12/27 後楽園大会〜キューティー引退試合〜



キューティーのサイン会に並んだ人達を処理できず、開始が約15分遅れる。


第1試合 春山香代子&倉垣靖子 vs 渡辺えりか&佐井富子

春山、佐井のエルボースマッシュを再三ワキ固めに切り返す。佐井は反転クロスボディで形勢逆転、逆エビに。春山ロープ。佐井は春山をロープに振ってクロスボディ×2。春山は倉垣にタッチ。倉垣ドロップキック2発、しかしカウントは1。佐井はクロスボディ打って渡辺にタッチ。渡辺は倉垣をターンバックルに数回ぶつける。倉垣春山にタッチ。春山入り、倉垣とダブルタックル。倉垣首4の字。渡辺はキャメルクラッチに切り返す。5分経過。春山と渡辺、タックル合戦に行くが、3度目に双方裏をかこうとしたためタイミング合わず失笑を買う。渡辺はエルボードロップ。セカンドロープからも一発。しかしトップロープからのはかわされる。春山はトップロープからボディアタック、カウント2。倉垣にタッチ。倉垣横に流れるバックドロップ。渡辺はコーナーに振って串刺しエルボー2度。佐井にタッチ。佐井はドロップキック3連発、カウント2。倉垣逆に串刺しドロップキック。セカンドコーナーからミサイルキック、カウント2。10分経過。春山にタッチ。佐井ボディスラム打って渡辺にタッチ。渡辺回転エビ固め、春山つぶす。倉垣が入ってダブルのドロップキックに行くが渡辺かわし逆にラリアット。このへんよく覚えてない。寝てたか? 渡辺払い腰2連発、エルボードロップ。佐井はダイビングプレス、カウント2。渡辺がコーナーに振る。倉垣コーナーに飛び乗るが、渡辺は後ろから捕らえて雪崩式のかわづ落とし。トップロープに上がってダイビングプレス、2カウント。佐井にタッチ。逆さ押さえ込みの応酬。佐井がダイビングプレス、倉垣足出す。春山にタッチ。佐井はロープに振って一本背負い。春山はバックを取って心中アトミックドロップ。うう、このへんも覚えてない。春山ミサイルキックからダイビングプレス、渡辺カット。春山肩車、倉垣コーナーに上がるが渡辺押さえる。佐井も春山を高角度前方回転エビに。カウントは2。そこからなんかあって春山のスパインボム炸裂、カウント3。

春山(16分4秒 エビ固め)佐井

眠さに耐えられず。別に試合が眠さを催させるものではなかったのだが・・・・。


第2試合 白鳥智香子 vs 李由紀

まず白鳥入場。だったが、白鳥は片手にチェーンを握り締め、一気に李側の控室方向まで走っていく。李を捕獲するとチェーンパンチで殴りつける。お友達同士のシングルマッチはやはりこの路線か。しかしこの騒ぎで目が覚めた。ありがたいことだ。白鳥は李をリングサイドまで連れてくる。ここでゴング。さらにチェーンパンチ、場外ツームストン。川崎レフェリーのカウントが進む。15で白鳥が李をリングに引き上げる。李は額から流血。白鳥今度は赤竹刀を出して来て李を殴打。さらにロープに固定して傷口かきむしり。李が悲鳴を上げる。白鳥はDDT。チェーンをリングに置いてその上にDDT。次はチェーンの上にツームストン。カバーに行くが川崎レフェリーは「チェーンなしでやれよ」とカウントを取らない。白鳥は李の腕を取るとクロスアームスープレックス、そのまま腕を離さずに3連発。白鳥の「技」で会場が沸くというのも初めてかも。白鳥裏ビンタ連発、カバー、カウント2。また場外へ。5分経過。今度は手にチェーンを巻いて裏ビンタ。川崎レフェリーが注意すると白鳥は川崎にもビンタ。そのスキに李が立ち上がり、ハイキック。しかし打った李ももんどり打って倒れる。白鳥頭を押さえながらも銀竹刀を取り出し李に襲いかかる。李はかわしてキック。銀竹刀を取り上げ折ってしまう。李カカト落とし連発。「よくもやったなー」と叫んでさらにカカト落とし連発、カウント2。李ハイキック、白鳥かわして裏ビンタ。李トラースキック2発、ハイキック、首筋にヒット。カカト落とし5連発。引きずり起こしてもう2発からフォール、3カウント。

李(8分27秒 片エビ固め)白鳥

福岡がリングサイドに。「白鳥!お前ウチに来てなんか進歩したことあるか? こんなもん使ってたら来年先ないぞ!」と言って赤竹刀も折ってしまう。

今日は「悪い試合」ではなかったがなあ。もう根本から変えないとJWPマットでは受け入れられないということか? しかし自分で自分をプロデュースしなきゃいけないフリーにそういうことを要求しても・・・・・難しい。


第3試合 スペル・デルフィン&愚乱・浪花 vs フレッチャセグンド&流星一郎

突如「あの音楽」と共にリレー少年がJWPの会場に。リング周りを一周して去って行ったリレー少年だが、どうも中身は倉垣のようである。

デルフィンのオーバーマスクはJWPロゴをかたどったもの。

さらにそれをぬぐと、顔の右に「キューティー」、左に「フォーエバー」の文字。

試合内容はネタ満載で、「久々に見ると面白かった」(超手抜き)。最後は浪花の旋回式ライガーボム。

浪花(19分17秒 エビ固め)フレッチャ


第4試合 キューティー鈴木引退試合
キューティー鈴木、デビル雅美、福岡晶、コマンド・ボリショイ vs 久住智子、宮口知子、天野理恵子、本谷香名子

構える6年組。どの目も赤くなっているように見える。

入場すると、頭をコーナーマットに押し付け、最後のコールを待つキューティー(左写真)。

最後のタッグパートナー達を見やる表情は優しい。

先発はキューティーと、志願の久住。長いにらみ合いからロックアップ。久住が前蹴り入れるがキューティーはエルボーで対抗。キューティーカバー、久住はブリッジで起き上がると自らロープに走って鋭いドロップキック。もう一発、カバー、キューティー1で返す。本谷がタッチを要求する。久住しぶしぶ応じる。本谷は手四つでスタート。キューティーロープに振ってジャンピングニーアタック。キューティースペシャル。本谷も不完全ながらキューティースペシャルで返す。この技、引き継がれるか?本谷コーナーからミサイルキック、キューティーかわしてコマンドにタッチ。

コマンドはキックからアームホイップ。本谷はブレーンバスターホールド、天野にタッチ。コマンドと天野が張り手合戦。コマンドはフェースクラッシャーで叩き付けてデビルにタッチ。デビルはコーナーに振ってビッグブーツ。ズン前で投げると天野はコーナーに逃げ帰って宮口にタッチ。デビルラリアット。宮口受けながらもデビルをロープ際に誘い込む。久住も足を引っ張って場外戦スタート。8人全員が場外へ。キューティーは天野をひきずって北側観客席に。「微笑みながら相手にイスをぶつける女」ぶりを見せると観客に拍手を要請(右写真)。

いつの間にか福岡と久住がリングに戻って試合を再開(キューティーに気を取られていた。当たり前だが)。両者コーナーで髪のつかみ合い(左写真)。特別レフェリーの関西が止めに入ると「こいつが先にやったからだよー」と福岡。このチーム同士の争いはまだ熱いようだ。5分経過。デビルも手を出そうとする。関西レフェリーが力でこれを排除。福岡が久住を卍に捕らえ、キューティーにタッチ。

キューティーは久住の背中にダイビングフットスタンプを落としてから逆片エビ固め。天野がカットに入る。コマンド、宮口がこれに連なるが関西はブレークを命じる。しかしキューティーはしつこく絞り上げる。久住ようやくロープへ。キューティーバックドロップ。コマンドにタッチ。コマンド裏投げ2発。天野がカット。コマンド久住をコーナーに振る。久住は反転ミサイルキックで宮口にタッチ。宮口がコマンドをコーナーに振る。久住がドロップキック、宮口がイナヅマ、天野がエルボー、本谷がドロップキック(?)の串刺し4連発。天野と宮口がコマンドをロープに振るがコマンドはトペ・レベルサで返す。コマンドは福岡にタッチ。天野も正式リングインするといきなりのビクトル投げ。空いた右足には久住がヒザ十字。宮口は首4の字。本谷は何するかと思ったら福岡の腹の上でステップ。うーん、いい感じだ。やっぱキューティーの後がまは本谷だな。関西がブレークさせる。天野は本谷にタッチ。

本谷ドロップキック。福岡をロープに固定するとまた4人で顔面踏み付け(左写真)。本谷はロープで腕を攻めるとホイップして十字。キューティーとコマンドがカット。

デビル入る。本谷をコーナーに振る。串刺しの攻撃をかわしてキックを繰り出すが、デビルはこれをキャッチして張り手一閃。10分経過。デビルが本谷をパワーボムしようとするが、背後から久住がスワンダイブミサイルキックでカット。そこに本谷はセントーン3連発。4発目のローリングセントーンを狙ってロープに飛び乗ったところをコマンドが場外に落とす。

6年組の他の3人も次々に落とされる。そこにデビルはコマンド(左写真)、福岡、キューティーを次々に投げつけてリング上で筋肉ポーズ。本谷を戻し、デビルがパワーボム、3人でカット。キューティーにタッチ。本谷バッテン投げを狙うがキューティー強引にリバースする。頭から落ちる本谷。すごい音がする。キューティーコーナーに上る。本谷すぐに起き上がり、コーナー倒立式雪崩フランケン、カウントは2。宮口にタッチ。

キューティーをかついで回転に入ろうとするがキューティーは着地。しかしそこに天野のダイビングラリアット。改めて宮口がキューティーをぶん回す。超高速回転。宮口自身もよろけて2人で倒れ込む。宮口なりの「惜別の思い」って奴だろうか?キューティーの足がロープにかかり、フォールは免れる。宮口ボディスラムからダイビングプレス、キューティー足を出す。キューティーは宮口をひきずってコーナーに戻ろうとする(右写真)、宮口バック取ってジャーマン狙うがキューティー切り返してドラゴン、カウント2。福岡にタッチ。福岡ミサイルキックを宮口の脳天に突き刺す。しかし宮口も起き上がるとカチ上げ式エルボー3連発。カバーはキューティーがカット。久住が入り福岡にミサイルキック、カウント2。福岡は顔面パンチを入れる。コーナーに振る。久住反転ミサイルキック、福岡は下からドロップキックで迎撃。福岡浴びせ蹴りからカバー、2カウント。

福岡予告付きタイガードライバー。久住切り返す。久住がタイガードライバーで福岡を持ち上げようとしてところにコマンドが掌底でカット。福岡がコマンドを肩車、コマンドはミステリオ・ラナの要領で半回転して久住の上に落下。続いて福岡がムーンサルト、宮口カット。15分経過。コマンド掌底、久住かわしてジャーマン。天野がコマンドを三角絞めに決め、そこに久住がスワンダイブ式フットスタンプ落とす。久住ジャーマン打って天野にタッチ。コマンドは入ってきたところをワキ固め、天野ロープ。コマンドコーナーに振る。天野コーナー駆け上がる。キューティーがエプロンから押さえ、コマンドが追う。宮口が後方からコマンドを捕らえて肩車の体勢。そこに天野がダイビングラリアット。天野首刈り十字固め、デビルカット。天野コーナーに上る。コマンド下から掌底入れて雪崩式裏投げ(左写真)、久住がカット。

デビルが入ってどんぐり予告。しかし天野は2発目をDDTに切り返す。デビルにも首刈り十字、キューティーがカット。もう一度、今度はコマンドがカット。コマンド裏投げ。デビルはパワーボム。しかし天野はデビルの腕を取って十字に。コマンドがカット。本谷にタッチ。本谷ダイビングセントーン、デビルかわし自爆。デビルカカト落とし、ズン前。そこにコマンド、福岡、キューティー(右写真)の順でダイビングフットスタンプ。福岡がカバー、宮口がカット。天野、宮口がデビルに連続エルボー。しかし本谷のパンチはかわしてラリアット。キューティー入りドラゴン、宮口カット。20分経過。

キューティーが本谷をコーナーに上げる。他の3人はカットに入れないよう宮口、久住、天野を押さえる。キューティーが上がる。本谷叩き落としてダイビングセントーン、すかさずラ・マヒストラル、カウントは2。デビルがカカト落とし。キューティーコーナーに。宮口が雪崩式ブラックバスターでキューティーを投げる。本谷フィッシャーマンバスター(左写真)、福岡カット。福岡はドロップキックで久住と天野を同時に場外に落とす。だんだんお膳立てが整ってきた。コマンドが本谷に掌底、キューティーがカバー、これは自力で返す本谷。ドラゴンスープレックス、宮口なんとかカット。

デビルがコーナーに腰掛け、その肩の上からキューティーが超高角度ダイビングフットスタンプ(右写真)、これも宮口がカット。キューティーもう一度ドラゴン、今度は久住がカット。すでに6年組の3人もタッチロープは握らず、カットに入るためにリングに半分入ってる状態。

キューティーがコーナーから延髄ニー(左写真)、これも久住がカット。これではいつまで経っても終わらない。そりゃあキューティーの試合をちょっとでも長く見ていたいが、これでは本谷の身が危険だ。

そこに関西。本谷を通天閣で担ぎ上げる。キューティーダイブするがラリアットはちょっとハンパに。再度トライ。他の3人はカットを防ぐ。関西の通天閣とキューティーのニーアタックが合体(右写真)、サブレフェリーの川崎がマットを3つ叩く。

キューティー(23分44秒 片エビ固め)本谷


キューティー鈴木引退セレモニー

関係者、マスコミからの記念品・花束贈呈、OG(大沢、斎藤、外山、奥津、矢樹)¢シ団体選手(小倉、貴子)からの花束贈呈に続き、JWP恒例選手による一輪挿しの贈呈。この時の音楽はいつもの「Dearest Days」ではなく洋楽。「Dearest Days」だったら泣いてただろうな。矢樹や奥津の引退式思い出して(あ、2人とも戻って来たか)。この時はもう天野は笑顔(左写真)であったが・・・・

久住はまだ泣いていた(右写真)。

プロフィル紹介(高柳アナか?)、キューティーからのメッセージ。セレモニーは順調に進む。もう時は戻らない。
「12年間、応援ありがとうございました。12年間幸せなレスラーを送らせていただいたことを、素晴らしい先輩、同期、後輩、ファン、そしてマスコミ、両親に感謝したいと思います。私はJWPがすごい好きです。これからも、形は変わりますがJWPを応援していきます。みなさんも応援よろしくお願いします。」

そして10カウントゴング、場内に灯りが戻った時、投げ入れられる白の紙テープ。それを分けるようにして胴上げ(左写真)。元気なキューティーに対しては3回目に落とす、という荒いやり方。

デビルと関西がキューティーを肩車してリングから観客に手を振るキューティー。

そして、リングに、さよなら。


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