吉本芸人プロレス"GOKKO" 3/30 新宿FACE大会



吉本芸人プロレス"GOKKO"とは吉本興業の芸人たちによるプロレス興行。昔存在した吉本女子プロレスとは無関係。


会場に入るとクラシックの名曲が大音量で。クラシックは大音量でも眠くなるなあ。なんでだろう?会場には高木三四郎、男色ディーノ、アントーニオ本多、大家健の姿も。開始予定の6時を少し回ったところでリングにシベリア文太が上がり諸注意を読み上げるが、滑舌が悪くほとんど聞き取れない。知らない芸人さんだがそういうのが持ちネタなんだろうか。会場ウケてたし。諸注意によると写真撮影は「選手の集中を妨げるため」禁止ということ。旗揚げ大好きな石川カメラマンほかリングサイドカメラマンはいるのにね。「素人の撮影禁止」とはっきり言えばいいんでないの?まあそのためこの観戦記も文章のみに。

まずレイザーラモンHGがリングに。ハッスルのエースでもあるHGがやはりこの興行の主役か。HGは「プロレスリングKAGETSU」の旗揚げを宣言する。微妙なネーミングだなあ。福岡に似た名前のがあるぞ。実況はザ・プラン9の浅越ゴエ、解説はケンドー・コバヤシ。「南明奈」と自己紹介してたが。リングアナは小笠原まさや。この人も知らない。レフェリーはさすがにプロの野口大輔。


ラウンドガールに続き第1試合に出場するジャリズム・山下しげのりが入場。山下はオープンフィンガーグローブ装着。写真がないといでたちまでいちいち説明入れなきゃいけないので面倒だ。そして対戦相手を呼び込もうとするがそこに「We Will Rock You」が流れて世界のナベアツがモンスター軍(青いKKK風の頭巾に十字)を引き連れて入場。現在ブレーク中とあって会場の沸きが違う。ナベアツは「We Will Rock You」のメロディで「いぬのおまわりさん」を歌う。素晴らしい。そこにHGが慌てて入ってくる。
HG「何しに来たんだ?お前らの目的は何だ?」
ナベアツ「お前らと戦い、倒してこの興行を乗っ取りに来た!」
HG「セーーーイ!今日は我々プロレスリングKAGETSUと対戦するにふさわしいレスラーズを揃えてるんだ、お前らに用はない!」
ナベアツ「これを見ろ!」控室映像。こないだ新木場にいた正月マスクがナベアツモンスター軍にボコボコにされる。他にもぐったりとした半裸の男数名。
HG「ああっ!第1試合の山下の相手の正月仮面が!」
ナベアツ「お前の用意したレスラーズは全員倒した。もう我々の挑戦を受けるしかないようだな。」
HG「仕方ない、受けてやろう!」
ナベアツは相方に対し「山下、お前ちょっと格闘技やってるからって思い上がってるようだな。そんなお前にぴったりの相手を用意した。こいつだ!」
2mはありそうな長身の男が頭巾をかぶって入場。脱ぐとこないだ高田モンスター軍を追放されたジャイアント・バボ。
山下「現役のプロレスラーやん!全然話ちゃうやん!」しかし試合は開始される。

第1試合 山下しげのり(プロレスリングKAGETSU)vs ジャイアント・バボ(ナベアツモンスター軍)

山下タックルに行く、バボは受け止めて放り投げる。山下もう一度タックル、バボは腕をひっかけてすくい投げ。倒れたところを踏み付け、カウントが入るが山下はその足を取ってヒザ十字に。バボロープ。山下キック打って行くが効き目なし。組み合う。山下飛びつき腕ひしぎ十字固め、これは鮮やか。しかしバボの腕を極めることはできない。バボは片腕で持ち上げてコーナーに乗せるとエルボー、ドロップキック。山下はリングに転落。バボ両足を取って逆エビ固め、山下ロープ。山下は場外にエスケープすると自分の鼻の脂を指に付ける。エプロンにナベアツが迫る。山下が指の臭いをかがせるとナベアツ失神。これが山下の必殺技。バボにも嗅がせる。バボひっくり返る。さらに迫る、バボは腕をつかんで山下に嗅がせる。山下「くさっ!・・・俺の匂いやっ!」
バボがコーナーに詰める。ナベアツ「みんなー!一緒に数えてくれー!」
ナベアツが「1、2、3、」と数えるのに合わせてバボがエルボー。ナベアツは当然3の倍数と3の付く数字でアホになる。11からはチョップ10連発、20からはタイツを下ろしてケツを叩く。バボはジャイアントスイング、30からなのでナベアツはアホ連発。9回回して39で落とすとナベアツと2人で踏み付けてフォール。

バボ(6分35秒 3の倍数と3の付く数字でアホになる式フォール)山下

いきなり大技だなあ。

山下「バボ・・・お前はおもろない。強いのう。」全くウケなかったため走って逃げる。
ナベアツ「HG、いろんな意味でがっかりだよ。」
HG「じゃあ次は3人ずつ出して6人タッグで勝負だ。」

まずはHG率いるプロレスリングKAGETSU軍入場。「仮面ライダー」のテーマに乗ってなだぎ武扮する本郷武、アメリカンホームダイレクトの「ピロピロリン♪」のSEでFUJIWARAの原西孝幸扮する地井武男(ちいたけ・おとこ)、カメラのシャッター音でバッファロー吾郎・竹若元博扮する「おかみ吉兆」の3人が入場。ナベアツ軍は鉄拳改め裏拳(顔の文字は「裏」になっていたが、ズボンは間に合わず「鉄拳」のまま)、ユウキロック扮する弁慶風衣装の亀田大毅、じゃなくて松口大毅。2人の入場後2人のバットマンダンサーがリングに。そしてFUJIWARA藤本敏史のプリンス(っぽいけどかなり似て非なるもの)が入場。3人でバットダンス。実況席「バットマンかと思ったらプリンス?」「しかも全然似てないし。」「プリンスというより岸谷五朗がサルティンバンコに出たみたい」

第2試合 本郷武、地井武 男、おかみ吉兆(プロレスリングKAGETSU)vs 裏拳、松口大毅、藤本"プリンス"敏史(ナベアツモンスター軍)

先発は本郷と松口。松口がパンチ連打。本郷はなにやらしゃべり続けながらパンチを受け続ける。松口がタックルから投げ飛ばしたところで「ライダー、変身!トゥーッ!」ジャンプするが見た目は変化せず。でも変身は完了したらしくいきなり強くなってパンチ(当たってない)で松口をふっ飛ばし、ライダーキック(やっぱり当たってない)でダウンさせて地井武にタッチ。
地井武は優しい語り口で話しかけながら首投げ、スリーパー。そして「保険入ってる?」松口はチンクラッシャーで脱出する。地井武場外エスケープ。場外で帽子をかぶりカバンを持つとちい散歩を始めてしまう。レフェリーは場外カウントを数え出す。余裕で散歩を続ける地井武だったがカウント18を聞くとダッシュでリングに戻りセーフ。松口蹴り入れて裏拳にタッチ。裏拳は元FMW練習生らしくきれいなロープワークを見せる。どうしていいかわからない地井武におかみが「ジャンピングちいアタック。」とささやく。地井武は言われたとおりにジャンピングちいアタック、おかみにタッチ。
おかみは正座式ダブルニードロップ、ロープにもたれさせて正座式619と礼儀正しい技を連発。619はプロ並にきれいだった。松口が入っておかみを羽交い絞め、裏拳はスケッチブックを持ってコーナーに上る。「プロレスについて考えてみました。」久々に見るなあ、このネタ。
「こんなプロレスがあったらいやだ。」
「レフェリーの方が強そう。」
「ベルトが普通。」いやそれはすでにDDTで・・・
「ガビーン」でコーナーからスケッチブックで一撃。本郷がリングイン、松口がまた捕まえて裏拳コーナーに上る。
「客席について考えてみました。」
「無限に続いている。」
「最上階に神がいる。」
「途中に亀(スーパーマリオ風)がいる。」
「ガビーン」で本郷にスケッチブックアタック。今度は地井武が入る。松口捕まえる。
「リングについて考えてみました。」(めんどくさいので中略)
「ガビーン」裏拳はコーナーからダイブしてスケッチブック振り下ろす、地井武はスケッチブックをキャッチ。めくるとなぜかアメリカンホームダイレクトのフリップになっていた。保険「これからだ」を宣伝する地井武。おかみにタッチ。ナベアツ軍はプリンスが入場。プリンスが「C'mon fuckin' music!」と叫ぶとバットダンスが一瞬かかるが別に強くなるわけではない。それではマイケル岡本以下だ。プリンス普通にエルボー連打、リバースデスロックに足を固めてプリンスマーク(一時期名称にしてた奴)を作る。リリースするとストンピング。おかみは黒豆プリンを差し出す。食べるプリンス。賞味期限がオーバーしていたらしく腹を押さえるプリンス。それらしき音もする。しかし解説のケンコバは「リアクションもSEも古っ!」プリンス構わずトイレへとダッシュ。これは非常事態なので場外カウントはないらしい。裏拳と地井武がリングイン。地井武がまた優しく首投げからスリーパー、裏拳もチンクラッシャー、地井武また散歩に。松口が車を運転して地井武にぶつけ「車はぶつけるもんや!」。おかみがリングイン、机をリングに入れて謝罪会見を開始。そこにプリンスがトイレから戻りおかみに怒りの飛び蹴り。そしてストンピング。しかしまた腹の調子がおかしくなってトイレに逆戻り。地井武と松口がリングに。松口抱え上げて投げる、さらにキック、地井武キャッチしてドラゴンスクリュー、本郷にタッチ。松口も裏拳にタッチ。裏拳が本郷の肩に飛び乗るときれいなウラカン・ラナを決めて3カウント。

裏拳(13分15秒 高角度前方回転エビ固め)本郷

ケンコバ「ただの小ネタの連発でしたね。」
まあ、それ以上でも以下でもない。


HGが入って「正規軍は喧嘩最強のあの男だ!」
ナベアツ「よし、こちらはその男に一番因縁深い相手を用意した!」

第3試合 総合格闘技ルール・10分2ラウンド
木村明浩(プロレスリングKAGETSU)vs 土肥ポン太(ナベアツモンスター軍)


入場時、ゲートの「KAGETSU」の看板が土肥ポン太の頭に落下。神的瞬間?この試合、ケンコバの解説が高田延彦風に変わる。いきなりロープに飛ぶ2人。ヒップトスの攻防、フライングメイヤーとヘッドシザーズの掛け合いと純プロレスな展開。ロックアップ、土肥ロープに押し込んで逆水平連打、木村ダウン。土肥は足を取って逆片エビに。ケンコバ「これは止めた方がいいかもしれない。」木村はロープ。土肥フライングエルボーアタック、カバー、カウント2。浅越「3カウントルールもあるんですね」
土肥「ポン太スペシャル!」と叫ぶとミドルキック3連打。木村は「木村ハリケーン」(ただのチョップ)で応戦。ポン太スペシャルと木村ハリケーンの打ち合いで両者ダウン。四つんばいでヘッドバットの打ち合い。木村が仰向けにひっくり返る。土肥「ポン太スペシャル2008!」と叫ぶとストンピング3連発。木村ダウンを取られる。カウント9で辛うじてファイティングポーズ。土肥「ドラゴンスープレックス!」と叫んでフルネルソンに。木村切り返してコブラツイスト、土肥ロープ。木村再度コブラツイスト、土肥タップ。

木村(1ラウンド5分28秒 コブラツイスト)土肥

ある意味一番「ごっこ」だったかもなあ。


HG入って「ホントの力を見せ付けさせてもらいましたよ。」
ナベアツ「どこがだっ!じゃあ次は総力戦だ。ここで一気に勝負をつける。」
HG「いいでしょう。両方から5人ずつ出してロイヤル・ランブルで行きましょう。」

ここでラウンド・ガールが出てくるはずだが出てこない。控室映像。イスにすわってぐったりするラウンドガール。エド・はるみの仕業のようだ。エド・はるみがピンクのホットパンツ姿でリングに登場、ショータイム。

第4試合 10人参加ロイヤル・ランブル

最初の入場はジャイアント馬場(山田カントリーの浅井優。体形似てるなあ。)。NTVスポーツテーマで入場するが、演奏が終わってもまだ花道。仕方がないので再度かける。2番目は橋本真也(ブータン大統領)。夢の対決?馬場は脳天唐竹割り、橋本は逆水平、ミドルキック。馬場には効かない?と思ったら遅れて倒れる。3番目の入場はパジャマ着た外人(ジパング上陸作戦のチャド・マレーンだそうだ)。手にはリラックマのぬいぐるみ。リングに入ると2人を指差して「I can see the dead people.」とつぶやく。確かに2人とも故人だが。実況席から「シックスセンスのオスメント君です。」と説明が入る。しかし全く闘う気はなく馬場に16文をくらうと「I got damage by the dead people.」とつぶやき、コーナーに座り込んでおびえるのみ。
4番目は亀田親子(レアレア)。亀田親父は橋本に蹴り出されると井筒監督になってリング復帰。
5番目はフリーザ(パリパリポリパリ山本だそうだ)。オスメント立ち上がって「I can see the dead people.」浅越「確かに28巻で死んでます。」
6番目はジャギ様、かと思ったらモヒカン頭の雑魚(わからん)。リングに入るとすぐに顔をゆがませて「あべし!」と叫んで死ぬ。
7番目子泣きじじい(昼メシくん)。会場反応せず。じじい泣く。
8番目辻元清美(キャベツ確認中のしまぞう)。「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」のオールスターになってきた。辻元「皆さん見てください!育児放棄の現場です!私がけん玉であやしてみせます!」と張り切るがあっさり失敗。じじいまた泣く。
9番目は言われるまで誰のものまねだかわからない石破防衛大臣(わからん)。自衛隊員を従えて登場。辻元がしつこく「こんなとこにいないで勝浦に行ってください!」と絡む。キレた石破はボタンを取り出す。核のボタンか?と思ったら、押すと雑魚が「ひでぶ!」と叫んで死んだ。浅越「そういうボタンがあるんですかねえ・・・」
10番目、布袋寅泰(エクステンションのペレ)がアコースティックギターかついで入場、子守唄を歌って子泣きじじいをなだめる。ようやく泣き止むじじい。
ここでゴング。え?10人全員出てからゴング?野口レフェリー含め誰も「ロイヤル・ランブル」を知らないのか?そこに「争いはやめなさい!」と高らかな声が響く。「神様だ!」とみんなが注視する中その男(誰だろう?)は「Big Issue」(ホームレスの人が街頭で売ってる雑誌)を売ろうとする。ケンコバ「乞食かよ!」ゴングが鳴る。浅越によると正式裁定は「乞食乱入で収拾が付かないのでノーコンテスト」だそうだ。

まあこれは出落ち×11。試合のていはなさず。コスプレやモノマネで笑い取るだけだったらいつもやってることと変わらんだろう。それで試合もしようとするとかなり大変なんだと再認識。

HG「すいません皆さん!今のは早く忘れてください!」
ナベアツ「HG、今の乞食はお前んとこのレスラーか?」
HG「新宿ならではのハプニングでしょう。」


休憩はなしでセミファイナル。またエド・はるみが出てくるのかと思ったら、控室での激闘の末にラウンドガールが勝ったらしく、エド・はるみがイスでぐったり、先ほどまで出てたラウンドガールが顔面に包帯巻いてにこやかに登場。

RGがまず入場。ナベアツ「おいRG、お前興奮し過ぎて進行忘れてるだろ!」何やるはずだったんだろ?
映像が流れる。宮川大輔が団鬼六の弟子・「ドSの団鬼七」となって登場。いい顔だ。いる場所はFACEの駐車場らしい。そしてそこに停まっているのはRGのOPEL。OPELに蹴りを入れ、ボンネットで転がる鬼七。さらにブリーフ姿の汁男優が5人出てきてOPELにぶっかけ。ひどい。

セミファイナル レイザーラモンRG(プロレスリングKAGETSU)vs 団鬼七(ナベアツモンスター軍)

鬼七がブリーフ一丁の鬼八(指圧野郎)を従えてリングに。鬼八がロープを広げて鬼七を入れようとすると鬼七いきなりキック。鬼八「ありがとうございました!」こっちはMか。
RGが得意げにロープワーク、鬼七は気にしないふりして足を引っ掛ける。ロープに飛ぶとクローズライン。鮮やか。鬼七ローキック連発。ケンコバによると「爪先が穴に入ってる。」タイツを脱がして赤ふん一丁にするとさらに蹴り。ケンコバ「これはブッチャー、シンを超えたな・・・。」鬼七は鬼八からロープを受け取るとRGを亀甲縛りに。そしてポラロイドでその恥ずかしい姿を撮影。走らせて下からも撮る。ポラを鬼八に乾かさせると客に配る。非道だ。最前列のカップルがRGを応援するとそこまで降りて行き彼氏を突き飛ばし彼女をロープで縛る。リングに戻ると「RGを応援するとこうなるんじゃー!」鬼七と鬼八はRGにダブルのローキック。コーナーに固定してさらに攻める。さすがにこの暴挙に解説のケンコバがリングに介入。鬼八にビッグブーツ、鬼七にはジャンピングヒップアタック。するとさっきの女性客がリングに上がり鬼七に張り手、ストンピング、そしてコーナーに上がると美しいフォームのムーンサルトプレス、RGがカバーして3カウント。

RG(8分10秒 体固め)鬼七

鬼七「ちくしょう!」とだけ叫び、鬼八に蹴り入れて帰る(試合終了後に「小笠原死ね!」と言うつもりだったがやめた、と告白)。宮川大輔素晴らしいなあ。女性客は素人じゃなかったか。


続いてメインイベント。HGが先に入場。プロレスリングKAGETSU勢がセコンドに付く。坂井の入場の前にラウンドガール(orエド・はるみ)入場、のはずが誰も入ってこない。控室映像。2人が闘い、双方ノックダウン。なのでこの試合ラウンドガールはなし。

メインイベント レイザーラモンHG(プロレスリングKAGETSU)vs マッスル坂井(DDTプロレスリング)

リングアナから「特別ルール60分一本勝負」とアナウンス。ナベアツが実況の浅越にルールの書かれた紙を渡す。同時にスクリーンにルールが表示。「プロレスと大喜利の融合ルール」ということで3カウントのピンフォール、ギブアップの他に大喜利で出されるお題に対しニュートラルコーナーのボタンを押して回答権をGET後、回答スペースで面白い答えを書いたら1ポイント、3ポイントでTKO勝ちというもの。

マッスル坂井が入場。結構客席の反応がいい。何回か吉本のイベントに出てるからかな。さらにナベアツが「マッスル坂井、オモロー!」と盛り上げる。ケンコバ「ナベアツ、今選挙に出たら当選しそうやな。」ゴングが鳴りまずは普通にロックアップ、坂井がロープに押し込む、クリーンブレーク。再度ロックアップ、また坂井が押し込むがHGが体勢を入れ替えてロープに、こちらもクリーンブレーク。三度目のロックアップ、しかしここで大喜利のお題が。「ゴルゴ13が流れ星にお願いしたことは?」坂井とりあえず試合続行、HGにヘッドロック、HGロープに振る、坂井ショルダーブロック、ロープに飛ぶ、HGはリープフロッグでかわしてドロップキック、ニュートラルコーナーの回答ボタンを押して回答スペースに進む。ケンコバ「一抹の不安がありますねぇ。」HGの書いた答えは「友達が欲しい」。会場静か。神の声の判定(ダイナマイト関西方式)は「続行。」ケンコバ「不安が当たりました。」

リングに戻ったHGに坂井がガットショット、HG切り返す、坂井切り返す、HGはネックスプリングで起きてアームホイップ、回答ボタンを押す。HG2度目の回答は「ゆっくり寝たい」。会場静か。神の声も「続行」

HGと坂井ロックアップ、HGヘッドロックからフライングメイヤー、坂井はヘッドシザーズ、ブレーク。坂井がヘッドロックからフライングメイヤー、HGヘッドシザーズ。坂井は倒立で脱出しようとするがHGはそれを放置して回答ボタン。3度目の答えは「ブリーチしたい」ますます静まる会場。当然「続行」。ケンコバ「これ勝負付くのに2年くらいかかりそうですね。」

坂井がガットショット、ロープに振ってマッスルボンバー、HGかわしてニールキック。HGは回答ボタンのあるコーナーに上るがボタンは押さずミサイルキック、カウント2。実況席から「大喜利はあきらめた?」と言われる。HGストンピング、エルボーで坂井をコーナーに詰めて串刺しエルボー。尻餅をついた坂井に股間ウォッシュ。坂井が手を伸ばして回答ボタンを押す。坂井はレフェリーの肩を借りて回答スペースに。坂井の回答は「さいとう・たかを先生の健康」。会場の反応よし。神の声も「ポイント、マッスル坂井。」これでポイントは1−0。均衡が破れた。

HGは戻ってきた坂井にパンチ、首投げから首4の字。「問チェン(問題チェンジの略らしい)!」とお題のチェンジを要求。2つ目のお題は「うっかり主婦のヘソクリの隠し場所は?」HGすぐにボタン押す。書いた回答は「主人のスーツの内ポケット」全くウケず。「続行」。HG「アウェイだな。」実況席「アウェイじゃないよ!」
HGが戻ってくる前に坂井が回答ボタン押す。坂井の回答は「スイス銀行」。結構ウケた気もしたが神の声は「続行」。HGがすかさずボタン押す。セコンドのRGが「視点変えて!」とアドバイスするがHGは「お前が言うな!」そしてHGの回答は「人生ゲームの箱の中」。もう全く静か。「続行。」

HG「問チェン!」坂井が回答ボタン押すが「問チェン」が認められ第3問に。「『♪すぐそこ、サンクス』のメロディーで新しい歌詞を」坂井とHGは全く気の入ってないチョップの応酬、坂井回答スペースへ。坂井の回答は「♪なんでんかんでん」。これは不発。「続行」

HGがボタンを押す。戻ってきた坂井とおざなりな攻防、回答スペースに。実況「もうプロレスはどうでもいいんですかね。」回答は「♪すぐそこ、カンコク」。会場の反応は微妙だったが神の声は「ポイント、HG」。これで1−1。

坂井ボタン押す。回答は「♪角掛留造」。こんな名前知ってる奴がどのくらい?と思ったがなかなかのウケで坂井ポイントGET、2−1に。

HGはストンピング、エルボー、ガットショット、ターンバックルにぶつけて対角線コーナーに振る、坂井切り返してHGをコーナーに振ると突っ込む、HGかわして坂井は野口レフェリーと交錯、レフェリー失神。HGは坂井に串刺しドロップキック、坂井も失神。ナベアツも「坂井!坂井ー!」と坂井の名を呼びながら失神。
HG回答ボタン押して回答スペースに。最初に書いた回答は「♪俺トム・ハンクス」しかし発表せず、次に書いた「♪すぐそこ、タイワン」。神の声は「続行」。かぶせは功を奏さず。RG「小手先のテクは捨てろ!」

HGはリング下から大量のスケッチブックを取り出すとセコンドについている芸人たちに配る。自分では考え付かないので他の人のアイディアを借りようという作戦。HGは回答スペースでひたすら待つ。最初に考えたのは山下しげのり。HGが「最初は竹若さんが良かったんですけど・・・」と言いつつ読む。「♪ト〜ム、ハンクス」。「続行」。自分でボツにしたネタだし。山下は「読み方が悪い!」と騒ぐ。
続いて木村明浩。HG「♪それどこ?ヨンクス」。・・・・・「続行」。HGはたまらず問チェンを要求。

4問目は「ブレーキランプ5回は『アイシテル』のサイン、では『ダイキライ』のサインは何が5回?」
RGが自信たっぷりにHGのところにスケッチブックを持ってくる。しかしHGはスケッチブックを見ると投げ捨てる。書いていた回答は「おなら5回」。RG「お前は笑いをわかってねー!」
竹若元博が回答を渡す。HG「白あんのおまんじゅう5個」。ウケてはいたが「続行」

続いて原西。「スソ上げ」。これはヒットしHGは2−2の同点に追いつく。

ここでようやく坂井が起き上がる。坂井「おい!HGお前、先輩方の力を借りて恥ずかしくないのか!」
HG「プロレスと大喜利の融合ルールなんてもうどうだっていいんだよ!」スケッチブックにさらさらっと「男と男の決着はリングで付けましょう」と書く。
坂井「あんた、大喜利の回答者としては最低だが、一人の男としては最高だぜ!」
HGまたスケッチブックに「正々堂々と戦いましょう」と書く。
坂井「正々堂々と戦おうじゃないか。」と応える。
HGはリングに戻るとスケッチブックで坂井に一撃、スクールボーイで丸め込んで3カウント。はやっ!

HG(26分30秒 スクールボーイ)坂井

会場からはブーイング。坂井「ちょっと!今全然正々堂々じゃないでしょ!もう一回やらせてくれないと納得いかないよ!」
HG「もう試合は終わったんだ。それに、坂井さん、あなたのその右腕は折れてるでしょう?」ええっ!
HGペンを投げる、坂井キャッチしようとするが力が入らず落としてしまう。
HG「坂井さんはこういう状態でも最後まで戦おうとしたんだ!」
坂井「最初のロックアップで折れたようだ。俺は!プロレスのためなら腕の一本や二本折れても構わないんだよ!HG、お前いつ気づいた?」
HG「最初のロックアップで音がしましたよ。だから早く終わらせようと丸め込んだんだ。その腕が完治したらまた戦いましょう。」
坂井「俺のこの腕は一生治らないかもしれない・・・でもHG、お前と今日闘えて、俺は気持ちいいよ!」
HG「坂井さん、こちらこそありがとうございました。」2人で握手、もろ手を挙げる。あれ?

実況が「こんな終わり方でいいのか!」と文句を言うとそれに応えるように最前列のさっき団鬼七をやっつけた女性客がまたリングに。坂井にミサイルキック、HGに張り手、コーナーに上るとHGにムーンサルトプレスで3カウント。

この「オチ」必要だったかなあ?坂井とHGのエセ友情的シーンで終わりでいいと思ったが。

最後は出演者全員がリングに上がってひとことずつ。坂井は「今まで培ってきたプロレスの技術がHGさんに通用しなかったのが悔しいです。」おい!

あの女性客、エンドロールによるとRay(エス・オベーション所属のマスクウーマン)だったらしい。「プロレス団体旗揚げ」ではなくやっぱりお笑いライヴの新形式だよなあ。客層が実際そうだし。今回は坂井が出たから行ったけど、次回行くかどうかは参加メンバー次第。



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