新日本 6/6 日本武道館大会



会場に着いたのが6時55分。ちょうど長井が飯塚にKO?(レフェリーストップ)勝ちしたところ。進行速いな。


第5試合 中西学 vs マイク・バートン

そして新日vs全日の5vs5対抗戦も4戦目に。中西バートンにヘッドロック(右写真)。かなりしつこい。バートンはパンチの連打で脱出、バックドロップで投げる。中西は場外エスケープ。

中西がリングに戻るとチョップ合戦、中西いきなりアルゼンチンバックブリーカー(左写真)。早すぎ!前方に落としてカバー、カウント2。

バートンパンチからブレーンバスター(右写真)、エルボースマッシュ、中西もエルボーで返しラリアット連発。3発目をかわしてバートンはエースクラッシャー、カウント2。中西ヘッドロック、バートンバックドロップに行こうとするが中西そのままその場飛びのブルドッギングヘッドロックみたいに落として片エビ固め、カウント3。序盤のヘッドロックもこの布石であったか。

中西(4分42秒 片エビ固め)バートン


第6試合 小島聡 vs 川田利明

復帰していきなりこのシングルというのもかなりキツそうだが>川田。

ロックアップ、すぐにブレーク。川田いつものように足屈伸。ロックアップ、小島ヘッドロック、川田ロープに振る、小島タックルで吹っ飛ばすとストンピング、ボディスラムからロープに走ってサマーソルトドロップ。川田はコーナーに下がってひざを気にする(右写真)。

川田ロープに飛んでビッグブーツ、小島キャッチして(左写真)ドラゴンスクリュー、低空ドロップキックからレッグロック。川田はスリーパーに切り返す。小島ロープ。

川田ミドル、ハイとキック連打、小島はキャッチするとドラゴンスクリュー、寝てる川田に低空ドロップキックから4の字固め(右写真)。川田引っくり返す。両者ロープ。小島足にストンピング、川田立ち上がってチョップ連発。小島の首をトップロープに掛けて自分はエプロンから小島の後頭部にカカト落とし、さらに花道に出てビッグブーツ、小島吹っ飛ぶ。

川田リングに戻ると顔面にニードロップ、カウント2。川田スリーパー、小島チンクラッシャーで脱出。逆水平打ち合い、川田エルボー、小島意表を突くドロップキックからロープに振ってスパインボム、カウント2。小島足取りに行く、川田下から蹴りまくる。立ち上がってもミドルキック、ハイキックからジャンピングハイキック(右写真)。

2発目小島ブロックする、川田オーバーヘッドキック。川田ビッグブーツ、ラリアット(右写真)、カウント2。10分経過。

川田ストレッチプラム(左写真)、捻り上げた後リリースしてカバー、小島2で返す。川田バックドロップ狙う、小島ブロック。川田ローキック入れてからバックドロップ。川田ラリアット、小島かわしてエースクラッシャー。さらにコーナーに上げて雪崩式エースクラッシャー、カウント2。

小島ロープに飛んでラリアット、2発目川田はビッグブーツを小島の腕にヒットさせる(右写真)。川田ジャンピングハイキック、バックドロップ。

さらにビッグブーツ(左写真)、ジャンピングハイキック、パワーボム、小島これは2で返すが川田はもう一発ジャンピングハイキック、カウント3。

川田(15分16秒 片エビ固め)小島


第7試合 蝶野正洋、天山広吉、AKIRA vs 獣神サンダーライガー、新崎人生、太陽ケア

蝶野がいきなりライガーにキック、残り4人は場外に。蝶野クレイドル・パイルドライバーからマスクはぎ。蝶野ロープに飛ぶ、ライガーカウンターの掌底。ライガーここでなぜか天山の真似してモンゴリアンチョップ(右写真)。人生を呼び込んで地獄突き打たせる。ケア入ってキック連打。ケアネックロック、蝶野ロープ。ケア人生にタッチ。人生ショルダータックル、すぐにライガーにタッチ。ライガーもチョップ打ち込んですぐにケアにタッチ。蝶野はケアにケンカキック、AKIRAにタッチ。ロープワークからAKIRAドロップキック、ケア場外転落。ケア戻るとヘッドロック、AKIRAロープに振る、ケアはリープフロッグ2度からアームホイップ、そして武藤ポーズ。AKIRAは天山にタッチ。5分経過。

ロックアップ、すぐにブレーク。天山はライガーを呼び込むがライガー出てこない。ケアチョップ、キック、人生にタッチ。天山は本家モンゴリアンチョップ連打(左写真)。会場がしゅーしゅーうるさい。人生は天山の手を取ってロープ渡りに行こうとする、が、蝶野がエプロンから人生を場外に突き落とす。

人生リングに戻ってドロップキックからもう一度コーナーを目指す。蝶野がまた妨害に来る。人生ソバットで蝶野を蹴散らすと天山の手を取ってロープ渡り成功(右写真)。ライガー入って天山をコーナーに振ると串刺しの掌底。パワーボム狙うがこれはリバースされる。天山サミング、ヘッドバットからまたモンゴリアンチョップ、ライガーもモンゴリアンチョップ、ケアにタッチ。ケアキック、天山かわしてAKIRAにタッチ。AKIRAレッグロック、急所打ち、蝶野にタッチ。10分経過。

蝶野低空ドロップキック、倒れたケアにニースタンプ連打(左写真)でコーナーに詰める。自軍コーナーに連れて行く、ケアは天山にエルボー入れて場外に落とす。天山怒ってリングイン、モンゴリアンチョップ連打。ケアパンチ、天山ヘッドバット、ボディスラム。ケアチョップ、天山キック。天山コーナーに振る、ケア待ち構えてキックからニールキック、飛びつきDDT、ライガーにタッチ。

ライガー掌底、場外に落ちた天山にプランチャ。リングに戻すと投げっ放しパワーボムからコーナーに上ってダイビングプレス(右写真)、カウント2。垂直落下式ブレーンバスター、カバーは蝶野がカット。天山サミング、ボディスラムからダイビングヘッドバット、ライガーかわす。AKIRAと人生リングイン。ロープワークからAKIRAフライングエルボー、天山入って串刺しラリアット、蝶野ケンカキック、AKIRAコーナーからダイビングプレス、カウント2。15分経過。

人生輪廻、ライガーがコーナーに上ってダイビングヘッドバット、人生も拝みダイビングヘッドバット、ケアはダイビングボディプレス。人生拝みパワーボム、天山カット。人生ロープに飛ぶ、AKIRAフランケンシュタイナー(左写真)、カウント2。

人生足を取って曼荼羅捻り、極楽固め(右写真)、AKIRAギブアップ。

人生(16分51秒 極楽固め)AKIRA


第8試合 武藤敬司 vs X

場内暗転、武藤のインタビュービデオが流れる。「今日の相手は、オレの希望、『プロレスLOVE』を見せられるって相手だけど、相手の希望により当日発表。」
で、「TWO HEARTS」が流れてこの人(左写真)の入場。まあ、『プロレスLOVE』うんぬん言うとBATTの盟友の馳しかいないだろうねえ。ちなみに7年9ヶ月ぶりのシングルマッチだそうだ。

クラシックな手の手繰りあいからスタート(右写真)。武藤がグラウンドに誘い込む、馳上になってがぶる。「グラウンドの展開が長い」と見たのか席を離れる観客多数(前半は知らないが第5試合からあと休憩なしだったからかも)。

馳は武藤の体勢を崩しながらバックを取る、武藤ヘッドロック、馳エビ固めに。馳バック取って武藤を転がす(左写真)。一旦ブレーク。いやあレスリングレスリング。「何も懸かってない」ピュアなレスリングが「プロレスLOVE」の本質か?

手四つでリスタート、武藤が押し込む、馳ブリッジ、起き上がると後転して武藤の手首を固める。内掛けから逆回転のカニばさみで武藤を倒すとレッグロックに(右写真)。武藤ロープ。5分経過。

武藤低空ドロップキック、馳スカす。ロックアップ、武藤フルネルソン、馳ブレーク、武藤ワキ固め、馳回転して逃げると腹固めに(左写真)。ハーフネルソンでフォール狙うが武藤抵抗。

馳ヘッドロック、武藤ロープに振る、馳タックル、立ち上がった武藤にドロップキック打つが武藤も同時にドロップキック(右写真)。武藤バック取る、馳アームロックに。10分経過。

武藤パンチ、チョップ、首投げからフラッシングエルボー、上になってアームロックからキーロック(左写真)。このへんで「こりゃ長くなる」と思ったか野次や「ジャイアントスイング見たい!」とかいう声が多くなる。力抜いて見ればこれはこれで面白いのに。馳は足を固めて腕を引き抜くと武藤の足をロープに掛けてレッグブリーカーからヒザ十字。武藤ロープ。馳レッグロックで攻める。武藤ロープ。15分経過。

ロックアップ、馳フライングメイヤー、武藤ヘッドシザーズで返す。うーん、15分経過でこれをやるか。武藤ヘッドロック、馳ロープに振る、武藤タックル、ロープワークから馳ドロップキック、武藤スカして低空ドロップキック。もう一発低空ドロップキック、ドラゴンスクリュー2発から4の字固め(右写真)。馳引っくり返す。両者ロープ。武藤低空ドロップキック2発、ドラゴンスクリューから再度4の字。馳ロープ。20分経過。

武藤低空ドロップキック、ドラゴンスクリューから4の字、馳は首固めに丸め込む、カウント2。馳低空ドロップキック、武藤をコーナーに逆さ吊りにしてヒザにドロップキック入れて足4の字(左写真)。武藤ロープ。馳再度4の字、武藤ロープ。

馳観客の声に応えてかジャイアントスイング狙うが武藤は必死に抵抗、馳はあきらめてサソリ固めに(右写真)。武藤ロープ。場外までエスケープ。武藤がエプロンに立つと馳はビッグブーツで蹴り落とす。馳プランチャ。25分経過。

武藤リングに戻る、馳コーナーに上ってミサイルキック。馳ロープに飛ぶ、武藤フランケンシュタイナーから十字、馳ロープ。武藤は馳の腕にドロップキック2発入れてまた十字(左写真)。馳ロープ。

武藤シュミット流バックブリーカーからコーナーに後ろ向きに上る。ムーンサルト?馳起き上がってコーナーに上ると雪崩式の裏投げ(右写真)。リング上でもう一発裏投げ。30分経過。

馳ジャーマン、カウント2。ドラゴン(左写真)、これも2。馳パイルドライバー、これも2。馳キック、武藤キャッチしてドラゴンスクリュー、セカンドコーナーに上がって馳の足目掛けてミサイルキック。

武藤は馳をコーナーに上げて雪崩式フランケンシュタイナー狙うが馳はこれをパワーボム(もちろん雪崩式)に切り返す、カウント2。馳ノーザンライトスープレックス、カウント2。裏投げ2連発(右写真)、これも2。馳コーナーに上ってダイビングニー、武藤かわす。35分経過。

武藤低空ドロップキック、ドラゴンスクリューから4の字(左写真)。馳ロープ。

武藤足取ってドラゴンスクリュー狙う、馳ブロックしてバック取るとジャーマン(右写真)、カウント2。

馳裏投げ、コーナーに上ってダイビングニー、今度はヒット、カバー、カウント2。馳ノーザンライトスープレックス(左写真)、カウント2。

馳もう一発ノーザン狙う、武藤はヒザでブレーク。さらにヒザ蹴り、距離取って浴びせ蹴り、オーバーヘッドキック。最後は気合を入れてシャイニングウィザード(右写真。馳が写ってないやん)、カウント3。

武藤(39分8秒 体固め)馳

賛否両論だろうなあ、この試合。膠着してたわけじゃないから退屈はしなかったけどね、私は。それでも大多数の観客が「長い」と思ったんなら今の新日本のリングでやるべきことじゃなかったのかも。たとえそれが本道でも。


猪木、なぜか首にギプス巻いて登場。「元気があれば借金も返せる。借金を返したのに首が回らなくなってしまいました。」


第9試合 IWGPヘビー級選手権試合
藤田和之(王者)vs 永田裕志(挑戦者)

永田、秋山を従えて入場。花道の途中で振り返って握手。試合前、殺気のみなぎるにらみ合い(右写真)。これには観客の反応もよかったので、やっぱりセミには「何も懸かってない」のが受け入れ難かったのだろうか?

最初は差し合い(左写真)、藤田タックル狙う、永田がぶる。藤田バック取る、永田振り切る。

永田ローキック2発(右写真)。

永田バック取るとスリーパー(左写真)、藤田ロープ。藤田タックル、永田切る。パンチ打ち合い、永田ロープに詰める、ロープに振ると見せかけてニールキックからバックドロップホールド、藤田は2でハネ返すと永田のボディにパンチ入れて場外エスケープ。

藤田リングに戻る、差し合い、藤田が足を掛けて倒す(右写真)、藤田マウントパンチ、永田ロープ。

永田ローキック、捕まえてフロントスープレックス(左写真)から十字、藤田ブロック。5分経過。

藤田はサイドポジションからヒザ蹴り連打(右写真)、永田は場外エスケープ。

永田リングに戻ると首相撲からヒザ蹴り連打(左写真)。

そのままフロントネックロックに(右写真)。しかし藤田は首を抜くと上からパンチ。

永田をうつぶせにしてスリーパー(左写真)、しかし永田はレッグロックに切り返す。藤田ロープ。永田キック連打、ハイキックがクリーンヒット、すかさずスリーパー、リリースすると十字、藤田ロープ。

永田バックドロップ狙う、藤田切り返すと持ち上げて(右写真)水車落としから肩固め、永田ロープ。

パンチとキックの打ち合い、藤田がパンチで圧倒、藤田がぶると永田を前方に引き倒し、四つんばいの状態にして頭にヒザ蹴り打ち込む(左写真)。何発か打ち込んだところでレフェリー・タイガー服部が割って入り、結局レフェリーストップの判定。

藤田(10分57秒 レフェリーストップ)永田
※藤田初防衛。

さすがに疲れた表情の藤田(右写真)。しかし試合後には「いつなんどき、誰の挑戦でも受ける!」と豪語。

しかしPRIDEでルールが変わってあの攻撃が登場してからまだ2回(他のとこではやってたのかもしれんが)なのにもうプロレスのリングでやってフィニッシュと認知されるとは。

PRIDEのメインイベンターがプロレスのチャンピオンもやってる、ってこの状態が猪木の理想なのかもなあ、とふと思った。



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