JWP 96年4月21日・後楽園ホール大会



さぶろう・能智組のためのタイトルと思われた「後楽園タッグ」はトーナメントを勝ち抜いた宮崎・久住の手中に。この2人トーナメントに強いなあ。次期挑戦者は5月14日、矢樹・橋本組(橋本の正式デビューはこの日に延期)だそうだ。セミファイナルの尾崎vsデビル戦は意外にあっさりデビルの勝利に終わる。

そしてメインイベント、福岡・奥津・矢樹vs関西・キューティー・X。当初は一人抜擢して関西・キューティーと組ませると発表されていたが、入場式時にキューティーがこれを拒否。休憩時間中に福岡チームが了承したことで3vs2の変則マッチに。
しかし試合全体を通じてこの人数の差が全く感じられない関西組の一方的ペース。そうこうするうち奥津の足首と矢樹のヒザが、特に攻められたわけでもないのに痛み始めブレーキに。福岡のムーンサルトフットスタンプ、ライダーキックも決定打とはならず、ムードは関西勝利に。しかしスプラッシュマウンテンは福岡が自力で返す!(これも初めて?)キューティーのサポートでダイハード関西の体勢に。これはなんとか奥津と矢樹が入ってダブルのフェースクラッシャーでカット。さらに関西はスプラッシュマウンテンを狙う。これを福岡はウラカン・ラナに切り返し、1、2、3!会場がみんなでカウントを数え、ようやく初のピンフォール達成!この切り返しの初公開は昨年の8月。8か月後にやっとフィニッシュにすることができた。

試合後マイクを握ったのは奥津。「次は3vs3できっちり勝ちたいです。これからも福岡さん、矢樹と3人でチームを組んでやって行きたいです。」と宣言。チーム・サイパンの結成か?この3人だったら無条件に応援するぞ!?とにかく今日は久々に感動を味わえた。



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