中越地震復興支援「不死鳥」7/3新潟フェイズ大会



坂井、ディーノ、猪熊、石川の4人がリングに(右写真)。
猪熊「朝の6時半に東京出発して、こんなクソ田舎に連れてこられたけど、ホント何もねー街だよな!さっさと試合終わらせて帰ろうぜ!」
ディーノ「案外米もおいしくなかったし。」
石川「酒がうまいって言うけど。俺は酒飲めないからわかんねーんだよ!」
ディーノ「ちゃちゃっとてきとーにやっちゃいましょ。」
坂井「あんまり、新潟のこと悪くいうのはやめてくれ。新潟は俺が18歳までの青春を過ごした思い出深い街なんだ。」一部から拍手。
ディーノ「アンタの青春なんてその辺のまばらな拍手程度のもんよ!新潟のいいとこってなんかあるの?」

坂井「お米、酒、女っていうのは広告代理店が作り上げたイメージです。新潟の人は本当は米食べない、酒飲まない、女も抱かない。新潟の人が本当に愛するのは『みかづき』のイタリアンなんだ!」大拍手。さすがにこの地元ネタはわからない。
「お前が食べたマーボイタリアン、お前が食べたホワイトイタリアン、お前が食べたチリソースイタリアン(みんなで行ったらしい)。みんなこれを食べて大きくなったんだ。だから俺は今日『みかづき』のために試合に勝ちたい!」左写真
ディーノ「悪かった。」
坂井「わかってもらえたらいいよ。しかし今日の相手の高木三四郎はKO-D無差別級王者、諸橋晴也はKO-Dタッグ王者、ポイズン澤田はユニオンプロレスの総帥、猪俣潤ははゴールデンルーキーと期待されている新人だ。そんな相手に俺たち4流中堅レスラーが真正面からぶつかっても勝てるわけがない!」
ディーノ「あの人の力を借りるしかない!ほら、アンタが前から言ってるあの人よ。」
坂井「誰?」石川爆笑。
ディーノ「カモン、松井!」

松井幸則がリングに(右写真)。
坂井「ああっ!あなたはFECの超悪のレフェリー、世界の松井幸則さんじゃないですか!なんでこんなとこに?」
松井「説明口調だなー。今日俺は新潟のビッグプロモーターに呼ばれて、全試合裁くために来てるんだよ。」
坂井「松井さんに俺たちの側に付いてもらえれば勝てるんじゃねーか?」
松井「頭わいてんじゃねーのか?俺は第2試合のFECだけはちょっとだけひいきするかもしれねーが、他の試合は公平に裁くぜ!」

坂井「そんな、松井さん、アルビレックスのマフラータオル(左写真)あげますから。これつければキャバクラでもモテモテですよ!」
悩む松井。

坂井「これはあげたくなかったが・・・・、『みかづき』のクーポン券も付けます!」右写真
松井「俺に任しとけ!」商談成立。

高木がリングに(左写真)。「お前らさっきから黙って聞いてたらわけわかんねーことばっかり言いやがって。お前なんでここ来てんだよ!しかもクーポン券で寝返るなんて・・・(観客に)お前らも流れで拍手してるけど、たった80円だぞ!」
ディーノ「80円を笑う者は80円に泣くわよ。」

猪熊「松井さんの怖さを思い知らせてやる。みんな、やっちまえ!」一斉に襲い掛かる。(右写真) 坂井のアックスボンバーが高木に、坂井カバー、松井が高速カウントで3入れる。
松井「これがThis is レフェリーのカウントだ!」
坂井「こ、これが越後の暴れ太鼓とも言われる松井レフェリーの高速カウントか!松井先生、締めてください。」四銃士引き上げる。
松井「てめーら控室で覚えとけよ!俺はこれ締めた後またこそーっと来て第1試合裁かなきゃいけないんだからな!そういうことで皆さん、最後までお楽しみください!」


第1試合 一宮章一&橋本友彦 vs タノムサク鳥羽&三和太&チェリー

一宮とチェリーが先発。一宮がチェリーに長滞空時間のブレーンバスター(左写真)、3カウント。

一宮(29秒 体固め)チェリー

引き上げる一宮と橋本。太「ちょっと待てちょっと待った!」
鳥羽「今のウソ!」
「僕らも5時間半かけて来たのに僕と鳥羽さんはまだ何も始まってないんですよ!もう一回お願いします!」
チェリー「汚い手使いやがって!」
リングアナが一宮組の意向を聞かずに再試合宣言。

再試合開始。橋本が鳥羽と太にボディスラム、チェリーにはみちのくドライバー風の技、カバー、3カウント。

橋本(9秒 片エビ固め)チェリー

「ストップストップストップ!」
鳥羽「今のもウソ!」
チェリー「汚い手使いやがって!」
3人が土下座というか何というかで再々試合お願い(右写真)。一宮組応じる。

太がコーナースプラッシュ(左写真)。

チェリークロスボディ、一宮キャッチする、太がチェリーを押して2人を倒す(右写真)。

チェリーと鳥羽がダブルのバックドロップ(左写真)、チェリーがカバー、カウント2。

チェリーと鳥羽がコーナーに押し込む(右写真)。


そして太がヒッププッシュ(左写真)。

太スティンキーフェース(右写真)。

太が橋本をボディスラム、ぶーちゃんローラーに。橋本が鳥羽とチェリーを引き込む。太は構わず鳥羽とチェリーもまとめてぶーちゃんローラーでペランペランに(左写真)。カバーはカウント2。

橋本と一宮は太をコーナーに振ってスライディング、鉄柱の両側から太の足を引っ張ると足が挟まって抜けなくなる(右写真)。

一宮はチェリーにヘッドバット、ヘアホイップ3連発からボディスラム、セカンドコーナーに上ってエルボードロップ、カバーは鳥羽がカット。橋本が鳥羽を場外に。一宮今度はコーナートップからダイビングエルボードロップ(左写真)、カウント2。

チェリー急所打ちからウラカン・ラナ、一宮途中で止めて逆エビ固め(右写真)。

一宮一旦リリースすると逆水平から逆片エビ固め(左写真)、チェリーギブアップ。

一宮(4分50秒 逆片エビ固め)チェリー

太の首に縄を巻いて3人がかりで引っ張る(右写真)とようやく抜けた。


第2試合 MIKAMI&柿本大地 vs ディック東郷&守部宣孝

柿本がマイク「おいレフェリー!お前もしかしてまたFECと組んで悪いことするつもりじゃないだろうな?」
松井「当たり前や!キミたち、オープニング見てなかったの?これぞクリーンファイトって試合見せてやるよ!」場外乱闘でスタート。東郷は柿本、守部はMIKAMIを外に出す。守部はMIKAMIを鉄柱にぶつけリングに戻す。守部がMIKAMIに逆水平(左写真)。

ロープワークからショルダーブロック合戦、MIKAMIはラリアットをかわしてコルバタ(右写真)。MIKAMIヒザ蹴り、ロープに振ってドロップキック、守部スカす。守部は東郷にタッチ。

東郷と守部はダブルのビッグブーツ(左写真)。柿本が入る、ダブルのクローズラインをブレークして2人にラリアット、また場外戦に。東郷は場外で柿本の顔面にトラースキック。

東郷は柿本をリングに戻すとMIKAMIのラダーを柿本の股間に(右写真)。ラダー目掛けてブレーンバスター。

東郷顔面にエルボースタッブ、そしてショルダークロー(左写真)。松井「ギブアップしろ!」東郷リリースしてフィストドロップ、高速カウントでカウント2。腕を固めて守部にタッチ。

守部腕にエルボースタッブ。守部と柿本チョップの打ち合い(右写真)。守部コーナーに振って串刺しエルボーからサイドウォークスラム。

ラダーを柿本の上に乗せてサマーソルトドロップ(左写真)。東郷にタッチ。5分経過。

東郷逆水平、コーナーで踏みつけ、ロープで顔面こすり。東郷チョップ、柿本もチョップ打ち返す、東郷パンチで倒しニースタンプ。カバー、高速カウントでカウント2。守部にタッチ。守部ロープに振ってエルボー、アームストレッチに(右写真)。ひっくり返してエビ固め、カウント2。東郷にタッチ。

東郷ダブルアームスープレックス(左写真)、手四つで押さえ込む、カウント2。柿本起き上がってダブルリストアームサルト。柿本エルボー打ち込んでロープに飛ぶ、守部が足引っ張る。東郷がイスをリングに持ち込む。

柿本をコーナーに振り、リングに置いたイスを踏み台にアタック、柿本かわす。柿本逆にイス目掛けて東郷をフェースクラッシャー(右写真)、MIKAMIにタッチ。

MIKAMIミサイルキック(左写真)、東郷は守部にタッチ。

MIKAMIキック、守部キャッチ、MIKAMI延髄はかわされるがバックキックを顔面に(右写真)。MIKAMIは首投げからミッキーブーメラン、コーナーに上るが松井がロープにぶつかってMIKAMIを落とす。守部は東郷にタッチ。東郷ロープに振ってラリアット、MIKAMIかわしてドロップキック、柿本にタッチ。

柿本エルボー連打、ロープに飛んでエルボーアタック、カバー、松井超低速カウントでカウント2。柿本バック取る、東郷ブロック。柿本背中にドロップキック入れてジャーマン(左写真)、またも低速カウントで2。柿本ロープに飛ぶ、東郷ラリアット、高速カウントで2。

東郷ボディスラムからエルボードロップ、柿本かわす。守部が入って柿本を羽交い絞め、東郷がラリアット行くが柿本かわして守部に誤爆。東郷と柿本ラリアット相打ち。MIKAMIが守部に450°スプラッシュ(右写真)。

MIKAMIがラダーに上る、東郷も上る(左写真)、柿本背後から東郷を肩車に取る、東郷は柿本の背後に着地してラダーにぶつける、MIKAMI転落。

東郷ペディグリーに、柿本切り返して逆さ押さえ込み(右写真)、カウント2。

東郷再度のペディグリー、そしてダイビングセントーン(左写真)、カウント3。

東郷(15分40秒 体固め)柿本

MIKAMIマイク。「おいいんちきレフェリー!試合なんねーんだよ!とは言ってもよ、それでも成立させるのがDDTなんだけど。次はまともなの呼んで来い!グレースとかどうしたんだ?このルールで勝ったらオイシイと思ってやったんだけど。ああいうことしてくるのは予想できたことだから勝つべきだったんだけど、ダメでした。試合これで終わりじゃないんで、この後もお楽しみください!」



その2へ。