JWP 98.7.25 CBC夏祭り久屋大通大会(第一夜)



うーむ、また寝坊だ。午前中には名古屋入りするつもりだったのに。しかも予定より1時間遅い新幹線が指定席満席。うーん、自由席だと更に遅れるかもしれんなあ。仕方ない、次のにしよう、ということで10時45分発の新幹線で名古屋へ。名古屋駅からは地下鉄を乗り継いで矢場町下車。13時過ぎに着。地上に上がるとJWPのトラックがもう来てる。が、会場がない。何なんだ?

しばらく周りを歩いて、ようやく前年までの場所の道を挟んだ隣(光の広場)にリングを設営してるのが見える(右写真)。なんでこっちなの、今年?この会場だと客は一方向しか入れないのでは?しかもリングと客席を仕切るフェンスがリングから遠いところに。先に来ていた人間に聞くと今年は整理券は配らないらしい。この快晴の空の下待つのはつらいぞ。山本代表と現場関係者が何やら話し合い。話し合いの結果がハンドマイクでアナウンスされる。「このフェンスは後ろに下げます。そして今来てる人はこの中に入っていただきます。通常のフェンスの中に客席を設けますが、それはダイコク電機さん用とさせていただきます。」ということで14時になって第1次客入れ。おのおの新聞紙等で場所確保。これで一旦場所を離れられる。よかった。

キューティー、関西、福岡の3選手が15時ごろ会場に到着。さっそくCBCのカメラに向かって宣伝クリップの撮影(左写真)。男性アナウンサーにビシバシチョップを入れて手形を付けて、「ぜひ来てくださーい」。

「特殊ファンボディヒートトーナメント」(謎)やなんやかやで時間をつぶし、18時過ぎに会場に戻る。18時半から選手の愛用品オークション。本谷のTシャツが1万円(落札額は1万4千円)、天野のポロシャツが5千円(むむ)、そしてOZアカデミーの4点セット(右写真)が3万円という結果に。

予定通り、19時に開始。大隅が「高熱による欠場」ということで若干カード変更。5試合の予定が4試合に。入場式(左写真)が終わり、選手一同礼。いつものクセで客席のない後ろ(幕の方)にまで礼をしてしまい噴き出す久住&宮口。


第1試合 渡辺えりか vs 佐井富子

例年通り、CBCの大石アナウンサーの実況、そしてヤマモの解説が入る。佐井は矢樹-天野と受け継がれた青の水着。ロックアップからスタート。渡辺がロープに詰めてエルボー、ロープに振って体当たり。客席どよめく。さらにロープに振るが、佐井はクロスボディで反撃。スリーパーに取るが、渡辺ロープに逃げる。佐井首4の字、渡辺切り返してレッグロック。佐井ロープへ(左写真)。

渡辺ロープに振ってキック、コーナーに振って串刺しエルボー。佐井は首固めで形勢を逆転し、串刺しドロップキック2発。解説席のヤマモも賞賛。ロープに飛ばしてのカウンタードロップキック2発からカバー、2。腕を取ってホイップするやすぐに腕ひしぎ十字固め、渡辺上体を起こして押え込む、カウントは2。佐井がロープに振るが、渡辺がカウンターのエルボーアタックで返す。渡辺、ボディシザーズ。5分経過。佐井が切り返し、胸にパンチを入れ、逆エビ固め。逃げられないようすぐに片逆エビに移行(右写真)。ロープに逃げられるとすぐキャメルクラッチ。この辺、技を「考えて」出せるようになった、ということなのだろう。佐井はボディシザーズから素早く十字固めに移行、渡辺がロープに逃げるとホイップしてまた十字。渡辺は持ち上げて落とす。そこにすぐさまエルボードロップ2発。ロープに振って体当たり、カバー、カウント2.8(大石アナ計測)。渡辺フライングメイヤー(こっちがほんとのフライングメイヤーらしい)からグラウンドヘッドロック。佐井ロープ。

渡辺体当たり6連発、カバーに行くが佐井の足がロープに届く。渡辺の串刺しエルボーをかわして佐井ドロップキック。しかし渡辺は得意の払腰でまた優勢。2発目狙うが、佐井はドロップキックを浴びせる。佐井回転エビ固め、渡辺の足がロープに届いてノーカウント。佐井は一本背負い4連発、カバーに行くが渡辺はブリッジで返す。佐井コーナーに上る。渡辺引き落とす。エルボードロップ3連発からダイビングエルボーを落とすが佐井かわす。佐井トップロープからダイビングボディアタック、カウント2。佐井またコーナーに。ミサイルキック(左写真)、渡辺のボディに刺さり、これで3カウント。

佐井(15分1秒 体固め)渡辺

渡辺、佐井のミサイルキックがみぞおちに入ったらしく、しばらく立てず。



第2試合 福岡晶&春山香代子 vs 久住智子&本谷香名子

第2試合で早くも福岡。もともとこのカードは福岡&大隅組だったのが、大隅欠場により春山がバトルアフターバトルでの新人同士の試合から「抜擢」された形。先発は春山と久住。まずは力比べ。パワーでは春山の方が勝りそうにも見えたが実際は久住が春山をねじ伏せる。すぐにロープに振ってカウンターのドロップキック。ボディスラムからカバー、これは1で返す。久住首4の字に捕らえてから本谷にタッチ。本谷ロープワークから春山の顔面にキック。春山もロープに振ってショルダースルー2連発。春山、福岡にタッチ。福岡、本谷をコーナーに振ると串刺しドロップキック。迫力が違う。対角線のコーナーに振ってもう一発。本谷かわして福岡の頭にヘッドバットを叩き込む。福岡もやり返す。カナがんがんヘッドバット連発。凄い気迫。久住を呼び込み、ダブルのカウンターキック。さらにダブルのドロップキック。福岡、春山にタッチ。

久住は春山に片逆エビ固め。逃げられない春山。久住は自らリリースして腰にストンピング。さらに春山をロープに張り付けにし、その背中に助走付きドロップキック。ぐえ。本谷が入り、春山にバックドロップ。カバーは福岡がカット。本谷、春山をコーナーに投げつけ、「福岡出てこい!」福岡が入るとクロスボディ、ブレーンバスターホールド、カウント2。福岡は本谷の足をすくって逆エビ固めに。本谷ロープ。福岡が背中にストンピングを入れると観客からブーイング。福岡中指を突き立てる。福岡、春山のお返しとばかりに本谷をロープに張り付けにしてキック。春山に「行け!」と指示すると春山はボディスラムから体当たり連発。しかしボディシザーズは切り返される。本谷は上から張り手を入れて久住にタッチ。春山出てきた久住にすぐ体当たり4連発で福岡にタッチ。福岡は卍(左写真)。さらにダブルアームから足を固める技(名前知らん)に移行。本谷がカットする。本谷正式リングイン。福岡をコーナーに振る。福岡サルト・モルタル。福岡バックを取る。久住がミサイルキックでカット。本谷&久住、ダブルのクローズライン狙う。福岡側転でかわしドロップキックに行くが2人ともよける。倒れた福岡に本谷はセントーン2発からローリングセントーン、カバーはカウント2。久住にタッチ。ダブルアーム式背骨折り3連発、カウント2。10分経過。福岡ローリングクレイドルに久住を回して春山にタッチ。春山ショルダースルー、久住は回転エビ固めに切り返す。カウント2。久住コーナーに上る。春山背後から捕まえて回転を加えた心中アトミックドロップ。エビに固めて2カウント。フライングソーセージ3連発、カウントは2。福岡にタッチ。

福岡タイガードライバー狙い、久住ブロック。久住が福岡をコーナーに振る。反転クロスボディ、カウント2。福岡ムーンサルト、久住かわす。本谷入り、福岡に飛びつき前方回転エビを狙うが福岡はそのまま投げ捨てジャーマンでぶん投げる。福岡コーナーに上る。本谷立ち上がって後を追う。春山がそのまた後ろから捕まえ、心中アトミック。そこに福岡がムーンサルト、久住カット。福岡本谷にタイガードライバーの体勢、久住ミサイルキックでカットを試みるがこれは誤爆。福岡タイガードライバー、しかし本谷はエビ固めに切り返す。カウント2。久住にタッチ。福岡バック取ってジャーマン、久住着地して逆にロコモーションジャーマン。4発目で形が崩れ、片エビに取る。福岡キックアウト。本谷がトップロープに上がりファンタスティックフリップ、福岡かわす。久住ミサイルキック、これもかわす。福岡は久住に投げっ放しタイガードライバー、そこに春山がトップロープからダイビングプレス、本谷カット。春山もう一発。久住足を出す。福岡が久住にフェースクラッシャー、春山は痛みに耐えて心中アトミックドロップを狙うが久住はエビ固めに丸め込む。カウント2。福岡ミサイルキック、春山に誤爆。15分経過。本谷が福岡をジャーマンで投げる。久住&本谷トップロープに上がりダブルのダイビングヘッドバット。久住がカバー、福岡カット。本谷が福岡を場外に落とす。その間に久住が春山をダブルアームスープレックスホールド(右写真)でピンフォール。

久住(15分48秒 ダブルアームスープレックスホールド)春山

春山、がんばった。いい試合。


第3試合 JWP無差別級選手権次期挑戦者決定戦
天野理恵子 vs 宮口知子

「いとしさと切なさと心強さと」が流れても天野がなかなか出てこない。第2試合の途中までセコンドしてたからなあ。スゴーレフェリーが様子を見に行く。間奏に差し掛かった頃、ようやく天野が控室(バス)の方から出てくるのが見える。宮口は比較的すぐに出てきた。両者握手でスタート。やはり序盤はいつものように探り合い、かと思ったら天野がキックで先制、エルボー、串刺しドロップキック、髪をつかんでのヘッドバットとヒール的な動き。天野髪をつかんでホイップ。宮口すぐに起き上がってDDT、顔面キック、顔面ドロップキック。四天王の試合ではどっちかがずーっと攻め続ける、というシーンは滅多に見られない。宮口ボディスラムを打ってニースタンプ。グラウンドでアームロックを狙うが、天野は起き上がり、マウントからヒジを顔面にこすりつけて十字に。宮口グリップを離さない。そしてヘッドシザーズで体勢を入れ替えて逆に十字狙い。天野は足に狙いを定めてアンクルホールドに。宮口はヒザ十字に。天野上体を起こして上からヘッドバット。体を離すとストンピング連打。

天野、宮口をロープに振ってエルボーアタック、カバーは宮口1で返す。天野片逆エビ(右写真)、宮口苦しんだ末ようやくロープ。天野ブレークすると見せかけて宮口の腰にヒップドロップ。さらにストンピング。天野がロープに振る。宮口途中で切り返す。しかし天野は帰ってくるやフライングラリアット。いい角度で入る。もう一発を狙ってロープに走る天野、宮口はカウンターのキチンシンクで迎え撃つ。宮口トップロープに上がり、ダイビングボディシザーズドロップ。天野かわすとすぐコーナーを駆け上がり、ダイビングラリアット、カウントは2。天野ハーフハッチ。2度目に行くところを宮口無理矢理かつぎあげる。しかし天野は着地しながらワキ固めに。宮口ロープに逃れ、そのまま場外へ。天野追うが宮口すぐにリングに戻る。天野がエプロンに立つと宮口はエルボースマッシュ!宮口ロープに走る。天野は帰って来た宮口の頭上を飛び越して回転エビ。カウントは2。天野が宮口に飛びつく。宮口それを捕まえて回転なしブラックバスター。トップロープに上がりダイビングプレス、カウント2。宮口ジャーマン、天野着地して逆にジャーマン。

10分が経過。天野がコーナーに上る。宮口追って雪崩式ブラックバスターの体勢。天野一旦着地して、改めて上ると雪崩式腕十字固め(里村式)。宮口体をひねる。天野裏十字で締め上げる。宮口ロープに。天野低空ドロップキック。宮口場外転落。天野場外乱闘を仕掛けるが、フェンスの中に観客がいるという(しかもあんまりプロレス慣れてないダイコク電機関係者)異常事態にどうやっていいかとまどった末、イスで殴るとさっきまで堺屋太一がいたVIP席の机に宮口をぶつける。さらにストンピング連打。カウント12でリングに宮口を押し上げ、自分も上る。天野ジャーマン(左写真)、カウント2。2発目狙う。宮口バックエルボーでブレーク。宮口ロープに走り、思いっきりのエルボースマッシュを天野の顔面に。カバー、しかし2。宮口ストンピング。天野飛びつき十字、宮口これを振り払って押え込む、天野これを切り返して十字に。宮口ロープ。天野は宮口をコーナーに上げて雪崩式ハーフハッチ狙い、宮口は張り手で落とし、ダイビングボディアタックに行くが天野は下からドロップキック。15分経過。天野は腹を押さえてうつぶせの宮口の背後から回転しての十字固め、宮口ロープエスケープ。宮口下から天野の顔面にキック。ハイキックも延髄に炸裂。今度は天野のヒザを踏み台にしての延髄、足を取って固めるが2。宮口垂直落下ブレーンバスターに。

天野着地。回転エビに行くが、宮口押え込む、カウント2。宮口だるまジャーマン、これも2。両者ニーダウン状態。宮口もう一度垂直落下狙い、天野はDDTに切り返す。宮口起き上がってトラースキック狙う。当たり浅い。天野もハイキック。しかし宮口すぐにトラースキックを天野の喉元に突き刺す。エルボーを入れて垂直落下に3度目のトライ。天野が抵抗したため投げ捨てる宮口。そのままカバー、カウント2。4回目、ついに垂直落下式ブレーンバスターが決まった(右写真)。宮口カバー、天野返せず、3カウント。

宮口(18分19秒 片エビ固め)天野

うーん、天野また負けちゃったか。タイトルからむと負けるなあ。これで8月2日に後楽園で福岡の王座に挑戦するのは宮口と決定。



ここで休憩。休憩前に8/13「プラム麻里子メモリアルナイト」の全カードが発表される。尾崎、矢樹、エチセラ(宮崎)の3人が参戦できるというのはいいことだ。(他にもOGが何人かセレモニーに出席の予定とか)ただの「興行」じゃないからね。(気持ちの持ち方が難しいよ)



第4試合 デビル雅美、ダイナマイト関西、キューティー鈴木 vs 尾崎魔弓、シュガー佐藤、永島千佳世

OZアカデミーがJWPマットに!

「卒業」以来4ヶ月ぶりのJWP参戦になる尾崎。試合前にデビルとは握手する(右写真)が、関西、キューティーとは拒否。これは単なる4ヶ月前までのライバル意識の現われかそれともデビルとなら手を組めるということか。JWP勢がコーナーに戻ったその背後からOZが3人で先制。まずはキューティーを捕らえる。しかしキューティーはシュガー&永島のダブルドロップキックをかわして2人にストンピング。逆に永島がJWPに捕まる。デビルにタッチ。デビルは尾崎を呼び込む。永島タッチ拒否するが結局尾崎が出る。デビルは尾崎をロープに固定、そこに関西のキック。デビルラリアット、尾崎かわしてランニングネックブリーカー。シュガーが入り、3人でお得意のロープ張り付け&ポーズ。これも久々に見れば新鮮、か。シュガーがデビルの髪をつかむ。しかしデビルは自らの頭を振りまわして逆にシュガーをホイップ。どよめく観客。やはりデビルは数段役者が違う。関西が入り、シュガーの背中にキック、串刺しラリアット。シュガーはフェースクラッシャーからコーナーに上りボディアタック、関西待ってましたと蹴り。しかしシュガーは着地すると同時にその蹴り足を巻き込んでドラゴンスクリュー。こんな返しは初めて見た。すぐにヒザ十字。永島も入ってもう一方の足にヒザ十字。尾崎は、と見るやトップロープから関西のボディにダイビングフットスタンプ。ヤな攻撃だ。尾崎がエプロンで勝ち誇る。関西が尾崎を挑発してると永島がエプロンから関西の顔を蹴る。この「相手の目が自分に向いてない時にうまく割り込む」というのはOZ全員が凄くうまい。永島入って関西のヒザに低空ドロップキック3発、ヒザ十字。関西は軽量の永島の固め技を難なくブレーク、カカト落しを浴びせてブレーンバスター、キューティーにタッチ。5分経過。キューティーニーアタック、バックドロップ、逆片エビ。ロープ際でリリースするとロープの反動を使ったフットスタンプ。デビルが入って珍しいアルゼンチンバックブリーカー。そのまま投げ捨てる。デビルパワーボムに。永島ウラカン・ラナで切り返す。カウントは2。尾崎にタッチ。尾崎、デビルの顔面にヒザを入れるとロープに走って飛びつき前方回転エビ狙い。デビルはこれをキャッチして逆ジャイアントスイング(尾崎の顔が下向き)。関西にタッチ。関西サソリ固め。シュガーと永島がカットに入る。結局シュガーが顔面へのドロップキックで強引に外させる。JWPの若手が外させたってこともあんまりないような。キューティーとデビルが若造2人をコーナーに押し戻す。関西が尾崎にバックドロップ。永島カット。素早い。キューティー入る。尾崎ランニングネックブリーカードロップからサンダーファイヤーパワーボム。カウント2で返すキューティー。尾崎はシュガーにタッチ。シュガーは顔面にキックを入れ、キャメルクラッチに取る。すぐに永島にタッチ。永島腕取る。キューティーエルボー。永島もエルボーを打ち返す。エルボー合戦はキューティーの勝ち。関西にタッチ。永島に串刺しラリアット。永島かわしてコルバタ。バック取る。関西投げさせない。シュガーミサイルキックでサポート、永島ジャーマン、カウント2。しかしすかさず関西はバックドロップでお返し(右写真)。エプロンの2人を場外に落とすと串刺しエルボー、デビルがトップロープに上がりローリングセントーン、今日はハズレ。永島回転エビからシュガーにタッチ。シュガー裏拳、デビルかわしてパワーボムの体勢、尾崎が後ろから寄っていってつぶす。シュガーはコーナーに駆け上がりダイビングエルボーに行くがデビルかわす。デビルパワーボムの体勢、シュガーリバースしようとするが上げることはできず。デビル今度はズン前。そこにキューティーがフットスタンプを落とすが、シュガーはかわしてフェースクラッシャー。キューティーバックの取り合いからフルネルソン、シュガー下に沈んで逃げるがキューティーはその顔面を踏みつける。シュガーもキックからオクラホマスタンピード、尾崎にタッチ。尾崎パワーボム、キューティー着地してエルボースマッシュ。尾崎裏拳からライガーボム(左写真)、デビルと関西がド迫力のカット。尾崎がコーナートップに上る。デビルがエプロンから捕まえる。キューティーも上る。尾崎飛びついて押しつぶそうとするが、キューティーは身を翻してボムの形で落とす。この2人の闘いではよく見られた光景。15分経過。キューティードラゴンスープレックス、永島カット。関西がリングイン、尾崎にキック連打。関西尾崎をコーナーに振る。尾崎はコーナーに上ると関西にスイングDDT。カウントは2。尾崎裏拳、関西は両腕でブロックしてラリアット。デビルも入ってラリアット。デビルはそのまま相手コーナーまで行きシュガーと永島に張り手をかます。関西とデビルのダブルラリアットは空を切ったが、連続ラリアットがヒット。関西バックドロップからカバー、永島がカットに入る。関西スプラッシュマウンテン狙い、尾崎は空中でかわしてホイップ。そこにシュガーがミサイルキック。尾崎はテキーラで投げる(下写真)、カウント2。3人がかりで関西をパワーボムすると、永島がコーナートップに上がり、尾崎とシュガーが2人で投げるファンタスティックフリップ。永島カバー、カウント2。永島また上る。関西はほぼリング中央。しかしその関西まで長距離フットスタンプ敢行、見事にヒット。カバー、カウントは2。しかし2発目は関西かわし、入ってきたデビルと永島にサンドイッチラリアット!これはキツい。デビルは正式タッチ。シュガー入り裏拳。合体サマーソルトドロップ、キューティーがカット。シュガーと永島ダブルでブレーンバスターを狙うがデビルは二人まとめてDDT。永島にカカト落し。そこにシュガーをズン前で投げつける。尾崎がカット。キューティーがロープ際で尾崎にしがみつく。20分経過。デビルは永島にダブルアームの体勢。シュガー裏拳でカットに行くが永島に誤爆。デビルはダブルアームからのパワーボム。これはシュガーがカットするが、関西が出て来てシュガーを押さえる。デビルは永島を捕らえ、どんぐりからライガーボム、これで3カウント。

デビル(20分18秒 エビ固め)永島

デビルがマイクで締める。「今日は、最初はどうなることかと思いましたが、こんなにたくさんの(ほんとうに凄い人の数だった)お客さんが来てくれてほんとうにありがたいです。10年後も20年後も、ここでJWPがプロレスをできたらいいなと思います。あ、私は20年は無理ですけど。5年くらいはがんばります!」


セミもメインも予想に違わぬ好試合であった。ここまでやれば結果は関係ない、とも言える。



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