9/19 福島国体記念体育館大会



使用したのは国体記念体育館のサブアリーナ。6時の段階で人があまりに少ないのでこれはどうなることか、矢樹効果もないのか、と思ってたら6時半にはまあまあの入り。入場式は6時33分から。久住はもちろん出ず。


第1試合 春山香代子 vs 渡辺えりか

スローなスタート。渡辺ロープに振って体当たり、カバー、カウント1。首投げからスリーパー、春山ロープエスケープ。渡辺さらに首4の字、リリースしてストンピング。春山の頭を二度ターンバックルにぶつけてボディスラム、カウント2。春山はロープに振られるが帰りざまに体当たり、みずからロープに飛んでドロップキック、カバーに行くがこれはノーカウント。すかさず逆エビ、そして逆片エビ(右写真)に。渡辺が必死にロープに手を伸ばすとキャメルクラッチにスイッチ。リリースしてコーナーに振る。串刺しドロップキックを見せるがこれは当たり弱い。ボディスラムからカバー、これもカウントは2。5分経過。

春山がロープに振る。渡辺体当たりで返す。自分から走ってさらに2発、カバー、2カウント。コーナーに振って串刺しエルボー2発。また体当たり、今度は春山こらえる。互いに気合いを入れてロープに飛ぶ。またも正面で激突、しかしこれは春山の勝ち。春山ショルダースルー。またロープに振ろうとするが、渡辺こらえて張り手。春山も張り返す。張り手合戦の後、春山がロープに飛ぶ。帰ってきたところを渡辺払い腰。ロープに振ってもう一発、カウントは2。渡辺トップロープからエルボードロップにいくが、壮絶な自爆(左写真)。

春山はバックを取って心中アトミック、そのままエビに固めるが、足の取り方が以前より工夫されている。春山フライングソーセージ2連発、カウント2。セカンドロープからのダイビングプレスも2カウント。ならば、とトップロープから。しかしこれは渡辺が足で受け止める。渡辺がエルボードロップ4連発、カウント2。セカンドロープからエルボードロップ、これも2。トップロープからのエルボーは春山かわしてまた自爆。春山はこのチャンスにセカンドロープからのミサイルキック2発。渡辺3ぎりぎりで返す。春山もう一発ミサイルキックをはさんで、最後はトップロープからのダイビングプレス、これが決まって3カウント。

春山(10分9秒 体固め)渡辺

それにしても暑い。選手は大変そうだ。



第2試合 天野理恵子 vs 佐井富子

佐井、「お願いします!」と握手。天野がまず足を取る。佐井は蹴って脱出。佐井ドロップキック3発からカバー、天野ブリッジで起き上がって逆にドロップキック、威力の差を見せ付ける。天野髪ホイップ、ボディスラム、カウント2。首投げから羽根折り固めに。佐井はロープに足を伸ばす。天野は佐井をロープに固定してポーズ。コーナーに振ると佐井は反転クロスボディ。ロープに振ってドロップキック、さらに4発連打してカバー、カウント2。上に乗り、果敢に天野にグラウンド勝負を挑む佐井(左写真)、天野はいいところを取らせず。

天野マウント取って十字に。佐井上体起こしてブロック。天野アンクルホールド、佐井ロープエスケープ。天野中央に引っ張ってアキレス腱固め、佐井ロープ。天野逆エビ固め(右写真)。さらに逆片エビに移行。5分が経過。天野リリースしてボディシザーズに。佐井ロープエスケープ。天野コーナーに振る。佐井切り返すが天野はコーナーに飛び乗って反転ミサイルキック、カウント2。天野エルボー、佐井も打ち返す。天野バック取る。佐井ヒジでブレーク、ロープに走ってクロスボディ。天野は2発目をかわすが、突っ込んで来たところを佐井はうまく一本背負いで投げる。

佐井一本背負い3連発からカバー、カウントは2。「もう一発行くぞー!」と叫んでロープに振るが天野は帰ってきざまのフライングラリアット。ロープに振ってもう一発(左写真)、カウントは2。天野は佐井をコーナーに上げる。佐井は上がってくる天野を張り手で落としてダインビングボディアタック。佐井腕ひしぎ十字固め、天野ブロック。天野ロープに振ってショルダースルー、佐井回転エビ。天野切り返してエビ、佐井もう一度切り返す。3ぎりぎりで天野返す。ありゃ、なんだか天野の動きがおかしいぞ。暑さのせいか?

佐井はショーンキャプチャー、これは天野ロープエスケープ。佐井は天野のヒザにエルボー連打。しかし天野はビクトル投げ、ちょっとスッポ抜け。佐井そのまま起き上がるが、天野は引き倒して無理矢理ヒザ十字。佐井ロープに手を伸ばす、天野中央に引っ張ってきて足首をひねる(右写真)、佐井ついにタップ。

天野(9分39秒 ヒザじん帯固め)佐井

天野がてこずった印象。佐井はやはり大物か?



第3試合 久住智子 vs 宮口知子

久住先に入場。普通に入ってきた久住だが、やはり漂わす緊張感が違う。

宮口は親指にテーピング。レフェリーが握手を命じるが宮口張り手。久住も張り返す。一旦レフェリーが分けてゴング。まずは力比べ(右写真)、これはやはり宮口の勝ち。宮口両手をつかんだままヒザ入れる。ロープに振る。久住飛び乗って反転し、フライングエルボー。そのままのしかかってスリーパー。宮口ロープ。久住はストンピングを入れてDDT。久住ロープに走って顔面キック2発。さらに倒れたままの宮口の顔面目掛けドロップキック。キャメルクラッチから十字固め、宮口起き上がり、久住を持ち上げて落とす。宮口髪ホイップから顔面ドロップキック。バックドロップで投げ、エルボーを落とす。2カウント。逆片エビ。久住ロープエスケープ。5分経過。

宮口サーフボードストレッチ。背中にストンピングを入れて、串刺しイナヅマ。もう一発を狙うが久住はコーナーに駆け上がり反転ミサイルキック。久住立ち上がり突っ込む。宮口いいタイミングでトラースキック。さらに低空イナヅマを顔面に。久住エルボー入れてダブルアームに。宮口ブロックしてかち上げエルボー。肩に担ぐがこれは久住着地し、ダブルアーム式背骨折り3連発から逆片エビ固め。リリースしても腰にストンピング。久住コーナーに。宮口すばやく起き上がってジャーマン。宮口逆にコーナーに上がりダイブするが久住は下からドロップキック迎撃。宮口がロープを背負う。久住突っ込む。宮口ショルダースルー、久住エプロンに着地。宮口ロープ越しに延髄蹴り。リング内に引き込んでジャーマン、2カウント。宮口また延髄、久住かわしてジャーマン、2カウント。宮口はオリジナルのダックアンダースープレックス(左写真)、カウント2。10分経過。

久住は宮口を場外に落としスワンダイブトペコン、そしてフェンス攻撃、フロアのマット上にDDT。宮口もお返し。久住はマット上でダブルアームスープレックスで先にリングに戻る。戻ってきた宮口の脳天目掛けてミサイルキック(右写真)、さらに後頭部にもミサイルキック入れてカバー、2カウント。

久住は宮口をコーナーに上げて雪崩式ダブルアームスープレックスを狙う。宮口はエルボースマッシュを打ち込んでコーナー上でスリーパーに取る(左写真)。宮口久住を振り落とす。そしてコーナーからダイビング延髄。もう一度コーナーに上がり肩口にニードロップ、カバー、カウント2。宮口「垂直行くぞ!」しかし久住は上げさせない。宮口ブラックバスターに移行。回転からそのまま放り投げ、カバー、2カウント。宮口再度垂直落下狙い。久住DDTに切り返す。久住バックを取ってローリングジャーマン、なんと8連発。しかしカウントは2。

みちのくドライバーの体勢、宮口抵抗。ロープに振る。カウンターキックは相打ち。宮口エルボースマッシュ2発、カウント2。15分経過。宮口延髄、カウント2。久住側頭部にエルボー打ち込んでみちのくドライバー(左写真)、形が崩れたためもう一発、片エビに取って3カウント。

久住(16分8秒 片エビ固め)宮口

心配したよりもよっぽどちゃんと試合していたんで安心。



第4試合 デビル雅美&コマンド・ボリショイ vs ダイナマイト関西&天野理恵子

先発は天野とコマンド。力比べからスタート。天野が優勢だったが、コマンド盛り返す。両者手を合わせたままヘッドバットの打ち合い。離れてキック。コマンドが天野を押さえつけてエルボースタッブ。関西が「ヒジ使うてる!」と抗議するとコマンド「ヒジはこうなんだよ!」とヒジで頭をグリグリ。コマンド首投げから首4の字。天野はかみついて脱出。関西の「連れてこい!」の命令に従って天野はコーナーにコマンドを連れ帰り、2人でキック。関西ブレーンバスター(左写真)からエルボースタッブ、スリーパー。一旦放すがロープに振ってまたスリーパー。関西エルボードロップを打って天野にタッチ。天野ストンピング入れてロープにコマンド固定。そこにエプロンからの関西のキック。天野がカバー、2カウント。コマンド下からキック、天野上から張り手。天野ロープ振る。コマンド切り返して鮮やかなアームホイップ、デビルにタッチ。デビル張り手を入れてパワーボム、天野持ち上げられるがつぶして十字固めに。デビルロープエスケープ。天野さらに腕を取る。デビル切り返し「あったま来たー!ズン前!」と予告付きズン前。観客大拍手。

デビル天野の腕をひねり上げ、コマンドに渡す。コマンドそのままロープ渡り(右写真)。コマンドブレーンバスター。さらにワキ固め、天野ロープに逃げる。デビル「下に出せ!」とコマンドに指示。コマンドが言われた通りに天野の腕をサードロープの下からエプロンに出すとデビルはそこにエルボー。コマンドリング上で腕折り。しかしコーナーに振ると天野は反転してフライグラリアット。天野もう一発、コマンドキャッチしてワキ固め。天野切り返してハーフハッチ。天野キック、コマンドキャッチしてヒザ十字。天野ロープエスケープ。コマンド、デビルにタッチ。

デビル投げっ放しパワーボム(左写真)。デビルもう一発、天野DDTに切り返す。フライングラリアット、一発でデビルを倒し、カウントは2。関西にタッチ。関西ラリアットで突っ込む、デビルかわす。コマンドが入り関西をジャーマン、天野もデビルをジャーマン。関西立ち上がってラリアット、デビルかわしてスリーパー。10分経過。コマンドタッチしてコーナーへ。ダイブするが関西はキックで迎撃。ラリアットからカバーに行くが足がロープに届く。コマンドは関西のエルボースマッシュかわしてヒザに低空ドロップキック。掌底でダウンも奪う。しかし裏投げはスプラッシュマウンテンに切り返される。コマンドもそれをエビ固めに丸め込む。コマンド突っ込む、関西バックドロップ、デビルがスゴーのカウントを妨害。

関西がコマンドをコーナーに上げて、天野が雪崩式ハーフハッチ(右写真)、カウント2。天野バック取る。関西がロープ越しにキック。天野ジャーマン、2カウント。コマンドもジャーマン返す。デビルが関西を場外に落とす。天野はコマンドに掌底をかわして飛びつき腕十字、デビルがカット。関西がコマンドを肩車。天野がコーナーに。デビルが関西を後ろから妨害、関西はコマンドをコーナーに乗せる。コマンドすぐに雪崩式フランケンシュタイナー、見事に決まって3カウント。

コマンド(16分43秒 エビ固め)天野





第5試合 キューティー鈴木、矢樹広弓(フリー)、渡辺えりか vs 福岡晶、本谷香名子、春山香代子

先発は矢樹vs本谷。ロックアップから入るがすぐにパンチ合戦。本谷、矢樹を倒してヒザ十字、矢樹は起き上がってショーンキャプチャーに行くが失敗、逆に本谷がヒザ十字に。矢樹また起き上がって足を取る。矢樹関節を断念して髪ホイップで自軍コーナーに。渡辺とキューティーがストンピング。

コーナーに固定してキューティーと矢樹がポーズ(右写真)。渡辺が入って本谷に体当たり2発。本谷は3発目をかわしてキックを入れ、春山にタッチ。春山体当たり、渡辺も返すが春山が圧倒。春山逆エビにとる。福岡も入ってキャメルクラッチで加勢。春山リリースして渡辺をロープに振る。渡辺体当たりで返し、キューティーにタッチ。キューティーは春山の手を踏みつける。すぐに矢樹にタッチ。矢樹春山をロープに振る。春山切り返してエルボー打ち込み、福岡にタッチ。福岡強烈なドロップキック。ロープに振ってカウンターキック、ミサイルキック、浴びせ蹴りと「体の大きさ」を矢樹に見せ付けるような攻撃の連続。

浴びせ蹴りからのカバーを2で返されると福岡は矢樹を卍に捕らえる(左写真)。リリースして背中にヒザを落とす。5分経過。福岡が矢樹をロープから外に出し、そこに本谷がエプロンからミドルキック。

本谷正式リングイン。矢樹をバックドロップで投げるとセントーン3連発(右写真)、カウントは2。

矢樹はスモールパッケージで転がしてアキレス腱固め(左写真)。

本谷が自軍コーナー側に脱出を図るとバックを取ってジャーマン(右写真)、カウント2。矢樹、キューティーにタッチ。矢樹とキューティー、2人で本谷にショルダータックル。キューティーはロープに振るとカウンターのジャンピングニーアタック。コーナーに振る。本谷切り返すがキューティーはコーナーに飛び乗るとダイビングラリアット。キューティーロープに振る。本谷切り返してコブラツイスト、矢樹がすぐにカットに入る。渡辺も入り、3人でロープに振ってカウンターキック。渡辺エルボードロップ、矢樹その場飛びフットスタンプ、キューティーもその場飛びフットスタンプ。

渡辺入って本谷に払い腰。2発目はキックで返す本谷。春山にタッチ。春山と渡辺体当たり合戦2回。春山はバックを取って心中アトミック、カウント2。渡辺は2発目をブロックして自らロープに飛んでの体当たり。かわづ落としで倒して矢樹にタッチ。矢樹春山に(この時「ワタナベー!」と叫んだらしいが・・・)ジャピングキック、2発目キャッチされる(左写真)。

春山は背中にエルボーを入れてコーナーに振る。矢樹は飛び乗るが福岡が押さえ、春山がそこから矢樹を捕らえて回転式心中アトミック、通称「まわってポン」(右写真)に。矢樹「まわってポン」初体験。福岡がミサイルキックで追撃。コーナーに上るがキューティーが落とす。場外戦。福岡が矢樹とキューティーを捕まえて、そこに本谷がトペを敢行するがキューティーと矢樹かわして本谷自爆。10分経過。

福岡をリングに戻し、矢樹ミサイルキック(左写真)、カウント2。矢樹が福岡をコーナーに振る。福岡は反転してボディアタック。さらにムーンサルトプレス、これはキューティーがカット。矢樹飛びつき腕十字、本谷がカット。矢樹は福岡を一本背負いで投げてキューティーにタッチ。

キューティーフルネルソン、福岡は体を沈めるがキューティーは顔面踏み付け。キューティーロープに飛ぶ。福岡帰ってきたところをパワースラム、カウント2、本谷にタッチ。本谷バッテン投げ4連発(右写真)、カウント2。

本谷コーナーに上る。矢樹が雪崩式一本背負い(左写真)で投げ落とす。キューティーがコーナーからダイビングフットスタンプ。渡辺もコーナーに。一瞬迷ったがダイビングエルボー。矢樹はダイビングフットスタンプ、キューティーカバー、カウント2。

キューティーが本谷を上げる。矢樹は福岡、渡辺は春山を押さえる。しかし本谷はキューティーを突き落としてダイビングセントーン、カウント2。フィッシャーマンズバスターはキューティーブロック。キューティーが本谷にフルネルソン。矢樹から逃れた福岡が背後からミサイルキックを打つが、キューティーかわして本谷に誤爆。キューティー改めてドラゴンスープレックス、本谷2で返す。矢樹が福岡を押さえる。キューティーコーナートップからダイビングニー(右写真)、これで3カウント。

キューティー(13分58秒 体固め)本谷

キューティー熱唱、ではなく「また福島、やぎの地元にきますので、その時は応援よろしくお願いします。」

「気配りの矢樹」は渡辺のためにロープを開けてやる。(入場時もやってた)


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