WEW 5/5川崎球場大会その2



第5試合 豊田真奈美 vs 前川久美子

全女の選手の試合を見るのはいつ以来だろうか?東京ドームでは見なかったし。

前川は蹴り中心、豊田はロープに磔にしての背中へのドロップキック、コーナーにすばやく飛び乗ってのミサイルキック、卍固め(右写真)と多彩な技。

豊田場外に落とすとプランチャスイシーダ、リングに戻すとムーンサルトプレス、前川かわす。前川コーナーに振るとカカト落とし(左写真)。前川のハイキックをかわして豊田ローリングクレイドル、再度ムーンサルト、前川これもかわす。

豊田はジャパニーズオーシャンサイクロンスープレックスを狙うが前川もそれは食わない。前川キック、カカト落とし。豊田がフラフラに(見える)。豊田コーナーに上る、前川も追いかけて上る、豊田マットに降り、コーナーに残された前川を捕らえてジャパニーズオーシャンサイクロンスープレックス(右写真)。こういう入り方もあったか。

そして豊田は新技ジャパニーズオーシャン・クイーンビーボム?(左写真)で前川をフォール。

豊田(8分56秒 片エビ固め)前川


第6試合 風間ルミ、イーグル沢井 vs ハーレー斉藤、立野記代

試合のかなり早い段階で立野がひざを痛めて戦闘不能。ハーレーがひとりで立ち向かう。しかしイーグルの重さはいかんともしがたい(右写真)。

風間スピンキック(左写真)。立野は応急治療を済ませ、リングに戻るがジャーマンを打ったときにまた痛みが出たようで動けなくなる。

ハーレーはイーグルの巨体をフィッシャーマンズバスターで叩き付ける。しかしコーナーに上ったところをイーグルキャノンボムに持っていかれる(右写真)。これは立野がカット。イーグルパワーボム、ハーレーウラカン・ラナに切り返す。イーグルラリアット、最後は風間との合体パワーボムでカウント3。

イーグル(10分14秒 エビ固め)ハーレー


板ちょこミニライヴの後休憩。休憩明けは冬木弘道引退セレモニー。正装で現れた冬木(左写真)。終始真摯な態度でセレモニーは進む。最後10カウントと同時に投げ込まれる黄色の紙テープ。ちなみに今日は近くのセブンイレブンで黄色の紙テープを大量に売っていた。イベントの内容まで勘案してのこの品揃えは素晴らしい、と思った(が、芯抜いて売ってたわけではないのでそのまま投げた人多数)。


第7試合 三沢光晴&小川良成 vs 本田多聞&井上雅央

GHCチャンピオンの入場(右写真)。カッコいいねえ。

が、チャンピオンは序盤捕まりっぱなし。本田・井上の執拗な背中攻めに遭う(左写真)。三沢が時折入ってエルボーで形勢逆転を狙うがなかなか小川は戻ってこれない。

井上は三沢にもアルゼンチンバックブリーカー。これは小川が本田をぶつけてカット(右写真)。

本田の肩固めって立った状態で絞めておいて(左写真)グラウンドに持って行くのかな?最後は三沢のタイガードライバーから小川のバックドロップホールドが決まって三沢組の勝利。

小川(16分54秒 バックドロップホールド)井上

NOAHの他団体への出張試合って面白くないなあ。


第8試合 黒田哲広 vs 田上明

黒田と比べると当然のことながら超巨体に見える田上(右写真)。アトミックドロップのように抱えて放り投げたり、チョップ合戦を一発で制したり、コーナーに振ってビッグブーツとやりたい放題。

しかし黒田もラリアットを打ちまくる(左写真)。コーナーに振る、田上ビッグブーツ、黒田かわすと場外に降りて得意の足攻め。

田上は哲ちゃんカッターまで受けると抱え上げてのギロチンスローからダイナミックボム(右写真)、カウント2。最後は「俺が田上」で3カウント。

田上(10分33秒 片エビ固め)黒田


第9試合 金村キンタロー vs ベイダー

ベイダーの入場テーマが日本語歌詞だったのに凄い違和感。

「カラー&エルボー」でロックアップしただけでな何かとんでもない拷問技でも仕掛けているようにすら見える(右写真)。

コーナーに詰めて腕パンチ連打(左写真)。金村なすすべなし。腕パンチの後のフライングソーセージは3カウント入るかと思ったよ。

しかし金村は体当たり合戦で互角に持っていくと(右写真)急所蹴り。悶絶するベイダーを尻目にテーブルをリング内に持ち込み、ベイダーをぶつける。

机を立てた金村だが逆にベイダーにチョークスラムで机の上に落とされる(左写真)。ベイダーもう一発チョークスラムからベイダーボム、カウント3。

ベイダー(6分54秒 体固め)金村


第10試合 大仁田厚&ザ・グレート・サスケ vs 橋本真也&大谷晋二郎

今年のゴールデンウィークは橋本を3回も見たぞ。なんでだろう?

一方の大仁田&サスケ組。なんでサスケなのか理由がわからん。そのサスケと大谷が先発。ジュニア時代に比べたらかなり体重増えた大谷だが、サスケの動きに十分ついて行く。このへんはさすがだ。

大仁田がリングに入る。橋本を呼び入れる(右写真)。

挑発に応じてリングインする橋本。ついに大仁田と対峙(左写真)。が、手四つで組んだ瞬間に緑の毒霧。反則負けを告げるゴングが。

橋本(3分42秒 反則)大仁田



両軍のセコンドがリングに飛び込んで大乱闘(右写真)。怒った客からは飲み物のコップなど物がリングに投げられる。中にはビール缶やペットボトル投げるバカがいたので避難する。

橋本がマイクを取る(左写真)。「みんな出ろ!リングを掃除しろ。これで終わるわけはないだろうが!冬木さん、冬木さんいますか?これがここのやり方ですか?こんなんで終わっていいんですか?」
冬木「俺の権限で試合続行だー!」

試合は再開。しかし大仁田は試合したいんだかしたくないんだか、時折捕まったサスケをイスで助けたり、机を持ち出してパイルドライバーやったりの反則連続。サスケは散発的に場外へのダイブを見せるが基本的に捕まりっぱなし。橋本&大谷はサスケにコーナーからのダイビングフットスタンプ連打(右写真)。

サスケを蹴りまくる橋本(左写真)。続いて大仁田にもキックの連打、大谷にタッチ。大谷も顔面ウォッシュ連発。

大仁田コーナーに詰められるとマジックファイヤー(右写真。煙しか残ってないが)、再度反則負け。

大谷(10分41秒 反則)大仁田

またセコンド乱闘、物投げ込み。大谷は高岩の肩を借りて退場。橋本の「大仁田!俺は正々堂々とした勝負しかしないぞ!」の声が響く。

こんなんだったら最初の反則で終わってた方がまだ面白かったかも。こんなんで「インディー連合vsZERO-ONE対抗戦」とか言われてもねえ、何も発展性ないでしょ。今日は「オールスター」みたいなもんだからある意味なんでもありだけど。



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