JWP12/23後楽園大会



入場式開始は12時43分。なんかこのへん(時間の遅れ)にも「前と変わったなぁ」という気がしなくもない。客入りは相変わらずの悪さ、というか。「今年最後」ってのも、日向と輝のタイトルマッチってのも関係なし。


第1試合 アキュート冴 vs 中野知陽呂(大日本)

冴、握手と見せかけてキックで先制。ロープに飛んでウラカン・ラナ狙う、中野受け止める。2人フラついたままロープ際に。冴はそのままロープ越しにウラカン・ラナ敢行、中野場外転落。冴はプランチャ。リングに戻りドロップキック、中野スカしてサッカーボールキック、足を取って逆片エビ。冴がロープに逃げるとリング中央まで引っ張ってまた逆片エビ(左写真)。

中野コーナーに振ってキック。2発目冴は反転ボディアタック。冴首投げからスリーパーに行くが、中野はチンクラッシャーで脱出し、キック連打(右写真)。中野がスリーパーのお返し、冴はかみつきで脱出。冴ボディスラムから逆エビ狙うが中野は下から張り手。冴も張り手で応戦。中野立ち上がり、ロープに振ってハイキック、空振り。もう一度ロープに振って今度はドロップキック、これはヒット。5分経過。

中野は冴を立たせて張り手。ロープに振ってハイキック、冴かわして逆さ押さえ込み、中野逆に持ち上げるが、冴は回転エビに切り返して丸め込む、カウント2。冴コーナーに振る。中野ソバットで返す。ミドルキック連打、冴キャッチするが中野は回転してヒザ十字に。冴ロープ。中野は冴を担ごうとするが体勢崩れる。冴飛びついてレッグホイップ。コーナーに上る。中野追う。冴その腕を取って雪崩式腕十字に(左写真)。中野ロープ。

冴一本背負い3連発(右写真)からまた十字、中野ロープ。冴その場飛びのフットスタンプ、コーナーからのフットスタンプはかわされる。中野ハイキック、これはヒット、カバー、カウント2。

中野コーナーに上る。冴下から張り手打って雪崩式一本背負い(左写真)、カウント2。コーナーに上りダイビングフットスタンプ、中野のボディに突き刺さる。10分経過。

冴はダイビングフットスタンプ(右写真)計3発からカバー、カウントは2。冴ロープに振る。中野は浴びせ蹴りで返す。

中野は蹴り足を取らせて延髄蹴り(左写真)、すかさずノーザンライトスープレックス、冴2で返す。

中野ハイキック、かすった程度。すぐさま抱え上げて垂直落下式ブレーンバスター、冴ほとんど失神状態。しかし中野はカバーでなくヒザ十字に。冴が自分でギブアップしたんだかレフェリーが止めたんだかわからず。

中野(12分39秒 ヒザ十字固め)冴

中野マイクを取って「山本代表、もっといろんな選手と当たるチャンスを下さい。これは会社にもまだ言ってないんですが。」と積極参戦表明。セコンドについていた天野に「負けたままだから、もう一回!」と。天野、握手する振りして手をはたく。マイクを取るからなんかしゃべるのかと思ったら、「はい終わり」と言わんばかりにそのまま千葉リングアナに渡す。予想外に客にウケたのでテレる天野。


第2試合 倉垣翼 vs 宮崎有妃(AAA)

宮崎がJWPのリングに立つのは一昨年のプラム麻里子追悼興行以来。

紆余曲折あった「同期対決」。ロックアップを嫌って宮崎はチョップで先制、倉垣はエルボーで返す。倉垣が優勢。宮崎張り手打ち込み、ロープに飛んでドロップキック。倉垣スカす。

倉垣ロープに振ってドロップキック(左写真)。バックドロップ打ってヘッドロックに。宮崎エビに丸め込む。倉垣切り返してアームストレッチ。宮崎腕を抜いてレッグロックに。リリースしてロープに振るとドロップキック。もう一発。ブレーンバスターからカバー、2カウント。

宮崎腕をひねり上げバックを取る。スリーパーからキャメルクラッチ(右写真)。宮崎鼻や口に指突っ込む。引っくり返して逆エビ狙う。「ヨイショッ!」の掛け声健在。逆片エビに固める、倉垣ロープ。5分経過。

宮崎首投げで投げて腰にドロップキック。ボディシザーズに行くが倉垣は体勢を入れ替えてキャメルクラッチに。さっきのお返し、と口に指突っ込む。リリースしてカナディアンバックブリーカーに担ぎ上げる(左写真)。締め上げた後落として逆エビに。

しつこい逆片エビ(右写真)からグラウンドヘッドロックにスイッチ。リリースして首4の字、宮崎ロープ。

ストンピング打ち込み、コーナーに振る。宮崎切り返す。倉垣反転ミサイルキック(左写真)。倉垣バックドロップ、コーナーに振る。宮崎は突進をかわしてカニばさみ、倉垣の顔面をターンバックルにぶつける。宮崎スワンダイブミサイルキック2発からカバー、カウント2。宮崎コーナーに振る。倉垣コーナーに上る。宮崎なんか狙うが失敗。リング内でDDT打ってムーンサルトプレス、倉垣かわす。宮崎ロープに飛んでウラカン・ラナ、カウント2。10分経過。

宮崎は倉垣をコーナーに上げて雪崩式フランケン狙う。倉垣は宮崎を場外に落とし、エプロンからミサイルキック。リングに戻しダイビングプレス、カウント2。倉垣雪崩式バックドロップ狙う、宮崎サルト・モルタルで脱出するが倉垣は宮崎の背後からミサイルキック、カウント2。倉垣ストーンコールドスタナー。宮崎ロープ際に。倉垣突っ込む、宮崎かわして場外に落とし、プランチャスイシーダ(右写真)。

宮崎リングに倉垣を戻してムーンサルトプレス(左写真)、

2発目狙うが倉垣起き上がって雪崩式バックドロップ(右写真)、カウント2。

倉垣コーナーに上る。宮崎下からチョップ。コーナー上って雪崩式のカサドーラ(左写真)、カウント3。

宮崎(14分9秒 エビ固め)倉垣

試合が終わり、言葉を交わして抱き合う2人。またやること、あるかな?今日はルチャルチャした動きはほとんど出さなかった宮崎だが、それは意図的なものなのだろうか?


第3試合 デビル雅美 vs 市来貴代子(大日本)

胸を合わせる2人(右写真)。市来懸命に押すが、デビルには勝てない。あっさりロープに押し込まれる。ロープに振ろうとしても、バックを取っても何もできず。デビルはヒザ蹴り、ボディスラムからギロチンドロップ、カウント2。

デビルは市来の両腕をチキンウィングに固めて(左写真)首にエルボースタッブ。市来はかみつきで脱出、逆片エビに取って足にもかみつく。外してキャメルクラッチ、髪を引っ張る。アームストレッチに移行するがデビルに足をすくわれる。

デビル吊り天井(右写真)。「ギブアップ?」「死んでもギブアップするかー!」「なら死ね!」


デビルはリリースして場外に出そうとするが、某常連の「市来!デビルなんかやっちゃえ!」というヤジに反応して、ヤジの主のところまで市来をひきずって行く。そして「こいつが悪いんだ!」とか言いながら市来を客席に投げ込み、ポーズ(左写真)。デビルが先にリングに戻る。市来はカウント12で戻るがヒザがかなり痛そう。

市来キック連打、髪をつかむ、これはがデビルが逆にホイップ。デビルロープに振る。市来反転ボディアタック。ラリアットかわしてヒザ十字(右写真)、デビルロープ。市来低空ドロップキック、デビルかわす。デビルパワーボム、市来着地。ダブルリストアームサルト狙うがこれは無理。

デビル助走付けてラリアット(左写真)、カウント2。パワーボムは市来が必死に抵抗、デビルはコーナーに市来を乗せる。市来はそこからダイビングニーアタック。リング内を走ってのニーアタック3連発からカバー、カウント2。10分経過。

市来コーナーに上り延髄ニー狙うがデビルかわす。ラリアット、これも2。デビルライガーボム予告、しかし市来はウラカン・ラナに切り返す。市来勢いに乗ってフィッシャーマンズスープレックス狙うが上がらず。デビル逆に持ち上げるとファイヤーバレー(右写真)、もちろん返せずカウント3。

デビル(11分21秒 体固め)市来

いやー、唐突にフィニッシュが来たんで驚いちゃった。


第4試合 コマンド・ボリショイ&カルロス天野 vs ダイナマイト・関西&春山香代子

いきなり場外戦。関西がコマンド、天野2人まとめて観客席に叩き込む(左写真)。春山と関西が2人を振って激突させる。リングに戻し、コマンドと春山でスタート。首の取り合い。コマンドワキ固め、春山ロープ。

天野入る。2人でロープに振り、持ち上げて振り子落とし、天野がキャメルクラッチ、コマンドドロップキック(右写真)、次はコマンドがキャメルクラッチ、天野がドロップキック。天野ボディスラム、カウント1。天野キャメルクラッチ、春山体勢入れ替える。天野起き上がってターンバックルに春山をぶつける。コーナー振る。春山切り返し、フェースクラッシャー、関西にタッチ。

関西ブレーンバスター、スリーパー。関西が天野をキャメルクラッチに捕らえ、春山が顔面にドロップキックのお返し(左写真)。春山がキャメルクラッチ、関西キック、春山飛ぶ。関西エルボー打って春山にタッチ。春山コーナーからエルボー落とす。春山腕ひねる。天野切り返して十字に。関西カット。春山ロープに振る、天野ラリアットで返しコマンドにタッチ。

コマンドロープ渡りホイップ(右写真から十字。さらに腕折り。5分経過。コマンドアームストレッチ、春山切り返して逆エビ、コマンドロープ。関西にタッチ。

ロープに押し込んで背中にキック、サソリ固めに(左写真)。天野がドロップキックでカットしようとするが関西は放さない。天野キック連打でようやくカット。関西コマンド振ってラリアット。もう一度振る。コマンドウラカン・ラナ狙い、関西受け止めてパワーボムに行こうとするが天野がローキックで関西を崩し、コマンドがヒッププレスでつぶす。2人で顔面ドロップキック。関節兄弟がダブルで振る。関西クローズラインかわす。春山が入って2人にフェースクラッシャー。立ち上がったところに関西がラリアット。コマンドをフォール、カウント2。春山にタッチ。

春山フライングソーセージ、コマンドかわす。コマンド掌底、春山かわす。春山ジャンピングネックブリーカー連発。3発目をコマンドはワキ固めに切り返す。天野ダブルアックスハンドル、ワキ固め。春山ロープ。天野飛びつき十字固め、関西カット。春山バック取って心中アトミック、カウント2。天野バック取る。春山ロープまで逃げる。関西のハイキックが天野にヒット(右写真)。10分経過。

春山ローリングクレイドル(左写真)、天野の足がロープにかかりカウントは入らず。春山関西にタッチ。バックドロップは天野ブロック、関西ラリアット。ハイキックかわして天野はヒザ裏にドロップキック、ヒザ十字に。

コマンドも入ってダブルのヒザ十字(右写真)。レフェリーがブレーク。天野が関西押さえてコマンド掌底。コマンド正式にリングイン。関西パワーボム狙う、コマンドウラカン・ラナに切り返す。コマンド掌底、関西かわしてバックドロップ、春山にタッチ。春山ダイビングプレス、カウント2。関西がスプラッシュマウンテンの体勢に抱え上げて春山がミサイルキックを合わせるがコマンドはかわして関西に誤爆。

コマンドが春山に十字、春山ロープ。コマンド掌底、コーナーに上げて雪崩式裏投げ(左写真)、カバーは関西カット。コマンド関西に掌底、天野が関西を十字で押さえる。その間にコマンドはセンセイ固めIIで春山からギブアップを奪う。

コマンド(15分37秒 センセイ固めII)春山


ここで今日欠場の美咲華菜が欠場の挨拶。リングを去ろうとする時、突然ターザン後藤が現れて、ヒザの悪い美咲に肩を貸そうとする(右写真)。2000/1/9のIWAへの前振りか・・・・・(「こんなとこまで来てIWAの宣伝してんじゃねーよ!」「お前にオレの気持ちが分かるか!」といったやりとりは、なし。)

そして休憩。休憩も「10分」と言いつつ長いなあ。休憩後のインフォメは冴。今年の最多観戦者(93試合中78試合とか)表彰も。2位は表彰拒否?


第5試合 JWP認定無差別級選手権試合
日向あずみ(王者)vs 輝優優(挑戦者)

輝は握手を求めるが、日向はその手を蹴る(左写真)。日向ゴングと同時にニーアタックで先制。ロープに振る。日向のパンチをかわし輝がトラースキック。輝延髄蹴り行くが日向かわす。

日向タックルから逆エビ。逆片エビにスイッチするが(右写真)体勢崩れる。輝ヒザ十字に切り返す。日向ロープ。

輝レッグロックからチキンウィング。立たせて腕折りからワキ固めに(左写真)、日向ロープ。輝ロープに振る。日向ジャンピングヒッププレスでつぶす。日向ストンピング、顔面キック、ドロップキックとキツめの攻撃。5分経過。

日向ダブルアームの体勢、輝コーナーに押し込む。輝エルボー連打。コーナーに振るが日向は反転ボディアタック。日向ロープに振ってキチンシンク。顔面ドロップキック。日向ダブルアーム式背骨折り(右写真)2発。キャメルクラッチからカベルナリア、口もふさぐ日向。輝ロープ。立たせて首投げ、スリーパーに。

輝立ち上がって背負い投げで返すと逆にスリーパー。さらに三角絞めに(左写真)。日向ロープ。輝首4の字、日向は輝の足を固めて首を抜く。10分経過。張り手合戦から輝ロープに振る。日向反転ドロップキック。日向は飛びつきDDT、コーナーに上ってミサイルキック、輝かわす。輝強烈な顔面キック、日向の顔が腫れ上がる。

輝コーナーに振る。日向切り返して串刺しニーアタック(右写真)。日向バックを取る。輝ロープに逃れる。

エルボー合戦は輝が制す。日向は輝の突進をかわしてエプロンからスワン式ミサイルキック(左写真)。日向ロコモーションジャーマン、2発目輝食わない。日向はヒザ十字、輝ロープ。

日向低空ドロップキック、輝は場外に逃げる。日向はコーナーに飛び乗ってトペ・コン・ヒーロ(右写真)。15分経過。さらにエプロンに戻ってもう一発。

リングに戻りロコモーションジャーマン、6発目でブリッジ(左写真)、カウントは2。日向コーナーに上る。輝追う。日向蹴落としてボディアタック、輝はキックで迎撃。輝もちつきパワーボムから肩に担いでブラックバスター、2カウント。

輝コーナーに振ってイナヅマ、延髄蹴りをはさんでコーナーに飛び乗り流星キック(右写真)。だるま式ジャーマンはカウント2。輝垂直落下式ブレーンバスター狙うが日向ブロック。

輝はエルボー打ち込んでコーナーに日向を上げ、下からカチ上げエルボー。輝が上がる。日向体勢入れ替えてビクトリースタードロップ(左写真)、カウント2。

日向みちのくドライバー狙う。輝はブロックしてバックに回ると変形のかわづ落とし。すかさずドラゴンスリーパーに捕らえる(右写真)。日向なんとかエスケープ。

輝コーナーに上る。日向素早く起きてコーナー上るとスパイダージャーマン(左写真)。腹筋で起き上がりコーナー上で向きを変えるとミサイルキック、カウント2。20分経過。

日向バックを取る。輝はヨーロピアンクラッチで丸め込む、カウント2。日向立ち上がるといきなりのみちのくドライバー(右写真)、カウントは2。

日向2発目狙うが輝は逆に持ち上げ垂直落下式ブレーンバスター(左写真)、カウントは2。輝エルボースマッシュからカバー、これも2。輝2発目狙う、日向はDDTに切り返す。キックは相打ち。

両者ダウン状態から起き上がると輝ジャーマン、日向2で返す。すぐに日向がジャーマン(右写真)、輝も2で返す。輝再度ジャーマン、これも2。輝「立て!」日向立ち上がって張り手からだるまジャーマン、しかし2で返す。

日向コーナーに上って延髄ニー、輝かわす。輝日向のボディにキック、手四つに取る。ダブルリスト?輝ジャンプすると意表を突くウラカン・ラナ、がっちり固めて(左写真)3カウント!

輝(24分22秒 エビ固め)日向
※輝、新王者に。

輝マイク「日向、来年は組まないか?いい返事待ってるぞ。」日向は無視して控室に。ベルトを手にした輝うれしそう。

しかし日向は関西らの挑戦を受ける前に陥落か。試合内容は文句なしだが、今後も挑戦者が四天王だけ、となるとこの苦境は脱せないだろうな。



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