アルシオン 8/31なみはや大会〜トーナメントZION〜



会場のなみはやドームは大阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線の門真南駅からすぐ。駅から地上に出ると右写真のようなドームがすぐ目に入る。しかし今日使うのはこのドームではなく、地下にあるサブアリーナ。とはいえ、このサブアリーナが普通の町の体育館くらいはゆうにある大きさ。今回2階も開放したため、満員にはなってないが、それでも月曜6時開始という条件にしてはいい入り。

6時5分入場式スタート。"ARS"のときと同様にステージにトーナメント出場者8人が並ぶ形式(左写真。アンダーカード、特別試合の選手は出ず)。開始宣言はトーナメント実行委員長・コンドウマサユキ氏。RINGS古田リングアナばりの気合いの入り方で会場を驚かせる。なみはやドームは「会場の都合上」紙テープは禁止だそうだ・・・・。


第1試合 トーナメント補欠戦(15分一本勝負)第1試合
ファビー・アパッチェ vs レディー・メタル

右写真はファビー(レディー・メタルはマスクウーマンだから当たり前か)。レフェリーはファビーの父、グラン・アパッチェ。いきなりサルト・モルタルを見せる。いかにもルチャな動きの応酬からファビーが足折り固め、カウント2。メタルも飛びつき前方回転エビ、これも2カウント。ファビーが河津掛けから後ろに引き倒して丸め込むと3カウント。

ファビー(2分54秒 エビ固め)メタル
※ファビーはトーナメント出場者が負傷欠場の場合の補欠に。



第2試合 トーナメント補欠戦(15分一本勝負)第2試合
アジャ・コング vs 秋野美佳

秋野がドロップキックで先制攻撃。アジャが捕らえてロープに振る。秋野は戻りざまにウラカン・ラナ、2カウント。さらにミサイルキック、これも2カウント。秋野がアジャのバックを取る。アジャ動かない。秋野ロープに飛ぶ。アジャラリアット、秋野かわして飛びつき前方回転エビ、アジャこれをこらえてぶっこ抜きジャーマン。秋野大ダメージ。アジャは秋野が立ち上がるのを待ってラリアット、3カウント。

アジャ(54秒 体固め)秋野
※アジャもトーナメント出場者が負傷欠場の場合の補欠に。



第3試合 トーナメントZION1回戦(時間無制限一本勝負)
浜田文子 vs マリー・アパッチェ

入場時の浜田文子(右写真)。確かに新人離れしてる。


一方こちらも最近プッシュされてるマリー・アパッチェ(左写真)。


両者スタートから器械体操の演技のようなロープワーク。マリーがまずニールキックをヒットさせ、浜田を場外に落とす。すかさずトップロープノータッチのトペ・コン・ヒーロ(右写真)。リングに戻り浜田をロープに振る。浜田ウラカン・ラナ、2カウント。マリーはアームホイップから腕をハンマーロックに固める。マリー、浜田の両足をたたんでデスロックに移行するが、浜田は手足をからめて引き倒し2カウント。

マリードロップキック、浜田かわしてフィッシャーマンズスープレックス、ブリッジ崩れてカバー、2カウント。浜田ドロップキック、マリー場外転落。浜田はエプロンに出て、セカンドロープからラ・ケブラーダ(左写真)。

浜田リングに戻るとコーナーに上る。マリーは追ってトップロープからのブレーンバスター、カウントは2。今度はマリーが上り、ミサイルキック、これも2カウント。マリー吊り天井(右写真)。5分経過。

マリー自らリリースしてトップロープへ。浜田雪崩式ブレーンバスターのお返し。浜田が上るとマリーが追って雪崩式フランケンシュタイナー、カウント2。マリー上る。浜田雪崩フランケンのお返し狙うがマリーはこれを踏ん張って(左写真)スーパーパワーボムに持っていく。しかし浜田はこれを1カウントでクリア。マリーツームストーンドライバー、2カウント。浜田かなりダメージある様子。マリー投げっ放しパワーボムからムーンサルトプレス、カウント3ぎりぎりで浜田は肩を上げる。

マリーが浜田をコーナートップに上げる。マリーがセカンドロープまで来たところで浜田はマリーを飛び越えて雪崩式回転エビ(右写真)、カウント2。両者ダウン状態。浜田先に立ってロープに走り、飛びつきスイングDDT、カウント2。浜田カニばさみからエビ固め、マリー上体起こす。浜田は自分の片足をマリーの首に掛け、腕を取っての変形ストレッチに。マリーギブアップ!

浜田(9分27秒 ラ・アヤキータ)マリー



いやー、浜田よくなってる。とはいえまだ「ルチャドーラとして」いい、のレベルだから上と当たったらどうかはわからんが。


第4試合 トーナメントZION1回戦(時間無制限一本勝負)
玉田凛映 vs 二上美紀子

玉田、ゴングが鳴るといきなりウラカン・ラナ、2カウント。二上はラリアット、バックドロップ、キックと攻めるが玉田は足をキャッチしてドラゴンスクリュー。ここから玉田のヒザ集中攻撃。低空ドロップキック、ヒザ十字、ヒザ目掛けてのミサイルキック、ヒザ十字、またドラゴンスクリュー、4の字、エプロンでのヒザ打ち、マットへのヒザぶつけ(もうちょい関節技で行ったらどうかという気もしなくもない)などなど。5分経過。玉田はブレーンバスターを狙う。二上はワキ固めに切り返す。二上キックを打つがヒザが痛む様子。それならと掌底を多用。十字に行くがちょっと動きが遅い。玉田はまた足を取ってヒザ十字に。二上必死にエスケープ。玉田くらいつく、二上はかわづ落とし。玉田をコーナートップに乗せるが玉田はこれを蹴落としてミサイルキック、2カウント。二上掌底、玉田エルボー、ロープに走ってローリングエルボー(右写真)。カウントは2。玉田ジャーマン、二上投げられたところでアームロックに取る。さらにワキ固めに移行、玉田ロープへ。二上ヘッドロック、玉田バックドロップ。玉田ミサイルキック連発。10分経過。

玉田、また二上のヒザにミサイルキックを打ち込むとドラゴンスクリューから4の字。二上ロープエスケープ。玉田低空ドロップキック2発。二上3発目に来るところにカウンターのラリアット。玉田また足を取ってヒザ十字、二上ロープ。玉田しつこく足を取る。二上もう一方の足でキック。さらにハイキック2発からストレッチボム(左写真)、玉田はこれをカウント1で返す。二上もここがチャンスをばかりに垂直落下式ブレーンバスターから二上式首固め(ストラングルホールド)に固める。玉田ロープエスケープ。二上大車輪キック、当たり浅い。玉田が掌底で逆襲、二上も2発目をワキ固めに切って取る。玉田ロープ。

二上掌底を打ち込んでフルネルソンに。玉田これを切り返してドラゴンスープレックス(右写真)、しかしカウントは2。玉田もう一発を狙ってフルネルソンに。二上これを切り返してワキ固めに。玉田の痛めている右肩を絞り上げると玉田はとうとうギブアップ。

二上(13分46秒 ワキ固め)玉田



第5試合 トーナメントZION1回戦(時間無制限一本勝負)
大向美智子 vs 府川唯未

府川の右眼が腫れ上がっている。大向も右肩にテーピング。両者突っ込んでロックアップ。大向離れてキック。なんかフォームがよくなってるなあ。スムーズに体重移動してるし(前は棒立ちで足振りまわすだけだった)。ローで府川をダウンさせると顔面にキック連打。ん。顔面ケガしてる人間にそこまでせねばならんのか?大向、ここで咲恵譲りのローリングソバット。府川難なくかわしてロープに走る。帰ってきたところを大向はカウンターでフロントスープレックス。大向府川をロープに振る。府川今度はコルバタを決め、十字に(また逆の腕だ)。大向ロープエスケープ。府川フェースクラッシャーをはさんで十字、ワキ固めから十字。大向はロープに逃げるのみで反撃できない。府川はヒザ十字に。またロープ。府川がバックを取る。大向府川の腕を足で挟んでのネックロック、府川エスケープ。府川のウラカン狙いは大向がパワーボムに切り返す。大向スワンダイブミサイルキック、府川すぐに立ちあがってランニングネックブリーカー。大向府川の髪をつかんで挑発。府川その腕を取ってワキ固め。十字、そして三角絞めに移行。大向はこれをジャックナイフに固めるがカウントは2。大向キック連打、府川キャッチしてSTF。府川コーナーに。大向追うが府川は雪崩式ノド輪落としから十字に。大向また逃げるのみ。5分経過。大向バック取ってタイガースープレックスの体勢、府川腰を落としてこらえる。大向バックドロップから延髄ニー、カウントは2。大向裏投げ(これも長谷川譲り?)を狙うが府川は切り返してヒザ十字に。大向ロープ。大向府川をジャーマンで投げるが形が崩れる。スワンダイブニールキックはカウント2。府川飛びつき十字固め、大向ロープ。大向ローリングソバット。府川かわす。もう一発。府川ジャンプしてこれをキャッチ、ヒザ十字固めに。大向ロープ。府川大向をロープに振るが大向走れない。府川ヒザに蹴りを入れてロープに走る。大向カウンターでローリングソバット。当たりよくない。もう一発。これは入ったか?大向必死に押え込む、3カウント。

大向(9分50秒 エビ固め)府川

うーん、ちょっとそのフィニッシュは・・・・・いくら大向にはきれいな形にこだわるより勝ち星が必要とは言え、それでは・・・・内容も悪すぎるし。ケガのせいかもしれんけど、グラウンドの切り返しができんようじゃ、アルシオンの掲げる理想からひとり外れているような気もする。


第6試合 トーナメントZION1回戦(時間無制限一本勝負)
吉田万里子 vs レジー・ベネット

吉田、序盤からグラウンドに持ち込む。まずはスリーパー。しかしレジーもこれを外してケサ固め。レジーチキンウィングアームロック、吉田上になるがレジーは下から締め上げる。吉田なんとか脱出。スタンディングから片足タックル、すぐアキレス腱固めに。レジーは立ち上がってヒザ十字固めで逆襲。吉田は体勢を引っくり返してシャープシューターに持ち込むがレジーは脚力で弾き飛ばす。吉田また足を取ってアキレス腱固め、レジーも足を取り返してヒールホールド。レジーは吉田の足にギロチンを落としレッグロックに。吉田スリーパーに切り返し、さらに十字狙い。しかしレジーは上体を起こし腕を抜く。吉田再度下から十字狙い。レジーブロックしたままロープエスケープ。5分経過。

吉田タックルに行くがレジーはうまく切って上にかぶある。そのままパワーボムで持ち上げようとするが吉田は抵抗。レジー一旦放して背中にチョップ、ローキック。足を取ってアキレス腱固め、吉田エスケープ。レジー再度のトライで吉田を担ぎ上げるが吉田は着地して背後からスリーパーに。さらにコブラクラッチに移行して絞めるがレジーエスケープ。吉田バック取る。レジーバックエルボー。吉田ロープに走る。レジー帰って来たところをレジーラック、吉田着地してスリーパー、レジーは切り返してパワーボム、カウント2。レジーネックロックで締め上げる。長時間締められ、吉田ロープに振られても走れない。レジーサイドバスター、吉田かわすが、レジー無理矢理リバースDDT。レジー予告付きグローバルボム(右写真)、カバーにはいかずトップロープからダイビングプレス。しかしこれは吉田がかわす。吉田裏アキレス腱固め。レジーロープ。吉田中央に引っ張ってもう一度裏アキレス腱。レジーバックを取る。吉田取り返す。吉田十字狙い。レジー逃げる。裏十字固めの体勢で肩をひねり上げるとレジーついにタップ。

吉田(10分49秒 裏十字固め)レジー


ここで休憩。

第7試合 トーナメントZION準決勝(時間無制限一本勝負)
二上美紀子 vs 浜田文子

二上は着替えて出てくる。3戦とも違うコスチュームで、ということか?意外にゆっくりとした立ち上がり。浜田が攻め込むでもなくかと言って二上が潰しにかかるでもなし。二上がフェースクラッシャーからすぐにテイオーロックに移行。浜田ロープエスケープ。二上はストーンコールドスタナーを浴びせるとコーナーに上る。浜田追って雪崩式フランケンシュタイナー(左写真)。次に浜田がコーナーに上ると二上が雪崩式フランケンのお返し。

二上が浜田をロープに振ると浜田はブファドーラ、カウント1。続くフィッシャーマンズスープレックスも1で返す二上。浜田は二上の足を監獄固めに決めると両腕を羽根折り固めに。リリースしてコーナーに振ろうとするが逆に振られ、しかも駆け上がろうとするところで足を滑らす浜田。そこに二上は大車輪キック、ラリアット。カウントは2。二上垂直落下式ブレーンバスター、浜田着地。二上掌底、浜田かわして張り手。浜田飛びつき前方回転エビ固めに行くが、二上は踏ん張ってぶっこ抜きジャーマン(右写真)に。カウントは2。

二上がコーナーに振る。浜田はコーナーに反転し、飛びつきスイングDDT。二上はカウント1で返すと掌底からチョークスリーパー。浜田なんとかロープに。二上また大車輪キック、浜田かわし、ロープに走ってウラカン・ラナ。二上エビ固めに切り返す。浜田がもう一度切り返して押え込むとカウント3。

浜田(4分32秒 エビ固め)二上
※浜田、決勝進出。

あらー、予想が外れた。というより、二上何たる大チョンボ。


第8試合 トーナメントZION準決勝(時間無制限一本勝負)
吉田万里子 vs 大向美智子

大向は吉田の差し出した握手を拒否。こういうので「気迫」を出してもしゃあないんだが。大向キック。吉田一発目から蹴り足取って掌底、アキレス腱固めに。大向ロープに逃げる。大向立った状態から強引にワキ固めに行こうとする。吉田回転してかわす。大向キック連打で吉田をコーナーに詰める。吉田体勢入れ替えてヒザ蹴り。大向再度入れ替えてキック、ちょっと下がって串刺しニー。大向ダブルリストアームサルト、カウントは1。吉田バック取る。十字はブロックされるが足取ってヒザ十字に。大向ロープ。吉田、ロープに振ると見せかけてボディにヒザを入れ、魔神風車固めのような姿勢からDDT。吉田アキレスからヒール、大向エスケープ。吉田バック取る。大向切り返すが吉田はヒザ十字に。またロープ。大向カカト落としをヒットさせるがローリングソバットは空振り。吉田がロープに走るとカウンターのフロントスープレックス。大向キック、カカト落とし乱打。カバーはカウント2。5分経過。
大向が突っ込む。吉田ワキ固めに取る。腹固めに移行、大向ロープ。大向吉田をロープに振ってローリングソバット、これはヒット。また強引に押え込むが吉田は2で返す。吉田そのままグラウンドの体勢からコブラクラッチ(左写真)。大向エスケープ。大向バック取ってタイガースープレックス、カウント3ぎりぎりで返す吉田だが表情は不変。大向スワンダイブニールキック、吉田かわす。ローリングソバット、これもかわす。足取って裏アキレス腱固め、大向ロープ。吉田マウントから十字、大向が上体を起こすと足を首に掛けて絞め上げる。大向ギブアップ。

吉田(7分59秒 変形三角絞め)大向
※吉田、決勝進出。

大向、リング下にいたアジャになにか言われて怒るが、この内容では何を言われても仕方ないのでは?


第9試合 ファイナル・サマー・ファンタジー(15分一本勝負)
タイガードリーム vs 矢樹広弓

先に入場の矢樹は新コスチューム。タイガードリーム、オリジナルテーマに乗って入ってくると、当然コーナートップに上がり「例のポーズ」(右写真)。しかしそれを終えてコーナーから飛び降りると同時に矢樹が殴り掛かる。おおっ、やる気だ。しかしタイガーはソバットでこれを退ける。レフェリー村山大値が2人を分け、改めて両者のコール。

そして正式ゴング。矢樹は手四つから巴投げ。ウラカン・ラナに行くがタイガーこれを受けず。タイガーロープワークから側転クロスボディに行くが、なんか動きが変。カウントは1。さらにコーナーに上るが、結局降りてパンチ。どうしたの?タイガーブレーンバスターからソバットで矢樹を場外に落とす。矢樹がエプロン経由で戻ってくると無理矢理引きずり倒してコーナーでパンチ。矢樹が立ち上がるとサルト・モルタル(サマーソルト・キックにはなってなかったような)。タイガーアームホイップ。矢樹はすぐに飛び起きてホイップで返し十字に。タイガーロープエスケープ。タイガー場外まで逃げる。しかし矢樹が追うと先に上がる。

また手四つから再スタート。タイガーヘッドロック。ここからくるくるスピンして最終的にはレッグシザーズで倒す例の奴。そのままSTFみたいな感じに(右写真)タイガーリストロック。矢樹取り返す。タイガー回転して外す。これもタイガーキング直伝か。矢樹は飛びつき十字、タイガーこらえてロープ際まで運び、場外に落とす。タイガーロープに走るが、これまた例のロープくぐりフェイント。

矢樹フザケるなとばかりにロープに固定するとマスクはぎ。ちゃんとあごひも部分をつかんで引っ張ってる(左写真)。5分経過。

エルボーの打ち合い。タイガー走り込んでラリアット。タイガートップロープからダイビングプレスを打つが、これは矢樹かわす(右写真)。背後から回って十字。タイガーロープに。(グラウンドで反撃できないタイガーは佐山的にはいかんのではないだろうか?)矢樹ストンピング。タイガーバック取る。矢樹ワキ固めに切り返す、タイガーロープ。矢樹はロープに振って一本背負いから十字、タイガーは上体を起こして上からパンチ。タイガーロープに振る。矢樹飛びつき前方回転エビ、カウント2。タイガーはジャーマン、カウント2.5。タイガー「行くぞーっ!」と吠える。そのスキをついて矢樹はランセットアーチからヒザ十字。タイガーもヒザ十字で切り返す。矢樹ロープ。

矢樹エルボー、タイガーはソバットから垂直落下式ブレーンバスター。そこからムーンサルト3連発(一発一発入り方を変えた=写真は一発目)。矢樹は2で返す。10分経過。

タイガースープレックスの体勢、矢樹は腕を取ってエビに丸め込む(表現難しいが、右写真参照)、カウント2。タイガーは投げっ放しパワーボム。矢樹立ち上がりフィッシャーマンズスープレックス、しかしカウントは2。

矢樹「タイガースープレックス行くぞ」のアクション。バックを取るがタイガー切り返して逆にタイガースープレックス(左写真)、これで3カウント。

タイガー(11分3秒 タイガースープレックスホールド)矢樹


勝った瞬間に「タイガーマスクのテーマ」(最初のテレビ版のOP。「白いマットの〜」の方)が流れる。乱闘を仕掛ける矢樹。セコンドが分ける(右写真)。

矢樹の虎ハンターぶりはよかったと思う。まあ、1回目だし、「ライバル」になるかどうかは2度目、3度目があるかないかにもよるんではないかと。


第10試合 トーナメントZION決勝戦(時間無制限一本勝負)
吉田万里子 vs 浜田文子

まさか決勝戦がこの組み合わせになろうとは。


探り合いからスタート(右写真)。吉田バックを取る。すぐに足を取ってアキレス腱固めに。浜田ロープに逃げる。ロックアップ。吉田下から十字に。ロープに近くレフェリーがブレーク。今度は手四つから力比べ。吉田巴投げのようにハネ上げて十字に。浜田ブロック。グラウンドで吉田は浜田を完全にコントロール。吉田十字に行く。浜田はブロックしながらロープに足を。吉田魔神風車固め式DDT。片足タックルからヒザ十字固め、浜田ロープ。

吉田ダブルアームスープレックス(左写真)からスリーパー。浜田一旦ロープに逃げるが吉田はまた捕まえて絞める(下写真)。浜田ロープエスケープ。

吉田ロープに振ってまたスタンディングでスリーパー。浜田「チクショー」と叫びながらヒザ蹴り連打、ロープに走ってウラカン・ラナに行くが吉田は受けてあげない。浜田エルボー、吉田受けながらもどんどん前に出て行く。浜田は吉田をカニばさみで倒すが足を取る前に吉田がヒザ十字固めに切り返す。5分経過。
吉田スリーパー、浜田ロープ。吉田バック取る。浜田取り返す。吉田腕十字、浜田ロープ。吉田浜田をロープに振る。浜田ウラカン・ラナ、カウント2.5。吉田ワキ固めに行く。浜田切り返して逆さ押さえ込み、カウント3かと思いきや吉田の足先がロープにかかっていた(左写真)。

吉田投げっ放しジャーマン。浜田を背中にかつぐと最近使ってなかったエアレイドクラッシュ!カバーには行かず、グロッギー状態の浜田にもう一発エアレイドクラッシュ(右写真)。ヒザで踏みつけて、ポーズ取りながら3カウント(下写真)。

吉田(7分39秒 体固め)浜田
※吉田万里子、優勝。


引き続いて表彰式。意外に小さい優勝カップ。準優勝の浜田文子にはゴング原記者からトロフィー。週プロ選出の敢闘賞はなんと大向。はあ。ま、私とは意見が合わんということで。


最後は出場8選手で記念撮影。


優勝は本命のこの人でした。


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