RINGS 2/24 King Of Kings Tournament Grand Final



前田vsカレリン戦以来2年ぶりのRINGSだ。入場式の音楽とかそういうのは変わってない。KOKトーナメントのルールは5分×2ラウンド、判定で決着が着かない場合延長ラウンド(5分)。


第1試合 King Of Kings Tournament準々決勝
金原弘光 vs デイヴ・メネー

メネーがパンチで先制、バックを取って金原の脇腹にパンチ振り下ろす(右写真)。金原振り切って立ち上がる。金原キック、メネー足を取って倒す。ほとんどコーナー近く。金原ガードポジション取るが返せない。メネー立ち上がり際にパンチ。

メネーのパンチが金原の顔面にヒット。金原はタックル、メネー切ってバックを取る。金原投げようとするが失敗。金原胴に回したメネーの腕を取ってアームロック狙う、メネーブロックして立ち上がる。メネーパンチ(左写真)、金原組み付いてヒザ蹴り。パンチ打ち合いで1ラウンド終了。

2ラウンド、メネーが組み付いて倒す。そのまま膠着。レフェリーがブレーク。立ち上がるとメネーがコーナーに詰める、ヒザ蹴りとパンチの打ち合いに。メネーのパンチがヒット、金原タックルで倒してサイドマウントからアームロックに(右写真)。グリップは切るがメネーなんとか逃げる。メネーバック取る、金原亀に。メネー足をこじ入れて崩しサイドマウントに。金原の脇腹にパンチ。膠着してブレーク。金原がまだヒザを着いているのにメネー顔面にパンチ。これは反則だろうに。メネーキック、パンチ連打。しかし2ラウンドも決定打ないまま終了。

判定はブルーミン19-19、藤原敏男19-19、西良典19-19で延長ラウンドに。

メネー大振りパンチ、金原かわす。金原ハイキック、ヒットするがメネーは倒れない。金原タックル、メネー切るが膠着。レフェリーがブレーク。ヒザ蹴り打ち合い、しかし組んだまままた膠着。ブレーク。残り3分。メネーコーナーに詰めてまた組むが動かない。ブレーク。残り2分。打ち合いのさ中金原のパンチがメネーの鼻の辺りを捕らえメネーが一瞬ヒザを着く、この瞬間ルール(延長ラウンドは1ダウンでも取った方が勝ちらしい)により金原のKO勝ち(左写真)。

金原(延長ラウンド 3分24秒 KO)メネー

メネー鼻から流血。しかし勝った金原も目の上を切って流血。勝ったものの準決勝が不安だ。


第2試合 King Of Kings Tournament準々決勝
ヴォルク・ハン vs アントニオ・ロドリゴ・ノゲイラ

ノゲイラ高速タックル、ハン下からがぶる(右写真)。ノゲイラ外して逆にネックロック、しかしハンの体が半分以上エプロンに出ておりブレーク。両者立ち上がる。ノゲイラローキック、ハンアッパー、ノゲイラかわしてタックル、ハン切って立ち上がる。ノゲイラバック取る、引っくり返す。ハンはガードポジション。ノゲイラ密着、足取ってアンクルホールドに。ハン外す。ノゲイラ終始上になったまま1ラウンド終了。

ハン2ラウンド開始と同時にまたパンチ、ノゲイラかわしてタックルで倒し上になるとギロチンチョーク。ハン逃げる。ノゲイラボディにパンチ、膠着しブレーク。ハンまたアッパー、ノゲイラかわす。ハンローキック、ノゲイラキャッチして(左写真)倒すと上になって脇腹にパンチ。

ノゲイラ足取ってクロスヒールホールド(右写真)、ハン脱出。ノゲイラマウント取ってボディにパンチ。膠着しブレーク。ハン立ち上がるとパンチ、ノゲイラかわしてタックルで倒す。腕取るがブレーク。ノゲイラ足取ったところで2ラウンド終了。

判定は藤原20-18、西20-19、ブルーミン20-19の3−0。

ノゲイラ(2ラウンド終了判定)ハン


第3試合 King Of Kings Tournament準々決勝
高阪剛 vs ランディ・クートゥアー

クートゥアー組み付く、高阪ヒザ蹴り。クートゥアーパンチ、コーナーに詰めてさらにパンチ連打(左写真)。コーナーで膠着、ブレーク。クートゥアーは片手で高阪の首を押さえてもう一方の手で顔面にパンチ。高阪クリンチするがクートゥアーはパンチをさらにヒットさせる。クートゥアーヒザ蹴り、また首を押さえてパンチ。高阪もクートゥアーの首を押さえてパンチ。コーナーでもつれる、レフェリーがブレーク。

高阪が組み付いて払い腰から上になる。クートゥアーは下からしがみつく(右写真)。高阪脇腹にパンチ連打。ここでタイムが入る。ドクターが攻めていた高阪をチェックする。なぜ?いつの間にか額から出血していたもよう。高阪は多いなあ、出血。ストップするには至らず再開。しかしこの時点で残り時間3秒。すぐに1ラウンド終了。

2ラウンド、クートゥアーがパンチ連打、コーナーに詰める。高阪の額から再び出血。クートゥアー足を掛けて倒す。高阪はTKシザーズで返す、足の取り合いに。クートゥアーサイドマウント、高阪が返したところでまた止血のためタイム入る。残り2分30秒で再開。クートゥアーがパンチを打っては組み付く。そしてパンチ。残り90秒でまたタイム。今度は高阪が鼻から出血。再開後高阪ローキック、クートゥアーキャッチするが攻めに行かない。パンチ打ち合いの中ゴング鳴る(再開後館内の電光掲示板が止まっていたのだ)。

判定は3人とも20-19でクートゥアー。

クートゥアー(2ラウンド終了判定)高阪


第4試合 King Of Kings Tournament準々決勝
山本憲尚 vs ヴァレンタイン・オーフレイム

オーフレイムいきなり飛びヒザ蹴り(右写真)、山本タックルに行くがオーフレイムネックロック。

オーフレイムバックを取ると十字に(左写真)、山本タップ。

オーフレイム(1ラウンド45秒 腕ひしぎ十字固め)山本

山本の改名後第1戦は悲惨な結果に。それだけオーフレイムが強いんだろうが。ここで休憩。


第5試合 アリスター・オーフレイム vs ウラジミール・チャントゥーリア

チャントゥーリアはシドニーオリンピックのボクシングヘビー級銅メダリスト。しかしアリスターはそのパンチを一発も出させず組み付いては引きずり倒し、最後もタックルから上になってスリーパー(右写真)、チャントゥーリアをタップさせた。

アリスター(1ラウンド 1分6秒 スリーパー)チャントゥーリア


第6試合 King Of Kings Tournament準決勝
金原弘光 vs アントニオ・ロドリゴ・ノゲイラ

金原はアバラにバンデージ。満身創痍か。ノゲイラがタックルからバック取る、金原崩して上になる(左写真)。ノゲイラ引っくり返す、金原逃げる。ノゲイラネックロック、金原外してサイドマウント、ノゲイラ返してバックマウント。金原振り払う、立ち上がって打ち合い、ドクターが入る。金原が準々決勝で負った傷から出血した様子。

再開後、ノゲイラがタックルから上に。サイドマウント、金原逃げてバック取る、ノゲイラフロントチョーク(右写真)、金原外して立ち上がる。

金原足取る、ノゲイラネルソン、下から腕十字(左写真)、金原ブロックした状態で1ラウンド終了。負傷しながらも健闘の金原に場内から大きい拍手。

しかし2ラウンド、ノゲイラタックル、金原一旦切るがノゲイラは懐に入って飛行機投げ、コントロールして背後からスリーパー、金原タップ。

ノゲイラ(2ラウンド27秒 チョークスリーパー)金原

2ラウンドのノゲイラは凄かった。ノゲイラがまず決勝進出を決めた。


第7試合 King Of Kings Tournament準決勝
ランディ・クートゥアー vs ヴァレンタイン・オーフレイム

打ち合いでスタート、クートゥアーがタックル、オーフレイム立ち上がる、クートゥアーそのまま胴タックルで持ち上げる、落とすと同時にオーフレイムはフロントチョーク(右写真)、クートゥアータップ。

オーフレイム(1ラウンド1分10秒 フロントチョーク)クートゥアー

オーフレイムが準々決勝、準決勝と秒殺で決勝進出。


第8試合 柳澤龍志 vs 坂田亘

この試合は「通常ルール」ということで1ラウンド10分、2ラウンドは5分、延長はなし。坂田「威風堂々」で入場。しかしコスチュームにサベージのようなヒラヒラは当然なし。柳澤ローキック、坂田もローキックで返すが柳澤はカウンターでパンチ決める。坂田のローキックが柳澤の急所に入ったらしくタイム。坂田にイエローカード。再開、坂田パンチ、柳澤押しつぶす、坂田ガードポジション、下から十字(左写真)、柳澤ブロックしてまた坂田はガードポジションに。膠着してブレーク。坂田タックル、柳澤切って上に。坂田ガードポジション。柳澤しがみつく、坂田バック取る。両者立ち上がって組み合う。5分経過。

坂田タックル、また切られてガードポジションに(右写真)。柳澤立とうとするが坂田はまたグラウンドに引きずり込む。柳澤振り切って立つ。坂田タックル、柳澤また切る、坂田またガードポジション。延々と繰り返されるこの動きに場内からは野次が飛ぶ。膠着でブレーク。柳澤パンチ、キック、坂田かわしてタックル、以下同文。そのまま1ラウンド終了。

柳澤キックでスタート(左写真)。坂田タックル、柳澤切ってがぶる。坂田首抜いてガードポジションに。柳澤立ち上がる。坂田タックル、柳澤カウンターで顔面にヒザ、坂田しつこくタックルで倒す。しかし攻め手なくブレーク。両者立ってパンチ打ち合い、坂田タックル、柳澤切る、坂田ガードポジション。残り時間も少なく、イエローカードでポイント負けてるのにこの消極性は何だろう?またブレーク。坂田タックル、柳澤切る。坂田ガードポジション、今度は足を取りに行く。しかしアキレス腱固めの掛け合いに。柳澤立ってマウント。坂田返す。柳澤返して立ち上がる。坂田タックル、柳澤切る。2ラウンドも終了。

判定は意外なことにスプリットデシジョン。しかし2−1で柳澤。

柳澤(2ラウンド終了判定)坂田

坂田がマイクを取る。この行為にまずブーイング。さらに「すいません。ちょっとベストな体調じゃなくて。すいません。ベストに戻すまで休みます。すいません。」この「言い訳マイク」にまたブーイング。場が読めないのかなあ?


第9試合 田村潔司 vs レナード・ババル

久しぶりに見たぞ田村のおじぎ(右写真)。

横からも撮る。

田村キック、バベルはパンチからがぶる、田村振り切る。田村ローキック打つがずっこける、バベル上に。田村ガードポジション(右写真)、バベルはボディにパンチ。

バベル引っくり返してフロントチョーク狙う、田村ガード。バベルサイドマウントからバックに回ってスリーパー(左写真)、田村前に落として外す。5分経過。

田村ロー、ミドル(右写真)、バベル組み付くと足掛けて倒す。田村十字、バベルブロック。バベル足をからませる。バベル体勢を入れ替えて足を取りに行く、田村逃げる。1ラウンド残り2分、足取り合い、バベル上に。田村ガードポジション、バベルパンチ。ここで1ラウンド終了。

田村キック、バベルキャッチして倒す。田村すぐに立つと飛びつき十字、バベルブロック。両者立つ。バベルキック、パンチ(左写真)、田村かいくぐってタックル、バベル切ってバック取る。田村ガードポジション。バベル「スタンドで」と言わんばかりに立ち上がる。両者組み合う、もつれてグラウンドに。バベルまた立つ。

残り2分。バベルバック取って持ち上げると後方に投げ捨てる。田村回転してガードポジションに。バベル立ち上がる。田村キック、バベルキャッチして倒す。田村ガードポジション、2ラウンドも終了。

判定は藤原が20-20、西20-19、ブルーミン20-19の2−0でバベル勝利。

バベル(2ラウンド終了判定)田村


第10試合 King Of Kings Tournament Grand Final
アントニオ・ロドリゴ・ノゲイラ vs ヴァレンタイン・オーフレイム

認定宣言を読み上げるためにリングに上がった前田日明。今でもやっぱり一番人気、か。ブラジル・オランダ両国国歌演奏の後いよいよ決勝戦。

ノゲイラタックル、オーフレイム切って上に。ノゲイラ返す、オーフレイムネックロックに(右写真)。

ノゲイラ首を抜いてアームロック狙う、オーフレイムガードポジションで逃れようとするがノゲイラ肩固めに(左写真)。オーフレイム必死に抵抗するがとうとうタップ。

ノゲイラ(1ラウンド1分20秒 肩固め)オーフレイム
※ノゲイラ優勝。

セコンド達と大喜びするノゲイラ。

表彰式で前田からウィニングローレルを受け取るノゲイラ。勝利者インタビューでも「日本で勝てたことがうれしい」と優等生発言。

うん、素晴らしいトーナメントだった。それにしても印象的だったのはあのノゲイラの入場テーマだが(曲名・アーチスト等情報求む)。



観戦記INDEXへ。