DDT NON-FIX 〜12.10〜その2



ポイズンと多咬刺がスクリーンに。
「俺の操り人形多咬刺。俺のために動け。死ぬまで動け!」
そこに猪熊。「僕はいつ改造してもらえるんですかぁ?」

ポイズン「お前の改造は俺が完全体になってからだ。それにはこのエキスがいる。しかし、これは飲むだけでは危ない。毒だからな。エキスを飲んでから10分以内に一番憎い人間の生き血を吸わなくてはならないんだ。 三四郎の生き血を持ってこい!」


第3試合 高木三四郎、タノムサク鳥羽、柿本大地 vs ポイズン澤田JULIE、多咬刺、猪熊裕介

ポイズンに命じられたせいか高木をじっと見つめる多咬刺。高木不気味がる。ポイズンがマイク(左写真「俺が完全体になるために、三四郎、今日こそお前の生き血をもらうぞ!」


高木「何が生き血だ!俺は吸血なんかされんぞ!毒蝮なんて御免だ!」ポイズンを場外に出して場外戦スタート。鳥羽と多咬刺、柿本と猪熊も場外に(右写真)。多咬刺はいつものように木槌で鳥羽を攻撃。

リングに戻ってもさらに木槌で攻める(左写真)。鳥羽はキックで多咬刺の木槌を払い落とす。多咬刺ソバット、鳥羽かわしてパンチ、スピンキック、多咬刺かわす、両者ハイキック相打ち。柿本と猪熊がリングイン。

バックの取り合いから柿本足を取ってレッグロックに、猪熊切り返してバック取ると十字に(右写真)、柿本レッグロックに切り返す。猪熊サミングで脱出。猪熊ヘッドロック、柿本ロープに振る、猪熊ショルダーブロック。多咬刺が入ってダブルのショルダーブロック、多咬刺はコーナーに控えている高木と鳥羽にエルボー。ポイズンも入って多咬刺とダブルのフラップジャック、猪熊がカバー、カウント2。顔面をヒジで痛めつけポイズンにタッチ。

ポイズンは柿本にキック、逆水平、ロープに振ってフライングニールキック(左写真)。5分経過。

柿本キック、ポイズンキャッチしてネッシー、カウント2。多咬刺にタッチ。多咬刺地獄突き、ミドルキック連打、猪熊を呼び込んでダブルのショルダーブロック。高木と鳥羽をまた場外に落として柿本にネッククラッチ(右写真)。

多咬刺は柿本のボディにキック、顔面にビッグブーツ、猪熊にタッチ。猪熊エルボースタッブ、ロープに振ってエルボー、カウント2。ロープに振ってラリアット、柿本かわしてフライングショルダーブロック(左写真)、高木にタッチ。高木猪熊にドロップキック、入ってきたポイズンには低空ドロップキック、多咬刺には一瞬捕まるが串刺しラリアットをかわして逆にラリアット。猪熊にサンダーファイヤーパワーボム、多咬刺がカット。

ポイズンは高木をロープに振ってキック、チョークスラムに行くが高木ブロック。ポイズン再度キック、高木キャッチしてドラゴンスクリュー2発。テキサスクローバーホールドに行くがこれは猪熊がカット。高木はポイズンをコーナーに振ると鳥羽と柿本を呼び込んでジェットストリームアタック(右写真)。

しかしポイズンはここで呪文。動きの止まった高木と柿本に多咬刺がミサイルキック(左写真)。鳥羽には猪熊がK7-308。

多咬刺が鳥羽をコーナーに振って串刺しゼロ戦キック、鳥羽かわしパンチ、トップロープ越しの首4の字に(右写真)。鳥羽コーナーに上ってダイビング延髄蹴り、カバーは猪熊がカット。鳥羽は柿本にタッチ。

柿本多咬刺をロープに振って串刺しエルボー、コーナーに上ってミサイルキック。猪熊が入ってダブルのブレーンバスター狙うが柿本はDDTに切り返す。柿本ジャーマン(左写真)、猪熊カット。

柿本ドラゴンスープレックス狙う、多咬刺ブロック、振り返ると赤の毒霧。多咬刺ロープに飛ぶ、柿本パワースラム(右写真)。しかし起き上がったところに多咬刺トラースキック、鳥羽がカットに入ったように見えたがレフェリーの三浦は3つ叩く。

多咬刺(12分5秒 体固め)柿本

鳥羽を介抱していた高木だが、蛇界転生の狙いが自分なのであわてて逃げる(左写真)。
鳥羽がマイク。「佐々木さん、俺が絶対佐々木さんを元に戻す。ポイズン、てめーをぶっとばせばいいんだろ?」


休憩後は「昭和」子のインフォメーションコーナー。こないだから声が出ないようだけどどうしたんでしょう?続いてニコライ・ゴッチャンスキーからのビデオレター。ディーノに「どんな手を使っても挑戦する」と。ディーノにしてみれば男性的魅力に欠ける両生類は相手にする気がしないのだろう。ニコライ「ワカッタカ!ワカッタラデテケ!」


一宮章一・新社長就任式

まずは三和前社長(今後は会長)があいさつ(左写真)。

三和兄弟と一宮が席に着き、押印式(右写真)。書類に印鑑押すことで手続きがすべて完了らしい。

しかしそこに高木(左写真)。「ちょっと待て、一宮、なんでお前が社長なんだ?俺は聞いてねぇぞ。」
一宮「お前なんかに説明してるヒマはない。」
高木「お前が社長になるくらいなら俺が社長やってやる。どうだ、今から試合して勝ったほうが社長だ!」
一宮「バカなこと言うな。こんなカッコで試合できるか!」

高木「問答無用だ!」襲い掛かる(右写真)。ゴング鳴る。一宮も「やってやるよ!」


第4試合 高木三四郎 vs 一宮章一


一宮イス攻撃(左写真)。イスの上にDDT。

さっきまで使っていた机をコーナーに立てかけて高木を振る、高木切り返し(右写真)逆に一宮が机に突っ込む。三和兄弟が乱入、しかし高木は太のコロニー落としを一宮に誤爆させ、カニばさみで倒してヒップドロップ、三和会長にはスタナー。

一宮を捕らえて旋回式スタナー、しかしここで蛇界転生が乱入。ポイズンがモアイ・オブ・イースター(左写真)。

一宮がシャイニング・ウィザードを決めてフォール勝ち(右写真)。

一宮(2分38秒 体固め)高木

一宮「ポイズン、どういうつもりだ?」
ポイズン「勘違いするな、俺はお前と組む気はない。俺は完全体になるためにこいつの生き血が欲しい、お前はコイツをつぶしたい、利害が合っただけだ。」

一宮「試合に勝ったから、俺が社長だ。」改めて書類に判を押す(左写真)と「実印」を客席に投げ込む。いいの?

一宮「後は改造でもなんでも好きにしてくれ。」
ポイズンが吸血に入ろうとすると高木は立ち去る一宮に「ちょっと、ちょっと待て一宮!このままじゃ俺は今週改造されちゃいますよ?この客の入りを見ろ。これを来週も続けたくないか?俺が今週改造されてもいいんですか?」意味がわからん。
一宮戻ってきて「今週お前が改造されて来週は毒蝮見たいって客もいるかもしれないじゃないか。お客さんの声を聞いてみよう。」
高木「やめろ!こいつら面白い方に動くから。もう一週引っ張ろうぜー。」
一宮「ははぁ。今週スマックダウンの収録があるな。」
高木「あるさ。明日だよ。」
一宮「じゃあフジテレビに毒蝮参上だ。」
高木「ポイズン、来週お前、多咬刺、猪熊と俺が3vs1でやってやる。一宮の喜びそうな展開だろ?」


一宮が「この展開は来週までto be continuedだ。」とこれを認めたためポイズンもしぶしぶ納得。
高木「来週佐々木を元に戻すカギを持ってくるよ。カギだカギ。」

うーん、口八丁で展開先延ばしにしてしまったよ。強引な手法だなあ。


第5試合 ハンディキャップマッチ
MIKAMI vs 橋本友彦&諸橋晴也

MIKAMIが2人にドロップキック、そして両方に交互にストンピング(右写真)。

橋本パンチ、ダブルでロープに振ると橋本のローキックと諸橋のラリアットの合体技(左写真)。諸橋カバー、カウント2。諸橋ストンピング、チンロックからスリーパー。ストンピング打ち込んで橋本にタッチ。

橋本ストンピング、ターンバックルにぶつけて踏みつけ(右写真)。

橋本首投げからスリーパー(左写真)、絞め上げてカバー、MIKAMI2で返す。橋本またスリーパー、そしてクリップラー・クロスフェースに移行。リリースしてロープで顔面こすり。諸橋にタッチ。

諸橋ストンピング、ターンバックルにぶつけて踏みつけ、橋本も入って踏みつけ。MIKAMI場外エスケープ。諸橋エプロンからダブルアックスハンドル、鉄柱にぶつけてリングに戻す。諸橋ボディスラム、橋本がトップロープ越しのトペ・アトミコ(右写真)、カウント2。橋本ボディスラムからカバー、カウント2。5分経過。

橋本首投げ、MIKAMI着地、キック入れて倒すと顔面踏み付け、ブーメラン狙ってロープに飛ぶが篠原が場外から足を引っ張る。橋本はMIKAMIの顔面を諸橋のヒザにぶつけてタッチ。諸橋抱え上げてオクラホマスタンピード。諸橋ラリアット、MIKAMIブロックして首投げから顔面踏み付け。コーナーに上る。橋本が後ろから捕まえるがMIKAMIキック入れてムーンサルトアタック(左写真)。

MIKAMIロープに飛んで篠原に一撃してから諸橋にミッキーブーメラン180(右写真)。コーナーに上ってスワントーンボム、篠原がレフェリーのグレースを場外に引きずり出してカット。

MIKAMIは篠原をターンバックルに叩きつける(左写真)。

しばらくうずくまっていた篠原だが、MIKAMIがスクールボーイで諸橋を丸め込み、サブレフェリーの三浦がカウントを入れようとすると血迷ったか三浦に対してマウントパンチ(右写真)、ヒザ蹴りの嵐。グレースが反則を宣告。

MIKAMI(8分2秒 反則)ダブルブリッジ


HERO!とKUDOがMIKAMIを救出しダブルブリッジを追い払う。MIKAMI「今日勝ったら選手権組んでくれるとか言ってたよなあ。プロレスには反則勝ちってものもあるんだぜ。勝てばいいんだろ?挑戦させろよ。」左写真

橋本「おいHERO!、素顔になったら強くなるんか?それやったら世界中のマスクマンは全員強いよな?お前らの挑戦受けたる。外に出るのはそれからや。お前ら殺す。MIKAMI、お前もや。」両方と選手権?それともまた3WAY?

MIKAMI「呼んでねーよ。HERO!、お前は何も結果出してねーだろ?出てくんじゃねーよ。」
HERO!「タイトルマッチやらせてください。お願いします。」HERO!とKUDOはMIKAMIに頭を下げる(左写真

MIKAMI「標的はベルト巻いてる奴、それ以外でDDTのトップを張ってる奴だろ?覚悟できてんのか?」HERO!とKUDOうなづく。MIKAMI退場。「譲った」形なのだろうか?
HERO!「ボクにとってはこれがラストチャンスで、DDTを変える最初のステップだと思っています。」
KUDO「ここまで来たらやるしかないと思っています。ベルトを取ってそれからDDTを変えて行きますので応援よろしくお願いします。」

いろんなことが起きた今週のATOM。大阪大会はやっぱりひとつの区切りだったのだなあ。そしてファンクラブイベントの最後に起きたMIKAMIとHERO!&KUDOの論戦がそのままリングに持ち込まれたような形の展開。来週のATOM、29日の後楽園でどう動くか。ひょっとしたら1月の後楽園まで含めてひとつの流れが完結かも。



帰ろうとすると大家が宣言どおり署名運動を行っていた(左写真)。

「ばっちり撮ります」とか言ってた坂井はかなり遅れて下に。いちおう署名姿をカメラに収めていた。



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