JWP 97.12.6 横浜文化体育館大会



開場は16時45分。中に入るとJWPはもちろん、LLPW、GAEA、Jd'の売店も。やはり横浜文体のロビーは広くてよい。

開始は18時6分。この時点では入り最悪。(最終的には6割程度?)入場式は試合順。尾崎も参加。邪道の大きさ(隣の久住と比べて)に少しどよめき。福岡vs紅がタイトルマッチでメインであることがこの時正式に発表された。


第1試合 尾崎魔弓&天野理恵子 vs シュガー佐藤&永島千佳世

4人、色違いのOzブルゾンで入場。(袖の色・・・尾崎=赤、天野=青、佐藤=白、永島=オレンジ)4人が揃っていよいよコールという時、尾崎が千葉リングアナのマイクを奪い取る。

「天野、悪いけど今日はタッグ組めない。1vs3。お前らの力を試す。」

天野を青コーナーに押しやる尾崎。天野「信じられない」という顔をしながらも青コーナーへ。改めて千葉リングアナのコール。1vs3ハンディキャップタッグマッチと。

第1試合 尾崎魔弓 vs 天野理恵子&シュガー佐藤&永島千佳世

「天野、行けー!」という声も飛ぶが、最初に突っかかったのは永島。いきなりジャーマン。遅れを取ったシュガーと天野はコーナーからミサイルキック。さらに永島がボディプレスを狙うがこれは足を出して尾崎迎撃。天野がフライングラリアットを出すが、尾崎意に介さず。張り手一発。しかし天野張り返し、飛び付き腕十字。尾崎もたまらずロープへ。シュガーが出て、スイングネックブリーカードロップ2発。シュガーさらにヒザ蹴りを連打するが、尾崎はヒザを顔面に入れ返す。尾崎がコーナーに上る。シュガー追う。尾崎足を出す。シュガー、その足を取ってドラゴンスクリュー。そしてヒザ十字。尾崎ロープエスケープ。シュガーはダイビングエルボーを打つが尾崎かわして自爆。尾崎はロープに走って顔面キック。2発目に行くところを天野がエプロンから足をすくって場外に引きずり出す。天野が固定して、シュガーがエプロンからミサイルキック、永島もコーナートップからプランチャ。さらに観客席に連れ込み、3人でイスの雨を降らせる。イスを1脚ずつ持ってリングに戻る3人。尾崎をリング中央に立たせ、イスをまわりに置いてそれを踏み台のトリプルドロップキック。さらにイスを持ってコーナーに登り、トリプルでのイス付きミサイルキックを狙うがこれは尾崎にスカされる。尾崎イスで3人を乱打。シュガーをつかまえサンダーファイヤーパワーボム。シュガーもオクラホマスタンピード(ヒザ蹴り付き)で返す。永島がウラカンラナを狙うが尾崎はパワーボムに。シュガーがフットスタンプを落とす。(うーむ、このへんからメモが追いついてない)尾崎、天野に裏拳。トップロープに上がった永島に雪崩式ブレーンバスター、しかし永島はジャーマン4連発。シュガーが尾崎に裏拳、そしてライガーボムという師匠譲りの技。カウントは2。シュガー再度裏拳狙い、尾崎かわしてテキーラの体勢。しかしそのヒザ裏に天野が低空ドロップキック。シュガーはドラゴンスクリューからそのままエビに固める、また2。天野が出て、飛びつき(首刈り)腕十字を狙うが、尾崎は振りほどく。尾崎コーナートップへ。天野は雪崩式ハーフハッチ、カウント2。シュガーと天野が永島を肩に乗せての可動式OZフリップフットスタンプは目測誤り外れ。しかしすぐにコーナーに上がり、フットスタンプ敢行、天野がカバーするがカウント2。3人がかりのライガーボム、カウント2。尾崎立ち上がるや天野に裏拳。そしてサンダーファイヤーパワーボム。シュガーにも裏拳。永島はジャーマンで尾崎を投げるがやはり裏拳をくらってダウン。3人を積み重ね、「どうしたー!」と叫ぶ尾崎。最初に立ち上がった天野が尾崎の背中にしがみつく。永島とシュガーも立ち上がりパンチでサポート。天野ジャーマン!シュガーと永島が天野のからだをひっくり返して回転エビ固めの体勢に。これで3カウント。

天野(12分25秒 エビ固め)尾崎

尾崎マイクを取る。

「お前ら少しは成長したじゃねーか!」

客席からの「採点は?」の声には「83点かな?」
ここで尾崎、

「ちょっと私の話を聞いてください。今の私に大切なのはOZアカデミーとこの3人です。12月いっぱいで、JWPという団体を卒業します。これからは、団体にとらわれずに、どこにでも行きます。尾崎魔弓というレスラーの、最後のわがままを聞いてください。」

3人に、「お前ら、ついてくるかー!」

永島、両手を握り締め「何があってもついて行きます!」

シュガーも天野も「ついていきます!」

言いたいことを言い終わって去ろうとする尾崎に天野が、

「尾崎さん待ってください!」

何を言うのかと思ったら、

「バンザイ三唱忘れてます。」

ということで天野がバンザイ三唱を指揮。「それでは、OZアカデミーの・・・・エト・・(突っ込み入る)・・・・前途を祝してバンザイ三唱をしたいと思います。」

一時の盛り上がりとは違い、あんまりノる人がいない。一部のファンは「フリー宣言」「ついていきます宣言」がショックだったからなのだが。


第2試合 大隅沙理 vs 中野知陽呂

大隅も尾崎にあこがれてJWP入りしたんだから心中穏やかではないんだろうが・・・。大隅は右肩にバンデージ。大隅手四つを狙う中野にいきなり「あーっ!」からサリーちゃんOX。回転エビには「おーとっと」からヒッププレス、高笑い。いつもの大隅ではある。中野も「あーっ!」からケリ、足で踏みつけてフォールして高笑いとお返し。中野、大隅の肩を攻める。ほんとに痛いようだ。大隅はコーナーに振られるとそのまま駆け上がり、走ってきた中野にスーパーサリーちゃんV(声なし)。自分に気合いを入れた大隅は逆エビ。ロープに逃げられるとキャメルクラッチに移行。中野はこれをレッグロックに切り返す。中野が逆片エビでお返し、大隅ロープに逃げて、また「あーっ!」からOX。2度もやるかー。中野はジャンピングニー、キックの連打。大隅はドロップキック、体当たりで反撃。中野ソバット、カウント2。中野バックを取る。大隅「ぶいっ!」さらにロープに振って正調サリーちゃんV。2発目を狙うが中野は足の間にすべりこんで顔面にキックを振り上げる。中野コーナーに上りニードロップ。スプラッシュを予測していた大隅はダメージ大。中野は大隅をファイヤマンキャリーに担ぎ上げる。大隅は回転エビからヒザ十字に。中野ロープへ。大隅ミサイルキックからジャックナイフ、これは2。さらにトップロープから飛ぶが中野はキックで迎撃。中野ダイビングヘッドバット自爆。大隅は腕ひしぎ十字固めに。中野ロープ。中野大隅にハイキック。大隅受け止める。が、中野はそれを軸に横回転、足を取ってヒザ十字に。大隅ギブアップ。

中野(8分15秒 ヒザ十字固め)大隅


第3試合 キューティー鈴木&市来貴代子 vs Cooga&コマンド・ボリショイ

Coogaの入場はJd'でのと違い、あっさり。先発は市来とコマンド。コマンドいきなり髪をつかんでホイップ。さらにキック、ストンピング。市来はコーナーに振られるとコーナーに軽快に飛び乗ってホイップ。さらにロープ反転のボディアタックも見せる。しかしコマンドは腕を取るや十字固め。さらにCoogaが腕折りから肩に担いで、一本背負い。Coogaはそのままコマンドに渡してコマンドは得意のロープ渡り。市来はロープに振られた際のジャンピングニーでようやくキューティーにタッチ成功。キューティーはコマンドにDDT、ジャンピングニーアタック。バックドロップはコマンドがヘッドロックで締め上げて未然に防ぐ。キューティーはコマンドの両手を取り、足で踏みつけ腰振りダンス。キューティーがコマンドの鼻をつかむとコマンドもつかみ返す。そのままコーナーにもつれて市来にタッチ。市来も両手踏み付けを狙うが、コマンドはさっと立ちあがりモンゴリアンチョップ。Cooga出、ロープに振っては高く差し上げ、落とす。これを2回。さらにセントーン。コマンドをブレーンバスターのように抱え上げて市来に落とす。さらに市来の髪をつかんでホイップ連発。コマンドも市来にコーナーラリアット、串刺しドロップキック。市来もドロップキックを返してキューティーにタッチ。キューティーは市来にコマンドを捕まえさせてダイビングネックブリーカー(キューティーによると「らりあーとー」だが)。キューティースペシャルは2カウント。市来とのダブル攻撃はコマンドがトペレベルサで逆襲。しかしCoogaのトペコンはコマンドに誤爆。コマンドがロープに乗ったところをキューティー肩車、しかしコマンドはミステリオラナに。キューティーは出てきたCoogaにDDT。キューティーと市来はダブルでフットスタンプ。キューティーのドラゴン、市来の旋回式ボディプレス、ウラカンラナが決まるがCooga返す。さらにダブルのブレーンバスターもDDTに切り返す。Coogaは市来にタイガードライバー、キューティーがカット。市来をコーナーに振ってあびせ蹴り。コマンドがムーンサルト、しかし市来はかわしコマンド着地。コマンドは市来に裏投げ、場外へ。Coogaがエプロンからトペ・コン・ヒーロ、コマンドはセカンドロープからケブラーダ。Coogaが肩車してコマンドがトペ・レベルサ。意図したのかそのまま市来をプレスするような危険な落ち方。しかし市来は2で返す。コマンドはムーンサルトで追撃、これも2。コマンド裏投げを狙う。市来ブロック。市来が回転エビに。2カウント。市来フィッシャーマンズスープレックス、カウント2。市来がコーナーに上る。コマンドに延髄ニー。キューティーとCoogaは場外に。市来が再びコーナーへ。コマンド下から掌底を入れ、雪崩式裏投げから3カウント。

コマンド(15分58秒 片エビ固め)市来

Coogaがマイクを取る。

「こんばんは。JWP、GAEA、なんとかFMWのファンの皆さん、初めての方が多いと思います。Coogaです。ボリショイ!同じマスクウーマンとして、女子プロには少ないけど、マスクをけがさぬよう、しっかりやっていこうよ。また同じリングに立ったら、よろしく。」

ボリショイ、いたって真面目に、
「また組みたいです。ありがとうございました。」

と返す。


第4試合 久住智子&邪道 vs 宮口知子&外道

邪・外のテーマで両チーム同時入場。コールも宮口、久住、邪道&外道の順。レフェリーはトミー蘭。宮口が先発するのを見て邪道が「よっしゃ」と先発を買って出る。おびえる宮口。トミー「ダメだって」と制止、宮口vs久住でスタート。しかし宮口は青コーナーまで走り、邪道にパンチを入れる。久住が宮口にドロップキック、宮口はイナヅマ2連発。久住がDDTから首4の字。宮口脱出し、ロープに走ってタックル、カウント2。ここで両チームチェンジ。オーソドックスな腕の取り合いから邪道が外道をハンマーロックに固める。宮口がカット。外道も邪道に目潰し。邪道ラリアット、外道ミサイルキック。JWP勢にチェンジ。手四つから力比べ、久住がハイブリッジ。宮口を立たせてドロップキック。ボディスラムからダブルアーム式背骨折り2発。カウント2。久住がロープに走る。外道が背中にキック。宮口と2人でストンピング、ダブルのクローズラインまで。宮口バックドロップ、ニースタンプ、カウント2。宮口が久住に逆エビ、外道がその後頭部にギロチン。これはキツい。外道は久住の顔面をロープでこする。久住、ロープ反転ドロップキックでようやくタッチと思いきや外道につかまる。外道がボディスラム、そこに宮口ボディプレス、2カウント。外道が久住のバックを取る。ここで出ました急所蹴り。股間を押さえてピョンピョン飛ぶ外道。邪道が出て、垂直落下ブレーンバスター。宮口カット。外道ドロップキック。邪道が外に。宮口は久住を担いだまま雪崩式ブラックバスター狙いでコーナーへ。邪道がカット。邪道vs外道の闘いに、と思いきや久住がスワンダイブミサイルキックを外道にヒット。邪道が外道をパワーボム。久住がボディプレス、カウント2。邪道ジャーマン、外道空中回転で着地、トラースキック。邪道はラリアット、外道1回転受け身。邪道垂直落下ブレーンバスター狙い、しかし宮口が邪道のボディにキック。宮口vs久住に。久住がスワンダイブ失敗。宮口ジャーマン、2カウント。宮口トップロープへ。久住下から張り手をかまし、雪崩式ダブルアームスープレックス、しかし外道がカット。邪道が外道を外に出し、場外乱闘開始。宮口は久住が飛びついたのを肩に担いで回転付きブラックバスター、2カウント。宮口久住をコーナーに乗せる。久住の雪崩式後方回転エビ固めは崩れたものの、そのままエビに固めて3カウント。

久住(11分51秒 エビ固め)宮口

試合後はノーサイドで急所蹴りの遺恨も解消、みんな握手。


第5試合 デビル雅美 vs 広田紗久良

KAORUと山田が広田のセコンドに。広田のヒザにはぶ厚いサポーター。デビルも手首に包帯して登場。いつケガしたのだろうか?握手でスタート。しかしコーナーに戻ろうとする広田の背中にデビルは「へなちょこ。」と一言。広田、キレて殴り掛かる。しかしデビル、「うるせーんだよこのヤロー」とあしらう。広田ドロップキック連発。デビル3発目をスカし、「残念でした」広田それでもしつこくコーナーからのヒップアタックを狙う。デビルかわしてラリアットへ。広田かわし回転十字固めに持って行く。広田さらにサソリ固めに。デビル「長与に教えてもらったのかー」広田「あー、そうだよ。」デビル、ロープに逃げる。広田自らロープに飛んでのヒップアタック3連発。さらにトップロープに上って「行くぞー」デビルは「行くぞじゃねー」広田ヒップアタック敢行、カウント2。広田、さらに「行くぞー」と手を挙げる。しかしなんか顔が泣き顔。そこにデビルが後ろからラリアット。前のめりに倒れる広田。観客の「もっとかかってけー」の声にデビルが「そうだかかってこい。」すると広田「ババア」と叫んでかかって行く。デビルはラリアット。広田はカカト落としをかわしてヒザ連発。回転エビは失敗したが、デビルが上からつかもうとした腕を取って十字に。デビルブレークしてパワーボム、広田また十字へ。デビルさすがにロープに。痛めている手首を押さえて苦しがるデビル。広田腕折りに行くがデビルはそれをスリーパーに取る。広田手首を攻めてブレーク。手首にパンチ、ヘッドバット。走ってきたところにデビルのハイキック。デビルは自らに気合いを入れてパワーボム、しかし手首を押さえながらのダイビングローリングセントーンはやっぱり自爆。広田はヘナ固めからヘナストレッチ。デビルは何とかこれをブレーク。広田裏拳連発。しかし打たれながらもデビルは前に出て行く。顔でおどすデビル。腕をつかんで一気に十字固め、広田ギブアップ。デビルがしばらく放さないのでKAORUと山田が分ける。

デビル(6分57秒 腕ひしぎ十字固め)広田

デビルマイク。

「おいサクラよ。いつまでヘナチョコでいるつもりだ?お前、まだ咲かねーのか?春になるまで待つつもりか?当たり前のことしちゃいかん。お前らの親分を見ろ。新人の頃からメチャクチャや。だから親分になれた。もっと暴れろ!」
「ウバサクラはまだ咲かせるでー。散ってから引退はしない。咲いてるうちに引退する。引退するまで咲きっぱなしや。おいKAORU、山田、お前達も待ってるのに全然挑戦してこないなあ。ワタシはあんたらとケンカする気はない。しかし試合はする。尾崎、尾崎も関西、関西言ってないでかかってこい!でもちょっと待ってな。(手首を指して)治してから。」


まだ続く。

「長与クン、来とんのやろ。(アリーナの奥に見つけて)お、いた。あんたもやろーな、タイトル戦。」

(長与「返してー!」)

「返してやない、取りにこんかい!」

(長与「返せー!」)

「それが先輩に対する言葉かー!スーパーヒールとZEROでやろう、もういっぺん。」

休憩前のデビルのワンマンショー終わり。しかしセルフ・プロデュース能力というもの(単なるアピールやパフォーマンスでなくて)は見習うべきもんがあるよな。


休憩後のインフォメーションコーナーは特別出演の市来貴代子。


セミファイナル ダイナマイト関西&本谷香名子 vs 神取忍&遠藤美月

さていよいよ対抗戦。神取のテーマが鳴ると盛り上がる場内。この試合が復帰戦の本谷はニューコスチューム。神取、リングアナのコールを受けるとガウンを脱ぎ捨てて関西に突っかかる・・・フリ。先発は神取と・・・本谷。本谷がドロップキックで先制を試みるが、神取はかわして足を取り、軽くヒネる。ヘッドバットを入れて遠藤にタッチ。体当たりの応酬は遠藤優勢。クロスボディも受け止められる。本谷は関西にタッチ。関西は神取に見せ付けるように遠藤にスリーパー。さらにキック。遠藤は3発目を受け止めてドラゴンスクリューからヒザ十字。関西粘るが結局ロープへ。関西キックを入れて本谷にタッチ。本谷は遠藤にアームストレッチ、遠藤切り返すが本谷はさらに体勢を入れ替え馬乗り張り手。関西のキックの後、カバー、カウント2。本谷顔面キック連発、ドロップキック、ミサイルキック、セントーン、カウント2。逆エビの体勢、関西がキックでサポートし、逆片エビ固めに。遠藤脱出してバックドロップを打ち、神取にタッチ。神取は本谷にスイングスリーパー。神取がキャメルクラッチ、遠藤がそこにドロップキック。ここで本谷が関西にタッチ、ついに今日初めての関西vs神取。神取ラリアット、関西こらえる。関西ラリアット、今度は神取こらえる。神取ボディスラム、関西ボディスラム。意地の張り合い。関西キックからラリアット、神取はワキ固めに取る。さらにステップオーバーアームストレッチに移行。本谷がカットしようとするが遠藤が止める。関西ロープエスケープ。本谷が場外から神取を引き剥がし、ヘッドバット。本谷はトップロープに上がりカナロケット。そしてDDT。遠藤出る。本谷バックフリップはかわすがラリアットはくらってしまう。神取がパワーボムして遠藤スプラッシュ、関西がカット。遠藤がラリアット狙って走る。本谷かわす。そこに関西がラリアット。本谷が飛びつきヒザ十字、遠藤はロープへ。本谷セントーン4発からサマーソルトドロップ、カウント2。関西出る。遠藤にローキック3発。遠藤は関西にバックドロップを打つが、スプラッシュは自爆。関西ラリアット、遠藤その腕を受け止め、足を刈り倒して十字固めに。関西ロープ。遠藤バックドロップを打って神取にタッチ。神取ラリアット、カウント2。関西はキックを打つが神取の掌底でダウン。関西、2発目をかわしバックドロップ。本谷がそこにダイビングセントーン、関西もフットスタンプで続く。カウントは2。関西がもう一発を狙ってコーナーに上がる。神取起き上がってコーナーに。関西下に降り、神取の顔面にキック。コーナーにもたれかかる神取を関西は持ち上げスプラッシュマウンテン!カウント2.5。関西は神取をコーナーに乗せ、ダイハード関西狙い。神取は振り返ってスリーパーに取ろうとするが、関西はそのまま雪崩式首投げで落とし、十字固めに。神取ロープ。本谷が入りミサイルキック、そしてボディアタック、しかしこれはワキ固めに取られる。関西がカット。遠藤出、本谷にラリアット3連発。遠藤がコーナースプラッシュ、本谷ヒザを出す。本谷ラ・マヒストラル、遠藤2で返す。クロスアームサルトは遠藤受けず、ワキ固めに切り返す。本谷は自力で脱出。遠藤はスパインバスターを打ち、コーナーへ。本谷も上がるが遠藤は雪崩式パワースラムに。本谷2でハネ返す。バックドロップの体勢、本谷こらえてロープ際に、そこに関西ハイキック。関西が出てバックドロップ。神取カット。関西ラリアット、カウント2。カットに出る神取に本谷が背後からミサイルキック、場外へ叩き出す。戻ろうとする神取、それを押さえる本谷。関西のキックが遠藤の顔面に。カバー、カウント2で返す。しつこくしがみつく本谷を神取はスリーパーに。関西は遠藤にハイキックもう一発、カバー、3カウント。神取カットに入れず。

関西(18分19秒 体固め)遠藤

これで終わり、ということで握手で別れる両者。


メインイベント JWP無差別級選手権試合
福岡晶(王者)vs 紅夜叉(挑戦者)

紅は黒の「正装」で入場。セコンドにはキャロルと二上。福岡のコールと同時に珍しくピンクの紙テープが投げ込まれる。なんでも前回の後楽園で「応援で負けていた」と反省したファン・Y氏が1人で用意したものらしいが。試合は握手でスタート。力比べは紅の勝ち。福岡よりも力、上なのか?張り手合戦、今回は福岡もひるまず。紅は福岡の髪をつかんでホイップ。福岡首4の字。紅外す。またゆっくり手四つから、と思いきや紅は足を踏み、人生風の地獄突き。紅ラリアット、福岡かわしてローリングクレイドルを狙うが紅はブロック。キックの応酬、紅パンチで優勢。福岡をロープに振るが、福岡はコーナーに飛び乗りミサイルキック。福岡が今度はコーナーに振る。紅は木刀をつかみ、帰りざまに福岡のボディにカウンターの一発。紅はダブルアーム式フェースバスターからギロチンドロップ、2カウント。紅のバックフリップを福岡はエビに返し、さらにパワースラム。福岡ミサイルキックからムーンサルトを狙うが紅は足を出す。紅再び木刀を取り出す。福岡がよけて川崎レフェリーに誤爆。川崎場外転落。福岡がジャーマンを打つがもちろんカウントは取れない。福岡側転エルボー、ムーンサルトプレスを打つがもちろんノーカウント。ラチがあかない、とばかりに紅を場外に連れ出す福岡。花道を走っての攻撃は紅がイスでブロック。紅はマットの上でツームストーン狙い、福岡切り返してツームストーン。福岡はエプロンからトペコンを打つがまたイスで迎撃される。リングに戻り、紅はコーナーから宙づりスリーパー。ここでようやく川崎レフェリーが復帰。紅は雪崩式ノド輪から夜叉ロック狙い。前回この技でギブアップ取られた福岡は完全に決まる前に足を振り上げて顔面キック。しかし紅はノド輪3連発。ギロチンは福岡かわして自爆。福岡後方回転エビに固めるが2。続いてタイガードライバーを狙うが紅ブロック。ならば、と福岡はダブルアームのまま紅をコーナーに上げ、雪崩式パワースラム。福岡もう一度タイガードライバーにトライ、紅は切り返して首固め、2。福岡ウラカンラナ、紅もう半回転させてカウント2。福岡コーナートップへ。紅上がり、雪崩式のバックフリップ、カウント2。紅、「ガミ!」と叫んでストレッチボム、これもカウント2。ダイビングギロチンもカウントは2。起き上がろうとする福岡の後頭部にもギロチン、しかしこれもカウントは2。福岡、返すのはいいが、すべて後手後手。紅は福岡をコーナートップに上げて、雪崩式水車落とし、福岡はこれを回転エビ固めに切り返す。カウント2。福岡チャンスというのに立ち上がれない。ロープにすがって立とうとする福岡に、先に立ちあがった紅が突進、福岡が身をかがめてくれないは場外転落。「飛べー!」の声が飛ぶが、福岡やはり立てない。そうこうするうち紅がエプロンに立つ。福岡に対しエプロンからブレーンバスター狙い。しかし福岡はこらえ、紅の頭をターンバックルにぶつけ、頭にハイキック。紅再び転落。福岡はコーナーに上がってケブラーダ。これはヒット。リングに戻り、タイガードライバーの体勢、紅ブロック。紅がノド輪の体勢、福岡ブロック。福岡ハイキック、後頭部にヒット。そしてタイガードライバー、カウントは2。福岡コーナーに上り、ライダーキック!カバー、カウントは2.8!本部席のヤマモもガックリ。福岡ムーンサルトフットスタンプ狙い。紅起き上がり福岡は着地。紅木刀を福岡の足に。そして夜叉ロック。体勢崩れて福岡ロープエスケープ。両者フラフラのまま張り手相討ち。紅の張り手がヒット、福岡張り返す。福岡のハイキックがまた紅の側頭部に。紅ダウン。福岡、今度こそ、のムーンサルトフットスタンプから片エビ固め、やっとのことで3カウント。

福岡(19分36秒 片エビ固め)紅

ヤマモ、ベルトを福岡の肩にかけ、「よくやった」とばかりに肩を叩く。いやーよかった。でもやっぱり「たまに」やるんだから、「5年間の思いがあった」からいいんであって、対抗戦はあんまりいらない。



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