10月17日・JWP福島市体育館大会


JWP10/17福島大会です。奥津が腰痛のため&宮崎が依然入院中ということで欠場、試合はぜんぶで4試合。


第1試合 宮口知子 vs 能智房代

会場はほぼ満員。一時は追い抜かれた感もあった能智だが、最近の好調ぶりをそのまま見せ、エアプレーンスピンからのブラックバスターは2で返し、雪崩式のは未然に防ぎ、ジャーマン2発、ミサイルキック、ダイビング・セントーンとつないでフォール勝ち。地方大会の第1試合をちゃんと盛り上げた。
第2試合 プラム麻里子、コマンド・ボリショイ vs 尾崎魔弓、天野理恵子

プラムの肩・背中にはまだバンソウコウ。しかしその箇所を気にする様子はない。今日のプラムはよく動き、コマンドとの連係も駆使して一度は尾崎をヒザ十字であわや、というところまで追い込む。しかし天野をうまく使った尾崎はプラムのミサイルがコマンドに誤爆して形勢が逆転するや合体式のサンダーファイヤーパワーボム2発、いずれも自らカウント2でプラムを引き起こし、最後はライガーボム1発。またもプラムに苦杯をなめさせた。
第3試合 JWPジュニア選手権
久住智子(王者) vs 矢樹広弓(挑戦者)

地元の矢樹には当然山のような花束。矢樹は試合前の握手を拒否して奇襲攻撃。久住はこれに場外戦で対抗、3連脚のイスをぶつけるなど最初からヒートアップ。一旦リングに戻るが、今度は矢樹の側から場外戦を仕掛ける。開始5分からはボディシザーズなどのグラウンドの展開。そして矢樹は一本背負いから十字固めに。ところが久住はこれを力で持ち上げて叩きつけるという荒技。ならば、と矢樹はトップロープから引きずり下ろす形のワキ固め。矢樹の雪崩式一本背負いは久住が雪崩式DDTに切り返す。これはかなり効いたよう。15分時点でふたたび場外戦。双方ともかなりスタミナを失ってるようだが、これは久住が制する。リングに戻るや久住はダブルアームスープレックス6連発、カウント2.9!続いて逆片エビ、これは矢樹ロープに逃れる。矢樹はカニばさみで倒してヒザ十字、これはいい入り方だったがロープブレークされてしまう。20分過ぎ、ついに久住の風車式背骨折りが4連発で爆発。何とか返す矢樹だがダメージ大きそう。ミサイルキックの応酬も決定打にはならない。25分、久住がトップロープからのダブルアームスープレックスを狙うが、矢樹はこらえて逆に雪崩式スクールボーイ。カウント2.5。矢樹はジャーマン、サンボ投げ、そしてジャーマンから足折り固めに行くデルフィンスペシャルまで見せるが3は奪えず。トップロープからのボディプレスは両者とも足を立てて迎撃。29分、矢樹が再度ヒザ十字。久住こらえる。そして小技の応酬で時間切れ。うーん挑戦失敗かあ。見てる分には「いい試合」だったが、下をねじ伏せられなかった。矢樹にも、やっぱり矢樹に勝てなかった久住にも不満の残る結果であったに違いない。

休憩後のインフォメーション・コーナーは奥津。「トモちゃん!」と声を掛けられてなぜかテレる奥津。


第4試合 デビル雅美、福岡晶、宮口知子 vs ダイナマイト・関西、キューティー鈴木、本谷香名子

メインは試運転開始の福岡&デビル組が宮口を従え、関西、キューティー、本谷と対戦。しかしながらこのカードは、「デビル&福岡組が動きはじめた」という見方(そんなのよっぽどのファンしか気にしてない)を除けば、またひーちゃん’S結成前と同じにデビル組vs関西組がメインに戻ったに過ぎない。奥津が欠場しているとはいえ、これは後退のような。本谷は13日に披露した新しい水着ではなく前から使ってる奴。宮口は新品。本谷は雪崩式パワースラム、ミサイルキックまでは自力で返したが、タイガードライバーで福岡にフォールされてしまった。デビル&福岡は序盤に見せたダブルのショルダーブロック以外別にこれといった連係なし。デビルが試合中に今までだと「福岡!」と呼んでいたのを「ひーちゃん!」に変えたくらいか、変化といえば。 全試合終了後、久々に「ハートビート」が流れる。



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