9/6 昼夜興行 "BURNING NIGHT"



夜の部は入場式なし。昼ほどではないが、結構入っている。特に3000円席はよく入っているようだ。試合前は久住問題について何のコメントもなし。


第1試合 佐井富子 vs 春山香代子

佐井の太ももにでっかいバンソウコウ。昼の試合で痛めたのか?試合はオーソドックスにロックアップからスタート。ロープに詰めてブレークすると春山はロープに振って体当たり連発。佐井もドロップキック3連発で反撃。佐井は首投げからスリーパー、ロープに逃げられるとコーナーに振って串刺しドロップキック2発。ホイップから十字固めを狙うがこれは春山が上体を起こしてエビに固める。春山は体当たりから逆片エビ。佐井がロープに逃げるとキャメルクラッチに移行。春山ロープに振る。佐井変な動き。エルボーでごまかす。春山は体当たり。5分経過。春山ボディシザーズからドラゴンスリーパー、佐井ロープに逃げる。佐井、バンソウコウひらひらさせながらドロップキック5発。首投げからアームロック、さらに逆エビに行くが春山重いドロップキックを返す。10分経過。

春山心中アトミックを狙うが、佐井はエビに丸め込む。佐井クロスボディ、春山は受け止め、もちかえてスパインバスターに。そのままジャックナイフで固めるがカウントは2。フライングソーセージも決まるがこれも2。佐井は昼は失敗の多かった一本背負いを夜はきれいに4連発で決める(左写真)。クロスボディ連発するがカウントは2。セカンドロープからダイビングボディアタック、カバーせずにトップロープからもう一発、春山かわす。春山バック取って回転式心中アトミック、カウント2。セカンドロープからのダイビングプレスはヒットするが、トップロープからのプレスは佐井がかわす。佐井回転エビ、カウント2で春山切り返す。佐井また切り返す。昼と同じフィニッシュか?春山2で肩上げる。佐井トップロープからダイビングボディアタック、春山かわしてスモールパッケージ、カウント2。春山セカンドロープからミサイルキック2発、カウント2。春山トップロープに上り、佐井が立ち上がるのを待ってもう一発ミサイルキック、これでカウント3。

春山(15分56秒 体固め)佐井



ここで久住に関し「まだ深い部分まで話し合いに至っていない。とりあえず今日のvsキューティー戦は行う。」と山本代表からアナウンス。


第2試合 コマンド・ボリショイ&渡辺えりか vs 李由紀(フリー)&白鳥智香子(フリー)

今日から「フリー」参戦の白と李。白鳥は竹刀持参で入場。JWPではヒールやる気か。この日が2ヶ月ぶりの復帰戦となるコマンドに花束贈呈。白鳥と李はゴング前に急襲、場外に叩き出してフェンス攻撃。さらに白鳥は渡辺にイス攻撃。リングに戻り李とコマンドで正式スタート。白と李はダブル攻撃を仕掛けるがコマンドはDDTで脱出、渡辺にタッチ。李いきなりラリアット、白鳥DDT2発、カウント2。渡辺は体当たり3連発で反撃する。首投げからスリーパーに取るが白鳥は切り返してロープにはりつけ。李が入り、キックからダブルアームスープレックス、カウント2。李4の字、白鳥入って来て渡辺に竹刀を振るう。観客ブーイング。李串刺しラリアットを狙うが渡辺はかわして逆に串刺しエルボー、コマンドにタッチ。コマンドが李をコーナーに振ると李は反転してエルボースマッシュ、白鳥にタッチ。コマンド鮮やかなアームホイップ。白鳥はネックブリーカードロップ。コマンドネックスプリングで立つ。白鳥もう一発。コマンドまた立つ。白鳥もう一回。コマンド今度はかわす。李が入り、ミドルキックを浴びせる。白鳥も交互にキック。ロープ振って竹刀。しかしコマンド竹刀を取り上げてお返し。また場外。白鳥がコマンドにイスを投げつけるが、コマンドもイスでお返し。李が北側ステージ席にコマンドを連れて行くが、記者席に乗せて踏みつけるだけ。なんとも中途半端。10分経過。
リングに戻り白鳥がバックドロップホールド、カウント2。李にタッチ。コマンドは李のラリアットをかわして飛びつき前方回転エビからヒザ十字に(左写真)。李ロープエスケープ。コマンドは渡辺とタッチ。渡辺払い腰、2発目は李がキックで防ぐ。ロープに振ってトラースキック。もう一発。カバー、カウント2。白鳥入り、渡辺にミサイルキックを打つが、コマンドを呼び込む。コマンドはこれに応えず渡辺に檄。渡辺はかわづ落とし3連発。ここでコマンドにタッチ。白鳥裏拳、コマンドかわして掌底を打ち込み、ジャーマン。李がカット。コマンドは白鳥をトップロープに上げ雪崩式裏投げ、これも李がカット。白鳥裏拳をコマンドに連打してジャーマン、カウント2。今度はだるま式ジャーマン、これも2。李にタッチ。李エルボードロップ、自爆。コマンド掌底、李かわして裏蹴り。15分経過。
李バックドロップホールド、カウント2。李トップロープへ。コマンド雪崩式裏投げ(右写真)。白鳥竹刀でカットしようとするがコマンドかわして李に命中。渡辺にタッチ。渡辺エルボードロップ3発。李カカト落とし、コマンドカット。李パイルドライバー、白鳥入り、李の肩の上に乗りその場ファンタスティックフリップ、これで渡辺をフォール。

李(17分4秒 体固め)渡辺

コマンドの動きは完全ではなかったが、ブランクを感じさせるというほどでもなかった。フリーの2人も今日のところはよかったが、持続できるかどうかは?



第3試合 キューティー鈴木 vs 久住智子

キューティーが先に入場。そこに走り込んでくる久住。キューティーがリングに上がる寸前に急襲。フェンス攻撃の後北側ステージ席でブレーンバスターを狙うがキューティーはブロックすると久住を下に落とし、ステージからフットスタンプ。リングに戻ったところでゴング鳴る。キューティーダイビングフットスタンプ、久住かわす。久住キック、キューティーキャッチして張り手。久住キューティーをロープに振って風車式バックブリーカー、さらに逆片エビ。リリースして背中にドロップキック連発。久住トップロープに上がってミサイルキック。もう一度上がってダイビングプレス、これはキューティー足を出す。キューティーフルネルソン、久住切り返す。キューティー張り手を入れてジャーマン。キューティーコーナーに上る。久住追いかけて雪崩式ダブルアームスープレックス、2カウント。久住ロコモーションジャーマン、3発目でキューティーロープに逃げる。久住ウラカン・ラナ、キューティーはパワーボムで叩き付け、トップロープからダイビングフットスタンプ2発(左写真)。さらにドラゴンに行くが、久住は体を浴びせてこれをつぶす。
久住トップロープに。キューティーは雪崩式バックドロップ、2カウント。ドラゴンスープレックスも2で返す久住。キューティー突っ込む。久住抱え上げるとまさかのみちのくドライバー、カウント2。もう一発(この写真は2発目)。さらにもう一発。結局3発目でキューティーをフォール。

久住(6分42秒 片エビ固め)キューティー

試合後マイクを取った久住。

「これからはフリーでやらせてもらいます。」

福岡が控室から出て来てつかみかかる。関西が仲裁に入る。久住走り去る。ヤマモが後を追う。



第4試合 デビル雅美 vs 宮口知子

デビルは足を引きずって出てくる。かなり悪そう。力比べでは「てめーに負けてたまるかー!」と宮口を押し倒したデビルだが、宮口はエルボースマッシュ連打で対抗。デビル頭突き。宮口は延髄蹴り。デビルをロープに詰めて宮口イナヅマ、両者場外に転落。宮口一旦リングに戻り、コーナーに上るがデビルが起きてこないので自ら下に降り、デビルにストンピング。さらに場外フェンスを使ってデビルの足に攻撃。デビルの悲鳴が響く。川崎レフェリーも「デビル、できる?」と聞く。デビル「やるー!」と叫ぶ。しかし立てない。カウント18でようやくリングに復帰するデビル。5分が経過。

宮口突っ込む。デビルはロープを使ってのネックブリーカー。パワーボムに行くが持ち上げることができず、宮口にリバースされる。宮口マウント状態から張り手連発。足にドロップキックを入れてアキレス腱固め(右写真)。デビルまた悲鳴。デビル動けない。それでもなんとか宮口を引きずってロープエスケープ。宮口は足目掛けてニースタンプ。宮口デビルをコーナーに乗せる。デビル上からヘッドバットで宮口を落とす。しかしトップロープからの攻撃などできるわけもなく、下に降りる。10分経過。

ライガーボムを出すが、フォールの体勢には行けない。デビル再度ライガーボム(左写真)、宮口2で肩を上げる。

デビルブレーンバスターの体勢、宮口切り返して垂直落下式ブレーンバスター(右写真)、デビルすぐに立ちあがる。

宮口もう一度垂直落下式ブレーンバスターを狙う。今度はデビルが切り返し、奥の手ファイヤーサンダー(左写真)、カウント2。ダウンカウントが数えられる。8で立つ宮口。デビルラリアット、カウント2。

デビル「もう一発行くぞー!」と叫んでファイヤーサンダーを狙う。宮口はデビルの背後に着地、スクールボーイで転がすと足を取って締め上げる(右写真)。レフェリー川崎止める。デビルギブアップか?

宮口(14分35秒 ヒールホールド)デビル

すぐにデビルのシューズを脱がせて応急処置。ようやく立ち上がったデビル。まだ興奮状態の宮口を抱きしめ、手を挙げてやる。

旧世代軍(?)、2連敗・・・・



第5試合 ダイナマイト関西 vs 天野理恵子

握手でスタート。探り合いから関西キックを繰り出す。天野はこれをかわして背後から飛びついてのスリーパー。関西はコーナーで押しつぶす。関西キック、天野かわしてヘッドバット。関西ラリアット、これもかわして低空ドロップキック。動きを止めた関西に天野は背後からフライングラリアット。関西倒れる。すかさず十字、関西ロープへ。天野は関西を場外に蹴り出すとトペスイシーダ。すぐにリングに戻るともう一発。両者リングに戻り、天野ドロップキックからジャーマン(左写真)、カウント2。もう一発、しかしこれもカウント2。

天野コーナーからダイブ、関西はそのどてっ腹にキック。関西ミドルキック連打。天野吹っ飛ぶ。関西はバックドロップからサソリ固め。腕立てで返そうとする天野だが関西は潰す。関西リリースして背中にエルボードロップ、キック。ロープにもたれる天野に走り込んでのラリアット、カウント2。さらに天野の胸板にミドルキック3連発。バックドロップはバック宙で着地。関西のローはうまくガードした天野だが、ハイキックをくらってダウン。カウント9でようやく立ち上がる。

関西スプラッシュマウンテン狙い、天野回転エビで切り返す、カウントは2。関西ラリアット、ハイキック。天野またダウン。しかし今度はカウント1で立つ。ラリアット、カバー、2。関西もう一度スプラッシュマウンテンに行こうとする、天野は尾崎流のホイップで投げ飛ばし、首刈り式飛びつき腕十字(上写真)。自ら外してもう一度十字。場所がロープに近いため、中央に引っ張ってまた十字(左写真)しかし関西はロープに。

天野、関西の腕にエルボー連打。そして再度の飛びつき腕十字。しかし関西はこれを受け止め、そのままスプラッシュマウンテンに切り返す(右写真)。カウント3。

関西(9分55秒 スプラッシュマウンテン)天野

関西が勝ってなぜか安心してしまう。変だなあ。



第6試合 福岡晶 vs 本谷香名子

何か決意を秘めたような表情の本谷、右手はバンデージで固めている。(左写真)。試合はロックアップからスタート。本谷エルボー、ロープに振ってもう一発を狙うが福岡は側転でかわす。福岡アームホイップ、本谷前方飛びつき回転エビ。福岡髪をつかんでホイップ。本谷はヘッドバットを入れて髪ホイップのお返し。本谷久々のカナバット。しかし福岡は受けず、逆に頭を振ってのひーバット。さらにぐるぐるパンチ。本谷もぐるぐるパンチで対抗。重いムードの会場をなんとか明るくしてくれる。本谷はコーナーからカナロケット。対角線上のコーナーからもう一発。

本谷は逆エビから弓矢固め(右写真)と積極的に攻める。さらに背中を攻撃してブレーンバスターホールド、カウント2。今度は逆片エビ。リリースして腰にフットスタンプ。コーナーからセントーン、カウント2。

福岡はバックドロップからも卍(左写真)で返す。5分が経過。福岡ダブルアームから足を固める名前のない技。さらにミサイルキック。福岡再度コーナーへ。本谷追うが福岡叩き落とし、ミサイルキック、これは本谷かわす。本谷バッテン投げ、カウント2。ロープに走り、セントーン2発、サマーソルトドロップ2発、さらに反転式ローリングセントーンに行こうとするが、福岡はこれを捕らえてジャーマン。ローリングクレイドルはカウント2。福岡ミサイルキック2発、カウント2。

福岡タイガードライバーの体勢、本谷踏ん張る。福岡本谷をコーナーに上げ、トップロープ上から雪崩式パワースラム(右写真)。強烈。しかしカウントは2。10分経過。

本谷立ち上がりながら福岡のボディにパンチ。福岡タイガードライバーの体勢、本谷ロープに逃げる。本谷ブレークのスキをついて顔面パンチ!福岡ダウン。ここでラ・マヒストラル、しかしカウントは2。もう一度、これも3カウント寸前で返す(左写真)。

本谷はサマーソルトドロップ、ミサイルキックからダイビングセントーン(右写真)を福岡に。そしてまたラ・マヒストラル、これも2。

本谷はフィッシャーマンバスターの体勢、福岡こらえる。本谷持ち上げてフィッシャーマンバスター!(左写真。頭ジャマだ>前の奴)すぐさま4度目のラ・マヒストラル、しかし2カウント。

本谷ここで四方のコーナーに順に上がって「決めるぞー」とアピール。???????4つ目のコーナーに上った時、蘇生した福岡が浴びせ蹴り。なんだったんだ?>アピールタイム。福岡は投げっ放しタイガードライバーからムーンサルトプレス、2カウント。福岡タイガードライバー(右写真)、これも2。15分経過。

福岡コーナーへ。本谷が立ち上がるのを待ってこのライダーキック(左写真)から余裕のラ・マヒストラルで本谷から3カウント。

福岡(15分57秒 ラ・マヒストラル)本谷

福岡リングを去る。本谷寝っ転がったままマイクをつかみ、
「福岡さん!自分は、他の団体の選手と対戦して、自分をもっともっと大きくしていきます!ですから、その時は福岡さん、また自分と対戦して下さい!」

戻ってきた福岡、
「香名子、必ず強くなって私のベルト一番に取ってみな、ね、がんばればできるよ。」


なんとも言えん後味を残し、昼夜興行終了。さっさと帰る。


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