JWP 95年9月15日・逗子マリーナ大会



第1試合 能智&菅生 vs 小林&宮崎

宮崎に全く元気なし。


第2試合 ボリショイ・キッド vs さぶろう

思いっきりはずしてくれました。期待してたんだが。野外、というのが悪かったかな?


第3試合 キャンディー奥津 vs 本谷香名子

感想なし。


第4試合 福岡晶 vs 矢樹広弓

中盤でヒザ、終盤でヒジへの関節技が功を奏したかに見えたが、なぜか中途半端に終わってしまい、ムーンサルトは返したものの、タイガー・ドライバーの前に憤死。どうして「壊してもいいから勝つ」ってとこまで気持ちが行かないかなあ。そりゃ福岡を欠場に追い込んだりしたら会社は困るかもしれんけど。対戦してる矢樹がどういう考えかは知らないが、全力で極めに行かなかったのであればそれはいかん。


第5試合 テキサス・プールサイド・8人タッグマッチ
ダイナマイト関西、キューティー鈴木、久住智子、倉垣靖子 vs デビル雅美、尾崎魔弓、天野理恵子、宮口知子

今日の興行はメインに尽きる。7000円のチケット代はセミに2000円、メインに5000円だな。そのメインで行われた「テキサス・プールサイド・8人タッグマッチ」(なぜテキサスかは不明)だが、会場入りした際は意外にリングがプールから離れたところに設置されているので、「これでフォールしたあとに落とすということが可能なのか?」と思ったが、実はこの「距離」が盛り上がりを生んだのだった。まず最初にフォールされたのは天野。どこで因縁が生まれたのかキューティーからは握手を拒否されるし、みんなからフクロに遭うし、結果フォールされてプール落ちの危機に。しかしこれは尾崎・宮口が救出して事なきを得た。次にフォールされたの関西軍の倉垣。この落とし合いの際になぜ天野がプールに転落。おそらく味方の尾崎が落としたと思われる。3人目は久住(ひょっとしたら順番違うかも)だったが。これもリング復帰で試合続行。しかし4人目のキューティーをデビルがパワーボムでフォールし、「これで終わり」を宣言。戦場は場外からプールサイドへ。ここで起こる「ヤマモ!見えないから実況してくれ!」の声(事実、自分らの座っていた「プール側席」からはよく見えたが、他の席からは見えなかったろう。とはいえ自分らの席はリングから遠かったんだからどっちもどっちだけど。)に応えて代表自らワイヤレスマイクで実況開始。デビルと関西がにらみ合い。尾崎がキューティーを落とそうと試みる。関西が尾崎をスプラッシュ・マウンテンの態勢にとる。これで落とせばまさに「スプラッシュ」だったのだが、この試みは失敗。そして尾崎はキューティーをヘッドロックに取ってプールに落とそうとする。片腕を取って振るとキューティーたまらずプール転落。これにて試合は終了。

しかしその後もデビルは今日試合がしょうもなかった宮崎、さぶろうらを選択的にプールに落とす。最後はヤマモも落としてオチ。今日のデビルはセミまでの盛り上がりのなさを一人で挽回したと言える。なんと言っても「16文!」は笑った。また、このタッグに起用された宮口と倉垣の「どつき合い」はなかなかのもんであった。宮口も「自分」を取り戻したかな。

朝から降ってた雨も試合前には上がり、試合中はパラパラと何回か落ちたのみで、まあ「天候に恵まれた」とはいえないが、「水を差され」ずにはすんだかな、と。野外試合で雨降ったら見づらいのもあるけど選手の技の失敗(→ケガの危険)も心配になるしね。



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