DDT 2003/7/17 "Audience 2003" 後楽園ホール大会その4



第5試合 KO-D無差別級選手権試合
MIKAMI(王者)vs 佐々木貴(挑戦者)

ヒザ靭帯損傷で2日前のインタビューに「正直今の体調では佐々木とはやりたくない」と語ったMIKAMI。それでもラダー持参で入場(左写真)。

入場してきたMIKAMIがいつものようにセカンドロープに腰掛けた瞬間に佐々木がバキューン!キックで先制(右写真)、MIKAMIは場外転落。さらに佐々木はトップロープ越しの場外へのバキューン!キックで追撃。リングに戻す。

佐々木ヘッドロック、MIKAMIロープに振ってドロップキック、威力に欠けるのか佐々木はすぐに立ち上がってドロップキックのお返し。佐々木ヒザ蹴り、ロープに振る、MIKAMI切り返してドロップキック(左写真)。

MIKAMIロープに飛ぶ、佐々木カウンターのソバット、MIKAMIかわす。MIKAMIチョップ、佐々木逆水平(右写真)。MIKAMI張り手、ヒザ蹴り、ナックルパート。ロープに飛ぶ、佐々木今度はカウンターのソバットをヒットさせる。

ヒザを着いたMIKAMIに佐々木は「1、2、3、発射!」正面からドロップキック(左写真)。首投げからサッカーボールキック、ロープに飛んでギロチンドロップ、カウント2。

佐々木ストンピング、引き起こしてロープに振る、MIKAMIコルバタに行こうとするが佐々木キャッチしてスピンスラムに、MIKAMI着地してファイナルカットに切り返す(右写真)。カバー、カウント1。

MIKAMIロープに振ってドロップキック(左写真)。

MIKAMI腕をひねってグラウンドに。腕にニースタンプ、フィストドロップ。立たせて腕折り。トップロープで腕を絞り上げる。サミングを挟んでもう一発腕折り(右写真)。

MIKAMIは佐々木の腕目掛けて回転レッグドロップ(左写真)。

ヒザ蹴りで倒すとセントーン(右写真)、カウント2。5分経過。

MIKAMIロープに飛ぶ、佐々木トラースキック、かわしてまたロープに、佐々木カウンターのゼロ戦キック。佐々木ブレーンバスターに、MIKAMI切り返して前回披露した新技に行こうとするが佐々木はリバースDDTに切り返す。佐々木ミドルキック連打からソバット(左写真)。

佐々木ロープに振ってラリアット、MIKAMIかわしてコルバタ。MIKAMIヒザ蹴り、ロープに飛ぶがやはり足が動かずタイミングが合わない。佐々木強引に持ち上げてツームストーンドライバー(右写真)。

佐々木コーナーに振って串刺しエルボー、ライガーボムに行くがMIKAMIはウラカンホイップに切り返す(左写真)。佐々木場外転落。

MIKAMIスワンダイブ式プランチャ(右写真)。ヘッドロックで佐々木を場外引きずりまわすと鉄柱攻撃、リングに戻す。

MIKAMIは逆方向のエプロンに出ると長距離スワンダイブミサイルキック(左写真)。

コーナーに上ってマテリアル(右写真)、カウントは1。MIKAMI首投げからブーメラン、佐々木かわす。

佐々木は場外から足を引っ張ってMIKAMIを寝せるとトップロープ越しのギロチンドロップ(左写真)。10分経過。

佐々木トラースキック、ハイキック、バキューン!キック。MIKAMIエプロンに出る。佐々木ハイキック、MIKAMIかわしてスワンダイブミサイルキック(右写真)。MIKAMI場外に出てラダーを持ち出す。佐々木はラダー目掛けてスライディングキック、MIKAMIを場外に吹っ飛ばす。

佐々木はMIKAMIをリングに戻すとミサイルキック(左写真)、カウント2。

佐々木ライガーボム(右写真)、カウント2。

佐々木D-ガイスト、MIKAMI着地してスク〜ルボ〜イ、佐々木途中で潰す(左写真)、カウント2。

佐々木バック取る、MIKAMI切り返す、佐々木ハイキックからスク〜ルボ〜イ(右写真)、カウント2。

佐々木トラースキックから不知火狙う、MIKAMIブロックしてミドルキック、佐々木キャッチ、MIKAMIはその足を軸にして回転キック(左写真)、これが顔面に入る。

MIKAMIがラダーをコーナーにセット、佐々木を振ろうとする、佐々木抵抗。MIKAMI急所蹴り、ラダーに振る、佐々木切り返す、MIKAMIラダーに飛び乗ってムーンサルトアタック、佐々木は下からドロップキックで迎撃(右写真)。

佐々木DDT、不知火(左写真)、カウント2。15分経過。

佐々木バック取る、MIKAMIは両腕を取ってヨーロピアンクラッチ、カウント2。MIKAMIエアスマッシュ、佐々木かわしてドラゴンスープレックス(右写真)、カウント2。

佐々木ロープに飛んでラリアット、MIKAMIは腕目掛けてドロップキック。MIKAMI首投げ、横からのブーメラン(左写真)。

MIKAMI450°スプラッシュ(右写真)、佐々木ヒザを突き立ててブロック。

佐々木ラリアット、MIKAMI一回転(左写真)。

佐々木ロープに飛ぶ、MIKAMIフランケンシュタイナー(右写真)、カウント2。

MIKAMIラダーをコーナーに立てて上る、佐々木も起き上がりラダー上る。雪崩式ブレーンバスター狙うがMIKAMIブロック。MIKAMIは逆に佐々木をボムに持ち上げようとするが上がらず。MIKAMI回り込んで雪崩式スク〜ルボ〜イ(左写真)、カウント2。

MIKAMIラダーに上る、が、よろけてトップロープに落下(右写真)。佐々木ストンピング、D-ガイストに行くがMIKAMI着地してスク〜ルボ〜イ、カウント2。20分経過。

MIKAMIラダーに上ってスワントーン・ボム(左写真)、カウント2。

コーナーに上ってスーサイド・ボム(右写真)、佐々木はこれも2で返す。

佐々木は起き上がるとみちのくドライバーII、D-ガイスト、MIKAMI必死で返す。佐々木もう一発D-ガイスト(左写真)、強引に押さえ込んでカウント3。

佐々木(21分38秒 エビ固め)MIKAMI
※MIKAMI3度目の防衛に失敗、佐々木は第15代王者に。

この終わらせ方が全てを物語る。


佐々木ベルトは腰に巻かず「おいMIKAMI、俺とお前の戦いはこんなもんか?それがチャンピオンの戦い方か?KO-Dも今すぐ返上する。そしてお前と俺で王座決定戦やろうじゃないか。」さっさと退場(右写真)。

MIKAMI「無様な姿ですが、お客さんの声援はずっと耳に届いてました。無差別級のベルトは佐々木貴に譲ります。これからDDTを引っ張っていくためにもしかするとちょっと休まなきゃいけないかもしれませんが、DDTへの応援よろしくお願いします・・・。」MIKAMIらしくない言葉だ。でも大舞台でケガ、長期休場繰り返してるからなあ。精神的にもこたえるだろう。

佐々木が通路にいるのを見つけたMIKAMI(右写真「大舞台で何回も恥かかせやがってよぉ。お前そのベルト獲ったってことはわかってるだろうなあ。重責重いぞ。お前がDDT引っ張っていくんだよ。俺が戻ってきたら、その時はこのMIKAMI様の必殺のスク〜ルボ〜イでバランバランにして『もうMIKAMIさんとは組まないで下さいお願いします』って弱音吐かせてやっからそれまで待ってろ。」

佐々木リングに戻る。「今日は横浜で世界を代表するでっかいプロレス団体の興行やってますが、DDTの後楽園ホールに来てくれてありがとう!DDTを愛してるみんな、俺もみんなを愛してるぜ。これからはチーム空回りがDDTを引っ張っていく!」

休むのが何回目だろうが、ケガした時は思い切って休むしかないと思う。客が待ってるのは早い復帰より万全な復帰だと思うので。



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