10/11 後楽園大会



珍しくほぼ時間通りに開場。試合開始前にJd'勢(信包、小杉、グレース、坂井、藪下、飯塚)が観客席に直接「Together'98」ファン投票用紙を配りに来る。
今日はサブタイトルに「一人でも多く、お客さん来てください!」とかいうのが付いた(?)こともあって非常に客入りが気になったが、開始直前では北側の階段席の両サイドがガラガラ、南側も3000円席はそこそこ入ってるものの、その下の5000円席は空席が多いなど、ちょっと厳しい状況。
12時40分、予定より10分遅れで暗転、音楽スタート。入場式に今日復帰の倉垣(左写真)、久住の姿はあるが、白鳥、李は出ず。


エキシビション(5分間) 春山香代子 vs 倉垣靖子

エキシビションながら3年ぶりに復帰の倉垣。相手は今年の新人王の春山。まずはロックアップ。基本的な動きを確認するように進む。特にバタバタしたところも見られない。さすが経験者。2分を過ぎたところで試合が動き始める。まず倉垣が新人には珍しいカナディアンバックブリーカー。締め上げて落とすと逆エビ固め。春山はハネ返すとヒッププレスを落として逆エビに。倉垣ロープエスケープ。春山ロープに振って体当たり2発、カバーはカウント2。残り試合時間は2分。倉垣ファイアマンキャリーで担ごうとするが、春山着地して心中アトミック、カウント2。春山ロープに振ろうとする。倉垣切り返し、帰って来たところを肩に担ぎ、落とす。あー、これ前にもやってたなあ。なつかしい。走ってドロップキック2発。肩に担いで今度は飛行機投げ、カウント2。残りは1分。ボディスラムを打ってコーナーに上がる。ダイビングプレス、しかし春山かわす。春山スモールパッケージ、倉垣ロープ つかむ。春山ボディスラム、フライングソーセージ2発、カバー、2でキックアウト。ここで時間切れ。

春山(5分時間切れ)倉垣

正式デビューも近いかな?15分一本とかだと今日みたいには行かないだろうけど、期待するぞ>倉垣。



第1試合 天野理恵子 vs 李由紀(フリー)

仙台では李にボコボコに蹴りを食らって負けたらしい天野、今日は雪辱のチャンス。出だしは牽制的な打撃から。天野、スキをついてバックに回り、体勢を崩してアンクルロック、李ロープ。一旦離れる。李ローキック連発。3発目で天野倒れる。李ロープに天野を振ろうとする。天野体勢入れ替えて投げっ放しジャーマン。李場外に逃げる。天野すかさずトペ、見事にヒット。天野リングに戻ってもう一発行こうとするが李がまだ立っておらず断念。李時間を取ってリングに復帰。

天野上がり際にキック。天野コーナーに振る。李切り返して振る。天野コーナーに飛び乗って反転ミサイルキック。李コーナーを背に立つ。天野突っ込む。李トラースキック。さらにヒザ蹴り連打。天野もヒザ蹴り返す。李ヒザ蹴りでダウン奪う。天野立ち上がるとハイキックからスリーパー。李が立ち上がって脱出しようとすると十字に移行(右写真)、李なんとかロープへ。天野ストンピング入れてコーナーに上る。李も追うが天野は張り手を入れて落とす。しかし李も下からキック。天野コーナー上で座り込む。李コーナーに上り雪崩式パワースラム。天野腰を強打。李ハイキック、天野かわすが李は裏蹴り、これはヒット。李回転して十字に行く。天野ロープ。李ジャーマン、天野投げられながらもワキ固めに。李も回転して脱出。李ニールキック、片エビ、カウント2。立ち上がってカカト落とし4連発。カバーは2で返す天野だが、立ち上がれず菅生レフェリーダウンカウント開始。5分経過。

8でようやく起き上がった天野、9まで待ってファイティングポーズ。李カカト落とし、天野キャッチして裏アキレス腱固めに(左写真)。李ロープエスケープ。天野飛びつき十字固め、李は上体を起こして上から掌底を入れる。天野顔面を蹴って倒し、十字完成。李ロープエスケープ。腕を押さえて立ち上がる李。天野は首刈り式の飛びつき十字に行くが、李は腕を取られたまま変形バックドロップで投げ捨てる。李ハイキック、空振り。天野もハイキック、これも空振り。天野エルボースマッシュから片エビ、カウント2。天野李をコーナーに上げ、雪崩式ハーフハッチ。カバーはカウント2。

天野コーナーに上る。李下からカカト落とし。李も上がる。天野コーナー上で体勢入れ替えて腕を取る(右写真)雪崩式十字固め、落下とほぼ同時に李タップ。

天野(8分45秒 腕ひしぎ十字固め)李





第2試合 キューティー鈴木 vs 白鳥智香子(フリー)

白鳥キツめのメイクに赤い竹刀。入って来たキューティーを睨み付ける。レフェリーのボディチェック。白鳥のニーパットからせんぬきが見つかる。いやー、レフェリーのボディチェックでほんとに凶器が見つかるとは。文句を付けるキューティー。それを白鳥が捕まえ、場外に引きずり出したところでゴング鳴る。キューティーがすぐに形勢逆転しフェンス攻撃。白鳥もフェンス攻撃で返し、イス攻撃(下写真)。リングに戻ると髪ホイップ、ブロンコバスター。そしてキャメルクラッチ。李が腕を冷やしながらリングサイドに戻ってくる。

白鳥は竹刀で反撃。李が川崎レフェリーも目を引く。Jd'でさんざやられていた裁恐軍戦法をどういう気持ちで今李はやってるのだろうか?白鳥はキューティーの髪を引っ張る。キューティー下からボディにパンチ、立ち上がって張り手。キューティー首投げ、踏みつけ。掌も踏みつける。キューティーダブルリストアームサルトを狙うが白鳥はこらえて切り返し、クロスアームスープレックス、カウント2。竹刀を使う白鳥。キューティーかいくぐってジャーマン、2カウント。キューティーミサイルキック。5分経過。

白鳥竹刀を乱打し、キューティーを再び場外に連れ出す。手には缶切り。これでキューティーの額に一撃。キューティーの額からポタポタと鮮血がフロアに。キューティーようやくリングに戻る。白鳥額にパンチ、かみつき。観衆にキューティーの流血を見せつける(右写真)。会場の反応はヒートというより「おいおい、血出させればヒールかよ?」みたいなちょっとひいた感じ。白鳥フェースバスターを打ってコーナーに上る。ミサイルキック、カウント2。白鳥DDT狙う、キューティー受けない。白鳥ランニングネックブリーカードロップ、これも受けない。白鳥張り手、キューティーかわしてジャーマン。「行くぞー」と気合いを入れるキューティーだが、白鳥はすぐに立ちあがりランニングネックブリーカードロップ。白鳥バックドロップホールド、2カウント。白鳥裏拳。キューティー場外に逃げる。なかなか立てない。李が「カウント数えろ」とアピール。川崎数え出す。6で何とかリングに戻るキューティー。白鳥ブレーンバスター、カウント2。10分経過。

白鳥キューティーをコーナーに上げる。キューティー叩き落としてダイビングフットスタンプ。キューティーフルネルソン、白鳥ブレークしてエースクラッシャー。白鳥裏拳、カバー、カウント2。李が投げ込んだ竹刀でキューティーを乱打。川崎が止めに入る。川崎の頭にヒット。キューティードラゴンスープレックス、カウントは数えられない。キューティー白鳥を場外に連れ出す。イスを投げつける。北側でなんかやってるが見えない。怒鳴り声のみ。しばししてキューティーのみ戻ってくる。李に抱えられるように戻って来た白鳥の頭からも流血。キューティー頭にパンチを入れドラゴンスープレックス、カウント2。キューティーダイビングニー、白鳥かわして裏拳(回転加わってないので裏ビンタか、せいぜい)。カバー、カウント2。コーナートップから飛んで竹刀で一撃。カバーするが川崎はカウント取らない。ならば、とラ・マヒストラル。これはカウント2。15分経過。また竹刀を振るう白鳥。キューティーこれをキャッチし、竹刀ごとフルネルソンで固めてドラゴンスープレックス。川崎はこれも「凶器使っちゃダメだろ!」とカウント取らない。これはちょっと杓子定規かも。キューティー竹刀を持ってコーナーへ。白鳥追う。キューティー竹刀で一撃してから延髄ニー(右写真)、これでフィニッシュ。

キューティー(15分55秒 体固め)白鳥

白鳥は李に抱えられて退場。しかし「これで終わり」にしたくなかったらなんかマイクアピールしていくべきだったかも。個人的には「キューティーさあん、お顔に傷つけちゃってゴメンねえ!でもしばらく写真集とか撮らないでしょ?またやってあげますよ!」とかね。(もっとヒールっぽいのでも可)



第3試合 KANAKO OCTOBER ROAD 1
本谷香名子 vs ジャガー横田(Jd')

本谷に紙テープが飛ばない。珍しいなあ。一方のジャガーには紙テープこそ飛ばないが大きな拍手。

本谷ドロップキックで先制、ジャガーを場外に落としエプロンからプランチャ。フェンスにぶつけてリングに戻り、ロープに振るがジャガーはブファドーラ。ジャガー逆にロープに振ってヒップアタック。ダブルアームスープレックスでカウント2、すぐ卍。ある程度締め上げるとスクールボーイで丸め込む。こういうスタイルはなかなか身に付かないんだろうなあ。ジャガーグラウンドヘッドロック、本谷ヘッドシザーズで返す。本谷ボディシザーズ。ジャガー切り返して逆エビから裏アキレス腱固め、本谷ロープエスケープ。本谷、ジャガーのパンチを受け止めてバッテン投げ3連発。これにどよめきが沸いた、ということはやはり今日は最近来てない客が多い?本谷ジャガーの背中にドロップキックを入れてコブラツイストへ(右写真)。

リリースしてバックドロップ。一気に引きぬくというわけにはいかず。本谷逆エビに行くがジャガー抵抗。本谷リング中央まで引っ張って来て逆エビ。そしてリバース・カンパーナに移行(左写真)。二、三度ゆすってから落とし、エルボードロップ。コーナーに上がりミサイルキック。5分経過。カバーには行かず、対角線上のコーナーに上がってもう一発ミサイルキック、2カウントでジャガー返し、すぐにスクールボーイで転がすと4の字に決める。レストホールドの入れ方もうまいよなあ。本谷必死にロープに。ジャガーすぐには放さない。セコンドに付いていた関西「反則!反則!」ジャガー放して「どこが!」関西「顔が反則なんだよ!」ジャガーヒザ十字、本谷ロープ。ジャガー中央まで引っ張ってヒザ十字。本谷またロープ。ジャガー場外に放り出す。フェンスにぶつけて場外ツームストーン。エグい。関西抗議。本谷立ち上がるが首を押さえてる。別に「ヒールです」ってやらなくてもこういうこともできるんだよなあ。

本谷リング復帰。手四つでリスタート。ヘッドバットの打ち合いはジャガーが制してもう一発ツームストーン、カウントは2。ジャガーカカト落としから3発目を狙うがこれは本谷ブロック。ジャガーフィッシャーマンバスター狙い。本谷はフィッシャーマンズスープレックスに切り返す。カウントは2。ジャガー足を取ってドラゴンスクリューからヒザ十字。本谷立ち上がって逆にヒザ十字(右写真)。このへんの技は実は本谷の方が上かも。ジャガーロープエスケープ。10分経過。

本谷キック。ジャガーキャッチ。本谷その足を軸に回転してまたヒザ十字。ジャガーロープ。本谷バック取る。ジャガーロープつかむ。本谷無理矢理ジャーマン。カバーには行かずセントーン2発、ロープ反動のローリングセントーンからダイビングセントーン、カウント2。本谷フィッシャーマンバスターに行くが、ジャガーはスモールパッケージに丸め込む。ジャガー本谷の腕を取ってクロスアームスープレックス、さらにダブルアームボム、2カウント。ジャガーコーナーに上る。ミサイルキック。本谷かわしてラ・マヒストラル、カウント2。

本谷コーナーに。ジャガー追って雪崩式ブレーンバスター。コーナーに上げてシャトルループコースター(上写真)、最後はフィッシャーマンバスター(右写真)で3カウント。

ジャガー(14分12秒 体固め)本谷

退場するジャガーにヤマモがマイクで「引退カウントダウンの中、JWPに来てくれたジャガーにもう一度大きな拍手を!」と。これ、「KANAKO OCTOBER ROAD」というよりジャガーカウントダウン特別編(他団体だからお説教はなし)だったな。



ここで休憩。階段を上っていくと、南側F列にザ・ブラディーとファング鈴木が全く普通の客として座っていたのでかえって驚いた。Jd'勢揃いだな。見渡すと入りは8割以上。かなり途中で来た人がいたようだ。なんにせよそこそこの入りでよかったよかった。休憩後のインフォメーションコーナーは春山。


第4試合 デビル雅美、宮口知子、佐井富子 vs ダイナマイト関西、コマンド・ボリショイ、渡辺えりか

なんか「4大シングル(異論あり)」から外れた人で組んだような6人タッグではあるが、JWPと言えば6人タッグ。最近はそうでもないが一時期は地方のメインはぜんぶ「デビル組vs関西組」の6人だった。そこにどう若手がからむかが楽しみだった。ということでこの試合にも期待。入場時、デビルさんはもうさほど足を引きずってはいない。(しかし入場式では包帯してたしなあ)それより佐井の肩と腕のバンデージが気になる。先発はその佐井と渡辺。ロックアップから渡辺ロープに押し込む。振って体当たり3発、カウント2。渡辺ボディシザーズ、佐井切り返して脱出。ドロップキック3連発、カウント2。佐井デビルにタッチ。デビル渡辺をコーナーに振って串刺しラリアット、渡辺かわしてエルボーアタック行くが、デビルはずんずん前に出てくる(左写真)。デビルは「終わり!」と叫んでのラリアット、コマンドと関西があわててカット。両チームチェンジ、コマンドと宮口が入る。コマンドが宮口をキャメルクラッチ、関西入ってキック。コマンド飛ぶ。カバーはデビルがカット。コマンドブレーンバスターの体勢、宮口逆にブレーンバスターで持って行く。コマンド1で返す。宮口コマンドをうまく崩してグラウンドに。しかしコマンドも切り返す。宮口が佐井に、コマンドが関西にタッチ。

佐井つっかかるが、関西はエルボー、キック、ボディスラム、エルボードロップで蹂躪。宮口カット。関西スリーパー。5分経過。デビルエプロンから「佐井ー!根性出せーーーっ!」と声を掛ける。佐井ロープエスケープ。渡辺入って関西とダブルタックル。関西は渡辺にタッチ。ストンピング入れてコーナーに振る。佐井反転クロスボディ、宮口にタッチ。宮口ド迫力のドロップキックを2連発で渡辺に。逆エビに取るが関西がカット。コマンドがコーナーで待つ。渡辺タッチ。宮口下からパンチ。その腕を取ってコマンドロープ渡り。いつものホイップではなく、そこからダイビングボディシザーズドロップという新しい形。すると関西がコーナーに上がり、宮口を渡すように指示。デビルロープ揺らす。関西「揺らすなー!」で、うまいことロープ渡り。しかしホイップは不格好。宮口佐井にタッチ。佐井関西にパンチ連発するが関西はエルボー一発で逆転、渡辺にタッチ。渡辺体当たりから逆エビ、デビルがカット。10分経過。コマンド入る。佐井スクールボーイで転がして宮口にタッチ。宮口キック。コマンドキャッチしてヒザ十字。宮口ロープ。関西入って宮口にミドルキック連打。ブレーンバスターでカウント2。コーナー振って串刺しラリアット。2発目はトラースキックで止め、イナヅマレッグラリアット、佐井を呼び込んでダブルのドロップキック、関西倒れない。関西逆に2人まとめてラリアット。渡辺にタッチ。体当たりに行くが宮口はカウンターでヒザ蹴り。肩に担ぐが渡辺回転エビに。宮口切り返す、2カウント。

コマンド後ろから捕まえる、渡辺エルボー。コーナーに振る。宮口がカウンターのエルボースマッシュ。デビル入る。ラリアットかわして渡辺バック取る。デビルコーナーに歩く。そこに関西がエプロン走ってラリアット。コマンドが渡辺に代わってジャーマン。渡辺に串刺しエルボー打たせて正式にタッチ。コマンドミサイルキック。ウラカンラナは受け止められてコーナーに乗せられるが掌底を打ち込んでダイビングボディシザーズドロップに。カウント2。コマンド裏投げ狙う。デビル切り返してチョークスラム。佐井にコーナーに上るよう指示しズン前。そこに佐井がダイビングプレス、カウント2。佐井ドロップキック3発、4発目はコマンドかわす。しかし佐井一本背負い。コマンド関西にタッチ。15分経過。関西キック連打。デビルがエルボー。佐井ミサイルキック打つ(上写真)が、効果なし。もう一発、関西動じず。デビルがラリアットで関西倒す。そこに佐井がプレス。関西はカウントが入る前に返す。関西張り手、キック。デビルがエプロンから観客に「佐井コール」要求。関西が佐井をロープに振る。あまりに速くて佐井ロープにぶつかり、戻ってこれず。しかしこれで宮口にタッチ。宮口ラリアットかわしてかち上げエルボー連打。ひょいっと関西を担ぐとブラックバスター(左写真)。なんでここまで違うんだ?

宮口コーナーに上って流星キック。ブレーンバスター狙うが関西こらえてラリアットで吹っ飛ばす。関西バックドロップ、カウントは2。スプラッシュマウンテンの体勢、デビルがカット。宮口コーナーに乗せられる。渡辺がそのコーナーに上がって宮口を突き落とすとダイビングエルボードロップ、しかし2発目はかわされる(右写真)。宮口バックを取る。渡辺が頭を下げてコマンドが宮口に掌底ヒット。渡辺が逆にバックを取る。デビルラリアット。関西キック、渡辺に誤爆。宮口カバー、関西カット。宮口ジャーマン、関西カット。デビルが宮口、佐井がコマンドを押さえる間に宮口がトプロープからのダイビングニードロップで渡辺フォール。

宮口(19分52秒 体固め)渡辺

試合後健闘を称え合うように宮口、デビルと握手を交わす関西。しかし佐井にはビンタ。不合格、ということか。

試合後、退場しようとするデビルを手助け(?)しようとした天野がなぜか突然デビルに絞められる。笑いながら「こっちこい」するデビルに対しビビって近づかない天野。大きく回り込んだところを宮口に捕まり、2人にフェンスに投げられてしまう(左写真)。いったいこれはなんだったんでしょう?



第5試合 「She is the new "J"」
福岡晶 vs 久住智子

久住が先に入場。ちょっと緊張気味?(右写真)一方福岡はつとめて明るく。普通だったら福岡応援なんだが、心情的には久住かなあ、今。

久住の方から手を出して、握手。福岡観客に手拍子要求。手四つから力比べ、福岡が勝って久住を押し込む。久住ブリッジで耐える。福岡が乗っても揺るがない。2度目、久住は足を立ててハネ返すとドロップキック。さらに顔面キック、髪ホイップで投げてもう一度ドロップキック。バックドロップに行こうとする久住。福岡はヘッドロックでねじ伏せる。福岡スリーパーからボディシザーズに。久住は体の向きを変え、ボディシザーズを放さない福岡を持ち上げ、落とす。ロープに振ってドロップキック。自らロープに走ってさらに2発、3発目は福岡かわす。福岡DDT、2カウント。福岡キャメルクラッチから変形のサーフボードストレッチで久住の背中を反らせる。5分経過。

福岡背中にストンピング。ロープに振る。久住切り返す。福岡側転でかわしドロップキック、久住もこれをかわしエプロンに出るとスワンダイブミサイルキック。もう一発ドロップキックで福岡を場外に落とすとスワンダイブプランチャ、しかしこれは福岡かわし、久住はセコンド陣に激突。リングに戻ってきたところで投げっ放しジャーマン、側転エルボー。2発目はかわしてダイビングヒッププレスで押しつぶす久住。ロープに振って風車式バックブリーカー。しかし2発目は福岡がコルバタに切り返す。久住コーナーに上る。福岡追って叩き落とす。久住はエプロンに着地して別コーナーへ。福岡追う。久住頭上を飛び越し対角線を走る。福岡後から追って浴びせ蹴り。後頭部に入る。福岡ミサイルキック2発、カバー、カウント2。福岡タイガードライバーの体勢。久住ブロックしてコーナーへ。しかし福岡は飛びつき回転エビで転がすと連続した動きで投げっ放しタイガードライバー(左写真)。

福岡ムーンサルトプレス、久住足を出す。久住福岡を起こそうとするが、福岡それより先に自分で立ちあがって浴びせ蹴り、すかさず2発目のタイガードライバー、カウント2。ムーンサルト、今度はヒット。「次は足(フットスタンプ)いくぞ」のジェスチュアからコーナーに上る福岡。久住が追ってコーナー上で捕らえ、そのまま雪崩式ジャーマン(右写真)。福岡も、そして久住も危険な落ち方。久住コーナーに上がる。しかし足がおぼつかない様子。福岡が立ち上がってくるのを待つが、なかなか立たないのでリングに降りる久住。10分経過。

久住キックを入れてジャーマンに。福岡エビに丸め込む。久住さらに切り返して再度バック取る。福岡は足を掛けてブロック。しかし久住は四つんばいの福岡の上で一旦ブリッジ、そしてまた跳ね上がって戻る勢いで一気にジャーマン(これは形容難しい)、カウントは2。さらにローリングジャーマン、5発目でモンキースペシャルに行くが体勢崩れる。もう一度ジャーマン(左写真)、カウントは3ぎりぎり。久住みちのくドライバー狙い、福岡ブロック。久住エルボー打ってスワンダイブ狙う。足滑らせてリングに降りる。福岡それを捕らえてタイガードライバー(3発目)、カウントは2.5といったところか?

福岡コーナーに上げてトップロープからパワースラム、久住2で返す。福岡ダブルアームに捕らえ、ジャンプせずに引き落とす形のタイガードライバー(右写真、4発目)、しかしカウントは2。福岡ハイキック。久住の側頭部にヒット。しかし2発目はかわしてみちのくドライバー!カウントは2。

久住コーナーに上る。福岡追う。久住体勢を入れ替えてビクトリースタードロップ、福岡もう半回転してエビに切り返すが体勢崩れる。久住福岡を抱え上げる。一旦落としそうになるが、持ちこたえて高く差し上げると2発目のタイガードライバー!(左写真) TAKA風に片エビに固めると3カウント。

久住(14分50秒 片エビ固め)福岡

久住マイク「いろいろお騒がせしましたが、これでやりたいことが見つかりました。これからも勝ち続けて行きます。」

一方の福岡は無言でリングを去る。


うーん、やはりJWPはいいなあ。ここんとこ他女子団体に続けて行ったので特にそう思う。久住も過度にヒール化することなく、ちゃんと試合したし。それにしても久住の試合でダブルアーム式背骨折りを見なかったのって久しぶり。



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