JWP 98.5.17 後楽園ホール大会



開場後に行くと、いつもながらに売店は混み合っている。本日より発売のニューTシャツは黒地に白で「福」「名」「木」と毛筆調で書かれたもの。それぞれ福岡晶、本谷香名子、キューティー鈴木のグッズらしいが、いったい誰のアイディアなのだろう?

入りは6割~よく言って7割ってとこだろか。メインが天野vsコマンドでこれだけ入ればそれでもいいと言えるが。次回後楽園大会はサムライTV!によるPPVらしいが、それでも純血で行くのか、それとも「ビッグマッチ」という扱いで他団体の参戦を要請するのか?
予定の12時30分よりはちょっと遅れて入場式スタート。復帰したばかりの佐井の左腕にはまだ包帯。変に長引くのもなんだから、完治してから出してはどうなんだろうか?


第1試合 大隅沙理 vs 佐井富子

大隅がいきなりのドロップキックを佐井の顔面に決め会場を沸かせる。東側最前列の酔客(大隅の個人的知り合い?)の野次(というより試合をしている大隅に話し掛けるような感じ)がうるさい。と思ってると、5分経過のアナウンスをヤマモ自らが行い、「選手の試合への集中を妨げるような野次はおやめください。」と。これで多少はマシに。大隅は佐井の腕を特に攻めることはなく、普通の試合運び。逆エビからキャメルクラッチ、立ち上がってランニングネックブリーカードロップへ。佐井は2発目をかわすとドロップキックを打ち、クロスボディ2連発。今度は大隅がその3発目をかわしてネックブリーカードロップ、カウント2。佐井は大隅の攻撃を逆さ押さえ込みで切り返すと一本背負い3連発からカバー、カウント2。セカンドロープからダイビングボディアタック、これもカウント2。大隅はカニばさみで倒してジャパニーズレッグロール風のエビ固め、これも2。大隅ダイビングプレスを狙うが、佐井はこれをかわして腕ひしぎ十字固めに。しかし大隅は十字に切り返す。大隅コーナーに上ってミサイルキック、佐井が立ち上がるのを待ってもう一発ミサイルキック、カウント3。

大隅(9分21秒 体固め)佐井


第2試合 渡辺えりか vs 春山香代子

スタートは静か、しかしすぐに渡辺がエルボーアタックからボディアタックを連発。春山は足をすくって逆エビに。渡辺ロープに逃げ、逆エビのお返し。ロープに逃げられるとキャメルクラッチに移行。渡辺ボディアタック3発、続けて3度ターンバックルに春山の頭をぶつける。春山はやはりボディアタックで反撃。春山首4の字からスリーパー。渡辺は春山がボディアタックに来るところを首固めに。春山をコーナーに振って串刺しエルボーアタック。10分経過。渡辺ラッシュに出る。ロープへ振って払腰。もう一発、今度は体重を浴びせてフォールに。しかし春山返す。以前ならこれで終わりだったろうが。春山バックを取り、自らもジャンプして渡辺をお尻からマットに落とす。そのまま体を反転させてエビに。しかしカウントは2。ロープに振ってショルダースルー、体重のある渡辺にはキツそう。すぐさま春山はフライングソーセージ、渡辺キックアウト。春山セカンドロープからダイビングプレス、これはかわされ自爆。渡辺ボディアタック4連発、ボディスラム、コーナーに上って後ろ向きにエルボードロップ、春山の脇腹に渡辺の全体重が突き刺さり、これで3カウント。

渡辺(12分5秒 体固め)春山

この2人はまたちょっとだけ進歩。動きにバタバタするようなところもなかったし。両者とも次のタッグマッチの連続出場のためそれぞれのコーナーに居残る。


第3試合 本谷香名子&渡辺えりか vs 大隅沙理&春山香代子

春山は赤コーナーに腰を落とし、ずっと渡辺の方をにらみつけている。この闘争心はいいなあ。大隅、本谷がそれぞれのテーマ曲で入場し、選手紹介。春山はまだ脇腹を押さえたまま、それでも青コーナーをにらむ。一旦中央に集まり4人が握手。そしてゴング。春山はコーナーの渡辺に向かって串刺しドロップキック。会場がどっと沸く。しかし渡辺もエルボーアタックで反撃し、受け身エルボードロップ3連発。こっちのフォームはもうひとつだなあ。春山は大隅にタッチ。大隅ドロップキック。ほんとにきれいなフォームになった。FC会報によると「そればっかり練習したんじゃないか?」という先輩の話があったが。本谷が入って渡辺に加勢。本谷ひとり動きの速さが違う。前回後楽園に続き今日も4人の同期の中で一人だけ下と絡むことになった本谷だが、口や態度ではなく動きで下との差を見せ付ける。それがプロの仕事ってもんだよな。大隅は本谷と渡辺の2人めがけてクロスボディ。しかし2人をなぎ倒すどころか受け止められて落下しそうになり、本谷と渡辺の体勢まで崩れる。テレ笑いする大隅。大隅が渡辺をキャメルクラッチに捕らえると春山が顔面キック。春山正式にタッチし、渡辺とボディアタック応酬。渡辺は本谷にタッチ。本谷はボディへのキックで倒すとセントーン、サマーソルトドロップ。本谷がキャメルクラッチに取ると今度は渡辺が春山にストンピング。春山大隅にタッチ。本谷ミサイルキックからダイビングセントーンに行くが、これは大隅かわす。大隅はマウントから十字狙い、本谷はこれを強引に持ち上げてブレーク、渡辺にタッチ。大隅は春山と串刺しドロップキック2連発。2人で手をつないでのクローズラインは渡辺かわし、逆に本谷とダブルのドロップキック、そしてダブルの逆エビ固め。さらに春山の背中にエルボードロップ3連発。10分経過。春山は渡辺にジャンプしての尾てい骨ぶつけからエビへ、2カウント。そこに大隅がダイビングプレスを放つが渡辺はかわし大隅自爆。本谷が入る。大隅モンゴリアンチョップ。本谷受け切って同じ技でお返し。大隅ランニングネックブリーカードロップ3発。本谷をコーナーに振るが本谷は素早くコーナーに飛び乗ってミサイルキック、変形のソルト(まだ名前ないのか?)でカウント2。大隅スーパーサリーちゃんV、春山と合体のギロチンドロップを打とうとするが春山腰砕けになり失敗。やり直しで何とか成功。本谷は大隅にジャーマンを打って渡辺にタッチ。渡辺は大隅を赤コーナーに戻し、「春山出てこい!」おお、来た来た。春山もこれに応える。渡辺ボディアタック、春山倒れない。張り手応酬。渡辺は払い腰からさっきのフィニッシュのエルボードロップ、今度は春山2で返す。本谷が入って何か指示。渡辺勘違いして自分がコーナーに。本谷「違う違う。」結局2人がかりで春山をコーナーに上げよう、ということだったらしい。しかしコーナーにすえられた春山は上がって来た渡辺を突き落とし、ダイビングプレス。本谷カット。春山逆さ押さえ込み、渡辺2で返す。大隅が本谷を釘付けに。春山間を置かず変形のスクールボーイ、3カウント。

春山(15分40秒 エビ固め)渡辺

小技とは言え春山が一本取り返した形に。最後の変形スクールボーイは4/29では失敗した奴。今回はきれいに決まった。


ここで休憩。休憩後のインフォメーションコーナー、ヤマモがリングに上がり、第一声は「こんにちは、マニア館です。」6月のツアーとサムライのPPVの告知の後、オロナミンCは本谷。


第4試合 福岡晶、宮口知子、久住智子 vs デビル雅美、ダイナマイト関西、キューティー鈴木

いやあ、豪華な6人タッグだこと。しかしこれはメインではないのだ。凄い話だ。関西はニューコスチューム。その関西と、そして福岡が先発。関西が福岡をロープに振るが、戻ってきた福岡はフワリと回る感じのタテ回転ニールキック(決して「浴びせ蹴り」ではない)。宮口入り、2人で関西を抱え上げると久住がスワンダイブミサイルキック。宮口と久住がブレーンバスターで関西を投げ、そこに福岡がダイビングヘッドバット。福岡がパイルドライバーの体勢、宮口と久住が足を押し込む。そして3人で関西にキックを連打。関西は久住をノーザンライトスープレックスで投げてデビルにチェンジ。デビルは久住にラリアット、ズン前。久住と手四つにならんとするところに福岡がコーナーから「ババアに負けんな!」と檄。デビルはこれに対し片手で久住をヒネると「ババアのクソ力っ!」久住デビルにヘッドバット、デビルもヘッドバットで反撃。久住ダウン。デビルは宮口・福岡にもヘッドバット連打。キューティーがタッチし、ダイビングラリアットからジャンピングニー。久住はダブルアーム式背骨折り。福岡がキューティーをロープに固定し、久住が背中から豊田式ドロップキック。そしてジャーマン9連発。デビルがカット。福岡がキューティーをボディスラム。宮口が飛ぶがキューティー足を立てる。キューティーは宮口にジャーマン、関西が入り宮口にキック連打。ロープに固定して胸にまたキック。関西サソリ、宮口何度かプッシュアップで返そうとするが 返せず。デビルが入り、宮口をコーナーに振る。宮口コーナー反転のボディシザーズドロップ、福岡にタッチ。福岡はデビルに卍。デビルロープまで歩く。久住が入ってキック、DDT。久住はデビルのパワーボムを着地してかわす。そこに宮口がミサイルキック。久住がデビルをジャイアントスイングで回そうとするが、上がらず。福岡が入ってローリングクレイドルの後「宮口、回せ!」当然ブラックバスターに行くかと思いきや、宮口はジャイアントスイングに挑戦、しかも見事に回してみせる。さらにデビルにエルボースマッシュ連発。福岡組は3人連係の攻撃。しかしトリプルドロップキックはかわされる。デビル側も3人リングイン。キューティーが宮口をジャーマン。その上に関西が久住を通天閣スペシャルで叩きつけ、最後はデビルが福岡をズン前でその上に。福岡組は勝ち誇るデビル組を場外に落とすと、宮口がデビルにエプロンからダイビングボディシザーズドロップ、福岡は関西にコーナーからケブラーダ、そして久住がキューティーにスワンダイブトペコン。ECWコールクラスですな、この3連弾。関西と宮口がリングに戻る。関西前から水面蹴り、そしてスリーパーに捕らえる。デビルもスリーパーで続く。久住がミサイルキックで救出。宮口はデビルを担いでブラックバスター、落としたところに福岡と久住がダブルのダイビングヘッドバット。ひーちゃん'Sっぽいなあ、こういう連係。しかし福岡の側転エルボーはデビルのキックにハネ返され、福岡はデビルのラリアット、キューティーのジャーマン、関西のキックを立て続けにくらう。デビルコーナーに上がる。ローリングセントーン今日もヒット!これはやっぱりヒットすると必殺技だな。宮口カット。その間に関西がコーナートップに座り、キューティーがその肩の上に。そしてその高さから福岡にダイビングフットスタンプ!また宮口がカット。関西が通天閣スペシャルの体勢に担ぎ上げる。キューティーがコーナーから飛ぶ。福岡逃げ、ダイビングニーは関西に誤爆。15分経過。キューティーを宮口が担ぎ上げ、雪崩式ブラックバスターを狙うがキューティーは着地、逆にコーナーからニーアタック、福岡と宮口の2人にヒット。キューティードラゴンの体勢、福岡切り返し、久住と合体タイガードライバー、デビルカット。デビルが福岡をパワーボムに担ぎ上げる。久住がキックでカット、福岡はそのままコーナーに上り、キューティーにライダーキック、関西カット。福岡ムーンサルトフットスタンプ、キューティーよける。福岡着地するが関西が後頭部にラリアット。関西が久住にスプラッシュマウンテン、デビルが宮口にライガーボム、キューティーが福岡にパワーボム崩れの三重奏。福岡はカウント2で肩を上げる。デビルと関西が2人を押さえる間にキューティーは福岡にダイビングニーからドラゴンスープレックスでフォール勝ち。

キューティー(17分54秒 ドラゴンスープレックス)福岡

デビルがマイクを取る。

「おい福岡、波に乗ってる乗ってるって、いつまでも乗りっぱなしじゃいられないって覚えとけ。ウチらは負けることはこわくない。テメーらにナメられることがこわいんだ!」

キューティーも、

「いつまでもベルト持ってられると思うなよ!」

旧世代(?)の反撃本格開始か?福岡は言葉は返さず、一礼してリングを去る。


第5試合 全世代トーナメント決勝戦(ミニッツ・バイ・ミニッツルール採用)
天野理恵子 vs コマンド・ボリショイ

いよいよ東京初お目見えの「ミニッツ・バイ・ミニッツ」ルール。そして「ノってる天野」も東京初。天野のコール時には大量の青の紙テープ。ゴング。最初の「ピンフォールだけの5分間」開始。最初はにらみ合ったまま動かない。そして手の手繰り合い。コマンドがタックル、天野は体勢を入れ替えコーナーに詰めてショルダーブロック。そしてまたにらみ合い。客から「プロレスをやれ!」の野次。これはプロレスじゃないのかなあ?こいつの考える「プロレス」って何だ?足りない脳みそで考えた自分だけの「プロレス」を押し付けられちゃたまらんて。天野が牽制気味にキックを出す。コマンドも掌底の間合いを計るが天野は中に入って行かない。4分過ぎ、つに天野がバックを取ってジャーマン、カウント2。コマンドはすかさず起き上がり裏投げ。天野バックドロップ、コマンド裏投げ、天野バックドロップ、コマンドピコバスターホールド、カウント2。ここで5分経過。「ギブアップだけの5分間」に。コマンドワキ固め、天野は前転してかわし十字に。ブレーク。コマンドは天野を刈り倒して足を取る。天野はアキレス腱を取り返す。コマンドがヒザを取る。コマンドのヒザも相変わらず悪いようだが、現在は天野もヒザに負傷を抱えている。天野はバックを取り、うつぶせのコマンドをひっくり返して十字に。コマンドロープへ。コマンド寝っ転がった状態から天野の顔面にキック。倒れた天野の腕を取って十字に。腕が伸び切ったところで天野ロープに足が届く。コマンドの掌底をかわして天野は膝蹴りを顔面に連打。そして飛びつき首刈り十字固め。1分以上粘ってコマンドはようやくロープへ。10分経過。ここからは通常のプロレスルール。とはいえ一度関節技狙いのペースに入るとそこからはそう簡単には元には戻らない。そして何よりコマンドはすでに腕にダメージ。天野はコマンドを場外に落とし、フェンスで腕攻め。リングに戻って首投げからアームストレッチ、コマンドが返そうとすると十字固めに移行。簡単にポジションはひっくり返させない天野。天野は足関節狙いに。まずはアンクルロック。コマンドロープへ。天野片逆エビ、コマンド切り返すが天野は上に乗ったままで体勢を変えてアームロックに。ここでも逆転を許さず。天野は自らブレークし、走り込んでフライングラリアット。コマンドは2発目を掌底で撃墜。ここから動き激しくなるか?いや、コマンドは十字狙い。天野はブリッジで返す。コマンドはビクトル投げ、天野ロープに逃げる。15分経過。コマンドは天野のヒザにストンピング。コマンドロープに走る。天野すぐに立ち上がって後を追い、ロープに押し込むと後方回転エビ固め、すぐにまた十字に。今度は十字に取ってヒジ関節を裏から押す。コマンドエスケープ。天野がコーナーに上る。コマンド追う。コーナー上で張り手が相討ちになり、コマンドはリング内、天野はリング下に転落する。エプロンに上がってきた天野にコマンド掌底、天野はその腕を取って腕折り、そのままロープを利用して飛びつき十字固め。コマンドまたエスケープ。天野は腕にキックを入れ、カニばさみから十字。コマンド逃げる。天野腕にミサイルキック。もう一発を狙ってコーナーに上がるがコマンドは下から掌底を入れ、雪崩式フランケン。天野が頭から落下、しかしカウントは2。20分経過。コマンドは天野のヒザに攻撃開始。ヒザ十字、天野ロープへ。天野ジャーマン、コマンド投げられながらもすぐさまチキンウィングアームロックへ。ロープが遠い。決まるか?天野なんとかロープに足を届かせる。コマンド、天野の腕を取り、飛びついてヘッドシザーズとの複合技に。その体勢のまま絞めようとするが、体勢が決まらずリリースする。コマンドコーナートップへ。天野追い、雪崩式ハーフハッチ、2カウント。天野ハーフハッチ、と見せかけてDDTに。意表を突いた攻撃にコマンドも苦悶。天野串刺しラリアットからもう一度コマンドをコーナートップに上げ雪崩式ハーフハッチ、これもカウント2。天野がハイキック。天野、効き目を見てからカバーに。コマンド2で返すものの起き上がれず川崎レフェリーはダウンカウント。7で立ち上がるところに天野ドロップキック。25分。天野もう一度ハイキック、コマンドは蹴り足を取ってヒザ十字に。蹴りに行くのは間違いではなかったが・・・・天野必死にロープに。残り試合時間3分、のコール。天野コーナーに上る。コマンドは下から掌底。コマンドも上り雪崩式裏投げ。立ち上がる天野にコマンドは走り込んでの掌底。天野また立ち上がる。掌底もう一発、カバー、カウント2。コマンドはスリーパー、天野ロープに。コマンドまたスリーパー、天野投げて十字に。コマンド切り返してヒザ十字。天野それをまた切り返して腕十字。コマンドまた切り返す。もう一度天野が切り返したところでタイムアップ。

天野(30分時間切れ引き分け)コマンド

「Heartbeat」が流れるので「両者優勝」か、と思ったらやっぱり「決着を付けるため延長戦」とのこと。少しの休みはどっちに有利に働くか?

天野がコマンドのバックを取る。ネルソンホールドから足を取ってヒザ固め。コマンドは天野の腕を取る。どっちが先にギブアップ?の体勢になったが天野があきらめてロープをつかむ。天野、寝っ転がってコマンドの攻撃を待ち受ける。コマンドは天野の足を取りヒザ十字。天野ロープへ。コマンドはサソリ固めのような入り方から裏4の字に。これはキツい。しかし天野ロープに逃げる。コマンドまた足を取る。勝つには負傷個所狙いか。しかし天野が腕十字に切って取る。コマンドロープへ。天野は首刈り十字固め(普段とは逆回転)。今までとは逆の腕か?天野何かを思い立ったようにコマンドの両腕を交互に十字固めに取る。コマンドが上体を起こして押え込もうとする。天野待ってましたとばかりにコマンドの両腕を取り、下から首ごと両足ではさんでヒジ関節を裏から極める。コマンド粘るがついにギブアップ。

天野(4分3秒 腕ひしぎ三角固め)コマンド
※天野優勝。

これが「腕ひしぎ三角固め」か。変形の腕ひしぎ足固めみたいな感じだな。とにもくにもこれで天野優勝。大喜びの天野にコマンドが握手を申し入れる。天野拒否。コマンドもう一度手を出す。天野が握り返すとコマンドワキ固めに。そりゃないだろう、コマンド。まったく。その後もマイクなしで天野を挑発するコマンド。天野は「勝ったのは自分だ」勝ち誇るのみ。この決勝戦を機にやっと2人のタッグ正式スタートかと思ったのに一層遺恨が深まっちゃったよ。

これでひとつの大きな流れが終わったんだが、セミでもメインでもこの2ヶ月間ほど主役から追いやられていた方が反撃開始の意思表示、という感じだった。やっぱり今後は世代闘争?(というのも変だが)



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