JWP 98.3.21 IMPホール大会


12時56分発ののぞみに乗り、大阪へ。新大阪から約30分、地下鉄長堀鶴見緑地線の大阪ビジネスパーク駅から地上に出て、真上にある松下IMPビルの2階に今日の会場のIMPホールはある。駅からエスカレーターなりエレベーターなりでつながっていればもっと便利なのに。着いたのは結局16時ちょっと過ぎ。すでに集まったファンの間で「神取が堀田に勝った」という情報が流れていた。
開場は16時20分。IMPホールは可動客席で、南側にステージのあるホールだが、今回はステージではなくフロアにリングを設置、南側に2列、東・西に各3列のイスを置いてステージは使用せず。北側は可動の客席をそのままヒナ壇風に使用。すごく見やすい会場である。こじんまりとしていて、(満員で600人くらいか?)今のJWPにはちょうどいい規模と雰囲気の会場かも。
売店は入り口近くのロビーにあり、まずは天野とキューティーがサイン会。今週号の週プロの天野「特撮」ページにサインを入れてもらうべく行くと、同じ考えの人が前にいて、崩れる天野。それでもTシャツを買ってそのページにサインを入れてもらう。インクが乾かないので閉じようかどうしようか天野が迷ってるので、「いいですよ、こうして持ちますから。」とその写真を表にして持つと「閉じてください!」
売店スタッフに「Tシャツ売れてるねえ。」と言われると(完売状態)「今日は特別です!」
第一陣に代わって本谷、福岡らがサイン会開始。福岡の前に無造作に本人とキューティーのTシャツが積んであったので、キューティーのTシャツを指差して「こっち下さい。」と言うと福岡、「なに!私を燃えさせてくれたな。」と軽口。燃えてくれればこっちは嬉しいよ。
座席に戻ると会場は満員。立見も出てるから「超満員」か。開始は通常どおり5分遅れの17時5分。


第1試合 大隅沙理 vs 春山香代子

大隅、今日は5日の高崎大会以来の白と黒のヒラヒラ付きコスチューム。試合開始。春山は大隅のドロップキック2発目をスカしてショルダーアタック。さらにボディスラム、首投げから首4の字と基本的攻め。大隅はこれをレッグロックに切り返し、ロープに逃げられるとキャメルクラッチに移行。大隅は自らリリースして、ロープに振ってドロップキック2発。カバーは2カウント。大隅が春山をロープに振るが、春山はショルダーアタックで逆襲。合計3連発。春山、大隅をコーナーに振って串刺しエルボー。ボディスラムからボディシザーズに取るが、大隅はヒジぐりぐりでこれを外して体勢を入れ替え逆エビに。春山ロープへ。大隅またリング中央に引っ張ってきて片逆エビ。春山ロープへ。大隅首投げから首4の字。春山ロープに逃げる。大隅ロープに振る。春山またショルダーアタック4連発で逆襲。春山逆さ押さえ込み、2カウント。春山ドロップキック、大隅は2発目をスカして逆にドロップキック。これはいい当りだったが、髪をつかんでホイップの後のドロップキックは当たりが浅かった。もう一度髪をつかんでホイップし、スリーパーに行く大隅。春山はさっきやられた通りにヒジを使ってブレークし、逆エビに切って取る。ロープに逃げられるとリング中央まで引き戻すところまでそっくりそのまま。春山は背中にストンピングを打ち、ボディスラムに行こうとするが大隅はこれを首固めに切り返す。カウント2。試合時間は10分が経過。大隅は春山の頭を2度コーナーマットにぶつける。春山はこれを切り返して串刺しドロップキック。春山が大隅をロープに振る。大隅は帰ってくるとランニングネックブリーカードロップ2発。大隅トップロープからダイビングプレス、これは春山がかわして自爆。春山はロープに振ってのショルダースルー2発。そしてフライングソーセージ。カウント2。これが一発できれいに決まったのは初めて見たかも。大隅はカニばさみで春山を倒し、なにか固め技に行こうとするが失敗。ボディスラムからカバー、2カウント。腕を取ってホイップ、そのまま腕十字、春山ギブアップ。

大隅(12分11秒 腕ひしぎ十字固め)春山


第2試合 池田麻奈美 vs 渡辺えりか

ゴングと同時に組み合うが、すぐに池田が渡辺のヒザに蹴りを入れ、ロープに振ってカウンターのドロップキック。一発目は何となく渡辺の体格に負けたような感じもあったが、さらに3連発で入れて渡辺を吹っ飛ばす。池田はボディシザーズに渡辺を取るが、渡辺は体勢を入れ替えてステップオーバートーホールドに。池田はロープに逃げる。渡辺は得意のショルダーアタックからカバー、カウントは2。渡辺首投げからボディシザーズ、池田はロープに。渡辺はコーナーマットに2度ぶつけ、ボディスラムからカバー、2カウント。渡辺は逆エビ、ロープに近くすぐブレーク。しかしリング中央に引っ張って片逆エビ。池田ロープに逃げる。渡辺はロープに振ってのショルダーアタック3連発、カウント2。池田は次にロープに振られた際にクロスボディで返す。次は自らロープに飛んでのクロスボディ、カウントは2。池田が逆エビの逆襲。5分が経過。渡辺ロープに。池田ドロップキック2発。2発目はモロ顔面に。ボディスラムからカバーは2カウント。串刺しドロップキックから再度ボディスラムに行こうとするが、渡辺が首固めに切り返す。渡辺はロープに振ってのエルボーアタック、当たった音の激しさに会場がどよめく。「これは」という動きには素直に反応の返ってくる客層のようだ。いい雰囲気。渡辺ロープに振って得意の払腰。2発目ロープに振らずにそのまま行こうとすると池田は逆さ押さえ込みに切り返す。渡辺が先に立ち、池田をコーナーに振って串刺しエルボー。池田は2発目をかわして、逆に串刺しドロップキック。もう一発。さらにもう一発。さすがに3発目は渡辺かわす。ストンピングを入れて池田をロープに振るが、池田は身を沈めてスクールボーイに。必死に押え込んで3カウント。

池田(7分37秒 エビ固め)渡辺

判定に納得行かない渡辺だが、両者とも次のタッグマッチに連続出場とあってしつこくは抗議せず、コーナーに戻り、川崎&春山の入場を待つ。



第3試合 春山香代子&池田麻奈美 vs 渡辺えりか&川崎美穂(大日本)

川崎以外は全員が今日2試合目。しかし15日のときとは違い、あんまりそれによるハンディキャップは見て取れない。先発は前の試合の続きとばかりに池田と渡辺。渡辺がロープに詰めてのパンチ攻撃で先制。池田も返していくが、渡辺はコーナーに振っての串刺しエルボー3連発。渡辺はストンピングを入れて川崎にタッチ。川崎はボディスラムからスリーパー。首投げに行こうとするところを池田が首固めに返し、春山にタッチ。春山はロープに振ってのショルダーアタック2発、カバーに行くがカウントは2。川崎はロープに振られながらもフライングヘッドアタックをヒットさせ、前蹴り、ドロップキックを打って渡辺にタッチ。渡辺は春山に対しショルダーアタック3連発。春山は首固め、カウント2、池田にタッチ。池田は串刺しドロップキック2発、ボディスラムから渡辺の腕を取る。首投げからスリーパーに入ると川崎が背後からキックでカット。渡辺はコーナーに戻り川崎とタッチ。川崎は池田に首投げからメキシカンストレッチ。春山がカット。5分経過。春山は強引に池田を自軍コーナーに連れ戻し、タッチ。しかし川崎は春山にもリンギーナ。今度は池田がカット。川崎は渡辺にタッチ。渡辺はロープに振ってのエルボーアタック3連発。カバーはカウント2。首投げからスリーパー、さらにはボディシザーズという典型的な動きをやる渡辺だが、春山は体勢を入れ替えて上からビンタ攻撃。さらにボディスラムを打って池田にタッチ。池田はクロスボディで2カウント。首投げから片逆エビに入るがまたも川崎がキックでカット。渡辺は川崎にタッチ。川崎ドロップキック、ボディスラムから片逆エビ、池田ロープへ。川崎ボディスラムに行こうとしてまごつく。それを池田は首固めに。2カウント。池田スクールボーイ、これも2カウント。春山にタッチ。川崎、春山が出てくるところにフライングクロスアタック。ボディスラムからサマーソルトドロップ2発。低い。危ないよ。10分経過。渡辺にタッチ、渡辺ストンピング、串刺しエルボー2発からボディスラムを打って川崎にタッチ、2人でストンピング。なんか「タッグマッチ」やろうとしてるな、今日は。川崎は春山に十字固め、春山上体を起こしてエビに固めるがカウントは2。川崎首投げに行こうとするが春山は逆さ押さえ込み、これもカウント2。春山ショルダーアタック2発、川崎首固めに丸め込むが2カウント、渡辺にタッチ。渡辺ショルダーアタック3発、春山はロープに振り返してショルダースルー2発。春山走ってフライングソーセージ。おお、今日は成功率100%だ。しかしカウントは2。池田にタッチ。春山が渡辺を押さえて串刺しドロップキック3発。池田が渡辺をロープに振ろうとするが中途半端。逆に渡辺がロープに振って払腰。もう一発。カバーに行くが春山カット。川崎にタッチ。川崎は池田をコーナーに振る。池田はコーナー反転クロスボディ、カウント2。池田、川崎をロープに振ってショルダースルー狙い、川崎それを飛び越えて回転エビ固めからそのままダイヤル固めに移行。リング上を3/4回転したところで、形は崩れながらも強引に押え込んで3カウント。

川崎(14分24秒 ダイヤル固め)池田

最後でもつれ合っていた春山、さらに渡辺に突っかかる。今日は15日に比べるとだいぶよかったかな。技のタイミングのずれも少なかったし。


第4試合 デビル雅美 vs 本谷香名子

ここまでが新人の試合で、次が急にデビルか。本谷、ゴングがなってもなかなか組みに行けない。デビルの周りをグルグル回る。足を取りに行こうとしてもかわされる。にらみ合いからロックアップ、本谷フルネルソンに行くがデビルはすぐにブレーク、バックエルボーを入れる。みずから走ってラリアット。さらに本谷の顔面をコーナーマットに2回叩き付け、ブレーンバスター。グラウンドでWARスペシャル、本谷ロープへ。デビルはすぐに胴締めスリーパーに移行、本谷またロープ。放さないデビルの腕にかみつく本谷。さらに腕にストンピングを入れて両足をつかってのチキンウイングに固める。本谷は十字固めに。デビル足にかみついて脱出。本谷、デビルの腕を取ってひねろうとする。デビル「力で勝てると思うのかー」しかし本谷は腕折り敢行。腕にドロップキック、ロープに足を掛けてデビルの腕をふみつけ。デビルは肩車に取ってそのまま後ろに放り投げる。デビル、本谷を場外に。フェンスに2回ぶつけ、リング内に戻る。デビル、本谷の顔面にヒザ蹴り2発。本谷、フレアーばりの「イヤイヤ」。デビルは意に介さずに足を引っ張り、吊り天井の体勢に。本谷抵抗。デビル「逃げれんのか?」本谷ジタバタ。「も少し!」本谷ロープまであと少し。「残念でした」デビル結局吊り天井に。デビルはリリースすると、ロープに振ってバックフリップ狙い。本谷はエビ固めに切り返す。2人またにらみ合い。デビル張り手。本谷張り返してジャーマン。すばやくコーナーに上がりミサイルキック。しかしデビルは一回転して立ち上がりラリアット。デビルトップロープへ。本谷蹴り落とす。本谷ロープに走ってトペに行く。デビル場外で身をかがめる。本谷急停止。デビルは足を引っ張って本谷を場外に引きずり出し、鉄柱攻撃。リングに戻り、「パワーボム行きましょか!」持ち上げるが本谷は空中で抵抗してつぶす。本谷セントーン2発、カナローラー2発からカバー、2カウント。「これでもくらえ」ダイビングセントーンはデビルかわして自爆。デビル前から後ろからラリアット。そしてどんぐりへ。本谷2発目をエビに切り返すがデビルつぶす。デビルラリアット。そして「今日こそは!」と言ってコーナーに上る。しかしローリングセントーンはやっぱり自爆。本谷はラ・マヒストラル、2カウント。10分経過。本谷スリーパー。デビル背負ったまま立ち上がり、コーナーマットに。さらにバックエルボー3発。対角線上のコーナーから突っ込む。本谷かわす。本谷トップロープへ。デビルも上がって雪崩式ブレーンバスター。カウント2。「ライガーボム行くぞ!」なんだ、最近は本人も「ライガーボム」と言ってんのか。手拍子を要請するデビルだが、本谷はリバーススープレックスに返す。本谷はデビルをロープに振ろうとする。デビル抵抗し、カカト落とし。本谷ダウン。デビルはパーフェクトなライガーボム一発、3カウント。

デビル(12分10秒 エビ固め)本谷


第5試合 ダイナマイト関西&大隅沙理 vs コマンド・ボリショイ&天野理恵子

コマンドと天野、正式タッグ結成初の試合。先発は天野と大隅。ロックアップすると天野はすぐに髪をつかんでホイップ。ストンピングからドロップキックを入れ、コマンドにタッチ。コマンドはスリーパーからサーフボードストレッチ。大隅は腕を取ってかみつき、ワキ固めに行こうとするがコマンドは即座にネックロックに切り返し、DDT。天野にタッチ。天野は大隅をロープに振る。大隅ショルダーアタックで返し、メチャクチャにパンチを打って関西にタッチ。関西は天野にキック連打。ブレーンバスターでカウント2。大隅が入って天野をキャメルクラッチに固める。そこに関西キック。大隅飛ぶ。キューティーの域には達してないが、なかなかだ。関西サソリに。コマンドカットしようと顔面にキックを入れるが関西放さない。天野は自力でロープに。5分経過。関西背中にキック、エルボードロップ。大隅トップロープに上がってタッチ要請。関西タッチ。大隅そのままダイビングフットスタンプ。カバー、2カウント。大隅十字固めに。天野すぐさま切り返す。大隅ロープへ。大隅タックルで天野を倒し、上になってパンチ。天野はまた裏十字に取る。関西がキックでカット。天野はコマンドにタッチ。コマンド大隅の腕を取ってロープ渡り。大隅コマンドをスクールボーイで丸めて関西にタッチ。関西はコマンドをコーナーに振る。2度目は天野がドロップキックで阻止。コマンド関西のバックを取る。天野キック、誤爆。2人モメる。関西が2人まとめてラリアット。関西がコマンドにバックドロップ行くがコマンドつぶす。天野が入り、中腰状態の関西にフライングラリアット。立ったところにもう一発。関西倒れない。もう一度、今度は関西が逆にラリアット。大隅がまたトップロープでタッチ要請。関西タッチ。大隅ミサイルキック。大隅モンゴリアンチョップ連打。天野はコーナーに振られると反転してフライングラリアット。コマンド入り裏投げ、カウント2。10分経過。コマンドが大隅をロープに固定、天野がキック。大隅コマンドにランニングネックブリーカードロップ。関西にタッチ。関西キック、バックドロップ。コマンドはスプラッシュマウンテンで抱えられたのを回転エビに切り返して天野にタッチ。天野飛ぶが関西のキックがボディに。関西自分で「ジャストミート!」関西ラリアット2発。コマンドが入り掌底、天野ジャーマン、コマンドジャーマン、天野もう一度ジャーマン、コマンドが天野の体をひっくり返してエビ固めに、しかしカウントは2。コマンドがコーナーでタッチ要求。天野無視。関西バックドロップ、カウント2。そこに大隅がダイビングプレス、天野足を出す。天野とコマンドは2人で関西を場外に。しかし天野のミサイルキックがまたコマンドに誤爆。大隅が天野のバックを取り、関西がキック。大隅カバー、2カウント。大隅トップロープへ。天野飛んで来た大隅の腕を取ってワキ固めに。コマンドは関西を場外に落とす。その間に天野は大隅をきれいなジャーマンで仕留め、3カウント。

天野(14分14秒 ジャーマンスープレックス)大隅

コマンドと天野、リング上で反省会。関西が両者と握手。ギクシャクするのは控え室に帰ってからにしてくれ。それにしてもこの2人のタッグの目的は?福岡&久住に挑戦?


ここで休憩。休憩後のインフォメーションコーナーのパートナーは「まなまなこと池田麻奈美」by 千葉リングアナ。5月にこのIMPホールで行う昼JWP、夜バトラーツの興行「J・B JACKS IMPホール」の告知。「J・J・JACKSではありません」なんか今日は調子いいなあ>千葉


第6試合 久住智子 vs 宮口知子

本谷が「ガッチリ」Tシャツでセコンドに付く。にらみ合いから静かなスタート。互いに手を差し上げるが、久住はボディにヒザ。宮口は突進をかわして久住を場外に落とす。宮口も場外に。しかし久住はすでにリングに。宮口も戻る。今度はロックアップから力比べ。力では宮口の勝ち。エルボースマッシュを放ってロープに振るが、久住はロープに飛び乗り振り返りざまにドロップキック。久住バックドロップ。両足取って、今日はジャイアントスイングではなく逆エビに。リリースしてストンピング。宮口急に立ち上がり久住にパンチ、投げ飛ばして顔面にドロップキック。久住「いてーなバカヤロー」しかし宮口は意に介さず足を取って片逆エビ。そこからレッグロックに移行するが久住はネックロックに切り返す。5分が経過。久住スリーパーに。宮口ロープに。ロープに振っての攻撃は互いにスカし合い。しかし宮口はイナズマをヒットさせる。久住は宮口のバックドロップを着地してダブルアーム式背骨折り3発から片逆エビ。宮口悲鳴を上げてロープへ。久住は宮口をロープに固定して、背後からドロップキック。宮口場外転落。久住スワンダイブトペコン。宮口がリングに戻るのをコーナートップ上で待ち、後頭部にミサイルキック、カウント2。しかし3発目は宮口かわし、急角度の逆エビに。宮口ロープに振ってラリアット、久住かわしてジャーマン。久住コーナーに上る。飛んだ所を宮口は肩で受け止めブラックバスター、カウント2。今度は宮口がコーナーへ上りダイビング延髄蹴り。カバー、カウント2。10分経過。宮口は久住を担いで雪崩式ブラックバスターを狙う。久住はエプロンに着地。宮口ロープを利用して延髄蹴り。宮口リング内に久住を入れ、胴タックルで持ち上げておいての変形ノーザン、カウント2。ブレーンバスターは久住が空中でかわして着地。宮口バックを取る。久住はロープにしがみつく。宮口それでも強引にジャーマン、久住一回転して着地。久住は飛びつきの後方回転エビ固め、カウント2。久住ロコモーションジャーマン4連発。久住は宮口をコーナーに上げ、自分も上がる。宮口は久住の背後に降り立ち、雪崩式スクールボーイ風に叩き付ける。久住はそれを十字固めに切り返す。宮口ロープ。久住トップロープへ。宮口上がって顔面にパンチを入れ、雪崩式ブラックバスター。しかしカウントは2。垂直落下式ブレーンバスター狙いは久住かわしてジャーマン。宮口もジャーマンで返す。宮口エプロンに出て、コーナーに上る。久住も上り、雪崩式ダブルアームスープレックス。カウントは2。久住ロープに走る。帰ってきたところに宮口のトラースキックが炸裂。ここで出たか。宮口延髄蹴りからカバー、これは久住2で返す。しかし続けての垂直落下式ブレーンバスターは返せず。

宮口(15分7秒 体固め)久住

それぞれ持ち技を出し合って、宮口が必殺技で仕留めた、ということは宮口がやはり一枚上?


第7試合 JWP認定無差別級選手権
福岡晶(王者)vs キューティー鈴木(挑戦者)

TVカメラもビデオカメラもなし、同日後楽園で神取vs堀田戦、浜松ではアルシオン開幕戦、名古屋の全女も全日本タッグ戦、Jd'も三重で試合とあってか、雑誌のカメラマンはわずか2人。マスコミの扱いはそんなもんだが、選手権ならではの緊張感は十分。力比べでスタート。力では福岡。福岡ロープに振る。キューティーかわす。キューティー逆襲、福岡側転でかわす。福岡ドロップキック、キューティーかわしその場跳びのフットスタンプ。キューティーコーナートップへ。福岡が下からキックで落とす。福岡はエプロンを走ってトペ・コン・ヒーロ、キューティーかわす。今度はキューティーがエプロンを走ってジャンピングニー、これは福岡かわす。福岡がキューティーをフェンスに振ろうとするがキューティー切り返す。キューティーもう一度ぶつけようとする。今度は福岡が逆転。さらにもう一度フェンスに。福岡はコーナー最上段に上り、ラ・ケブラーダ。これはヒット。福岡はキューティーをリングに戻し、首投げからスリーパー。絞め続ける福岡。キューティーようやくロープへ。咳き込むキューティー。ちょっとチョークになってたか?福岡ネックハンギングツリー。チョークを取られて反則カウントが進むと無造作にキューティーを放り投げ、カバー、カウント2。キューティーは「バッカヤロー」と叫ぶや首をつかんでDDT。中腰の福岡の頭部目掛けてドロップキック、ハイアングルのバックドロップ、カウント2。「お返しだ」でスリーパーに行くキューティー。5分経過。キューティーは福岡をコーナーに上げ、雪崩式バックドロップ。カウント2。キューティーがコーナーに振る。福岡コーナーに飛び乗りミサイルキック。福岡側転エルボー、ブルドッギングヘッドロックに行こうとするがキューティーは外し、福岡が振り返ったところにジャンピングニー。しかし2発目は福岡受け止め、前に叩き落とす。福岡コーナーに上る。キューティー追う。福岡上から頭突き。キューティーも髪をつかんで頭突き。福岡コーナーからボディシザーズドロップに行こうとするがキューティーは体を翻して逆に叩きつける。キューティー素早く対角線上のコーナーに駆け上り、ダイビングフットスタンプを落とす。カウント2。この一発が不意を突かれてよっぽど効いたのか福岡は場外に転がって逃げる。キューティーはコーナーからダイビングフットスタンプを狙うが福岡それを食っちゃたまらんとばかりに逃げる。しかしキューティーは福岡をフェンスにぶつけ、エプロンからフットスタンプ。リングに戻り、キューティージャーマン、カウント2。福岡は腹を押さえたまま。キューティーフルネルソンに取る。福岡は身を沈めてエビ固めに。カウント2。福岡はローリングクレイドル。10分経過。福岡コーナーに上り、キューティーの後頭部にミサイルキック。すかさずムーンサルトプレス、カウントは2。続いてムーンサルトフットスタンプを狙うがこれはキューティーかわす。福岡はキューティーをコーナーに上げ、対角線を走ってコーナーに駆け上るが足を踏み外してしまう。キューティーは福岡を落としてミサイルキック。バックを取ってクロスアームスープレックス、福岡ぎりぎりで返す。キューティーコーナーに上がり延髄ニー、「フィニーッシュ!」と叫んでドラゴンスープレックス、しかし福岡の足がロープに。キューティーは福岡をコーナーに上げ、なんとフルネルソン!福岡はバックエルボーでキューティーを落とす。福岡も下に降り、ジャーマン。キューティーすぐにドラゴンで投げ返す。これも危うく3カウントというところ。キューティーまた福岡をコーナーに上げる。福岡上がってくるキューティーを蹴り落とす。後ろを向いたキューティーにいきなりのライダーキックが後頭部に。キューティーロープ際まで吹っ飛ぶ。しかし福岡も後頭部にダメージがあるのか、頭を押さえて次の攻撃に行けない。キューティー先に立ってドロップキック。ロープに走る。帰ってきたところに福岡のハイキック。肩口に入る。福岡はタイガードライバー、カウントは2。福岡もう一度タイガードライバーに担ぎ上げる。キューティーはウラカン・ラナに返す。しかしカウント2。キューティーロープに走る。福岡のハイキック、今度は後頭部に。福岡素早くコーナーに上がり、また後頭部にライダーキック!すぐ片エビに固め、3カウント。

福岡(15分37秒 片エビ固め)キューティー
※福岡5度目の防衛。

ステージで見てた関西がリングに上がり、キューティーを介抱。キューティーは試合途中で足首を痛めていた様子。すぐにシューズを脱がせ、コールドスプレー処置。キューティー立ち上がり、福岡と握手。いい防衛戦だった。


翌日は福知山で昼興行、ということで距離的には行けないこともなかったのだが、事情により日帰り。しかし1試合だけでも遠征の価値は十分あった。


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