JWP 98.1.23 川崎市体育館大会「みんな仲良し!」



18時過ぎに会場に着くと、ロビーに売店がない。今回は体育館の中にJWPと全女の売店(LLPWはなし)を作っているのだ。寒いからな、ロビーは。その分もちろん座席数は少ないのだが、それでも「埋まる」と言うにはほど遠い入り。

試合数が多いせいか、18時半ちょうどにスタート。


第1試合 池田麻奈美 vs 佐井富子

11日のエキシビションデビューから約4試合の経験を経て、ようやく正式デビューの2人。ロックアップから正統的にスタート。すぐにロープに飛んでドロップキックは2度相討ち。池田、佐井の3発目を叩き落として、張り手。佐井も返す。佐井は片逆エビ固め。池田ロープへ。池田はタックル連発、串刺しドロップキック連発でペースをつかむ。佐井も串刺しドロップキック、スリーパーを出すが、池田の方が先手先手を行く。池田、逆エビ、キャメルクラッチ、背中へのストンピング。残り時間が少なくなる。佐井は反撃できない。池田はヘッドロックホイップから締め上げる。そしてボディスラムからカバーの連続。残り1分を切って、ようやく佐井がドロップキックを連発するが、時すでに遅し。

池田(10分時間切れ引き分け)佐井

デビュー戦としては合格でしょう。


第2試合 渡辺えりか vs 春山香代子

この2人も今日が正式デビュー戦。11日のエキシビションではいきなりタックル相討ちから入った2人も、今日はロックアップから。渡辺が先にロープに振る。帰りざま、春山がタックル。渡辺も返す。ターンバックルに互いの頭をぶつけ合うと、春山が串刺しドロップキック。そしてタックル3連発。渡辺はコーナーに振ってのエルボーアタック連発で反撃。春山が逆エビに行こうとするが、渡辺は切り返す。立ち上がり、タックルのお返し、そして串刺しもお返ししようとするも、これは高く飛べず失敗。相手の腕を取る→回転して切り返すを交互にやったと、またタックル相討ち3度。4度目は春山がドロップキックを合わせる。これはうまい。春山首4の字、渡辺切り返し、足をたたんでフェースロックとの複合技に。春山ロープエスケープ。春山はボディスラムを首固めに切り返し、首投げからキャメルクラッチ。ボディスラム、串刺しドロップキック連発。残り1分。渡辺がタックルからボディスラム。春山はカウント1で返す。タックルがまた相打ち。2発目は春山が渡辺を倒す。3発目を狙って春山がロープに走ったところでタイムアップ。

渡辺(10分時間切れ引き分け)春山

残り時間アナウンスが耳に入らなかったのかな?で、この2人、またも試合後に小競り合い。


第3試合 大隅沙理 vs 中原奈々(全女)

レフェリーは全女の小林秀輝。珍しいなあ。中原が先に入場。新人というのに豹柄の水着。そこに、後ろからレディーススタイル(紫の上着、金属の棒所持)の大隅が急襲。観客席を引き回す。両者がリングに上がる前にゴング。大隅、中原をリングに上げ、ストンピング。天野に指示し、凶器を手渡させる。凶器攻撃は大きく空振り。中原、このスキを突いてスクールボーイに。大隅、3ギリギリで返す。中原、レフェリーに「3だろー」と抗議。ここでやめときゃいいものを(それじゃダメなのか。)中原、小林レフェリーに馬乗りになって暴行。即反則負け。

大隅(1分44秒 反則)中原

そのための小林レフェリーだったか。中原、止めに入る納見にも暴行。大隅は中原に蹴りを入れ、納見を起こし、ダブルドロップキックをかます。そして納見の手を挙げる大隅。マイクを取って、「(前半聞きとれず)中原!アタシはケンカやりにきたんだよ。ケンカっちゅうのは勝負がついてこそケンカなんだよ。」中原これに対し、「これがアタシのプロレスなんだよ。」

このネタ引っ張るのやめてくれー。


第4試合 久住智子 vs 渡辺智子(全女)

握手をしてコーナーに別れ、ゴングと同時に久住がボディアタック先制。しかし渡辺はこれを受け止め、叩き付ける。久住はロープに振られると、渡辺を飛び越しざまに飛びつき後方回転エビ固め。そしてドロップキック3連発。さすがに先ほどの新人とは違い、連発しても打点が高い。久住、胴絞めスリーパーにいくが、渡辺は難なく切り返す。渡辺、コーナーに振ってのフェースクラッシャー、逆エビ、そしてサソリ。久住はロープに逃げる。久住、ロープに振られて、スワンダイブを狙うが、失敗してエプロンに。渡辺はそれを下に突き落とし、フェンス攻撃2回、場外ブレーンバスター。腰を押さえて場外を一周する久住に「もっとゆっくり休んでから上がってきていいんだぞ!」と余裕を見せる。リング中央に戻り、渡辺ロープに振る。久住は反転ドロップキック。久住がロープに振る。渡辺もロープに飛び乗るが、久住はそれを突き落とす。そしてスワンダイブプランチャ。リングに戻り、久住は渡辺を担ぎ上げてコーナーに乗せる。渡辺は久住を落とし、ヒッププレスを狙うが久住はかわす。久住は背中にドロップキック。渡辺は久住を場外にまた落とし、エプロンに出、セカンドロープを使っての反転プランチャ。そしてコーナーからヒッププレス。今度は成功、2カウント。久住は渡辺のバックドロップを切り返してエビ固め、2カウント。コーナーに振られるとターンバックルに飛び乗ってミサイルキック。渡辺はラリアット、また2カウント。バックドロップ狙いは空中で切り返してジャーマンに、2カウント。渡辺、先に立ちあがってジャーマンのお返し。久住は意地を見せてローリングジャーマン4発。しかしカウントは2。10分が経過。久住は渡辺をコーナーに乗せ、雪崩式ダブルアーム。微妙なカウントだが2。「3だろう~」とアピールしてると後頭部に渡辺がラリアット。そしてスクリュードライバー、3カウント。

渡辺(11分17秒 スクリュードライバー)久住

最後の唐突さは何なんだ?両方とも自分のやりたいことだけやって、全然噛み合ってなかったな。


第5試合 尾崎魔弓 vs 中西百重(全女)

尾崎は握手をいなす。中西は後ろを向いた尾崎に、後ろからモンゴリアンチョップ連発。そしてジャーマン。コーナーに振られると三角飛びボディアタック。すかさず三角飛びプランチャ。しかしこれは尾崎がかわす。尾崎はエプロンに上がってロープを使ってトペコンを狙うが、逆に中西かわして自爆。中西は尾崎を観客席に投げ込む。リングに戻り、旋回式ボディアタック2回。しかしムーンサルトアタックは尾崎受けない。尾崎パワーボム、カウント2。もう一度パワーボム、中西着地してモンゴリアンチョップ。尾崎裏拳、中西身を沈めてかわすが、尾崎は一回転して裏拳をヒットさせ、片エビでフォール。

尾崎(2分40秒 片エビ固め)中西

「冷たい」試合だなあ。


第6試合 コマンド・ボリショイ vs 井上貴子(全女)

寒い寒い。会場も寒いが、ここまでの試合がそれを忘れさせてくれない。入場してくるコマンドのヒザには分厚いサポーター。どこでケガ(悪化)したものか?当然貴子はそこを攻める。いつレフェリーストップになってもおかしくないかなあ、と思って見てたが、コマンドは耐え抜く。しかし体格差がある上にこんなハンディがあったのでは。片逆エビ、アキレス腱固め、ヒザを押し付け、コーナーに吊るして蹴り、ヒザ十字・・・コマンドは2発目のノド輪落としをブロックしてピコバスターホールド。「もう一発だー」貴子は身を沈めて頭にキック。DDTを打ってトップロープに。コマンド追うが、雪崩式ノド輪。「ニーいくぞ」再度トップロープへ。デスティニーハンマーはコマンドかわし、掌底。きれいにヒット。もう一発、もう一発。計3発顔面にヒットさせるが、4発目はかわされ、逆に腕きめバックドロップで投げられる。ここまでやってこれか。コマンドもう一発掌底、カウントは2。10分経過。コマンドコーナーに上る。貴子は肩車に取る。ボリショイ・ラナは2カウント。貴子パワーボム、コーナーに上り、デスティニーハンマー、これは後頭部に入って3カウント。

貴子(11分1秒 片エビ固め)コマンド

コマンドがセコンドに背負われて退場すると、選手入場口付近から爆竹のような音。そして噂の「怪覆面」が乱入。リングに上がり、黒テープを巻いた竹刀で貴子、そしてセコンドを乱打。そして何やら紙の束をバラまいて帰る。ヤマモが拾って今井広報に渡す。うち1枚をWOWOWのスタッフがカメラに収めていたので横から見ると、「2月1日から、1試合1試合潰す。標的は貴子。最終目標は全女を我々の支配下に収めること」なんてことが、よく大昔の犯行声明で使われていたような新聞の切りぬきで構成してある。(でも「全女」とか「貴子」はスポーツ新聞でも切ったのか、そのまま)「支配下に収める」かあ。借金の肩代わりでもしてあげるのか?はっ!ひょっとして「吸収合併」を口にしていた大日本の仕業?(んなわけねーか)それにしても、大和大会を見た人の証言とは違い、人目で女子プロレスラーとわかるショボい奴等だったぞ。少なくとも今日のは。

うー、寒い寒い。


ここで休憩。休憩後のインフォメーション・コーナー、パートナーは納見。そこまで出すなら試合で使えよ。


第7試合 宮口知子&本谷香名子 vs イーグル沢井&長嶋美智子(LLPW)

さて、この試合。某氏のように「見ずに売店にでもいる」という選択肢もないではなかったが、とりあえず見る。試合前のカード発表では「平成GUREN隊」とのみ発表し、「入場時に発表」とのことだったが、特にヒネリなく、イーグルと長嶋が登場。入場時、長嶋がこないだ小競り合いをやった某ファン(通路近くにいた)をにらみつける。リングに上がってもイーグルに「あそこに座ってる」とか話してる。素人を意識すんなよ、プロが。本谷、宮口入場。コールを待たず突っかける。イーグルを場外に落とし、長嶋に宮口がブラックバスター。そして2人で交互にエルボードロップ。しかしイーグルは簡単にこの2人を吹っ飛ばす。本谷の弱点であるヒザを踏みつけ、スピンスラムからストンピング。長嶋がキャメルクラッチに取ったところにチェーンパンチ。本谷はボディアタックを打って宮口にタッチ。長嶋はグラウンドでチョーク攻撃。5分が経過。イーグルはネックハンギング。長嶋竹刀。宮口は長嶋をコーナーに振るとヒザ。本谷串刺しドロップキック。宮口イナヅマ。しかし長嶋もDDTで再逆転、竹刀連打からバックドロップホールド、カウント2。宮口をニュートラルコーナーに吊るし、長嶋ドロップキック、沖野ドロップキック、イーグルはプレス。イーグルがつかまえて長嶋が竹刀を振るうがこれはイーグルの頭に誤爆。宮口と本谷はダブルドロップキックでイーグルを場外に落とすと、本谷がプランチャ。「ゴツ」という音がする。頭打ったか?リング上で宮口は長嶋をボディスラム、そこに本谷がダイビングプレス、宮口バックドロップ、今度は本谷セントーンに行くが、これは長嶋かわして自爆。長嶋はミサイルキックを打ってイーグルにタッチ。イーグルは本谷にパワーボムの体勢、宮口がドロップキックでカット。イーグルは体当たりで本谷を吹っ飛ばし、ベイダーボム風のプレスを打つが本谷かわす。本谷DDTからセントーン、カウント2。10分経過。イーグルは宮口にラリアット、カウント2。沖野も入り、3人パワーボムを狙うが宮口はこれをつぶす。本谷がドロップキックでフォローして、宮口はイーグルにジャーマン。さらに本谷をコーナーに乗せてのファンタスティックフリップ、これもカウント2。2人でイーグルをロープに振るが、これは2人まとめてラリアットでなぎ倒される。長嶋が宮口にバックドロップ、セントーン、これは本谷がカット。長嶋は本谷を場外に落とす。沖野が机の上に本谷をセットアップして長嶋はトップロープからダイブ。リングに戻って宮口にソルト、イーグルはミサイルキック。そして3人パワーボムを今度は成功させ、足で踏んでフォール。

イーグル(13分48秒 体固め)宮口

そこに福岡。「おいデブ!デブ!顔もきたねーけど、やることもきたねーな。私がやってやるから、大阪に来い!」大阪かい。イーグルはこれに対し、「おい福岡。人に物を頼む時は頭を下げろ。大阪?ヒマだから行ってやるよ。」んがー、セリフのセンスが古いー。

実際、3日に全女に出た時ほども暴れなかったし、「No heat at all」ですな。千葉リングアナが「場外乱闘は危険ですから絶対に選手に近づかないで下さい」と言ってたけど、その乱闘もなかったし。手を抜いた、ってことですかね、相手は若手だしということで。やっぱりこの企画は失敗。なのに「続」マーク。


第8試合 ダイナマイト関西&キューティー鈴木 vs 堀田祐美子&前川久美子(全女)

先発は前川とキューティー。力比べは前川が優勢。前川はキューティーをコーナーに振ってカカト落としのモーションを見せるが、キューティーは当然かわす。前川キック。キューティーはDDT。グラウンドでスリーパーに行くがロープ。関西が出てローキック。さらにニースタンプからサソリ。前川ロープへ。関西とキューティーはダブルタックル。しかし前川はカバーに来るキューティーを下からキック、堀田にタッチ。堀田は関西を呼び込む。やはりこのくらいのレベルでないと「対抗戦」と言ってもなあ、という感じ。もちろん堀田の目は今関西なんかより神取の方を向いてるわけだけど。キックは双方偵察程度。堀田はタックルで倒してアキレス腱固め。堀田の「格闘ギミック」が始まった。関西はロープエスケープ。堀田はキックを打つと、すぐ前川にチェンジ。前川は関西にジャンピングキック3連発。ミドルキックを打ってコーナーに振る。関西がチョンと出したソバットで倒れる前川。キューティーがコーナーから「ラリアート」(キューティーはそう言ってるが、ダイビングネックブリーカードロップ)5分経過。キューティーは前川を片逆エビ固めに取る。関西にタッチ。関西はコーナーラリアット2回。2度目は前川かわす。堀田も出てダブるでキックを狙うが関西かわし、前川にラリアット。キューティー出る。前川は裏蹴り、二段蹴り。ちょっと打点が低い。堀田も出て2人でキックの連打。カバー、カウント2。堀田はタイガードライバーを狙うが失敗。十字固めに移行するが関西がキックでカット。関西&キューティーはダブル攻撃狙うが、堀田はこれをかわして2人にフェースクラッシャー。前川が出てキック、キューティーはその足をつかんでドラゴンスクリュー、そしてヒザ十字。関西、ヒザ十字をかけられたままの前川にコーナーからフットスタンプ。堀田が出て関西とラリアット相討ち2回。3回目は堀田が勝ち、前川に「(キューティーを)押さえとけ」と言いながら関西にタイガードライバー。しかし前川はこれを聞き逃してエプロンに戻り、キューティー難なくカット。堀田はさらにパワーボムの体勢。これもキューティーがヒザでカット。関西が逆にスプラッシュ狙いの体勢、前川がキックでカット。前川は関西に二段蹴り、カバー。キューティーカットで10分経過。前川がニュートラルコーナーに上る。キューティーが押さえる。起き上がった関西はスプラッシュマウンテンのように担ぎ上げる。堀田がキックでカット。関西は前川にバックドロップ、カウント2。キューティーはドラゴンスープレックスの体勢、前川は身を沈めて下からキック。前川カウンターキックで狙うがキューティーはこれをかいくぐってドラゴンを決める。しかしカウントは2。キューティーはニーアタック、前川かわし、堀田がラリアット。前川がついにキューティーにカカト落しを決める。カバーは関西がカット。もう一発。キューティーかわし、そこに関西ラリアット。関西正式にタッチし、前川にラリアット、そのままエプロンの堀田にもラリアット。前川にはもう2発、カバー、カウントは2。関西がコーナートップに座り、キューティーがその肩の上から前川にハイアングルのフットスタンプ。堀田がカット。関西がスプラッシュマウンテンの体勢、前川着地。堀田あびせ蹴り。前川カカト落し、これは堀田に誤爆。キューティーがドラゴンスープレックス、関西は強烈な顔面キック。バックドロップをはさんで、キューティーとの合体通天閣スペシャルから3カウント。

関西(14分19秒 エビ固め)前川

いやー、キューティーはうまいねー。フィニッシュへの流れは美しかった。前川がもうちょっと燃えてくれればもっと面白かったんだけど。


第9試合 JWP認定タッグ選手権試合
福岡晶&デビル雅美(王者組)vs 豊田真奈美&伊藤薫(挑戦者・全女)

豊田の赤いコスチューム姿を見るのは初めて。黒よりも風格があるように見えるが、黒を見慣れた人には抵抗があるのだろうか?(自分は「見慣れた」というほど見てない)先発は福岡と豊田。豊田が高々と手を差し上げる。福岡組まない。ならば、と豊田は低く手を差し出す。福岡思わず笑ってしまう。2人の力比べ。最初は豊田押すが、福岡が押し返す。豊田もう一度返すが、福岡が力では勝ち。福岡はDDTを打って、デビルとダブルタックル。デビルは豊田に滞空時間の長いブレーンバスター。デビルは伊藤を呼び込むが、豊田怒って「なんだよ、このババァ!」デビルがにらみつけるとその後方から伊藤がキック。そして豊田とダブルドロップキック。デビルは伊藤をロープに振って、バックフリップ。福岡にタッチすると福岡はミサイルキックから4の字固め。伊藤はかけられたまま福岡を引きずっていく。そこに豊田がトップロープからダイビングプレス。うまい。伊藤はヒップアタック、ローリングセントーン、フットスタンプ、逆エビ固め。豊田が出てミサイルキック2発。豊田カバー、デビルは川崎レフェリーのカウントを妨害(伏線)。5分が経過。豊田は福岡をロープに固定し背中にドロップキック。豊田カバーに行くが、福岡は下から十字固めに。豊田ロープエスケープ。さらに福岡の足にかみつき。デビルが2人を下に落とし、フェンス攻撃、さらに豊田と伊藤をぶつからせる。リングに戻り、デビルは豊田にキック、DDT、パワーボム。2カウント。福岡が出て豊田をロープに振る。豊田は反転ドロップキック、伊藤にタッチ。伊藤は福岡に雪崩式バックフリップ、カウント2。さらにノド輪落とし、フットスタンプ。福岡もローリングクレイドルでカウント2、ムーンサルトプレスもヒットさせこれもカウント2。福岡がボディスラムで叩き付けデビルはローリングセントーン、しかしやっぱり自爆。伊藤は倒れたデビルに走ってのフットスタンプ3発。エルボードロップでカウント2。ダイビングフットスタンプはデビルかわしてラリアット。デビルパワーボム狙い、伊藤着地。ラリアットもかわす。しかし豊田のミサイルキックは伊藤に誤爆。10分経過。デビルが伊藤にパワーボム、カウント2。2発目は豊田がカット。伊藤はダイビングフットスタンプ、カウント2。伊藤は計3発のダイビングフットスタンプをデビルに。しかしカウントは2。豊田が出る。ロープに自ら走る。デビルのラリアットで一回転!いや見事。デビルはパワーボムに行く。必死にこらえる豊田。デビルは「あったま来た!」と無理矢理持ち上げてライガーボム、伊藤がカット。デビルが持ち上げて福岡が頭をつかんで落とす合体パワーボム、また伊藤がカット。福岡コーナーに上る。伊藤が捕らえて肩車に。豊田はすかさずミサイルキック。そしてダブルのダイビングヘッドバット。しかし福岡の目は死んでない。豊田のムーンサルトプレスには足を突き立てる。福岡タイガードライバー狙い、豊田こらえる。デビルと福岡がロープに走る。伊藤が下から足を引っ張り、場外に出す。豊田は相変わらず危なっかしい体勢で、しかしスワンダイブトペコンを決める。ちょっと当たりは浅いか?伊藤がトペ狙い、これはデビル福岡かわして豊田に誤爆。福岡はコーナートップからケブラーダ。見事にヒット。豊田をリングに上げ、ライダーキック、アゴにヒット!片エビに固めるが伊藤がレフェリーのカウントを妨害。15分。福岡は必殺のムーンサルトフットスタンプ、しかしデビルを振り切った伊藤がカット。これをカットされては・・・福岡それでもメゲずにタイガードライバー、これは豊田が自力で返す。不死身か?デビルと福岡がコーナーを使ったダブルの攻撃を狙う。伊藤がデビルを場外に落とし、エプロンからフットスタンプ!その間に豊田、福岡のバックを取ると腕を固めての変形バックドロップ、これは2で返す福岡。しかしすかさずジャパニーズオーシャンサイクロンスープレックス、これは返せず。

豊田(16分49秒 ジャパニーズオーシャンサイクロンスープレックス)福岡
※豊田&伊藤組が新王者に。

うーん、負けてしまったか。いつまでもデビル&福岡がタイトル持っててもしょうがない、しかし若手がこの2人から取れるわけはないから移動するとすれば全女相手のこの試合か?とは思っていたが、試合の流れはJWP側に来てたような感じだったしなあ。恐るべきは豊田の不死身ぶりか。試合後、デビルは福岡に無理矢理全女の2人と握手をさせる。



セミとメインは面白かったから、興行全体が失敗とは言わないけど、前半はかなり寒かった。いかな「みんな仲良し」っても全女のストーリーをJWPの会場でセットアップしなくても、というのもあるし、半端な「対抗戦」は盛り上がらないどころか逆に焦点ボケちゃうし(やってる選手はどうかしらんが)。


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