経過。

KAZUKIコーナーに上る。ドレイクも上って雪崩式サイドスープレックス。勝利権を得てないのでカバーには行かずラリアット、ドレイクボトム(左写真)と技をつなぐ。さらにドレイクボトム2発。

KAZUKIが立てなくなったのを確認してコーナーへ。ドレイクは余裕で黒バットをGET(右写真)。

ドレイクバット攻撃(左写真)。KAZUKIキック、フライングネックブリーカードロップ連発。

KAZUKIキャプチュード(右写真)、カウントは入らない。肩車に取って高角度のスノーボム。ここでようやくKAZUKIもペール缶と勝利権をGET。KAZUKI缶を投げつけ、ドレイクがキャッチしたところにミサイルキック。15分経過。

KAZUKIはコーナーにペール缶設置、カニばさみでドレイクを倒して顔面をぶつけようとするがうまく行かず。ドレイクバット攻撃からドレイクボトム、そしてみちのくドライバー(左写真)、カウント2。

ドレイク優勢かと思われた瞬間KAZUKIは青の毒霧、すぐさまペール缶を踏み台にシャイニングウィザード(右写真)。これは素晴らしい。ペール缶踏み台ってとこがオリジナリティあってGood。

KAZUKIまずバットの上にドレイクをタイガードライバー、しかしバットが転がってうまく行かず。今度はペール缶の上にタイガードライバー(左写真)、これは見事に決まって3カウント。

KAZUKI(17分27秒 エビ固め)ドレイク

放心状態のドレイク先にマイク。「KAZUKI、まさかお前に負けるとは思ってもいなかったよ。でも負けは負け。気持ち的にも一段落着いたかな。また一回り大きくなって、このリングに戻ってくるよ。」

KAZUKIもマイク(右写真)。「ドレイク・・・一生ペール缶使えなくなるかと思ってたよ(敗者のペナルティ)。やっぱり凶器はヒールの体の一部なんだよ!絶対手放しちゃいけないんだよ!」
珍しく熱く語ってるなあ、と思ったら「私もこれから人のもの盗むのやめるよ。控え室には鍵を掛けましょう。」とKAZUKIらしいオチ。

いやー、失礼だがまさかKAZUKIのシングルがメインでここまで盛り上がって面白く終わるとは思ってもいなかった。ルールもうまく機能していたし、KAZUKIのアイディアは素晴らしかったと言っておこう。



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