DDT "All Night DDT 〜3.27〜" 1st RING大会その9



第2試合 アントーニオ本多 vs アブ・ノーマル

アブ・ノーマルとアントンか・・・先週大阪でやったばっかりだが・・・・。

まずはアブ・ノーマルが入場。早くもキレかけるGENTARO先生を高木が制止(右写真)。

アブが革ジャン脱ぐと下にはブラ(左写真)。やっぱり・・・。

やめさせようと本部席に行くGENTARO先生(右写真)。

アントンがアブに「こいつにノーマルなプロレスのスピリットをぶつけてやります!」と(左写真

でもやっぱりアントンもブラ(右写真)。「先週と同じ穴のムジナってことだな。」

GENTARO実力行使に(左写真)。

アントンはGENTAROに「先生はいつもどおりの試合をしろってさっき言ったじゃないですか!これが等身大の僕らです。」と反論。GENTAROとりあえず見ることに(右写真

ロックアップ、アブがロープに押し込むがクリーンブレーク(左写真)。

再度ロックアップからバックの取り合い(右写真)、

アントンが腕をひねる(左写真)。

アントンロープに振るふりをしてブラをはぎ取ろうとする(右写真)。

ショルダーブロックの打ち合い(左写真)、

本格的にブラのはぎ取り合いに。GENTARO先生は新藤リングアナから木槌を奪い取ってゴングを鳴らす(右写真)。GENTAROストップだ。

(3分18秒 GENTAROストップ)

GENTAROリングに(左写真)。


アブにストンピング(右写真)。

GENTARO「100歩譲ってブラはいいとしよう。」いいんだ。(左写真

GENTARO「アントンはロックアップから腕を極める、正直うなった。DDTにはこういう試合ありがちだけど、本物の技術があるかどうかで変わる。だからアントンには何も言うことはない。」右写真

GENTARO「それに比べてお前は!お前何にもないだろ!全部アントンに引っ張ってもらってただろ!」またストンピング(左写真)。

GENTARO「高木さん、こいつDDTの生え抜きですよね?」
高木「いや・・・こいつは誰ですか?」
GENTARO「マイケルでしょ。」観客「えー」
GENTARO「俺はこのDDTの、客も一緒になってこういうとこが嫌いなんだよ!確信犯的な!誰が教えたんですか?」
高木「僕はもう現場には携わってません。」右写真
GENTARO「じゃ誰なんですか?」
高木「中澤マイケルCEOという者が現場の最高責任者です。」うわー、ひでえ。

GENTARO「お前は資格とかばっかり取って。トレーナーか?こっちはプロレスに命賭けてんだぞ!お前が命賭けてるのは何だ?お前は昼飯の時もそうだよ。アミノ酸とかばっか凝りやがって。」左写真

アントン「僕は、彼のことが好きです。」右写真

打ちひしがれたアブ・ノーマルを優しくかばうアントン(左写真)。


第3試合 マサ高梨&石井慧介 vs 松永智充&入江茂弘

先発は高梨と松永、バックの取り合い(右写真)。

松永が腕を取るが高梨は足をすくってトーホールド、足で松永のもう片方の足を押さえる(左写真)。

足を踏みつけて逆にひねる(右写真)。エルボー落としてレッグロック、松永はフェースロックに切り返す。

松永ヘッドロックに、高梨ロープに振る、松永ショルダーブロック(左写真)、カウント2。両軍タッチ。

ロックアップ、石井エルボー(右写真)。

入江エルボー(左写真)。石井スリーパー、入江ロープ。またエルボーの打ち合い、石井は低空ドロップキック、高梨にタッチ。

高梨タックルからトーホールド、先ほどのHARASHIMA戦でも足を攻められた入江はたまらずロープ(右写真)。入江コーナーに押し込んで松永にタッチ。

松永ボディスラムからネッククラッチ(左写真)、高梨ロープ。4分経過。GENTAROが延長ができないか確認。

入江入ってダブルのショルダーブロック(右写真)、入江がカバー、カウント2。高梨が入江を捕えて石井にタッチ。

石井パンチ、ロープに振ってドロップキック(左写真)、カウント2。

石井スリーパー、高梨は場外から松永の足を押さえる(右写真)、しかし時間切れ。

(5分 時間切れ引き分け)

GENTARO先生の講評。「今の試合は5分じゃ足らない。もっと見たかった。松永と高梨は言うことない。松永はスーパークルーで、高梨は闘龍門?なに闘龍門って言ったらなんかマズいの?まぁいい。いいのはみんな途中から入って来た人間ばっかり。」左写真

GENTARO「石井、お前だよ。お前には言いたいことがある。お前全然なってない。せっかく高梨が入江捕まえてきたのに、お前はその後ショボいパンチ打っただろ?あれはテンション下がった。テンション下げるなよ!俺もね、無理くり文句付けてんじゃないんだよ。みんなも甘やかしすぎだよ!ひとつだけ、ドロップキックは良かった。バネは認める。」
入江に「シゲ、お前もせっかく東京に来たんだろ?もっと弾けろよ!」右写真

全員をリングに(左写真)。「俺もDDTをスルーしてきた人間だから、良くなって欲しいんだよ。高木さんの人脈でDDT、団体としては大きくなった。でもそれを支えるレスラーはどうだ?」

また標的はアブ・ノーマル、いやマイケルに(右写真)。
GENTARO「第2回、第3回やるからな。解散!」

松永がGENTARO先生と一緒に退場(左写真)。城西大と城西国際大の血で血を洗う仲じゃなかったのか!

夜明け前向きの企画というか、一発で目が覚めた。GENTARO先生の言うことは正しい(正解は一つではないけれど)。正しいからみな恐れる。実際そういう部分をないがしろにして「プロレスはそういう動きで始めるもの」というお約束があるからロックアップ→腕取り合い→フライングメイヤーの応酬という流れやってるんじゃないかとさえ見受けられる選手もいるし。

レスラーの側からすれば、ちゃんとしたプロレスの土台というものは絶対条件なんだろうな。見てるこっちからすればそれは「十分条件」であって「必要条件」じゃないけど。つまりどんだけ基礎がしっかりしてても面白くなかったらわざわざ金払ったり時間を遣う価値はない。金と時間遣って見に行って、その上でそういう部分もしっかりしてればそりゃありがたいが、技術とか鍛錬とかそういうもんだけでは惹かれない。ついでに「レスラーの間でリスペクトされてる」ってのも、実はこっちにはあんまり関係のないポイント。



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