WWF 6/26 "RAW" MSG大会その2


時刻は9時。いよいよ「RAW is WAR」ON・AIRの時間。盛り上がる場内。まず登場したのは昨日のPPVでは最後まで姿を見せなかったビンス。

ビンスは自分がなぜいなかったか、にはほとんど触れずに。「ブッカー・Tの『ティー』ってどういう意味だ?お茶のTeaか?それともTeeか?ひょっとしたらtrashの略?もしかしたらtruck野郎の略かな?確かに見た目はそんな感じだな。おっと、もしかしたら“Temporalily employed”(仮採用)の略かもしれんな。どっちにしろWCWは潰れるんだ。今日私は宣言する。このMSGにひとりたりともWCWのレスラーは入れない。このMSGは私の父がWWFを作った大切な場所なのだ。」
ここでビンス・シニアの映像。これにはニューヨークのファンは喝采。ビンスご満悦でリングを後にする。

ここで花火大爆発(右写真)、いよいよRAWスタート。

オープニングマッチはハードコア選手権。王者・テストが先に入場(左写真)。

挑戦するのは元王者のライノ(右写真)。

ライノはイス、ごみ缶で先制(左写真)、しかしコーナーに設置したごみ缶に自ら突っ込む。相変わらずアホキャラだ。テストカバー、カウント2。場外に落としてテストブレーンバスター、そのままステージから通路へと消えていく。

こうなると全員ビジョン(右写真)で見るしかない。テストはライノをテーブルに乗せ、自分は高い足場に上る。ライノ落とす。テストビッグブーツからもう一度ライノをテーブルに乗せて足場からダイビングエルボードロップ、カウント2。テストがラダーを床に置き、その上にパワーボムを狙う。ライノリバース。

鉄の壁を背にしてフラフラと立ち上がったテストにライノがゴア、そのまま通路でカバーして3カウント。ハードコア王座に並々ならぬ執念を見せるライノが見事王座奪回、と思いきや、WCWのTシャツを着た男が角材持ってライノに襲い掛かる。誰?(後で調べたらマイク・アッサムだった)アッサムはライノを角材で殴り付け、さらにラダーの上にライノをパワーボム、レフェリーにカウント入れるよう命令。3カウントが入る。「Where's MY belt? Where's MY belt?」アッサムがベルトをひったくって走り去る。ハードコア王座がWCWに流出?

2試合目は昨日のPPVと全く同じカード、ジェフ・ハーディにX−パックが挑むライトヘビー級選手権。ジェフはコーナーに上るとポーズ(右写真)。カッコよい。

ロープワークからタックル合戦(左写真)、X−パックロープに詰めると早くもブロンコバスター狙う、ジェフかわしてスライディングキックで場外に落とす。すぐにリングに戻して自分はコーナーに。X−パックドロップキックで場外に落とす。

X−パックはコーナーに上り(右写真)場外のジェフにダブルアックスハンドル。リングに戻してカバー、カウント2。X−パックスリーパー、ジェフロープに振る、X−パック切り返す、ジェフ飛びつく、X−パックライガーボムに、カウント2。

X−パックコーナーに上ってクロスボディ、ジェフは下からドロップキックで撃墜。ジェフニールキック(左写真)、ロープに振る、X−パック切り返す、ジェフフライングラリアットで返す。ジェフコーナーに振って突進、X−パックかわしてビクトリーロール、カウント2。

X−パックコーナーに上ってダイビングプレス、ジェフは足を立ててブロック。ジェフコーナーに。場内期待で盛り上がる。その期待に応えてスワントーン・ボム、しかしX−パックかわす。X−パック逆さ押さえ込み、足をロープに掛けて3カウント(右写真)。

X−パックが新ライトヘビー級王者に。

ここでちょっと間が空く。その間もタイタントロンにはロゴが映されている。こうやって後ろから映写してるのね(左写真)。ビンスがオースチンの控室に行き、オースチンがもう少しでベルトを取られそうだったことを責める。しかしオースチンは「My name is Stonecold Steve Austin, I'm a WWF champion and I don't deserve it.」の得意ゼリフから反撃、「2人を相手にWWFの王座を守り抜いたのは他でもない自分だ、その時オーナーであるお前はどこにいた?」ビンス「Calm down, calm down」しかし言葉は返せずヘコむ。するとオースチンの方からビンスをハグ。木曜日は拒否していたビンスも今日はこれに応える。一応2人の関係修復?

ビジョンは昨日のPPVでのアングルとシェーンのストリートファイト、続いてWWWF第2代王者ブルーノ・サンマルチノの映像が流れオールド・ファンを喜ばせた後はまた昨日のPPVに戻りブッカーTの乱入を映す。ファンの反応はブッカーT支持が多いよう。

バックステージでビッグショーがトリッシュを口説く。とりあえずセコンドにはついてもらうよう約束したようだ。


再びオースチンの控室。アングルが入ってくる。ビンス「I'm very proud of you. You should be the king of the ring」とベタほめ。オースチン面白くない。オースチン挑発(右写真)。気にせず野菜スティックを食うアングル。

9時35分、リングにはシャツが黒になったスティーヴィー・リチャーズが(左写真)。「私はニューヨークと聞くと必ず3つの言葉を思い出す」とかなんとかニューヨークを非難し始める。

するとニューヨーク出身のタズがステージに現れ(右写真)リングに一直線。

タズプレックスからタズミッション(左写真)でスティーヴィーを秒殺。これも随分ECWっぽいシーンだな。

リングに突然赤じゅうたんが敷かれる。「King of te Ring」の表彰式。コミッショナー・リーガルとお付きのTAJIRIがトロフィーを持って入ってくる(右写真)。

エッジ&クリスチャンが仲良くリングに。トロフィーがエッジに授与される。ガウンとか王冠はないのか。

エッジ&クリスチャン「我々の時代の始まりだ」と演説。

しかしそれをさえぎって2年前のKing、ビリー・ガンがステージからマイク。「トーナメントやってる間、2年前の優勝者である俺がこんな汚い街でバカなファンどもと観戦だとよ。」この一言でビリーは一気にヒールに。
「2年前のKingの俺と闘え!」「おう、今日やってやろうじゃないか。」



ここで10時。「WAR ZONE」に突入。まずはダドリー・ボーイズにブラザーズ・オブ・デストラクションが挑戦するWWF世界タッグ選手権試合。ケインが入場すると4つのコーナーから火柱(右写真)。やっぱり火を見ると人間興奮するね。

そしてテイカー入場(左写真)。テイカーのセコンドにはサラ。

ダドリーボーイズは試合前の控室で「このがっかりするような街でお前らファンにがっかりする結果をくれてやるぜ」と挑発。(右写真はひゅーーーーっ、ドカーンの一瞬前)

乱闘で試合開始(左写真)。4人場外に出るがテイカーがババ・レイを戻す。

テイカーロープに振ってフライングラリアット(右写真)。

テイカーはババ・レイの腕をつかんでロープ渡り(左写真)からチョップ。ババ・レイパンチ、テイカーもパンチで返す。テイカーロープに振ってラリアット、ババ・レイかわしてバックドロップに。その瞬間ディーヴォンが飛び込んでテイカーの首をつかんで逆3D、カウントは2。ディーヴォンロープに振る、テイカー切り返してビッグブーツ、ギロチンドロップ、ケインにタッチ。

ケインはコーナーに詰めてパンチ連打(右写真)、ボディスラムからエルボードロップ、ディーヴォンかわす。ディーヴォンロープに振ってキック、もう一度振る、ケインエルボー。

ケインコーナーに振ってエルボー、ババ・レイにもエルボー。ディーヴォンをサイドバスターで叩きつけてコーナーからダイビングラリアット(左写真)、カバーはババ・レイがカット。テイカー入ってババ・レイをパンチ、ラリアットで場外に落とす。レフェリーが場外に降りて2人を制止にかかる。

ケインはディーヴォンにビッグブーツ、パワーボム、カウント2。とどめのチョークスラム狙ったところにアルバートが乱入、ケインにボルドー・ボム(右写真)、ディーヴォンがカバー、レフェリー戻ってカウント、3つ叩いてダドリー・ボーイズの防衛。ケインは復活するとアルバートを追ってステージへ消える。テイカーはババ・レイをチョークスラム。

呆気に取られるテイカーとサラ(左写真)。「しかたないか」といった感じで花道を引き上げる。ファンに背中を向けてポーズを取ってると客席からDDPが現れ、イスでテイカーを一撃。

ついに直接「対決」したDDPとサラ(右写真)。

サラがパンチを出すが、DDPは難なく捕らえるとサラの髪をつかむ(左写真)。DDPが髪をひとつかみ切り落とす(引きちぎった?)。

その髪を見つめるとキスするストーカー男(右写真)。

ようやくテイカーが復活するがすでにDDPは逃げた後。サラを気遣うテイカー(左写真)。




その3へ。