JWP 10/13両国国技館大会


開場は14時半、グッズ売り場は大盛況。だがほんとに金出してモノ買ってた人はどのくらい?

今回はWOWOWで生放送だったため、16時になるといやおうなしに入場式開始。なお、昼に自分のとこの試合があった全女勢は府川を除いて入場式には間に合わず。


第1試合 能智房代 vs 小杉夕子(Jd')

小杉が能智の技を受けるのはいいが、あまりに無抵抗なもんで能智やりにくそう。最後はミサイルキックからジャーマン1発。美しいフォームでした。

能智(5分14秒 ジャーマンスープレックスホールド) 小杉


第2試合 本谷香名子 vs 府川由美(全女)

本谷、ヒザの調子がいいのか序盤からいい動き。カナバットも何発もヒットさせる。府川も最初のうち攻撃させといて、一気に逆襲、といくのかなあ、と思ってたら、トップロープからのカナロケットをモロにアゴにくらってまず2カウント。次のコーナートップからのサンセット・フリップは返せず3カウント。番狂わせ、じゃないのかもしれないな。

本谷(8分15秒 体固め)府川


第3試合 全日本ジュニア選手権試合
宮口知子(王者)vs 元川恵美(挑戦者・IWAジャパン)

IWAジャパンのファンが結構来ていたらしく、元川に大声援。元川の衣装がいつもからは想像できないくらい派手。いくら関節技得意といっても、宮口にうまく掛けることができるかな、と最初は思っていたが、飛びつきの三角絞め、トラブル・クラッチなどはこれ以上ないくらいのいいタイミングで入っていった。しかし宮口はこれをいずれもロープブレーク。逆に延髄斬りでペースをつかむと10回転以上エアプレーンスピンで回してからブラックバスター。いつものように放り投げるのではなく、ブリッジしてそのまま押さえ込み。(これ10日の「筍」では失敗)これで3カウント。元川の試合後の潔い態度がよかった。

宮口(8分25秒 ブラックバスター・ホールド)元川


第4試合 尾崎魔弓、天野理恵子、シュガー佐藤(GAEA JAPAN)vs キューティー鈴木、プラム麻里子、本谷香名子

宮崎の代打は本谷。千葉リングアナが「え、本谷出るの?」みたいに確認してからコールしてたのは何だったのだろう?まず尾崎とキューティーが出る。尾崎はプラムを挑発。プラムが出て、コーナーまで詰めると尾崎は天野にタッチ、天野と佐藤が2人がかりでストンピング。プラムの動きは悪くはないというより相変わらずの鋭い関節技への入りを見せたが、ここぞ、という時 に2度も雪崩式フランケンシュタイナーをミス。特に2度目は天野と一緒に場外に落ちていったため皆をヒヤリとさせた。試合はそのままプラムと天野で続き、プラムがビクトル投げからそのまま固める。天野これを何とかロープブレーク。プラムがロープに振ると、天野は返ってくるや飛びつき腕十字固め。プラムギブアップ。試合後の尾崎のマイクは何言ってるかわかんなか ったが、最後は「じゃあ、勝利を祝してバンザイ三唱をしまーす。」でバンザイ三唱。思いっきり敗者の神経を逆なでする。怒って襲いかかるキューティーら。逃げるOzアカデミー、だったが、天野だけ逃げ遅れて蹴られる。

天野(15分22秒 飛びつき腕ひしぎ十字固め)プラム


第5試合 豊田真奈美(全女)vs 久住智子

結果から言えば、9月1日の豊田vs奥津よりも「面白かった」。豊田が久住の技をぜえんぶ受けて、かつ「女王様」ぶりを発揮してくれたから。最後もサイクロンまで出したからなあ、セコンドについてた全女の若手はうらやましかっただろうなあ。

豊田(15分17秒 JOサイクロンスープレックスホールド)久住


第6試合 ミックスド・マッチ
ザ・グレート・サスケ、タイガーマスク(みちのくプロレス)、福岡晶、矢樹広弓 vs スペル・デルフィン、愚乱・浪花(みちのくプロレス)、キャンディー奥津、ボリショイ・キッド

まずは「かに道楽」のCMソングに乗って浪花とボリショイ入場。ボリショイもタイガースのはっぴ着用。次に「セニョール・ペルフェクト」で奥津とデルフィン入場。奥津はデルフィンもどきのマスク。対する赤コーナー、タイガーマスクのテーマでタイガーと矢樹が入場。矢樹までもが白のタイガーマスク(キューティーが去年つけてたのとは別)で、福岡がまさかマスク?と思ったら、単にサスケのガウン(マント)を着ただけだった。ま、入場シーンで見せるのは基本ですね。奥津・矢樹はコールと同時にマスクを取る。両チーム握手、と思いきやサスケとの握手を拒否したデルフィンは執拗に福岡に迫る。うーむ早速来たか。試合は当然8人の顔見せで始まり、次第に男・女も絡み始める。まずは矢樹が浪花に雪崩式一本背負い。デルフィンは福岡にボディスラム。奥津とボリショイはサスケとタイガーに股裂きまでくらう。終盤、やっぱりフィニッシュはJWP勢、とばかりにみちのく勢が引いたところで福岡はボリショイにライダーキック、しかしこれは目測誤り「ウルトラタイガードロップ」に。それでは、と出したタイガードライバーでボリショイをピン。みちのくの昔のネタなんかも見れたりして、「お得」な試合だった。

福岡(22分24秒 タイガードライバー)キッド


第7試合 デビル雅美、井上京子(全女)vs ダイナマイト・関西、アジャ・コング(全女)

重いのはいいが、セミに比べてあまりに重過ぎたように見えたのはアジャと京子がこの日2試合目のせい?もちろん京子やアジャにしか見せられないような凄い動きは随所にあったが、期待したほどのものではなかった。序盤からずっと試合を支配した関西・アジャ組であったが、関西がダイハード関西を狙って京子をトップロープに上げたところ、京子がこれを雪崩式DDTに切り返す。ここがチャンスと見た京子はナイアガラドライバー2連発。さらにデビルがトップロープからギロチン、京子もう1発ナイアガラ、で完璧3カウント。これは意外な結果でもなんでもないな。

京子(23分37秒 ナイアガラドライバー)関西

試合の方はそこそこよかったが、入りは最悪。5000人くらいか?来年は両国でやる予定はないらしいが、まあ当然だろう。「オールスター的」夢のカードでも客が入るってわけではない、というのが10日のみちのくと今日のJWPでよくわかった。



観戦記INDEXへ。