2/28 後楽園大会



11時55分ちょっと遅れて開場、相変わらず売店には凄い人の量だが、ホール内に入るとやっぱり6、7割。逆に言うと、地方は知らず、後楽園に関してはキューティーが引退したといっても客が減るわけじゃあないし、福岡の「最後の防衛戦」だと言ってもさほど増えるわけでもないということ。バルコニーから張られた横断幕は急な改名のせいで、変わらなかったデビル、福岡、コマンド、白鳥、関西のが計6枚あるのみ。垂れ幕作るような濃いファンには事前に知らせてもよかったんじゃあないかなあ、とすら思う。12時40分暗転・入場式。入場式にはネオレディースの2人は参加するがフリーの2人は参加しない。


第1試合 春山香代子 vs アキュート冴

冴、春山共に新テーマで入場。まずは手四つからスタート(右写真)と見せかけて春山がボディにヒザ蹴りを入れる。ロープに振る。春山タイミング合わずに戸惑う。この辺は改善事項だよな。もう一度振ってショルダータックル、しかし弱い。春山自らロープに飛んでタックル、これはいつもの威力。春山ロープに振る。冴ドロップキックで返す。冴2発目狙う、春山かわしてストンピング入れる。冴立ち上がって張り手。その何発目かをキャッチした春山、その手をとってコーナー飛び乗りホイップ。コーナーで踏みつけて「拍手ー!」春山首投げから首4の字。冴ロープ。春山コーナーに振る。冴切り返して串刺しドロップキック2発。冴ボディスラムからカバー、カウント2。首投げからスリーパー。春山ロープ。冴逃がさず首4の字に。春山これもロープに逃げる。冴ロープに振ってドロップキック2発。走ってヤクザキック。冴張り手、春山かわしてバック取ると心中アトミック、カウント2。春山バックドロップから逆エビ固め。山本代表本部席離れてリングサイドに。5分経過。

春山逆片エビに移行、冴ロープに逃げる。春山立たせてロープに振る。冴切り返してカウンターキックに行くが冴の方が尻餅ついてしまう。春山ロープに走る。冴カニばさみで倒し、背中にストンピング入れるとロープに走ってフットスタンプ2発。逆片エビに取るが春山ロープに。冴コーナーに上がって春山の腰目掛けてミサイルキック。セカンドコーナーからフットスタンプ入れてまた逆片エビ。春山ロープ。冴ボディスラムからボディシザーズ。春山ロープ。冴コーナーに振る。春山切り返して串刺しドロップキック。ボディスラムは2カウント。春山またコーナーに振る。冴反転して回転エビ、春山ヒッププレスでつぶそうとするが冴かわす。冴ロープに振る。春山切り返してバック取る。冴持ち上げられながらもエビ固めに丸める、カウント2。冴エルボー、キック。エビ固めの応酬は2カウントずつ。春山ボディスラムからフライングソーセージ、カウント2。リングサイドの山本代表が「冴気合い入れろ!」と檄を飛ばす。セカンドコーナーからプレス、カウント2。コーナートップからプレス(左写真)、これは冴かわす。春山突っ込む、冴一本背負い。計3発。10分経過。

冴バックドロップ狙い、春山ヘッドロックでつぶす。冴ロープ。春山コーナーに振る。冴コーナーの反動で肩車の形になり、反転して回転エビ、カウント2。冴突っ込む。春山抱え上げてスパインボムのような形で叩き付ける(右写真)、カウント2。春山ロープに振る。エルボーは弱い。しかしすぐに心中アトミック、カウント2。春山バック取って持ち上げる。冴エビに丸めようとするが春山強引に持ち上げて心中アトミック、これも2。春山ボディスラム、カウント2。冴は2発目をウラカン・ラナに、しかしカウントは2。冴コーナーに上ってダイビングフットスタンプ、カウント2。冴また上る。春山張り手打って落とし、逆に自分が上ってミサイルキック。カウント2。春山がコーナーに振る。冴反転してボディアタック、春山受け止めるとスパインボム、冴2で返す。春山トップロープからダイビングプレス、これも2で返す。春山コーナーに上る。立ち上がった冴の後頭部にミサイルキック、これは返せず3カウント。

春山(14分37秒 片エビ固め)冴


第2試合 輝優優&李由紀 vs 橋本真弥&白鳥智香子

今日も鉢巻きをしての入場の橋本(左写真)、テーマはやっぱり「Welcome to The Pleasure Dome」+「新人選手のテーマ」。しかし「つなぎ」がよくないね、これ。さらにはご丁寧なことにリング下で橋本真也がよくやる気合い入れるポーズしてからリングイン。

李&輝、握手と見せかけて奇襲。しかし連係が乱れ、逆に輝が捕まって白鳥&橋本のダブルタックルを食らう。そのまま橋本が残り、輝にストンピング、さらにロープに振ってタックル。橋本ロープに走る。エプロンから李が捕まえる。ロープに固定されて顔踏みつけられる橋本。李がリングイン。トラースキックからカバー、カウント2。サッカーボールキックからカバー、これも2。李ヘッドロック、橋本ロープ。李フェースクローかけながら橋本の体を反らせ、ジャイアントバックブリーカーのような体勢に持って行く。リリースしてカバー、カウント2。輝にタッチ。ダブルでタックル、輝がカバー、カウント1。輝首4の字、橋本レッグロックに切り返す。さらにキャメルクラッチに移行すると白鳥が入って胸にキック入れる。李も入り、橋本の後頭部にキック入れてカット。橋本逆さ押さえ込みに行くが輝の肩が浮いてノーカウント。橋本は白鳥にタッチ。

白鳥と輝、手四つでスタート。力では輝が優勢。輝はコーナーに振ってヒザ蹴りを顔面に。DDT2発打って逆エビ。輝は逆片エビに切り換えて自軍コーナーに持って行き、李にタッチ。5分経過。李も逆片エビ固めで続く。李は弓矢固めに移行、輝が入って顔面に蹴り入れる。李リリースしてロープに振る。白鳥が逆にドロップキックで逆転。白鳥DDT、顔面ヒザ蹴り。李もやり返す。ロープに振ってミドルキック、さらにトラースキック。李は白鳥の手を踏みつける。ジャンプしての踏み付けは白鳥かわして、李を転ばせて橋本にタッチ。橋本は李を3度ターンバックルにぶつけてからスリーパー。李ロープ。橋本首4の字。橋本リリースしてコーナー振る。李コーナーに飛び乗ってトペ・レベルサ、しかし橋本が接近しすぎたため中途半端な形に。李は輝にタッチ。輝ロープに振る。橋本かわしてスクールボーイ、カウント2。首投げ打って白鳥にタッチ。輝トラースキック。白鳥もヤクザキックで応戦。これで熱くなったか輝はキチンシンク、顔面ヒザ蹴りを連打(左写真)。

李も入り、ダブルでロープに振ってのミドルキック、ダブルのフェースクラッシャー、ダブルでバックドロップ、李がカバー、カウント2。李が肩車。輝はコーナーに上がる。白鳥肩車は降りるが輝は構わずボディアタックで押しつぶす。李がカバー、カウント2。10分経過。李がロープに走る。橋本がエプロンから足を引っ張ってこかす。白鳥はジャパニーズレッグロールクラッチ、カウント2。橋本にタッチ。橋本タックル、李のハイキックかわして払い腰。2発目は李が切り返してバックドロップに持って行くが橋本は体をひねって押しつぶす。橋本コーナーに振る。李は突っ込んでくる橋本にカウンターのトラースキック。李コーナーに上る。橋本追って雪崩式の払い腰(右写真)。白鳥がタッチを要求、橋本これに応えようとするが李がキックで止める。逆に李が橋本を自軍コーナーに連れてボディスラム、輝にタッチ。輝はダイビングボディプレス、カウント2。

輝が橋本を肩に担ぐ。白鳥入ってキック。しかし輝は橋本を肩に担いだまま足を出して白鳥に応戦。さすがにそのまま投げることはできず、一旦橋本を下ろして、エプロンに戻った白鳥にカチ上げエルボー。白鳥場外転落。輝コーナーに上ってミサイルキック。再度コーナーに。白鳥が上がって来てこれを押さえる。橋本もコーナーに上り、雪崩式かわづ落とし。しかし輝はすぐに橋本をかついでブラックバスター狙い。橋本回転エビに切り返す。輝が逆にエビ固めに(くり返し)、いずれもカウントは2。白鳥にタッチ、白鳥ミサイルキック2連発。ロープに飛んでジャンピングDDT、カウント2。白鳥バック取る。輝切り返して持ち上げる。白鳥エビに丸め込もうとするが、輝はそれを持ち上げて(左写真)、なんとアルゼンチンバックブリーカーに。回転してぶん投げる輝優優。凄いパワーだ。輝垂直落下式ブレーンバスター狙い、白鳥抵抗して裏ビンタ。輝かわしてカチ上げエルボー2発。15分経過。

輝がコーナーに上り、白鳥が立ち上がると流星キック(右写真)。カバーは橋本がカット。輝だるまジャーマン、カウント2。李にタッチ。李ハイキックはかわされるが逆回し蹴りが白鳥の後頭部にヒット。李、ジャガー式バックドロップ狙う。橋本が妨害。白鳥裏ビンタ入れてコーナーに。輝が下からエルボー。

李もコーナーに上り、雪崩式パワースラム(左写真)、カウント2。李「カカトだ!」と宣言。しかし白鳥がすぐ立ちあがって裏ビンタからクロスアームスープレックス、李の肩が付いておらずノーカウント。白鳥ならば、とそのままグリップ放さずに起き上がりロコモーション式でクロスアームスープレックス3連発、輝がカット。白鳥だるまジャーマン狙う。輝が後ろから延髄蹴りでカット。

李はカカト落とし2連発。カバーは橋本がカット。輝が橋本をコーナーに振って突っ込む。橋本かわして両者場外へ。そのスキに李のジャガー式バックドロップをブロックした白鳥が裏ビンタからラ・マヒストラルで3カウント。

白鳥(18分3秒 ラ・マヒストラル)李

いや、よかった。思ったより盛り上がった。


第3試合 美咲華菜&倉垣翼 vs 田村欣子&仲村由佳(ネオレディース)

仲村はJWP初参戦?

カナちゃん、「もろキュー」状態。

よっちゃん久々に見たけどなんか下田入ってないかい?

先発は倉垣と仲村。ロックアップ、倉垣ロープに押し込んでエルボー。ロープに振る。仲村エルボーかわしてドロップキック。走ってもう一発、倉垣スカして逆にドロップキック。腕取って美咲にタッチ。美咲腕折り、ドロップキック。ワキ固めはロープ。倉垣がコーナーからエルボーを仲村の腕に落とす。美咲はロープを使って腕攻め(右写真)。首投げから両腕をチキンウィングに固める美咲。仲村は足でロープエスケープ。仲村張り手、ドロップキック打って田村にタッチ。田村ダブルで振ってクローズライン。さらにダブルドロップキック。首投げからスリーパー、美咲すぐ切り返してネックロックからDDT。コーナー上ってミサイルキック。カウント2。田村バック取ってスリーパー。美咲場外に逃げる。5分経過。

田村が美咲をフェンスにぶつける一方で、仲村はなんと倉垣にイス攻撃。なんちゅう新人(頼もしい)。田村は美咲をリング内に戻す。仲村は倉垣に場外ボディスラム。田村ドロップキック連打。美咲はロープワークを切り返してコブラツイストに取るが、絞った後倉垣にタッチ。打ち所でも悪かったのか、その後場外で休む美咲。倉垣は田村にドロップキック、ミサイルキック連発、カウントは2。首投げからスリーパーに取るが、田村は切り返してキャメルクラッチに。美咲がカットに入ると田村は美咲をヒザ十字に捕らえる。倉垣が起きて田村にストンピング、2人でロープに振ってダブルタックル。倉垣カバー、カウント2。倉垣田村を連れて美咲にタッチ。美咲髪ホイップから顔面キック。コーナーに振る。田村反転して回転エビ、カウント2。田村は仲村にタッチ。美咲は仲村にも髪ホイップからドロップキック。美咲リバーススープレックスからセントーン(左写真)3連発。10分経過。

倉垣にタッチ。倉垣はカナディアンバックブリーカー(右写真)から投げ捨てて逆エビ固め(下写真)に。仲村ロープ。倉垣ロープに振る。仲村よろける。倉垣が再度担ぎ上げると仲村着地して、自らロープに走ってドロップキック。三味線だったのか?

仲村木の下投げ打って田村にタッチ。倉垣ドロップキック、田村受け流してコーナーに振り、突進してヒザ蹴り。コーナーからミサイルキック2発、カウント2。ダブルリストアームサルトは美咲がカット。田村が倉垣のバックを取る。美咲が入って田村にジャーマン。

倉垣は美咲にタッチ。美咲は田村をロープに振ってキューティースペシャル(右写真)。美咲コーナーへ。田村追う。美咲田村を蹴落としてローリングセントーン、カウント2。美咲再度コーナーへ。仲村止める。田村追う。美咲蹴落としてダイビングセントーン、しかし今度はかわされて自爆。田村ジャーマン打ってコーナーからダイビングプレス、美咲足を立てる。

美咲が田村、倉垣が仲村を場外に落とす。倉垣がコーナーからプランチャ・スイシーダに行く(左写真)が、田村と仲村は逃げる。すると美咲が素早くリング内を走り、逃げた先目掛けてトペ・スイシーダ!これは素晴らしい。美咲、田村をリングに上げてバッテン投げ、カウント2。フィッシャーマンバスターは田村にブロックされる。倉垣がミサイルキックでサポートしようとするが、田村にかわされ誤爆。15分経過。

田村ジャーマン、2カウント。田村は美咲をコーナーに上げ、雪崩式ダブルリストアームサルト(右写真)、さらにリング内でダブルリストアームサルト、美咲2で返す。仲村がコーナーに上ってタッチ要求。田村応じる。仲村ミサイルキック、美咲起き上がってキック、倉垣にタッチ。

倉垣が仲村をコーナーに上げて自分も上る。田村入って後ろからジャーマン。仲村がコーナーへ。田村雪崩式ブレーンバスターの要領で仲村を投げ捨てると、ちょうど回転ギロチンのような形で仲村の足が倉垣の首に。しかし、これ意図したもんかなあ?どこにどう落ちるかわからん技は危なくてしょうがない。カバーは美咲がカット。仲村ミサイルキック、倉垣かわして逆にミサイルキック、カウント2。田村と美咲が場外。倉垣ボディスラムからダイビングプレス、これも2。美咲と倉垣が同じコーナーからダブルミサイルキック(左写真)、カウント2で田村がカット。

倉垣、仲村をコーナーに上げて雪崩式バックドロップ狙う。仲村が空中で身を翻して(右写真)押しつぶすが、倉垣がうまく反転させて上に乗り、片エビ固めで3カウント。

倉垣(18分43秒 片エビ固め)仲村

美咲マイク。「田村さん、仲村さん、今日はありがとうございました。これから、私たち若い世代でJとネオの新しい時代を作っていきましょう。」

田村も握手に応じる。


ここで休憩。休憩後のインフォメーションのコーナーに続き、売店のテーブルにかけられている、選手の落書き満載(その価値はかなりなファンしかわかるまい)のテーブルクロスがオークションにかけられる。100円からスタートしたものの、あっという間に値段は上がり、12000円で一瞬止まる。これで落札か?ん?なんか「12000円」と言った人間があわててるぞ。幸い(?)値段はさらに上がり、結局20000円で落札。その収益は「新しいテーブルクロスを買います」だそうである。


第4試合 コマンド・ボリショイ&カルロス天野 vs デビル雅美&ダイナマイト・関西

先にデビル、関西入場。関西は本格復帰戦とあってか入場コスチュームも新調(左写真)。コマンド・天野組の入場時には正式に「関節兄弟入場」とのコールが。

先発は天野とデビル。デビルにじり寄る。天野入っていけない。キックで威嚇するが、デビルは「何だそれ?」といった表情。デビル手四つに誘っておいて、天野を捕らえるといきなりのズン。ストンピング入れてコーナーに振る。天野反転してフライングラリアット、デビルかわしてストンピング、関西にタッチ。デビル・関西ダブルのクローズライン。関西ブレーンバスター、カウント2。関西スリーパー、天野外せず。

デビルが天野を場外に連れ出す。場外でデビルが振って関西がラリアット。デビル天野を戻してキャメルクラッチ、そこに関西がナルシストキック(左写真)、デビルはそれを受けて吊り天井。コマンドがカット。デビルはコマンドを呼び入れ、ズン前。デビル腕折り、関西もロープでアームブリーカー。コマンドをコーナーに詰めてデビルがキック、関西に当たったかなんかして一瞬笑い起こる。関西にタッチ。

関西ローキック、ミドルキック連打。しかしハイキックはコマンドがキャッチしてヒザ十字(右写真)に。5分経過、関西ロープエスケープ。コマンドエルボー、関西もエルボーで返す、コマンド吹っ飛ぶ。関西キック入れてロープに振る。ラリアットをかわしてコマンドはウラカン・ラナに。関西振り落とす。

関西ラリアットからバックドロップ狙い。コマンドブロックしてビクトル投げに(左写真)。関西ロープ。関西コーナーに振って串刺しラリアット。デビルも入って串刺しラリアット。ダブルで振ってクローズライン、コマンドスラインディングでかわす。天野も入り、コマンドが関西に、天野がデビルにワキ固め。天野正式リングイン、関西に腕折り、キック。関西捕まえてバックドロップ。天野もコマンドのようにビクトル投げに切り返そうとするが失敗、投げられてしまう。カウントは2。関西はデビルにタッチ。

デビルのパワーボムを天野がDDTに切り返す。しかし首刈り十字はデビルにかわされる。天野後方回転エビ固め、カウント2。天野走ってラリアット、2発目をデビルはチョークスラムに切って取る(右写真)。

デビルもう一発チョークスラム狙い、天野は飛びつき十字に切り返す。デビル一旦上体を起こして押え込むが天野がまたハネ返して極まりかける(左写真)。そこに関西のカット。10分経過。

デビルコーナーにもたれかかる。天野はコーナーに上って十字を狙う。デビル振り払う。しかしコマンドも同じように十字に(右写真)。今度は入る。さらに天野がコーナートップからデビルの腕目掛けてダイビングフットスタンプ。天野首刈り十字、しかしこれはボムに切り返される。2カウント。デビルパワーボム、天野抵抗して自軍コーナーまで押し込む。コマンドにタッチ。

コマンド掌底、飛びついて前方回転エビ、カウント2。コマンド、ミステリオ・ラナに行くが、デビルはこれをライガーボムに切り返す(左写真)。天野がカット。関西入る。スプラッシュマウンテンの体勢に。天野が妨害。コマンド着地するが関西はバックドロップ、天野カット。天野がコマンドを抱え上げてパワーボムのように関西の上に落とす。

コマンドコーナーに上る。関西下からキック(右写真)。天野にもキック、コマンドにももう一発。

関西スプラッシュマウンテン(左写真)、天野がカット。デビルが天野を場外に落としてコーナーへ。
天野はデビルを落として関西にもミサイルキック(右写真)。コマンドタッチしようとするが、関西バックドロップで投げる。そこにデビルのローリングセントーン、これは決まった。関西がカバー、天野がカット。デビルがリングイン。パワーボムとスプラッシュマウンテンの競演は両方ともウラカン・ラナに切り返される。15分経過。

コマンドはデビルを捕らえてセンセイ固めU(左写真)、関西カット。

デビルが逆にデビロック(右写真)。天野がカット。

天野2発エルボー、コマンド掌底(左写真)、エビに固める、カウント2。

コマンドムーンサルトプレス(右写真)。天野は場外に関西を落とし、トペ。

コマンド走り込んで掌底、そのままのしかかるようにフォール(左写真)、これも2で返す。

コマンド三発目の掌底、デビルはそれより先にコマンドを抱えて肩に乗せると必殺ファイヤーバレー(右写真)、これには3カウント。

デビル(17分3秒 片エビ固め)コマンド

天野がいつのまにかマイクを手にしている。
「なんで負けなきゃいけないんだよー!自分が不甲斐ないよ!もう一回やらせろ!」
「ベルト懸けて、やるって言ってんだよ!」


これに対し関西は「自信あんのか?お前、自信あんのか?」天野無言。コマンドがマイクを取って、

「デビルさん、関西さん、私たちのベルトに挑戦して来てください。」

しかし関西、「デビルさんと組む気はない。挑戦する必要はない。」
デビルもノーマイクで「アタシも組まないよ。」

関西、「今オレは、自分で自分のやりたいこと考えてるから。」

そこになんと倉垣が飛び込んで来て、「関西さん、私と組んでください!」

あちゃー、流行の「自己主張」ですか?

デビルの方には輝優優と白鳥が近づき、この2人の間でもみ合いが起こる。さらに李も関西の方に近づき、倉垣とモメる。大御所2人のパートナーの座争い?ゴチャゴチャした場を収拾するようにデビルが、
「チャンピオンなら、挑戦者の言うこと聞けや。プライド持てや。」

「挑戦してください」じゃなくて、出て来た挑戦者を退けてみろ、ということかな?

コマンド、「こっちだって、引きずり出して見せます。」

決まった流れをリング上で説明されるのもアレだが、混乱したまま見せられるのも気分よくないなあ。今日は試合からそのまんまの流れではあったけど。


第5試合 JWP認定無差別級選手権試合
福岡晶(王者)vs 日向あずみ(挑戦者)

先に入場の挑戦者・日向、目を閉じて王者・福岡の入場を待つ。

王者・福岡からベルトの返還。このベルトが戻る先は・・・・・・?

いつもより長い握手(左写真)の後、ゴング。

両者見合う(右写真)。どちらも先に動こうとしない。

福岡、手四つに誘うと見せかけて胴タックルに行く。日向これを切る。福岡日向のバックを取る。日向切り返してスリーパー、さらにネックロックに(左写真)。早くも福岡の首を攻めに出たか。福岡首を抜く。日向はボディシザーズで締め続ける。

福岡はヒジを使ってブレークし、レッグロックに。日向またスリーパー。福岡さらに締め上げる。日向ロープエスケープ。福岡首を気にする(右写真)。

福岡振り払って立ち上がると足にギロチンを落としてまたレッグロック。日向は福岡の頭にエルボースタッブを入れて脱出。再度見合う両者(左写真)。今度は互いの手を取って引き合う。福岡ヘッドバット入れる。ロープに振る。日向スワンダイブを狙ってエプロンに出る。福岡派それを察知して日向を場外に蹴り落とす。福岡ケブラーダ狙ってコーナーに上るが日向はすぐにリング内に戻る。日向がコーナーの福岡に近寄る。福岡キック入れてムーンサルトアタック、カウント2。日向ロープに振る。福岡コルバタ。福岡ウラカン・ラナ狙い、日向パワーボムに。日向ダブルアームの体勢、福岡切り返す。日向また切り返す。福岡さらに切り返す。日向バック取る。しかし福岡投げさせない。5分経過。

日向張り手入れてロープに走る。福岡カウンターキック。福岡コーナーに上る。日向下から張り手入れて雪崩式ダブルアームスープレックス(右写真)。

さらに日向はロコモーションジャーマン(左写真)、6発目でフォールの体勢、カウントは2。

日向コーナーに飛び乗り、起き上がった福岡の首目掛けてミサイルキック。福岡痛みにうめき声を上げる。

日向は福岡をコーナーに乗せ、スパイダージャーマンを狙う。福岡コーナーにしがみついて抵抗。日向ビクトリースタードロップに切り換える。しかし福岡はバックエルボーで日向を落とす(左写真)と、いきなりのムーンサルトフットスタンプ!

この不意を突いた一撃は日向に予想以上のダメージを与えた。日向場外に転がり落ち、「痛ぁ・・・」と声を上げる。日向にしては珍しいこの声に山本代表も本部席を飛び出して様子を見に行く。しかし川崎レフェリーは冷静に「OK」の判断、場外カウントを開始。山本代表、川崎レフェリーに何やら耳打ちするが、川崎レフェリーカウント止めず。18でようやく日向がリングに復帰。しかし立ち上がれる状態ではない(右写真)。

福岡非情に日向の腹部にキック(左写真)、キチンシンク。10分経過。福岡のキックで前のめりに倒れた日向に川崎レフェリーはダウン宣告。カウント8で何とか立ち上がる日向。

福岡正面飛びドロップキック入れてムーンサルトプレス(右写真)。さらにコーナーに上がり、後ろを向いたままダイビングのフットスタンプ、カバー、カウント2で日向返す。

日向転がって逃げる。福岡そっちの側のコーナーに上がり、日向が立ち上がるのを待ってライダーキック(左写真)。カバー、カウント2。

福岡さらにコーナーに。日向立ち上がってコーナーに。福岡落としてニーアタック入れて2発目のムーンサルトフットスタンプ(右写真)。しかし日向これをカウント2で返す。福岡3発目狙う。日向逃げて福岡は着地、バック取ってジャーマンスープレックス、カウント2。

日向ヒザを付いたまま福岡に殴り掛かるが、まるで「子供のケンカ」状態(左写真)。

福岡キチンシンク入れて、クロスボディ、日向それをキャッチしてみちのくドライバー(右写真)、しかしカバーには行けず。

日向再度みちのくドライバーの体勢、しかし崩れる。日向それでもみちのくドライバーに行く(左写真)、カバー、福岡2で返す。

15分経過、日向すかさず3発目(右写真)、福岡これも2で返す。(もういいんじゃないか?)

日向コーナーに上る、が、自らバランスを崩す(左写真)。福岡追う。

日向体勢を入れ替えて福岡をコーナーにぶつけるとスパイダージャーマン(右写真)。福岡首を押さえてうめき声。

日向コーナーに上りキューティーゆずりの延髄ニー、1発目かすった感じ。2発目は首にヒット(左写真)、カバー、カウント2で返す!(福岡、もういいよ。)

日向3発目の延髄ニー、福岡かわす。日向みちのくドライバーの体勢、福岡首固めに丸め込む(右写真)。カウント2で日向切り返す、しかしこれもカウント2。

日向、よろけつつも力で持ち上げて4発目のみちのくドライバー(左写真)、カバー、カウント2!

日向非情の5発目(右写真)、福岡、3カウントを聞く。

日向(19分16秒 体固め)福岡
※、日向、第5代無差別級王者に。

福岡、立てないままマイクを要求(左写真)。
「日向、いつかこんな日が必ず来ると思ってたけど、これからは、あなたが、このJWPを守っていってください。ボリショイ達と4月から、新しいJWPを作っていってね。ありがとう。」

日向、山本代表からベルト、トロフィーを受け取る(右写真

しかし、新王者の顔もクシャクシャ(左写真)。

ようやく上体を起こした福岡、日向と抱き合う。


福岡は若手が肩を貸して退場、しかし花道で崩れ落ちる。残った「四天王」が新王者・日向を祝福する(右写真)。


期待していたはずの日向の王座奪取であるが、実際福岡がここまで打ちのめされてしまうと、見てる方としては物悲しい・・・・福岡も「ここまでやる」ことを望んでいただろうけど。「ここまでやってこそエースだ」というものを試合で体感させる、というか。

しかし、2年前の春に矢樹に引導を渡した日向(当時久住)が今度は福岡に引導を渡すとは。



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