3/28後楽園ホール大会その1



11時45分に後楽園ホールに着くと、まだ開場しておらず、階段から伸びた列が青いビルの外まで続いていた。とはいえ、昨年末のキューティー引退ほどでもないし、ひょっとしたら奥津引退の時よりも列は短いかもしれない。そりゃ知名度こそキューティーには劣るものの、「人気」においてはかなりなもんがあると思うがなあ。ちょうど難しい時期に最盛期を迎えて、そのままプロレス界を去って行くことになった、という感じかもしれない。開場後、5Fまで上るとたくさんの花が(左写真)。

売店は身動きとれない状況。サイン会に並んだ人を処理するため開始も遅れる。入場式スタートは0時50分。「超満員」とは行かないが、空席は数十、といったとこだろうか?今日の入場式はフリー選手、他団体選手も全員参加。カード別に入ってくるんだからこれで当たり前。メインのカード、「コマンド・ボリショイ、日向あずみ、カルロス天野vsフリー・矢樹広弓、アルシオン・キャンディー奥津、JWP・福岡晶、ひーちゃん’Sの入場です!」でもううるっと来そうになる。あっ!奥津の髪の毛が茶色だ!右写真)この日のために戻したのだろうか、髪型も普通っぽい。なんか感動。今アルシオンでやってることはとりあえずおいといて、「JWPのOGのキャンディー奥津」として福岡を送りに来たんだなあ。

代表あいさつは日向。「今日で福岡さんが引退しますけど、福岡さんから獲ったこのベルトを、守り続けるという意識ではなく、勝ち続けるという気持ちで臨みたいと思います。突然ですが、最初の防衛戦の相手に天野を指名します。」


第1試合 橋本真弥 vs アキュート冴

今回から橋本の入場テーマはちょっとだけ手直しが入っている。とはいえギャグみたいなテーマだから、いずれはちゃんとしたテーマになるんだろうが。そして今回から天を指差すポーズはやめたようである。どこがどう違うとは言えないが、なんとなく違っていたのでやめて正解だろう。そして幾分ではあるが体つきも締まってきたようにも見える(左写真)。ゴング。冴、ロックアップに行くような構えからパンチで先制、ロープに詰めて逆に振り、ドロップキック。自ら走ってさらに2発。カバーに行くが橋本は1でキックアウト。冴首投げからスリーパー、橋本ロープ。冴首投げから首4の字。橋本レッグロックに切り返す。冴髪をつかんで抵抗。レフェリーがブレークする。橋本はフェースロックも加えて締める。冴ロープ。橋本背中にストンピング。立たせて、ロープに振ってのタックル、計3連発、カバーは2カウント。橋本首投げからボディシザーズ、冴はすぐにロープをつかむが、橋本はその腕も取って絞る。一旦リリースして、今度は足を取ると逆エビ固め。形が崩れ、冴ロープに逃げる。

橋本コーナーに振る。冴は反転クロスボディ、カウント2。冴ボディスラムから逆エビ(右写真)、さらに逆片エビに移行。橋本ロープ。5分経過。冴コーナーに振って串刺しドロップキック。もう一発。ボディスラムからカバーはカウント2。冴がロープに振ろうとする動きを切り返して橋本かわづ落とし。冴を立たせてもう一発、カウント2。橋本、冴をコーナーに振って串刺しエルボー。フライングメイヤーからグラウンドヘッドロックで締め上げる。冴エビに丸める、カウントは2。橋本立ち上がるとパンチ入れてコーナーに振る。橋本の突進をかわして逆さ押さえ込み、橋本のからだが丸まりすぎてノーカウント。逆に橋本が逆さ押さえ込み、冴は1で返す。冴バック取る。橋本切り返す。冴サムソンクラッチで丸め込む、カウント2。

冴ロープに振る。橋本切り返して払い腰。ロープに振ってもう一発、カバー、カウント2。助走を付けてエルボードロップ連発する橋本、しかし3発目はかわされる。10分経過。冴はロープの間を走って、ダブルフットスタンプ連発。3発目でカバー、カウント2。冴がバックを取る。橋本バックエルボーでカット。橋本バックドロップ狙うが冴つぶす。冴コーナーに振る。橋本コーナーに飛びついて反転するが冴はかわす。冴後ろから肩車になって高角度回転エビ、これも2。ロープに振って一本背負い、計3連発、カウントは2。トップロープからダイビングボディアタック(左写真)、これも2。

冴再度上る。橋本が立つのを待つ。橋本立ったらすぐにコーナーに。冴何もできぬまま雪崩式かわづを食らう。これはマズいよ。橋本ダイビングエルボー、カウント2。コーナートップからダイビングプレス、これも2で返す冴。橋本冴をコーナーに乗せ「決めるぞー!」橋本もこれが多すぎるかもな。橋本が上がると冴落とす。しかし冴が攻撃に移る前に橋本もう一度コーナーに上がり雪崩式払い腰、これで3。

橋本(13分36秒 体固め)冴

春山、倉垣に比べるとなんかチャンスを与えられてないようにも見えるが、それでも第1試合を沸かせてくれれば文句はないのだが。


第2試合 李由紀(フリー)vs 倉垣翼

この対決もよく見るが、まだ「李越え」は無理だろうなあ、倉垣に、と思ってると李が奇襲をかける。李の方はそんなに差があるとは思ってないのかな?しかしこの奇襲はかわされ失敗。倉垣もドロップキックで返すが、李はこれをかわしてトラースキック、カバー、カウント2。李首投げからサッカーボールキック2発入れてキャメルクラッチに(左写真)。倉垣の手がロープに近いのを見た客が「ロープだ」と教えると、倉垣が手を伸ばす前に李が体の向きを変える。このへんがキャリアかな?李キャメルクラッチに取ったまま上からフェースクロー。レフェリーが反則を取る。「爪」だからか?李放してストンピング、エルボードロップからカバーはカウント2。倉垣はスキを突いてスモールパッケージホールド、2カウント。

李は倉垣を場外に出してフェンス攻撃、すぐリングに戻る。倉垣も5で復帰。倉垣は李のキックをかわして胸板にパンチ連打。ロープに振ってドロップキック2発。倉垣逆エビから逆片エビ。放してグラウンドヘッドロック、李切り返す。立ち上がってネックロック、倉垣コーナーまで押し込んでブレーク。倉垣ヘッドバット、李も打ち返す。5分経過。李はロープに振ってパワースラム、カウント2。倉垣の顔面を2度ターンバックルにぶつけると倉垣もしっかりやり返す。李エルボースマッシュから片エビ、カウント2。ロープに振る。倉垣がドロップキックで返す。李のキックをかわして担ぎ上げると俵返し(右写真)、ロープに振って担ぎ上げると前に落とす逆方向の俵返し。

李をコーナーに振る。倉垣コーナーに上る。李は追いかけてトラースキック。しかし倉垣ひるまずにミサイルキック。こういうとこで動きが止まらないのが倉垣の評価の高いゆえんだろう。しかし李もすぐに立ち上がるとトラースキック、カバー、カウント2。李バックを取る。倉垣抵抗するが李はジャーマンで投げる。カバー、カウント2。コーナーに振って李はカカト落としを狙うが倉垣かわしてスクールボーイ、回りすぎて失敗。倉垣コーナーに振る。李飛びつく。倉垣走って後ろからドロップキック入れて雪崩式バックドロップ(左写真)、カウント2。

倉垣もう一発バックドロップ狙い、李はエルボーでカット。李ハイキック、カバー、カウント2。李フィッシャーマンズスープレックス、これも2。李のエルボードロップをかわすと倉垣はコーナーから李の背中目掛けてミサイルキック(右写真)、カウント2。

李ハイキック、倉垣かわす。しかし李は後ろ蹴りをヒットさせる。李は倉垣を肩口にかつぐと片手で投げ捨てるようなボム(左写真)、さすがにこれは返せず3カウント。

李(9分51秒 体固め)倉垣


第3試合 輝優優&春山香代子 vs 田村欣子&仲村由佳

ネオレ勢、JWP勢がリングに入ると同時に奇襲を掛ける。しかし仲村が逆に輝優優につかまる。輝、ガウン着たままロープに振るとエルボースマッシュ。見栄えのするカチ上げ式ではなく肩口か喉かに突き刺すように決まる。これで仲村は戦闘不能に。セコンドの元気がおんぶして控室に戻す。ネオレの篠社長もどっからか飛んで来て山本代表と話。会場からは「元気」コール。仲村を運んで戻って来た元気はジャージ姿のまま「私が行くか?」とやる気満々。この元気に輝と春山が襲いかかり、なしくずしにカード変更。

第3試合 輝優優&春山香代子 vs 田村欣子&元気美佐恵

輝と春山はダブルのタックル、春山が残って元気をロープに振るが元気切り返してカウンターキック。続いてのチョークスラムで春山は後頭部を打ってこれも戦闘不能状態に。元気無理矢理引き起こすとキャメルクラッチ、そこに田村が顔面ドロップキック2発。それでも抵抗を見せない春山を元気はコーナーに投げつけて輝を呼び込む。春山コーナーでうつぶせになって寝たまま。手四つを嫌って輝張り手(左写真)、元気も張り返す。元気チョップ、輝エルボーの打ち合い。元気ロープに振ってチョップ、ボディスラムから逆片エビ、輝ロープ。ストンピング入れて田村にタッチ。

輝コーナーに振ってエルボーアタック。田村コーナーでダウン。輝顔面を踏みつけ、引き起こすとジャーマン、カウント1。田村エルボー入れてジャーマン(右写真。まだ寝ている春山の足が右端に)、輝はすぐに起き上がる。田村キック入れてもう一発ジャーマン、今度は2カウント。田村コーナーに振る、輝切り返すと串刺しニーアタック。と、さっきまで寝ていた春山がいきなりリングに飛び込んで串刺しドロップキック。これは驚いた。5分経過。

輝と春山のダブルのクローズラインは田村にかわされるが、春山はすぐバックに組み付いて、回ってポン敢行。これもいい。しかしコーナーに上ってのミサイルキックは田村にスカされる。田村バックを取る。春山これ以上頭を打ったらたまらんとばかりにロープに逃げる。田村ロープに飛ぶ。春山戻って来たところを抱え上げるとスパインボム(左写真)。春山コーナーに上りダイビングプレス、田村かわす。田村またバック取る。春山また逃げる。田村またロープに飛んで突っ込む。春山同じ展開が2度続いたのに戸惑ったのか今度は抱え上げたものの落とし方が中途半端、カバーに行くがカウントは2。

春山ロープに振ってショルダースルー、これも2。春山コーナーに。田村投げ落とす。田村コーナーに振る。春山切り返す。田村はコーナーに飛び乗ると反転ミサイルキック。コーナーに上ってもう一発ミサイルキック(右写真)、カウント2。田村ジャーマン、輝がカット。元気にタッチ。

元気またチョークスラム狙う。春山必死に抵抗して着地すると足を絡めて福岡直伝のローリングクレイドル(左写真)。「これでフォール取ってやる」と言わんばかりの熱気がよい。しかしカウントは2。春山コーナーに上る。元気引きずり落とす。元気が春山を引き起こそうとする瞬間、忍び寄った輝が元気に延髄蹴り。春山コーナーに上ってダイビングプレス、カウント2。ここで輝にタッチ。自力で帰って来い、というのを守ってる。

輝ロープに振ろうとするが元気はその動きを切り返してひねり入りのバックドロップ。輝2発目はブロックして逆にエアプレンスピンに担ごうとするがこれは元気も必死にブロック。逆に元気がエアプレンスピンに輝をかつぐと顔面からターンバックルに落とす。元気が輝、田村が春山を場外に落とし、2人同時プランチャ。10分経過。リングに戻り、元気顔面キック。何発目かに輝立ち上がるとカウンターのキッチンシンク。前につんのめる元気。輝はその顔面に何発かチョン蹴りを入れるとコーナーに上りダイビングニードロップ(右写真)、カバー、カウント2。この2人は「男技」が似合うなあ。

輝は垂直落下式ブレーンバスター狙い、元気はそれをブロックしてGドライバーの形に持って行こうとする。宮口着地するとバックからスリーパー。田村がカット。輝コーナーに上る。田村がエプロンから足を押さえる。その間に元気立ち上がり、田上張りの大車輪ノド輪(左写真)、カウントは2どまり。元気ダイビングエルボードロップ、これも2で返す。田村にタッチ。

田村コーナーから輝の脳天にミサイルキック、春山のカットが遅れたが輝の足は2カウントでロープに。田村ダブルリストアームサルトの体勢、輝ブロック。田村ヒザ蹴り入れてダブルリストアームサルト、春山がカット。田村が輝をコーナーに上げる。春山カットに入ろうとするが元気に追い出される。しかし輝はエルボーで田村を落とすとコーナーから飛んで流星キック。輝だるまジャーマン(右写真)、カウント2。

輝が田村を肩車し、春山がコーナーからミサイルキック(左写真)、春山がカバー、カウント2。ボディスラム打ってコーナーからダイビングプレス、これも2。田村ジャーマン、春山2で返す。田村ロープに飛ぶ。春山ちょっと不格好ではあるがカウンターのパワースラム、カウント2。これも福岡直伝の技か?15分が経過。

春山コーナーに上ってミサイルキック。しかしもう一度上ったところを田村が雪崩式のダブルリストアームサルト、輝カット。

元気が輝を押さえる。田村もう一度ダブルリストアームサルト、今度はカウント3。

田村(15分53秒 ダブルリストアームサルト)春山

元気マイク「よお、宮口改め輝優優。今日はどうせ宣戦布告しにくるつもりだったからちょうどいいよ。代表、勝手なマネしてすいません。(輝に)お前は、JWPのトップを取る。私はネオのトップを取る。(うまく言えずに)かんですいません。お互いに、どっちが先にトップ取るか競争しよう。」かんでも冷静なところは大物振りを認めよう。輝は握手を拒否。しかし、実際にこの試合を取った田村はひとこともなし。それがよっちゃん、と言えばそれまでだが。


ここで休憩。インフォメは美咲と倉垣。美咲は自分も出場する4・4のNew NOWの告知が終わるとさっさと降りる。オロナミンCは倉垣。「福岡選手の引退を記念して」(千葉)2本イッキ飲み。だが倉垣は難なくこなす。

ここで山本代表がリングに。チャパリータASARIを紹介。自分はあっちこっちからそういう話があるのを聞いていたし、レディゴンにもそれらしき構想を語っていたので意外ではなかったが、結構ざわめきが。「ライト級の活性化に来ました。ボリショイ選手、一緒に盛り上げて行きましょう。いつでもお待ちしていますから来て下さい。」

これに対するコマンドの返答は「すぐに返事できる話じゃないので、ちゃんと考えてから返事します。」という慎重なもの。


第4試合 デビル雅美&白鳥智香子(フリー)vs ダイナマイト・関西&美咲華菜

この試合は当然、JWPタッグに挑戦する際のデビルと関西のパートナーが誰であるか、という最近の流れを受けたもの。で、白鳥と美咲がそれぞれのパートナーとして決まっているのであれば、この段階で「挑戦者決定戦」と銘打たれていてもおかしくない。となると、試合後に何かあるのかな?

美咲は秋田から着ている(らしい)新しい銀のガウンで入場(左写真)。関西もラメなので2人並ぶとまぶしい。先発は美咲と白鳥。白鳥キック入れてロープに振る。美咲切り返すがうまく攻撃に移れず張り手。白鳥張り返す。美咲ロープに振ってキューティースペシャル、カウントは1。白鳥バックドロップホールド、美咲はカウント1の前にハネる。白鳥キック、髪ホイップやってデビルとタッチ。デビル髪つかんでニー入れ、腕を取る。美咲ワキ固めに切り返すがデビルは力で返す。白鳥入ってダブルタックル、カバーはカウント1。白鳥キャメルクラッチ。リリース。美咲スキ突いてバックドロップ、関西にタッチ。

白鳥が関西と対峙(右写真)。「四天王」だって同じだが、軽量の白鳥にとって、関西とどう戦うかは「デビルのパートナーたりうるか」のポイントになる。手四つと見せかけて関西いきなりのハイキック。捕まえるとブレーンバスター。デビル「死ぬ気で返してみろ!」と檄。

関西ギロチンドロップ、2カウント。サソリ。デビル「逃げろ逃げろ!」と声をかけるが、関西がどっしりと腰を下ろすと白鳥ピクリとも動けない(左写真)。デビルしびれを切らして入るが美咲が逆エビに捕らえる。こちらはレフェリーがブレーク。デビル関西の顔面にキック、関西放さない。ようやくリリース。関西ボディスラムで叩き付け、エルボードロップ落とす。カウントは2。5分経過。

美咲がタッチして、いきなりミサイルキック2連発(右写真)。カバーはカウント2。白鳥立ち上がるとDDT。ラ・マヒストラルに行くが美咲腕を抜いて切り返す。白鳥再度切り返して丸め込む、カウント2。デビルにタッチ。

デビルラリアット、パワーボム、場外に出してフェンス攻撃、リングに戻してライガーボム(左写真)、美咲2で返す。白鳥入ってランニングネックブリーカードロップ、カウント2。ここで白鳥、美咲をコーナーに追い払い関西を呼び込む。

関西これに応じてリングイン。しかし関西がエルボーパット打ち込むと白鳥あえなくダウン。関西コーナーに振って串刺しラリアット、さらにキック、ラリアット。バックドロップは着地してバック取る。そこにデビルがラリアット打ち込む(右写真)。白鳥はコーナーからミサイルキック、関西キックで撃墜。ロープに振ってラリアット、2で返す。さすがフレアー受け身。美咲にタッチ。

美咲バッテン投げ4連発(左写真)、カバー、デビル「上げろよ。」カウントは2。セントーンはかわす。キック合戦。白鳥張り手打ってロコモーションのクロスアームスープレックス、美咲2で返す。デビルにタッチ。10分経過。

デビルラリアット、美咲かわすが、起き上がったところにラリアットがヒット。ズン、カウント2。デビルコーナーに。関西がエプロンから足を押さえる。美咲倒立式雪崩フランケンで投げる(右写真)。デビル起き上がって美咲のバック取る。美咲コーナーまで押し込んで関西にタッチ。

関西コーナーに振って串刺しラリアット。デビルは「FUCK YOU」サイン。ラリアットかわしてスリーパー。関西は前に投げ落としてサッカーボールキック(左写真)。関西スプラッシュマウンテンに入ろうとする。白鳥が裏ビンタでカット。デビルラリアット、カウント2。白鳥にタッチ。白鳥ミサイルキック、関西かわしてデビルに誤爆。

関西は白鳥にハイキック3連打。エルボー入れて場外に突き落とす。デビルも落とす。関西が美咲をスプラッシュマウンテンのように抱え上げ、トップロープに立たせる。美咲そこからデビル目掛けてプランチャ(右写真)。関西も飛ぶ構え。「ポーズだけか?」と思ったが、セコンドの冴が真剣にビビった表情でフェンスを押し下げる。関西助走、やっぱり飛んだ!白鳥と冴が重爆トペの下敷きに。関西は場外でデビルにキック連打。美咲が白鳥をリングに戻しボディスラムからムーンサルトプレス。秋田ではフォームがよくなかったと聞いたが、今日はばっちり。カウントは2。

関西が抱え上げ、美咲がラリアットを落とす合体スプラッシュマウンテン(やっぱり美咲はキューティー系)、デビルがカバーをカットする。関西顔面キック。美咲ラ・マヒストラルは失敗するがすぐにフィッシャーマンズスープレックス、デビルカット。デビルは関西を場外に突き落とし、白鳥をコーナーにひきずって強制タッチ(左写真)。しかしこの瞬間に「不合格」決定だな。

関西がエプロンを走ってデビルにラリアット、美咲はドロップキックからラ・マヒストラル、カウント2。15分経過。フィッシャーマンバスター狙うが上げれず。逆にデビルがファイヤーバレーの体勢、美咲着地してグーパンチ。デビルよろけるが再度ファイヤーバレーに。美咲また着地。しかしデビルはそこに張り手。3度目のトライでファイヤーバレー成功(右写真)、カウント3。

デビル(16分4秒 体固め)美咲

関西マイク「デビルさん、自分達、お互いにタッグ組む気はないから、自分は華菜と組んで、先にJWPタッグに挑戦しに行きますよ。」

デビル「どっちが先に挑戦するかわからへんやろ。」

いよいよパートナー発表か。なりゆきを茫然と見守るしかない白鳥(左写真)。

「白鳥には悪いけどな、タッグ挑戦となると宮口やろ。」

デ、デビルさん・・・「輝優優」です・・・・いつのまにかその輝優優がデビルの目の前に。

関西「勝負してから、どっちが先に挑戦するか決めましょう。」

デビル「正々堂々とやりましょう。」

試合前のあいさつで出た日向vs天野、このJWPタッグ挑戦者決定戦ともに4/10の札幌で行われるようです。



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