新日本4/20 後楽園ホール大会



3年ぶりの新日本観戦。新日本の後楽園ホール、となるとなんと6年半ぶりだったりする。田中リングアナがカード発表。パンフにはロブ・レイジとなっていた第3試合に突然藤波社長が入る、と。


第1試合 井上亘&柴田勝頼 vs シルバー・キング&ドクトル・ワグナーJr

キングがドロップキックで井上を場外に落とす。ワグナーは柴田にチョップ連打。キング戻って柴田にスプラッシュ、柴田かわしてドロップキック、井上も戻ってきてドロップキック。ワグナー場外に。井上と柴田はキングにダブルのタックル、これも場外に。ワグナーが戻って来て井上とにらみ合う。キングが後ろからドロップキック、ちょっと届かず井上にダメージ無し。キングとワグナー2人がかりでパンチ。ダブルで振ってカニばさみ、キングがキャメルクラッチに取り、ワグナーがロープの間をムダに走ってから顔面にドロップキック。ワグナーDDT、カウント2。キングにタッチ。井上キングを捕まえるとロープに振ってエルボー、効かず。キングヘッドバットで倒し足4の字固めに。そこにワグナーがトップロープ越えのトペ・アトミコ。井上マットを転がって4の字から脱出し柴田にタッチ。ワグナータイガードライバー(右写真)、カウント2。グラウンド卍固め、柴田ロープ。ワグナーヘッドバット、エルボー3発からドラゴンスクリュー。5分経過。

ワグナー吊り天井、キングはコーナーから飛んでダブルチョップ。柴田はキングの足を取ってコーナーに連れ帰り井上にタッチ。ダブルの股裂き、井上ドロップキック。なんか確実性が落ちてるぞ。キャメルクラッチに取り、柴田が顔面にドロップキック。井上ボディスラムから逆エビ、ワグナーがカット。ワグナーそのままリングに残る。井上ロープに振る、ワグナータックル。ワグナーラリアット、パンチ、コーナーに振って串刺しドロップキック、井上はキングの串刺しエルボーをかわしワグナーをすくい投げで投げようとするがワグナーはブロックしてラリアット。ワグナーロープに振ってショルダースルーの構え、井上キック入れて柴田にタッチ。井上ボディスラム、柴田サマーソルトドロップ、コーナーに振って串刺しエルボーからブルドッギングヘッドロック。ワグナー場外に。柴田すかさずプランチャ(左写真)。

これを皮切りに空中戦開始。キングがコーナーに飛び乗って三角飛びプランチャ。井上も助走をつけてトペ。ちょっと勢いが足りないので一瞬足が引っかかるかとヒヤリ。ワグナーと柴田戻る。ワグナーパワースラム、両者とも寝っ転がった状態でワグナーは柴田の後頭部に回し蹴り。「グラウンド延髄蹴り」とでも言うのだろうか?キングにタッチ。キングドロップキック、ロープに振ってニールキック。チョップ入れてコーナーに振る、スプラッシュ、柴田かわしてブルドッギングヘッドロック、井上にタッチ。井上ドロップキック、これも弱い。ロープに飛ぶ、キングはカウンターのトラースキック。パイルドライバーの体勢に捕らえたところにワグナーがドロップキック(右写真)。

ワグナーはまずその場飛びのムーンサルト、次にセカンドコーナーに飛び乗ってムーンサルト、最後はコーナートップからのムーンサルト(左写真)というムーンサルト三段活用で井上をピンフォール。

キング(10分33秒 体固め)ワグナー

柴田が「一人でお前ら2人とやってやるよ!」と息巻いていたが延長戦はもちろんなし。若手の間にもちょっと差が出てきた?


第2試合 ケンドー・カシン&棚橋弘至 vs 真壁伸也&竹村豪氏

先発は棚橋と竹村。ロックアップ、棚橋ヘッドロック、竹村切り返そうとするが棚橋はホイップしてアームロックに。竹村持ち上げて落とすと上になって腕固める。棚橋胴タックルで倒す。上になってヘッドロックに。竹村切り返してフェースロックからフライングメイヤー、棚橋ヘッドシザースで返す。一旦ブレーク。棚橋腕を取る、竹村ホイップして腕固める。棚橋ロープに。ブレーク。棚橋はカシンにタッチ。カシンバック取る、竹村コーナーに押し込んで真壁にタッチ。ロックアップ、真壁首投げから腕を取る。カシン切り返して腕ひねる。真壁スクールボーイ、カウント1。真壁逆片エビ狙う、カシン下からヒザ十字に。真壁ブロック(右写真)。両者立つ、真壁腕ひねる。ロープブレーク。真壁ボディスラム、竹村にタッチ。竹村ヒザ蹴り、首投げから十字架固め、肩が浮いておりノーカウント。カシンかち上げエルボー、竹村もエルボーで返す。打ち合いはカシンが制し棚橋にタッチ。棚橋は竹村をボディスラムで投げると真壁を呼び込む。5分経過。

真壁と棚橋ロックアップ、張り手合戦から真壁ボディスラム、ロープに振ってドロップキック、竹村にタッチ。ダブルのタックル、竹村がカバー、カウント1。竹村十字、棚橋ブロックしてネックロックに。スリーパーに移行、竹村切り返してフェースロック、さらにネックロックに。棚橋切り返す。棚橋バック取ってフェースロック(左写真)、竹村ロープ。竹村はカシンにタッチ。カシンエルボー打ち込んでコーナーに振る、棚橋が串刺しドロップキック。カシンブレーンバスター、ストンピング。エルボー打ち合い、カシン張り手、棚橋にタッチ。ハーフハッチ狙うが竹村はコーナーに押し込んで真壁にタッチ。真壁と棚橋チョップの打ち合い、真壁ロープに飛ぶ、棚橋エルボー。ロープに振ってエルボー、ハーフハッチで投げる、カウントは2。カシンがリングイン。真壁ドロップキック、カシンロープに振ってワンアンドオンリー風のネックブリーカードロップ。10分経過。

バックの取り合いから真壁はノーザンライトスープレックス、カウント2。竹村にタッチ。竹村コーナーに振って突っ込む、カシンカウンターのキック入れて突っ込む、竹村一本背負いからワキ固め(右写真)、棚橋がカット。


竹村ロープに降ってサイドバスター、2カウント。立ち上がって次に何をするか迷った瞬間にカシンは飛びつき腕十字、竹村タップ。

カシン(11分20秒 腕ひしぎ十字固め)竹村


第3試合 藤波辰爾、獣神サンダーライガー、越中詩郎 vs 小原道由、後藤達俊、スーパーJ

髪が少し伸びているので「ドラゴンスープレックス」のテーマが似合う藤波社長(右写真)。先発はライガーとJ。ロックアップ、ブレーク、ロックアップ、またブレーク。両者吠えてまたロックアップ、ライガーヘッドロック、Jロープに振る、ライガータックル、効き目無し。ライガー「You!(お前が飛べ)」と指示、J「Me?」と言いながらもロープに飛んでタックル、ライガー吹っ飛ぶ。Jが場外に出す。小原が場外マットをはがして後藤と合体のパイルドライバー。リングに戻してJがカバー、カウント2。Jネッククラッチ、引き倒してカバー、これも2。後藤にタッチ。

戦況を見つめる藤波社長(左写真)。後藤ロープに振ってラリアット、ライガーかわして掌底、浴びせ蹴り。越中にタッチ。越中ロープに振ってヒップアタック、藤波入ってダブルの股裂き。藤波ヘッドロックからネックロック。後藤自軍コーナーに押し込んで小原にタッチ。小原逆水平、ヘッドバット、パンチ、キック。倒れた藤波にストンピング。ブレーンバスターは藤波ブロックしてワキ固めに。後藤がカット。藤波張り手打って越中にタッチ。越中は小原の足をサードロープに固定してレッグブリーカー4発。越中ヘッドバット、自分が痛い。ライガーにタッチ。5分経過。

ライガーは小原を場外に落とす。越中が羽交い絞めにしてライガースライディングキック。リングに戻してボディスラム。藤波がコーナーからダイビングニードロップ。ロープに振ってスリーパーから早くもドラゴンスリーパーに。Jがカット。越中にタッチ。小原もJにタッチ。Jキック、ターンバックルにぶつけ対角線コーナーに振る、串刺しラリアットは越中かわしてすくい投げ。Jパンチ、キック、ボディスラムからエルボードロップ、カウント2。後藤にタッチ。後藤急所蹴り、ストンピング、サミング、小原にタッチ。ダブルのヘッドバットから場外に出す。Jがエプロンにぶつけて戻す。小原がエプロンに出てロープ越しのブレーンバスター狙うが越中はこらえて逆にリングに投げ込む(右写真)。ライガーにタッチ。

ライガー浴びせ蹴り、コーナーに振って掌底。ボディスラムからコーナーに上ってダイビングプレス、後藤がカット。越中と藤波を場外に落としライガーをコーナーに振る。後藤串刺しラリアット、Jがスプラッシュ、後藤が対角線に振って小原がランニングネックブリーカードロップ、カウント2。小原ロープに振る、ライガーカニばさみで倒すとラ・マヒストラル、カウント2。藤波にタッチ。藤波小原を捕らえてドラゴンスクリュー(左写真)、出て来た後藤にもドラゴンスクリュー、しかしJにはラリアット食らう。

後藤がバックドロップの体勢、藤波ブロックしてバックを取り返すとスリーパーに。後藤急所蹴りからバックドロップ、片エビに固めると微妙なカウントながら3カウント入る(右写真。レフェリーが『あ、入れちゃった』つー顔してるような)。

後藤(10分38秒 片エビ固め)藤波


第4試合 蝶野正洋&スコット・ホール vs 中西学&吉江豊

スコット・ホール一人で入場するとマイクを取る。「Hey, Yo. Ladies and Gentlemen, The reason I came to Japan, The reason you're all here tonight, The reason you're watching TV at home, the biggest star in Japan and my friend, Chono!!」と蝶野を紹介。

蝶野が入ってくるとこのポーズ(右写真)。

蝶野はコーナーに上がってポーズ(左写真)。やはり一番人気。

中西と吉江入場。ホールが吉江のこの髪型(右写真)を見て大笑い。ロープを叩いて笑う笑う。つられて会場中が爆笑の渦に。先発は中西とホール。ホールは中西をコーナーまで押し込むとまた吉江の頭を見て笑う。中西キック、ホールもキック。ホールは中西をコーナーに詰めてチョップ、中西も体勢入れ替えて逆水平連打。エルボー入れてコーナーに振る、ホール切り返して串刺しラリアット。ターンバックルにぶつけて対角線コーナーに振る、中西切り返してボディスラム、ラリアット。ホールは蝶野にタッチ。

ロックアップ、蝶野は中西を押し込む、中西が吉江にタッチ。吉江パンチ、キック、ストンピングで蝶野を場外に叩き出す。そのまま客席まで追いかけてしつこく蝶野の背中にパンチを振り下ろす(左写真)。吉江は蝶野をリングに連れ戻し、コーナーに詰めてエルボー。対角線に振る、蝶野カウンターのキック、さらにケンカキック。手四つ、蝶野腕取ってホールにタッチ。ホール腕固めて後ろに放り投げる。アームロックにとりつつ頭をペチペチ。よほど気に入ったのか。蝶野にタッチ。吉江は蝶野を捕らえてサイドバスター、中西にタッチ。中西逆水平連打、蝶野はホールにタッチ。中西キックで倒してストンピング。5分経過。

中西ボディスラム、吉江にタッチ。吉江もボディスラムからマウントパンチ、ストンピング。ヘッドバット、ホールは張り手。吉江エルボー、中西にタッチ。中西逆水平連打、ホールヨタヨタする。中西エルボー、ホールぶっ倒れる。中西エルボードロップ、カウント2。中西スリーパー、ホールロープ。中西パンチ、逆水平、ホールはサミングで形勢逆転して蝶野にタッチ。蝶野ロープに振ってショルダースルー。中西はヘッドバット打ち込んで吉江にタッチ。吉江キック連打、中西とダブルタックル。吉江足取ってエルボードロップからレッグロック、レッグブリーカー。ホールはエプロンでまだ笑ってる。中西入って足にキック、ヘッドバット2発。コーナーに振る、蝶野カウンターキックから低空ドロップキック(右写真)、ホールにタッチ。10分経過。

蝶野とホールはダブルで中西をロープに振る、中西2人まとめてスピアー、吉江にタッチ。吉江手の甲でパンチ、ホールが入ってラリアット打つがこれは蝶野に誤爆。吉江はホールを場外に出し、蝶野をコーナーに振ってスプラッシュ。吉江蝶野を抱え上げると「折原昌夫」(左写真)。キャメルクラッチに取る。

ホールがカットに入ろうとするが中西が捕らえてマフラーホールドに(右写真)。レフェリーが中西をコーナーに戻す。ホールは吉江にキック入れ、下げようとした海野レフェリーを引っ張って場外に落とす。

吉江をコーナーに振ってホール串刺しラリアット。対角線に振る、蝶野がケンカキック(左写真)、カバー、レフェリー不在のためホールがカウント数える、吉江2で返す。

ホールと蝶野はコーナーに吉江を上げてダブルの雪崩式バックドロップ(右写真)。2人の背が違うだけにキツい落ち方。また蝶野がカバー、ホールがカウント、吉江は2で返す。ホールが羽交い絞めにして蝶野がコーナーからダイビングショルダー、これもホールがカウント、中西がカット。

中西はホールをアルゼンチンバックブリーカーに。蝶野がカットしようとすると中西はホールを蝶野に投げつける。中西バック取る、ホール急所蹴り、振り返ってラリアット(左写真)。足を負傷したらしい海野レフェリーがようやくリングに復帰。

蝶野ケンカキック、カウント2。蝶野ボディスラム狙う、吉江首固めに丸め込む、カウント2。蝶野足を取ると一気にSTF(右写真)、吉江ギブアップ。

蝶野(15分3秒 STF)吉江

それにしても中西の印象の薄さよ。出てきても客が沸かないんだもの。


第5試合 天山広吉、小島聡、スコット・ノートン vs 飯塚高史、永田裕志、西村修

小島がここまで会場人気が凄いとは知らなかった。蝶野にはわずかに及ばないが、ほぼ匹敵する人気といえる。先発は永田と小島。永田キック、小島これを嫌い距離を取る。ロックアップ、小島腕を取る、永田回って返すとアームロックに。小島押し倒して足を取る、永田切り返す、小島ロープ。手四つ、永田バック取るとすぐにグラウンドに持ち込む。スリーパーに(左写真)。小島レッグロックに切り返す、永田はさらにそれを十字に。小島ロープ。小島チョップ、首投げからサマーソルトドロップ。ストンピング、チョップ、逆水平からコーナーに振って串刺しラリアット。エルボー連打、永田もエルボーで返す。チョップの打ち合い、永田ビッグブーツ。小島はノートンにタッチ。ロックアップ、ノートンヘッドロック、永田振る、ノートンタックルで吹っ飛ばす。ノートンコーナーに振ってスプラッシュ、永田かわしてすくい投げ。立ち上がったところにミドルキック連打。永田ニールキック、ノートンキャッチして投げ捨てる。永田は飯塚にタッチ。ノートンも天山にタッチ。飯塚エルボー、キック。西村にタッチ。両者ロックアップ、天山コーナーに押し込んでパンチ、キック。西村エルボー、天山逆水平、モンゴリアンチョップ。5分経過。

飯塚首投げからスリーパーに。天山チンクラッシャーで外そうとする。2度目でようやく外れる。飯塚は永田にタッチ。永田スロイダー(右写真)、カウント2。永田ストンピング、ミドルキック。天山キック。小島にタッチ。小島ブレーンバスターの体勢、永田ブロックしてワキ固めに。天山がカット。西村入って小島の腕をひねる。小島エルボースタッブでブレーク。小島ブレーンバスター狙い、西村ブロック。小島はノートンにタッチ。

ノートン西村をコーナーに振って串刺しラリアット。ノートンスリーパーからヘッドロック、西村ロープに振る、ノートンタックル、西村吹っ飛ぶ。ノートンヘッドバット、ロープに振ってラリアット(左写真)。天山にタッチ。天山キック、西村キャッチして飯塚にタッチ。飯塚キック入れてロープに振るとドロップキック。ブリザードで投げてストンピング。飯塚逆片エビ固め。天山ハネ返す。10分経過。

飯塚は永田にタッチ。永田足にストンピング入れてトーホールドに。天山ロープ。永田ローキック2発、西村にタッチ。西村もステップオーバートーホールドからアキレス腱固め。天山はサミングでブレーク。天山ストンピング、小島にタッチ。小島キック、ストンピング連打。ノートンも場外からエプロンに寝てる西村の首にエルボースタッブ。小島ブレーンバスター、カウント2。天山にタッチ。ヘッドバットの打ち合い、天山ロープに振ってニールキック、カウント2。天山コーナーに上ってダイビングヘッドバット、西村かわして飯塚にタッチ。飯塚ブリザード(右写真)。

飯塚は小島にもドロップキック、天山にスリーパー、天山コーナーまで下がってブレーク。飯塚ロープに飛ぶ、天山は天山ドライバー、ノートンにタッチ。ノートンは飯塚を捕まえパワーボムの体勢、西村がコーナーからミサイルキックで未然にカット(左写真)。15分経過。

飯塚スリーパー(右写真)、小島がカット。飯塚は永田にタッチ。

永田延髄蹴りからノーザンライトスープレックス、カウント2。ノートンは小島にタッチ。小島パワーボム、突進してラリアット、永田キャッチして裏投げの体勢、小島ブロックしてダイヤモンドカッター。コーナーに振って串刺しエルボー、永田かわしてナガタロックII(左写真)、ノートンがカット。

ノートンパワースラム、そこに小島が「行っちゃうぞ」ダイビングエルボー、カウント2。天山と3D(右写真)、カバーは西村がカット。小島抱え上げてみちのくドライバー、飯塚カット。

小島ロープに飛んで永田の後頭部にラリアット(左写真)、ロープに飛んで今度は前方から、しかし永田はカウンターのハイキック。

永田バックドロップホールド(右写真)、カウント3。

永田(18分5秒 バックドロップホールド)小島



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