マッスル7 8.14 北沢タウンホール
20分前に開幕した真夏の祭典リーグ戦は全戦満員御礼のうちに早くも第3戦。
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星取り状況は坂井、ペドロ、本多、子龍が1勝1分で同率1位。中川と小山田が1勝1敗、726とマジックが2敗。この時点で「対戦カードは未定。」
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マッスルシリーズも7回目かぁ。
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星取表を前に怒りまくるサイモン。「第3戦はさらに効率を図り、かつ8人全員が個性を出せる試合形式だ!」
藤岡「え、じゃあ、あの形式をやるんですか?」と驚く。その形式とは?
サイモン「日本国営放送で大相撲意外で唯一放送されている格闘技!」???
藤岡「やっぱりやるんですね!」カウントダウンでビデオのキュー出し。
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始まったビデオ。何だろうこれ?会場内には気付いた人からざわめきが。
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「真剣27歳 しゃべり場」の文字が。元ネタはこれ。
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「今回の提案者はプロレス団体社長・サイモン鶴見氏。」
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「テーマは『プロレスに上下関係は必要なのか?』それではスタート。」
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8人全員がリングに。車座になって試合開始(左写真)。
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提案者のサイモンがまず坂井を指名する。
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坂井は「自分の所属するDDTという団体は有限会社、自分はそこの社員である以上、上下関係は当然。」と意見を述べる。
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同じ会社の社員のはずなのに全く意見を聞いてない726(右写真)。
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坂井「僕は、リングの上でも先輩を立てて、立てて、時には譲ったりすることも。」
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これにアントンが反論。「坂井さんの意見は前半うなづけるところもあったけれども、最後のリング上でも先輩を立てて、譲るっていうのは、僕は、納得行かない。」
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「自分はこないだ、DDTという団体の興行で、聖地・後楽園のメインを務めましたが、その興行で坂井さんは第3試合、いわば前座でした。先輩に譲るとかそういうこと言ってるから前座なんでは?」
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しゃべってるアントンの横で携帯をいじる726(右写真)。
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こっちサイドの人たちはマジメに話を聞いている。
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本多「僕は先輩後輩をリング上で見せるとか譲る、とかはどうかと思うんです。客にしてみればエンタテインメントなのに実際の人間関係を見せられたらひいてしまうんじゃないかと。」
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坂井「自分は、リング上でも、先輩を立てて立てて立てて、その方がメディアもわかりやすいので報道しやすい。」
サイモン「お客の目から見てどう思われるか。お客はプロレスに何を求めているのか?日常を忘れたい、非日常を求めて会場に来るんじゃないのか?普段会社でペコペコして溜まったストレスを発散させたくて来るんじゃないのか?それがリング上のレスラーまでペコペコしてたんじゃ、ストレスは溜まる・・・」
坂井それを遮って「ストレスの発散とか言われるのは我慢できない。いくら人前で半裸になる職業だとしても、ストレスとか、性欲のハケ口と言われるのは納得できない!」
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趙雲子龍がマイクを取る(右写真)。しかし中国語。
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誰も理解できない。そんな中726の携帯が鳴る。普通に出る726。
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サイモン「おい趙雲、日本語できるようになってからしゃべり場に上がれ。」
落ち込む子龍(右写真)。
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サイモン「帰れ!」
坂井「中国へ。」子龍泣く。
坂井「ウソだよ」慰める(左写真)。
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サイモン「坂井は先輩を立ててるっていうけど、後輩はちゃんと坂井のことリスペクトしてる?」
坂井「ちゃんと、というか、例えば後輩と食事に行ったらここは全部俺が払う、とまでは行きませんが、会計が1600円だったら俺が1000円、お前は600円みたいな感じで。」
サイモン「立ててくれてんの?」
坂井「726?」と後輩の726に振る。
726は電話しながら上の空で「大丈夫。大丈夫っす」
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小山田がマイク取る(左写真)。「ちょっとー、アンタいい加減にしなさいよ!所詮プロレスってそういうもん?アタシたちは常に真剣勝負よね。ね、裕也。」
中川「そうだな。」
小山田「そんなんだからプロレスって低迷してるんじゃないの?違う?」
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ここまで黙っていたペドロがついに口を開く(右写真)。「自分は生命保険の仕事をしてるんですが、生命保険の仕事というのは人の命の値段を決める仕事です。」
本多「話に関係ない!」
小山田「聞こうよ。」
ペドロ「人の命の値段というものは年収、職業、資産で計算するもので、一人一人違います。同じ値段の人はいません。」
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サイモン「じゃあ、アントーニオ本多の値段はいくらになるのかな?」
ペドロ「本多君、日本人じゃないよね?日本の生命保険に入れるかどうか・・・・DDTでメインに出たって言っても、普段はバイト。・・・・740万・・・・・リラ。日本円だと84万円。」
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本多泣く(右写真)。
サイモン「じゃ坂井はいくら?」
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ペドロ「一応映像会社の社長ということですけど、DDTの節税会社ですし。DDTの選手としては前座と。」
冷酷に事実を並べられてショックを隠せない坂井(左写真)。
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ペドロさらに続ける(右写真)。「学歴は早稲田ですけど中退ということでは高卒、中卒と変わらない・・・440万リラ、日本円で38万円。」
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坂井と本多2人で泣く(左写真)。
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その姿を携帯で撮影する726。本多怒って「何写メ撮ってるんジョルノ!」(右写真)つかみかかる。
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これをきっかけに乱闘に(左写真)。
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そこにツルティモ・ドラゴン校長が(右写真)。
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サイモン「お父さん、こいつらにどういう教育してるんですかー」
校長はサイモンにバックブロー(左写真)。
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校長「お前たち、迷惑かけたな。こんなトーナメントやめだ。おしまい。」
坂井「リーグ戦終了・・ですか?」
校長「終わり。」
茅ヶ崎道場勢は飛び上がって喜ぶが、この場をどう締めていいかということを考えると手放しで喜べないことに気づく。
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坂井「社長、今何時ですか?」
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サイモン「1時40分、オンタイムだ。」
坂井「40分で3興行見れたと考えればお得かも・・・・」終わる気か!
サイモン「今から10分間の休憩をもらって、その後は君たちの好きなようにやればいい。」
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坂井「好きなように?いつもの明るく楽しく激しいマッスルをやっても、いいんですか?」
サイモン「好きなようにやりたまえ。僕はそれを見せてもらうよ。」
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坂井「10分じゃ準備できない!」あわてて退場(右写真)。
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サイモン「ちょっと待った。3、2、1、マッスルだ。」
坂井「時間がない!」無視して退場(左写真)。
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サイモン「私はこれで日本から引かせてもらいます。」(右写真)
サイモンだけでマッスルポーズ。
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これにてマッスル7終了(左写真)。
新藤リングアナ「10分間の休憩後、マッスル8を開始します。なおマッスル7に来日予定だったツルティコ選手はビザの都合により来日不能となりました。おわびいたします。」
マッスル8へ。