JWP2/11東京キネマ倶楽部大会その2



第3試合 矢樹広弓 vs 日向あずみ

矢樹広弓のJWPでの引退試合以来、約6年ぶりの一騎打ち。その後日向はJWPのエースとなり、矢樹はフリーとして復帰。

矢樹は低い位置から入ろうとする。日向それには付き合わない。互いの手を探り合う(左写真)。

手四つから力比べ(右写真)、これは日向が制して両手をリストロックに固める。

日向キック、腕をひねってステップオーバーアームストレッチに。矢樹スクールボーイに切り返し、ヒザ十字からアンクルホールドに(左写真)。日向ロープ。

日向が組み付こうとするところに矢樹はヒザ蹴り。もう一発ヒザ蹴り入れて首投げ2発からスリーパー、日向ハンマーロックに切り返す。日向はワキ固めに移行(右写真)、矢樹ロープ。

日向は矢樹の腕をひねってエルボースタッブ、ロープを使って腕攻め。レフェリーがブレークするがコーナー前に腰を下ろした矢樹に強烈なドロップキック(左写真)。

日向腕にエルボースタッブ入れて十字に(右写真)、矢樹ブロックしてロープエスケープ。

日向ロープに振る、矢樹切り返して一本背負い(左写真)。ロープに振ってもう一発。

矢樹十字(右写真)、日向は上体を起こしてエビ固めに丸め込む、カウント2。5分経過。

矢樹髪をつかんでXファクター、カウント2。矢樹コーナーに振る、日向切り返す、矢樹コーナーに飛び乗って反転クロスボディ、日向かわす。日向コーナーに上ってミサイルキック、矢樹かわす。矢樹ロープに飛ぶ、日向カウンターのトラースキック、カバー、カウント1で矢樹起き上がるとエルボー(左写真)。日向もエルボー打ち返す。

日向バックドロップ、矢樹回転して着地、ワキ固めに。日向ブロックして矢樹を持ち上げると(右写真)サイドバスター風に叩きつける。日向ダブルアーム背骨折り狙う、矢樹コーナーに押し込んでブロック。

矢樹対角線コーナーに振る、日向コーナートップに飛び乗る、矢樹張り手で場外に落としコーナーからプランチャ(左写真)。

リングに戻し矢樹バックを取る、日向切り返す、矢樹前転してヒザ十字(右写真)からヒザ固め、さらに裏アキレス腱固めに移行、日向ロープ。

矢樹は日向のヒザをマットに叩きつけるとコーナーに上ってミサイルキック(左写真)。

矢樹パンチ、日向かわして投げっ放しジャーマン。矢樹飛びついてカサドーラ、日向強引にジャーマンで投げる(右写真)。日向はさらにロコモーションジャーマン3連発、カウントは2。10分経過。

日向コーナーに上る、矢樹追いかけて張り手、雪崩式一本背負いに(左写真)。

矢樹十字(右写真)、日向ロープ。

矢樹ロープに振る、日向切り返すが矢樹さらに切り返してランセット・アーチ(左写真)。矢樹ロープに飛んでコルバタ。

矢樹ロープに飛ぶ、日向キック、バックを取ってジャーマン(右写真)、カウント2。

日向みちのくドライバーの体勢、矢樹着地してエビ固め、カウント2。矢樹ロープに振る、日向切り返して飛びつき後方回転エビ固め(左写真)、矢樹切り返してカウント2。

矢樹はJYAGIEクラッチ(右写真)、肩が着いてなかったのかスゴーはカウント取らない。日向ロープ。

矢樹コーナーに振る、日向コーナーに飛び乗って反転、延髄ニー。コーナーに上ってもう一発延髄ニー(左写真)、カウント2。

日向みちのくドライバーの体勢、矢樹着地してエルボー、ロープに飛んで飛びつき十字固め(右写真)。

日向は腕を組んで矢樹を持ち上げると強引にみちのくドライバー(左写真)、両足をがっちり固めて3カウント。

日向(14分11秒 エビ固め)矢樹

起き上がれない矢樹。日向がマイクを取る。「矢樹さん、なんでも聞いたところではギックリ腰になられたそうで。万全な体調の時にもう一度シングルで試合お願いします。」
ギックリ腰というか、昼の高瀬戦でワキ固め踏ん張った時に腰痛めたらしいが・・・・。
矢樹寝っ転がったままで「日向選手、絶対当たらせてください。」

高度な攻防、説得力あるフィニッシュ。いい試合だった。やっぱ相手によるのかな?ほんとに万全な体調の時にもう一度見たいカード。


第4試合 日向あずみ、コマンド・ボリショイ、渡辺えりか vs シャーク土屋、春山香代子、米山香織

先発は次回金町大会で二冠選手権を争う渡辺と米山。米山ドロップキック、渡辺かわしてストンピング連打。グラウンドでもつれ合いながらパンチの打ち合い(右写真)。米山が立ち上がってヘアホイップ、コーナーで踏みつけ。

米山は土屋、春山を呼び込んでトリプルキック(左写真)。今日も土屋はマジメにやるようだ。米山ボディスラムからカバー、カウント2。春山にタッチ。

春山ロープに振る、渡辺切り返して逆水平連打(右写真)、ロープに振ってもう一発逆水平、しかし春山は体当たりで吹っ飛ばす。春山ドロップキック、カウントは1。ボディスラムで投げて土屋にタッチ。

渡辺首固め、カウント1で土屋返す。土屋は両足を取ると逆エビに。渡辺抵抗。土屋は春山を呼び入れ「ちょっと蹴ってくれ」。春山キック、土屋は渡辺をひっくり返して逆エビに。米山も入って3人でポーズ。

日向と米山がリングイン、キック連打。首投げからスリーパー。日向切り返して首投げからサッカーボールキック。日向ロープに振ってジャンピングニーアタック、コマンドにタッチ。コマンドブレーンバスター(右写真)、カウント2。コマンドキャメルクラッチ、渡辺が入って米山の顔面にドロップキック3連発。米山手にかみついて脱出、腕をひねって土屋にタッチ。

土屋は春山と同士討ちさせられるがかつての土屋・前泊を思わせる気合(そういえば色の組み合わせが同じ)からダブルでターンバックルにぶつけ、振り返りざまにダブルのフェースクラッシャー(左写真)、鮮やかに合体攻撃を決める。日向が入ってキック、コマンドもパンチ連打。

ダブルでロープに振るが土屋クローズラインをブレークしてラリアット。コマンドにもう一発ラリアット(右写真)。土屋はコマンドをロープに振ってドロップキック。今日の土屋は凄いぞ。ロープに振ってもう一発、コマンドスカす。

コマンドは土屋の両足をレッグロックに固めると足にガムテープを巻きつける。米山がはがそうとするとスネ毛が抜けて「痛ぇ!お前らにはわかんねーんだよ!」左写真)5分経過。

米山リングイン、コマンド首固め、カウント2、渡辺にタッチ。渡辺キック連打、コーナーで踏みつけ。ターンバックルにぶつける。米山エルボーで反撃、渡辺は張り手(右写真)。渡辺コーナーに振る、米山反転ミサイルキック。米山ドロップキック、渡辺はショルダーブロック連発、米山3発目スカしてエルボー、渡辺もエルボー。米山ロープに飛ぶ、渡辺大外刈り、カウント2。渡辺はコマンドにタッチ。

コマンドロープに振る、米山クロスボディで返し春山を呼び込む。ダブルのチョップの後ダブルのDDT狙うがコマンドブロック、逆に投げようとする。日向、渡辺も加勢に入る。BULL-CATSは土屋、そしてセコンドに付いていた矢樹も参加して4人ブレーンバスター(左写真)。春山コマンドに逆水平3連打、コーナーに振ってフェースクラッシャー狙うがコマンドかわしてワキ固めに。米山がカット。

春山をコーナーに振って渡辺が串刺しエルボー、日向が串刺しニーアタック。コマンドはコルバタから変形の固め技に(右写真)。コマンドは日向にタッチ。

日向ランニング延髄ニー、ロープに振る、春山切り返す、日向さらに切り返してスタナー(左写真)。コーナーに上ってミサイルキック、カウント2。

日向バック取る、春山切り返してジャーマン、日向着地。しかしその後方から米山がミサイルキック(右写真)。10分経過。
日向は春山と米山の誤爆を誘って場外に落としコーナーからトペコン。春山をリングに戻すとジャーマン(左写真)、カウント2。日向コーナーに上って延髄ニー、春山かわしてソバット、そしてラリアット、カウント2。

春山が米山をハネ上げて合体のフットスタンプ。続いて米山を踏み台にして春山がジャンピングギロチンドロップ(右写真)、カウント2。ダブルアームフェースバスターからカバー、これも2。土屋にタッチ。土屋ラリアット、日向かわしてバック取る、ジャーマン狙うが土屋踏ん張る。コマンドが足のガムテ思いっきりはがす。痛みで踏ん張れなくなった土屋は日向に投げられる。

しかし土屋は日向をロープに振ってラリアット、米山にタッチ。日向も渡辺にタッチ。米山ムーンサルトアタック、渡辺かわして逆さ押さえ込み、カウント2。米山バック取る、ロープに押し込んで後方回転エビ固め、カウント2。米山ロープに飛んでフライングエルボーアタック。再度ロープに飛ぶ、渡辺払い腰(左写真)から十字、米山ブロック。渡辺グリップ切る、春山がフットスタンプでカット。

渡辺エビ固め、土屋が入ってカット。土屋ツッチーボム(右写真)、米山ジャーマン、これは日向がカット。米山ダブルリストアームサルト、カウント2。15分経過。

米山ロープに飛んでフライングエルボーアタックからもう一発ダブルリストアームサルト(左写真)、今度はカウント3。

米山(15分14秒 ダブルリストアームサルト)渡辺

米山マイク「勝ったぞオラー!今日はタイトルマッチの前哨戦としても、本番は確実に勝つ!私がこつこつこつこつこつこつこつ貯めてきたJWPジュニア、そして大日本女子のベルトは絶対に渡さない!」

日向がマイク「どうでもいいけど、あのインチキくさい契約書は何だよ?JWPは誰でも入れるってとこじゃないんだよ!ウチはPure wrestlingをウリにしてるんだ!」
土屋「今日も何の反則もしていない。むしろそっちが反則(ガムテ)使ったじゃないか。文句があるのか?」
コマンド「文句はないけど、ウソくさいんだよその顔。」
土屋「しょーがねーじゃねーかこういう顔なんだから!」
コマンド「なんでお前こんなおとなしいのん?」
土屋「人間変わるんだよ。」
コマンド「24日金町、ウチと日向が組んでお前の本性暴いてやる。」
土屋「暴かれない。」
米山マイク「まあまあ土屋さん。先輩方は今までいろいろあり過ぎて人を信じられなくなってるんです。許してあげてください。」
土屋「まーこれからもPureなHeartでこのリングでお前らを笑わせて、楽しくやって行こう!」

「普通にやる」というだけで面白くなる、というのは凄い存在だ。今日の興行は(第1試合は印象薄かったが)最初っから最後までいろんな意味で工夫の凝らされたいい興行だった。



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