マッスル3 3.20 Blue Fieldその2



ルチャ・リブレ模範試合
ツルティモ・ドラゴン・キッド vs イホ・デル・ドクトル・ティグレJr

イホ・デル・"ドクトル"・ティグレJr(右写真)はメキシコで人気のリングドクターで、レスラーではないそうである。

タイガーマスク風のステップを見せるティグレ(左写真)。ロックアップ、キッドはアームホイップ。ティグレロープに振ってすくい投げに行こうとするがキッドはまたもアームホイップ。ティグレ「素人に何するんだ」みたいな顔して場外エスケープ。

場外に逃げたティグレを憤然と見守るキッド(右写真)。ティグレは「ティグレ、チャチャチャ」のコールに励まされてリングに戻る。

リングに戻ったティグレにキッドは摩訶不思議なジャベを繰り出す。腕を固めたまま持ち上げる(左写真)。

今度は足を固めたまま持ち上げる(右写真)。さすが模範試合、ルチャ・リブレの奥は深すぎる。

キッドロープに飛ぶ、ティグレはカウンターのクロスアタック(左写真)。ロープに振ってもう一発、カウント2。ティグレはキッドをコーナーに振ると側転して、立ち上がってからチョップ。コーナーに上るがキッドはデッドリードライブ。5分経過。

キッドはティグレの足を抱えてスープレックス(右写真)。小股すくいスープレックスのようにも見えたが、これこそ鶴見五郎の必殺技ゴロースープレックスではなかったろうか。よく知らんけど適当に言っておく。

キッド(5分26秒 ゴロースープレックス)ティグレ


第3破り ゴージャス松野 vs 中川ともか

ゴージャスは「何で俺の相手が小娘なんだよ!5人まとめてかかってこいよ!やってやるよ!」と嘯く(左写真)。

まあしかし言うだけあって中川のドロップキック連打は意にも介さない(右写真)。

ゴージャス袈裟固めに。なんかイヤらしい(左写真)。ゴージャスヘッドロックに、中川ロープに振る、ゴージャスショルダーブロック。

ゴージャススープレックス(右写真)、カウント2。

中川エルボー連打(左写真)、ドロップキック連打、ゴージャスを場外に落とす。

中川ストンピング連打、場外でスリーパー(右写真)。場外カウントが進む。中川リリースしてリングに戻ろうとする、ゴージャスが引きずり落としたところでゴング鳴る。

ゴージャス(6分44秒 両者リングアウト)中川

ゴージャス「ルールどうなってんだ?さっきのルールブックにはなんて書いてんだ?場外カウント30じゃないのか?」味方「20です。」
ここで味方リングアナが藤岡くんに感想を聞こうとすると藤岡くん突然キレる。


「ちーっ!使えない奴らめ!」藤岡くんは花道を引き揚げてしまう。いったい何が?
ちょっと藤子・F・不二雄調な説明の映像が入る。藤岡メガネくんは実は地底王子メガーネであり、ここKAIENTAI-DOJOの地下で暮らしていたが、ある日ここにプロレス道場なんかができ、毎日毎日ドシンドシンと音を立てて眠れない。なんとかしてやろうかと思っていたらここに道場破りに来る奴がいると言う。これを利用しようとしたメガーネだったが、ツルティモ・ドラゴン・ジムはあっさり2敗1分。で、キレたらしい。

坂井とニラは何が起きたのか把握できない。そうこうするうち地底王子メガーネがペドロさんとアントーニオを拉致している様子が映る。触角から光線を出すメガーネ。「安心しろ。さっきのは峰打ちだ。今度は本気で撃つ。」


第4破り マッスル坂井 vs DJニラ

というわけで最終戦を闘うことになった坂井とニラ(左写真)。

エプロンサイドでは稲松と石川が副音声みたいな実況(右写真)。

ロックアップからニラがヘッドロック(左写真)。実況「出た!KAIENTAI名物ヘッドロック!」

坂井ロープに振ろうとするがニラ放さずグラウンドヘッドロックで締め上げる(右写真)。坂井なんとか外す。驚くニラ。

ニラの厳しい関節技地獄にグロッギーになる坂井(左写真)。

ニラは坂井をコーナーに振ってDJタ〜イム(右写真

ニラが坂井を攻めるのに選んだ技はリストロックだった(左写真)。苦しむ坂井。

しかし徐々に坂井が逆転(右写真)。驚く稲松と石川。

坂井ショルダースルーで投げる(左写真)。ニラロープに飛ぶ、坂井ショルダーブロックで吹っ飛ばす。

坂井がニラを引き起こす(右写真)。ここまでずっと実況してた稲松と石川。「もうやばいね。今度ニラさんが振られたら行こうか?」と乱入の相談。

そして坂井がニラをロープに振ると稲松、石川、上越が乱入(左写真)。レフェリーはゴング要請。

坂井(6分35秒 ノーコンテスト)ニラ

そこに地底王子メガーネの言葉が。「思い出してみないか?昔ここには孤児院があった。」

「ここには昔チビッコハウスがあった。しかしチビッコハウスが閉鎖される時、仲良しの2人は別々の里親に引き取られた。一人はここ千葉、そしてもうひとりは遠く新潟に。しかし2人が残したタイムカプセルにはいつかまた2人で会いたい、とあった。それが埋められたのがちょうどこのリングのある場所だったんだ。」
顔を見合わせる2人。
「坂井良宏はリングネーム?・・・ケンイチか?」
「木登り上手のノボル?」

メガーネがアントーニオ、ペドロを連れてやってくる。皆優しく微笑んでいる(左写真)。すべては感動の再会を演出するための演技だったのか?

エンディングVが流れる中、スペシャル4vs4(ゴージャスと中川除く)タッグマッチが。すべてがスローモーション。

ボディスラムもスローモーション。

チョップもスローモーション。

趙雲子龍もスローモーション。

ペドロさんのカポエイラもスロー。

エルボーもスロー。

坂井はなぜかタイム要請。涙でコンタクトが落ちた?

しかしニラは攻め込む。

ニラのパンチをかわし、

坂井のマッスルロックが決まる。ニラはゆっくりとタップの意思表示。

坂井(5分25秒 マッスルロック)ニラ

勝利と、感動の再会に酔う坂井。

坂井「5月5日、最強のレスラーを決めるK-I(アイ)ワールド2005MAXが行われる。最後の一人を探していた。そしてそれは今日見つかった。それが君、ニラだ。」
ニラ「オレが最強を決める試合に?納得行かねえー!・・・・・・何なんだマッスルって?」実に本質的な質問だ。

アントーニオ本多も最強マッスル戦士らしい(エンディングVでは再びイタリアに帰っていたが)。坂井マイクを取るといきなり藤岡メガーネくんを罵倒し始める。「何が地底人だ!そんなのいるわけねーじゃねーか!証拠あんのかよ?映像ったって全部お前が描いた絵じゃねーか!」おいおいおいおいおいおいおいおい!

どうするんだ?と思ってたらそこにドスを持った296(上原洋)とMIYAWAKIが。さすがにこれには我慢がならなかったのか、と思ったらマイクを持って「面白かった。」帰って行く。

かくして大団円。

ライヴじゃなきゃわかるわけねーだろこんなの!書き終えた後にこんな「なんか違うよなー」な違和感を感じた興行も初めてだ。



観戦記INDEXへ。