JWP 3/7 福島市体育館大会


最初は普通列車乗り継いで福島まで行くつもりだったがあっさり断念、新幹線で行くことを選択。朝飯を食って、9時前にゆっくり出発。10時12分東京発のやまびこで11時52分福島着。スナックHIROMI矢樹にチケットを受け取りに直行。2人ほどファンらしき人間が既にいる。とりあえずうどんを頼み、居すわる態勢に。そうこうするうち営業の中村さんが現れ、選手バスに若手5人が乗っていない、困ったことになったとかいう話。矢樹本人も店の中に現れる。おとといから店の手伝いをしていたそうだが、今日はWOWOWの撮りが店で行われるはずだったが、この若手置いてきちゃったよ事件で予定が狂ったよう。WOWOWスタッフも現れるが、することなし。(結局テル子さんのインタビューだけ撮る)矢樹は13時30分に地元テレビの取材があるとかで先に体育館に向かったが、テル子ママは気をきかしてくれて、ツアーのビデオを流してくれてたんで、結局これを見てずっと過ごす。17時過ぎそこまでに店に集まった人間が分乗して車で会場へ。17時45分開場。当然サイン会は矢樹中心。
18時半開始。入場式、福岡が右足をひきずっている。ヒザを傷めている様子だが、いつやったのか?これによりカードが一部変更に。


第1試合 プラム麻里子 vs 大隅沙理

大隅をきつく攻めるわけでもなく、大隅を受け止めるでなく、非常に中途半端なプラム。今日のサリーちゃんVは飛んでいたので「普通の」ヒップアタックだった。最後は互いの技のスカし合いからプラムがミサイルキックを背中に決め、フォール勝ち。

プラム(7分23秒 片エビ固め)大隅


第2試合 矢樹広弓 vs 天野理恵子

期待の一戦。この試合、WOWOWだけでなく地元の福島放送、福島テレビまでテレビ撮り。先制したのは天野。しかもグラウンドではなく立ち技。矢樹最初は受けるがアームロックから十字を決めると完全に優勢に。続くヒザ固めでも天野をロープに這わす。天野もラフに走ることなくなんとか技術で対抗しようとする。矢樹のランセットアーチは体勢が低く決定打にはならず。続いてジャーマン、誘うようにトップロープに上がり、天野が追ってきたところを雪崩式スクールボーイでピンフォール。矢樹はちょっと不満そうな表情を見せながらリングを降りるが、その去り行く背中に向かって天野は「ありがとうございましたっ!」そして涙。試合としてはそれほどの熱戦ではなかったが、やっぱりこの試合は組んでよかったと思う。

ちなみにこの試合で飛んだ紙テープを片づけようとした奥津がリングから無様に転げ落ちるという事件あり。

矢樹(12分23秒 雪崩式スクールボーイ)天野


第3試合 尾崎魔弓 vs 久住智子

天野がシングルだと尾崎もシングルでやらざるを得ない。このへんがカードの固定化を招いているような。尾崎開始早々久住の両手を取ってマットの上で踏みつけ。もう尾崎ペース。さらに場外戦。久住も場外戦を仕掛け返すが尾崎の返り討ちに遭う。久住は雪崩式ダブルアームスープレックスで2カウントを奪うが、「攻めた」というのはこのシーンくらい。尾崎は久住が足折り固めから起き上がったところに裏拳一発。起き上がらせてもう一発。最後はライガーボムで圧勝。

尾崎(10分44秒 エビ固め)久住


第4試合 宮口知子&コマンド・ボリショイ vs キャンディー奥津&本谷香名子

奥津と本谷が組む、というのはやはり違和感あり。元カードではコマンドではなくて福岡だったんで、「ひーちゃん’S対決」という様相もあったのだが、福岡のケガでカード変更になり、それもなし。要するにあまりポイントのない組み合わせ。福岡の代打に立った形のコマンドは最近の試合のなかでは一番いい感じ。ヒザも痛そうにしないし、久しぶりにロープ渡りも。中盤から本谷が先頭に立ち、波状攻撃。カナ・マヒはコマンドから2カウント、かなこRSからのダイビング・セントーンはあわや宮口をフォール。しかし奥津が宮口を雪崩式ノーザンで投げてお膳立てしたところでのボディプレスはヒザでカットされる。コマンドが奥津をジャーマンから場外に落とし、本谷もトップロープに上げる。宮口これを苦労しながら雪崩式ブラックバスターで投げ、逆転のフォール勝ち。

宮口(15分23秒 片エビ固め)本谷


第5試合 デビル雅美&ひーちゃん'S vs ダイナマイト関西、キューティー鈴木、プラム麻里子、コマンド・ボリショイ

若手抜きの8人タッグは珍しい。この組み合わせで矢樹は地元勝利が可能なのか?先発は矢樹とキューティー。一本背負いから腕ひしぎ十字固め。デビルとプラムが対戦、いきなりデビルはプラムをパワーボム。福岡が出るが、やはり動きが悪い。この調子だと、無差別級選手権試合の延期は関西だけでなく福岡にもメリットありだな。それでも何とか蹴りを連発、側転エルボーも見せる福岡。しかしできるだけ休ませようとするため、どうしても矢樹が狙われることが多くなる。関西のラリアットを受けて1回転の矢樹。これも見れるのは最後か。プラムにはランセットアーチ、雪崩式一本背負い。キューティーからはドラゴンスープレックス、関西からは強烈なバックドロップ。何とか2で返す。キューティーに奥津と2人でダイビングヘッドバット、しかしフォールには至らない。関西がデビルらを蹴散らし、矢樹vs関西に。バックドロップからスプラッシュマウンテンの体勢。1度目は回転エビ固めで切り返す。しかし2度目は決められてしまい、矢樹、最後の凱旋を白星で飾ることはできず。関西の「手荒い祝福」を受ける結果に。マイクを取る関西。「矢樹、結婚おめでとう。」「私もおいおい結婚するから。」一旦マイクは千葉リングアナに渡されるが矢樹に戻って最後のあいさつ。そして8人全員で両手を挙げる。この光景も久しぶり。最後リングに残った福岡・奥津・矢樹の3人は最後のひーちゃん’Sポーズ。

関西(21分40秒 スプラッシュマウンテン)矢樹


試合後はすぐに「矢樹広弓カウントダウン・パーティ第1部」(会費5000円)の会場へ。後援会と特殊ファンが半々か、といったところ。ゴングの池田都、WOWOWも引き続き取材。矢樹広弓の質問コーナーではベストバウトが94/10/10のASARI戦、こだわりのある技はランセットアーチ、もう一度当たってみたかった相手はコマンド・ボリショイ(これを聞いたヤマモは「言ってくれれば組んだのに」と。言わなかったのか矢樹?)、一番好きな水着は黒にピンクの「MOVE」の奴だそうで。その後記念撮影、サイン会などで2時間はあっという間に経過。23時、第1部は終了。

引き続き10分後からスナックHIROMI矢樹に場所を移して第2部開始。こちらの会費は7000円。高い、が、最後だから仕方ないか。こちらは各自がマイクを持って矢樹に別れの言葉を。バスの時間があるので自分は0時45分に退席。その時矢樹、ヤマモらは店の外のほうで固まって盛り上がってた。(結局4時半までやっていたそうだ)1時福島発のはずの仙台発深夜バスは1時10分に着き、深夜バスというのに隣と席が離れてないという悪条件の中、6時20分東京着。



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