3/13 JWP&バトラーツ合同興行@クラブチッタ(その1)



開場前から並んでいる人間は少なかったが、入りは超満員。どちらかと言えばバトラーツファンの方が多そう。リングはバトラーツのもの、リングアナはパンチ田原。流れる音楽はJWPで使われているもののよう。

入場式は「キング&クィーントーナメント」出場チームのみ。チーム名は、
臼田、コマンド、天野=関節三兄弟
ヨネ、関西、橋本=お好みエキスプレス(コテ持って入場)
小野、マッハ、輝=トンパチエンジェルス
池田、デビル、春山=チーム「おかあさんといっしょ」
石川、美咲、倉垣=チーム社長と美人秘書
アレク、福岡、日向=パーフェクトトライアングルズ

「抜打ちあいさつ」は日向。声は意表を突かれたせいか「脱力モード」。


第1試合 モハメド・ヨネ vs 土方隆司

ヨネはパンタロンやめたのかあ(右写真)。ゴングと同時にヨネがニールキックで先制。さらにミドル、ハイキックでダウン奪う。カウント始まるがヨネが2で引き起こす。土方エルボー打つが、ヨネもエルボーで返す。

ヨネがロープに振ってラリアット狙い、土方これをかわして裏投げ(左写真)。しかしヨネは立ち上がるとミドルキック。土方これをキャッチしてキャプチュード。逆片エビに取るとヨネはロープエスケープ。

ヨネロープに振ってジャンピングキック。再度ロープに振り「フローラルボンバー!」と叫ぶとアックスボンバー風の一発。土方顔面にくらって吹っ飛ぶ。ダウンカウント数えるのを2でやめ、島田レフェリーがストップ宣告。

ヨネ(1分36秒 TKO)土方

長崎でもこんな感じの秒殺だったなあ、このカード。


第2試合 JJC公式戦
望月成晃(武輝道場)vs ファンタスティック

インタナショナル・ジュニアヘビー級チャンピオンの望月(左写真)と大日本ジュニアヘビー級チャンピオンのファンタスティックのチャンピオン同士の一戦。ロックアップからファンタスティックがロープに詰める。クリーンブレーク。望月タックルに行くがファンタスティックはグラウンドでアームロックに切り返す。両者立ち上がる。望月バック取ってまたグラウンドに。フェースロックに決めるがファンタスティック立ち上がる。望月ヒザ十字に。ファンタスティックロープエスケープ。望月ロー、ミドルのキック。ロープに振ってミドルキック、さらに水面蹴りで倒す。スライディングキックを打つとファンタスティックは場外へ。望月が飛ぶ構えを見せるとファンタスティック奥まで逃げる。望月トンボ切る。客の肩に手を置いて休むファンタスティック。場外カウントが8まで進むと突然ダッシュ、リング内に滑り込む。

ファンタスティック、首投げからスリーパー。さらに変形のコブラツイストに。ファンタスティックジャーマン、カウント2。エビに丸め込む、これも2。望月ロープに振る。ファンタスティック切り返してキックからまたエビ固め、2カウント。望月をコーナーに座らせてヒッププレスに行くファンタスティック(右写真)。DDT打ってキャメルクラッチに。立たせて変形卍固め、グラウンドに引き倒してフォール狙うが、望月の足がロープに。望月場外エスケープ。ファンタスティックはロープに飛び乗ってひとりで自爆ムーンサルト。なんかのアピールのようだが、これは痛くないのだろうか? 5分経過。

望月リング復帰。ファンタスティックはドロップキック。ヘッドロックに取る。望月ロープに振る。ファンタスティックタックル。ロープワークから望月キック。望月コーナーに振る。ファンタスティックはコーナーに飛び乗って戻ってくる。ファンタスティックロープに振って飛びつきのDDT。腕を取って至近距離のラリアット、カウント2。ファンタスティックドロップキック2発で望月を場外に落とす。1回フェイントを見せ、もう一発ドロップキックで望月をもう一度落し、トップロープ越えのトペ・アトミコ(左写真)。カウント9で両者復帰。ファンタスティックロープ越しのブレーンバスター、カウント2。ストレッチボム、望月3寸前で返す。ファンタスティックは変形のブロックバスター2発、これもカウント2。ファンタスティックムーンサルトプレス、望月かわして自爆。今度は痛いようだ。望月ラ・マヒストラル、カウントは2。

望月ロープに振ってミドルキック、ファンタスティックキャッチするが望月はそれを利用して延髄蹴り。望月エプロンに出てスワンダイブミサイルキック(右写真)、ジャーマン、しかし2。望月はファンタスティックをコーナーに上げる。ファンタスティックは上がってきた望月を落とす。ファンタスティックボディアタック、望月切り返してエビ固め、カウント2。

望月垂直落下式ブレーンバスター、エプロンに出てスワンダイブニールキック、カウント2。10分経過。望月ロープに走る。ファンタスティックカウンターのドロップキック。コーナーに上って急角度のミサイルキック、カウント2。ファンタスティックはタイガードライバー(左写真)、これも2。ファンの「望月ー!」という声援にファンタスティック「ウルサーイ!」と返してみちのくドライバー、しかしこれも2で返される。

ファンタスティック2発目を狙うが、望月は着地すると急所打ちから逆にみちのくドライバー(右写真)。三角飛びキックからカバー、ファンタスティック2で返す。望月フルネルソン、ファンタスティックエビに固める。望月切り返す。望月ロープに振る。カウンターでカカト落し。最後は抱え上げての旋回式ブレーンバスター、ちょっと不安定だったがこれでカウント3。

望月(12分11秒 体固め)ファンタスティック
※望月は5点、ファンタスティックは4点。


第3試合 臼田勝美&カール・グレコ vs 日高郁人&藤田穰(大日本)

ヤギみたいだな、グレコのヒゲ(左写真)。先発はグレコと日高。グレコキック出す。日高はこれをキャッチしてグラウンドに持ち込むと上になる。グレコ切り返す。素早いバックの取り合い、どちらも有利なポジションには持ち込めず、一旦ブレーク。日高タックルから足を取る。腕に攻めのポイントを切り換えるとグレコが切り返し、下から三角絞め。グレコ十字に移行、日高エスケープ。グレコは臼田にタッチ。

臼田ローキック、日高低いタックルから入る。臼田切ってバックを取る。日高ヒザ十字に切り返す。臼田逆にヒザ十字に。日高エスケープ。臼田は日高を倒してフェースロックからワキ固め。日高は脱出してネックロックに取り、藤田にタッチ。藤田タックルからレッグロック、臼田スリーパー。藤田は脱出してマウントから十字、臼田立ち上がろうとするが藤田は下から極める(右写真)。臼田エスケープ。藤田ワキ固め。臼田ネックロックに切り返しヒザ入れる。グレコにタッチ。グレコキック連打、藤田ダウン。カウント8まで進む。グレコローキック、藤田はタックルからレッグロック。立ってヒザにエルボードロップ入れてまたレッグロック。変形波乗り固めに固めると日高が入って顔面にドロップキック。日高正式タッチ。グレコは足を取ってアキレス腱固め。転がってロープブレーク。5分経過。

グレコ胴タックルからバック取って十字ねらい。日高切り返して十字に。グレコ脱出してヘッドロック。日高バック取るが投げられない。グレコは臼田にタッチ。臼田ハイキック3連発、日高ダウン。しかし2で立つ。日高臼田のミドルキックをキャッチ、ヒジを入れて藤田にタッチ。藤田は臼田のヒザにボディプレス打って4の字固め。グレコカット。臼田立ってヒザ蹴り、ローキック、ハイキック。藤田ダウン。カウント7で立つ。臼田ミドルキック、藤田キャッチしてドラゴンスクリュー。ロープを使って臼田を攻める藤田(左写真)。カットに入るグレコも日高が違う形でロープに磔。さらにドロップキックでグレコを場外に落として日高プランチャ。その間藤田はパイルドライバーから十字、臼田エスケープ。

ツームストーン風に抱えて前に落とし、コーナーに上がる藤田。グレコがエプロンから押さえる。臼田コーナーに飛び乗るが足踏み外す。しかしその体勢から飛びつき十字固めに。日高カット。グレコは日高をコーナーに詰めて蹴りまくる。10分経過。藤田もコーナーに詰めて2人でキック。グレコ正式タッチ。腰投げからクルックヘッドシザーズ、さらに十字に。藤田エスケープ。藤田タックルでコーナーに連れ帰る。ニークラッシャー打って日高にタッチ。日高はスワンダイブ式の低空ドロップキックをグレコのヒザに。スピニングレッグブリーカー、グレコエスケープ。藤田が臼田を場外に落とす。日高グレコにバックドロップからヒザ十字。グレコ切り返して十字に(右写真)。日高エスケープ。

藤田と臼田は場外乱闘続ける。グレコと日高は張り手打ち合い。グレコはベリートゥベリーから足で日高の腕を固める。藤田がカット。臼田が藤田をまた場外に。グレコはダブルアームで持ち上げてのストマックブロックから引っくり返して羽根折り固め、日高ギブアップ。

グレコ(12分12秒 羽根折り固め)日高

臼田達が引き上げた後、日高がマイクを取る。「負けてこんなこと言うのなんですけど、2月28日、大日本で僕たちは試合をして、言葉にできないほど悔しい思いをしました。4月の、3周年興行で、2人のシングルやらせて下さい!」(その後、「正式決定」とリングアナからアナウンス)

合体ロボはコスチュームも地味になってたし、合体攻撃もなし。いろいろ考えてはいるんだろうが、これでは魅力に欠けると言わざるを得ない。


ここで休憩。田原リングアナが「休憩前にJWPの橋本真弥選手がどうしてもひとこと言いたいそうです。」と。頭にハチマキの橋本、マイクを取ると「明日のUFO、私が行きます!小川、覚えておけよ!」

会場の一部、爆笑。

続いて「Jungle Boogie」に乗って2代目リングガール・秋野涼子(右写真)登場。両団体の日程を早々と読み上げると田原に「終わりました」とヘルプを求める。あわててリングに戻る田原。「いつもJWPさんでやってるオロナミンCに挑戦します。」商品紹介に続きリングガールがオロナミンC一気飲み。「こんな感じでしょうか?」と控えめだが、リングアナのアナウンスも「カラダにズバ〜ンと来ますね。」のセリフも本家より上です。

「ここで只今試合を終えました臼田選手の登場です。」臼田、手にビールびん持って登場。「私どももスポンサー紹介です。バドワイザーのバッタもん、バトワイザー。臼田選手にとっては素晴らしい健康飲料です。」臼田一気飲みして「まずーい。もう一本。」

これが「バトワイザー」。

この後リング清掃。公式清掃員は今日試合のないアキュート冴。


第4試合 コマンド・ボリショイ&カルロス天野 vs ダイナマイト・関西&橋本真弥

この試合のレフェリーはテッシースゴー。しかしリングアナはパンチのまま。関西がコーナーに下がろうとすると天野、コマンドが声を揃えて「関西出ろ!」。関西これに応じる。

関節兄弟はコマンドが先発。と見せかけて天野が関西の背後からドロップキック。2人でストンピング打ってロープに振る。関西ラリアット、2人かわしてダブルのビクトル投げ(右写真)。ちょっとのろいか?スゴーレフェリーが天野をコーナーに下げる。コマンドはヒザ十字続行。関西ロープエスケープ。コマンドロープに振る。関西切り返す。コマンドスライディングで関西の攻撃をかわす。そこに天野が入って2人で関西をロープに振るが関西は二人まとめてラリアット。関西はコマンドにブレーンバスター、カウント2。スリーパーに取るがコマンドはロープエスケープ。関西は橋本にタッチ。関西と橋本はコマンドをロープに振ってダブルのタックル。橋本カバーに行くがカウントは1。コマンドキック入れて天野にタッチ。

天野キックから髪ホイップ。ドロップキック打ってボディスラムからカバー、カウント2。天野逆エビから逆片エビ(左写真)。橋本必死にロープに。天野ストンピング、首にエルボー入れてロープに振る。橋本切り返して、帰って来たところに逆水平。さらに連打。カバーはカウント1。コマンドが入り、ダブルのバックドロップ、ちょっと角度が危ないか?コマンドキャメルクラッチ。天野は顔面ドロップキック4連打。コマンドさらにフェースロックから顔面攻撃。レフェリーとの「1、2、3、4(で放す)」の掛け合いが意外にウケる。橋本ロープに振ってエルボーアタック連発、コマンドその度にネックスプリングで起き上がる。コマンドロープに走る。橋本カウンターで払い腰。5分経過。

橋本ロープに振ってもう一発払い腰、カバーはカウント2。関西にタッチ。関西ミドルキック連打。ロープに振ってラリアット、コマンドかわす。そこに天野が入って来ていきなりのダイビングラリアット(右写真)。コマンドフットスタンプを落とし、天野がコマンドをパワーボムで関西のボディに叩き付ける(コマンドがセントーンの形で落下)。天野がコーナーに上る。コマンド関西を肩車に取ろうとするが失敗。関西はエルボーで天野も落とす。関西が逆にコマンドを肩車、橋本がコーナーに上るがコマンドはミステリオ・ラナで関西を丸め込む。カウントは2。

コマンド十字。天野も入ってダブルの十字。橋本はその周りをぐるぐる回って天野とコマンドを交互に踏みつける。天野が関西の腕にドロップキック連打。フライングラリアットに行くが関西倒れない。2度目に飛んだところを関西はスリーパーに捕らえる。コマンドがカット。関西バックドロップの体勢、天野はエルボーでブロック。関西ハイキックからスプラッシュマウンテンに。天野着地。そこにコマンドが掌底。天野は首刈り十字(左写真)。橋本がカット。天野の2度目を関西はスプラッシュマウンテンにスイッチしようとするが、天野はエビ固めに丸め込む。カウント2。天野突っ込む。関西捕まえてバックドロップ。カバーはコマンドがカット。

橋本入ってダイビングエルボードロップ2発。しかし2発目は天野にかわされて自爆。天野がコマンドにタッチに行こうとするが関西は後頭部ラリアットでそれを阻止。関西は返す刀で橋本にも気合い入れろとビンタ。橋本はコーナーに駆け上がりもう一発ダイビングエルボードロップ(右写真)、しかしカウントは2。10分経過。

橋本が天野をコーナーに上げ、自分も上がる。緩慢な動作に関西はコーナーから「はよやれ!」雪崩式のかわづ掛けを狙った橋本だが天野が十字に切り返す。関西カット。コマンドも入る。関西エルボー、コマンドはこれをキャッチしてワキ固めに。その間に天野が橋本から飛びつき腕十字で橋本をギブアップさせる。

天野(11分6秒 腕ひしぎ十字固め)橋本

関節兄弟がさんざん勝利をアピールして引き上げた後に関西がマイクを取る。セコンドに付いていたヨネに向かい、「ヨネさん、こんな橋本ですけど、もう少し、いやもっとがんばりますのでよろしくお願いします。」ヨネリングに上がり「お好みエキスプレス」アピール。


第5試合 JJC公式戦
田中稔 vs リッキー・バンデラス

バンデラスはラテン系らしい陽気な入場。バンデラス、タックルから足取ってヒザ十字狙うが、田中がアキレス腱固めに切り返すとあっさりロープエスケープ。バンデラスヘッドロック、田中ロープに振る。バンデラスタックル。バンデラスロープに飛ぶ。田中リープフロッグでかわしてドロップキック。バンデラス場外転落。田中、フェイントだけかと思ったらプランチャ決行。

リングに戻り田中ミドルキック、バンデラスキャッチするが田中が崩してヒールホールド、バンデラスエスケープ。田中ローキック連打してからヒザ十字。バンデラスエスケープ。田中ロープに振る。カウンターの掌底、バンデラスかわしてロープに飛び乗っての腰投げ(よくわからんが、そうとしか言えない)。バンデラスコーナーに飛び乗って反動でホイップ、田中場外転落。バンデラストペに行く(左写真)が、スピードがない。両者カウント10でリング復帰。

バンデラスバックドロップ狙い、田中着地してロープに飛ぶ。バンデラスキャッチしてロックボトム、カウント2。ボディスラム打ってコーナーからダイビングエルボーに行くがかわされ自爆。田中ミサイルキック、カウント2。腕十字、エスケープ。5分経過。田中ブレーンバスターから腕十字(右写真)、これで決まったかと思ったがバンデラスはエスケープ。田中腕にキック、バンデラスキャッチ。田中回転して飛びつきヒザ十字狙うがバンデラスはこれを途中で押え込む。カウント入る。1、2、3。ありゃりゃ。

バンデラス(5分45秒 エビ固め)田中
※田中6点、バンデラス4点。

なんつー試合じゃ。



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