アルシオン 2/18 後楽園大会



5:30に開場。さすがにこの時点では人が少なかったが、6:45の開始時には8割ほどの入りに。しかしこれだけのカード揃えて1500人(推定)つうのもなあ。

入場式後のあいさつは今日デビューの門恵美子。(写真は矢樹と奥津の後ろ姿)。スタッフ変更の発表。「プレイングヘッドコーチ」吉田、「プレイングコーチ」二上、選手会長・大向、選手会書記・奥津、選手会会計・玉田だとさ。大向が選手会長就任のあいさつ。


第1試合 アジャ・コング vs 門恵美子

門に黄色(+銀)の紙テープが飛ぶ。藤田が黄色が好きとか言ってなかったっけ?握手でスタート。その手を放さず門がアジャにジャーマン、カウント2。

門、ドロップキックを中腰状態のアジャに連発。ボディスラム狙う。これは無理。するとグーパンチ。あーあ、デビュー戦からこれですかい。再度トライ、やはり無理。アジャ「クソガキー」と叫んでエルボーからボディスラム。アジャラリアット、カウント2。ブレーンバスターは門がスモールパッケージに。門アジャをショルダースルーで投げカバー、2カウント。アジャコーナーに振って串刺しラリアット。ボディプレス、サッカーボールキックから垂直落下式ブレーンバスターで3カウント。

アジャ(2分45秒 体固め)門

「志願」してデビュー戦の相手務めたのに、受けるでもなく潰すでもなく、短時間で終わり。


第2試合 ルチャ・トライアングルマッチ
マリー・アパッチェ vs ファビー・アパッチェ vs ラ・ギャラクティカ2000

ラ・ギャラクティカ2000(左写真)は初見。入場は3人連続して。

トライアングルマッチとは要するに巴戦。まずはファビーvs2000でスタート。ファビーヘッドロック。2000ロープに振る。足をすくって転がし合い、ホイップ合戦からポーズ。2000ドロップキック。コーナーに振って突進。ファビーかわして2000は場外転落。場外でファビーに背を向けて待っている2000にファビーはエプロンからアストロシザーズ。リングに戻る。ファビー突っ込む。2000ヘッドバット。2000コーナーに上る。ファビー雪崩式アームホイップからカバー、カウント2。ファビーコーナー上る。2000かついで叩き付ける。ジャックナイフ固めはカウント2。ファビーフィッシャーマンズスープレックス、カウント2。ロープに飛んでラリアット。2000これをブロックして、腕を取ってくるくる回るとスモールパッケージホールド、カウント3。

2000(1分55秒 スモールパッケージホールド)ファビー

いやあ、2000って、初めて見たけど、相変わらずだな(爆)。

マリーvs2000スタート。2000コルバタ。マリーニールキック、カウント2。コーナーに振る。2000肩に飛び乗り、反転して回転エビ、カウント2。ロープに飛ぶ。帰ってきたところをマリーはアルゼンチンバックブリーカー(なんか別の名前あったんだが)に担ぐ。2000はエビ固めに切り返す。2000コーナーからプランチャ(左写真)、マリー逆に丸め込む、2カウント。マリーミサイルキック、ライガーボム、みちのくドライバー、3カウント。

マリー(1分31秒 片エビ固め)2000

雑。

ファビー入るなりいきなりドロップキックでマリーを場外に落とす。トペスイシーダ。リングに戻り、風車式背骨折り2発。ミサイルキックも2連発、カバーは2カウント。ファビーロープに飛んでウラカン・ラナ、カウント2。ファビーコーナーに上る。マリーは下から張り手入れて雪崩式ブレーンバスターからムーンサルトプレス、カウント2。マリー上る。ファビー張り手入れて雪崩式の飛びつき前方回転エビ(右写真)、落ちたところをラ・マヒストラル、カウント2。

ファビーがマリーをコーナーに上げ、雪崩式フランケンに行く。マリーは途中で止め、雪崩式ライガーボム(左写真)、3カウント。

マリー(2分38秒 エビ固め)ファビー
※マリーが2連勝で勝利。


第3試合 レジー・ベネット vs 二上美紀子

レジー、さらにやせたような。

二上、珍しく(?)セパレート。やめた方がいいと思うな、腹が出て見えるから(左写真)。

両者掌底を繰り出すが、互いに警戒しているのでなかなかヒットしない。しかし二上が最初にヒットさせる。レジーもかすり気味にヒット。しかし「かすり気味」でも十分な威力。二上が連打、レジーダウンするがカウント取られる前に立つ。レジーロープに振ってレジーラック。ターンバックルに顔面からぶつける。

レジースリーパー(右写真)、二上の足がなんとかロープに届く。村山レフェリーのチェックが入る。ちょっと空ろか?そこにレジーのドロップキック(!)、二上吹っ飛び、ロープで後頭部を打つ。二上場外エスケープ。再度村山レフェリーのチェック。レジーがロープに走る。まさか!?ありゃ、ほんとにトペやっちゃった!(しかしながらレフェリーチェックの間はよくないと思うぞ)さらにレジーは場外でパワーボム。二上リングに戻る。

レジー、背中にパンチ打ってグローバルボム(?)狙う。二上は空中で変形の三角絞め(左写真)に切り返す。レジーロープ。二上式首固めに行くが、これは途中で立ちあがられて失敗。5分経過。レジー逆片エビからSTF。フェースロックというよりスリーパーか。二上ロープ。レジー、コーナーにもたれる二上に向かって突進、二上かわしてカニばさみでレジーを顔面からターンバックルに突っ込ませる。

二上浴びせ蹴り入れてレジーをコーナーに乗せる。下から掌底。自分もコーナーに上がって雪崩式ミステリオ・ラナ(右写真)、2カウント。二上助走付けて掌底、レジーかわしてチョークスラムに行くが二上はこれをホイップに切り返す。二上ラリアット。レジーは腕パンチ。二上ダウン、レジーカバー、カウント2。

レジースリーパー(左写真)、二上立ち上がってチンクラッシャー。レジーそれでも放さない。二上バックドロップ。レジー掌底、二上ダウン。カウント9で立ち上がる。レジー走ってラリアット。パワーボムで叩き付けてコーナーへ。ダイビングプレス、これはかわす。二上すかさずマサ・パック。レジー2で肩を上げる。二上グラウンドコブラに移行。レジーギブアップ。

二上(9分15秒 グラウンド式コブラツイスト)レジー

これで再び二上が「次期挑戦者」に上がってきたかな?


第4試合 玉田凛映 vs 府川唯未

足を剥離骨折している府川、入場もおぼつかない。玉田は入場してくるなり府川の足にケリ。府川タックルで倒してマウントパンチ。しかし玉田は簡単に引っくり返すと足にギロチン。場外に出て府川の足を鉄柱にぶつける。府川苦悶。玉田エプロンからニードロップ。府川かわして玉田を客席に投げ込み、ノーマイクで、

「足なんかなくったって、やってやるよ!」

その意気は買うが、この試合の2人に期待されたものは「ケガを押して闘う根性」「そのケガの箇所を攻める非情さ」とかではなく、1周年で「どれだけ変わったか」を見せ、他のカードを食うことではなかったか?

玉田がリングイン。ここでようやくゴング。しかし玉田は「試合にする」気はなく、ストンピング、低空ドロップキック、アンクルホールド(左写真。つーか、足つかんでひねってるだけ)府川ロープ。村山「できるのか?」府川「できる!」そりゃ本人「できる」って言うよ。アイクイットマッチじゃないんだから。

玉田低空ドロップキック、府川かわす。玉田パンチ、府川かわしてジャーマン。さらにサブマリナースープレックスから十字(右写真)。玉田ロープ。

玉田低空ドロップキック。足を取って張り手、そしてドラゴンスクリュー。このままやったら骨折箇所以外のとこケガしそうだな。玉田さらにドラゴンスクリュー2連発。足にストンピング入れてアンクルホールド。村山ストップ。「できないな?できないな?」府川返事なし。村山ゴング要請。

玉田(3分25秒 レフェリーストップ)府川

玉田マイク「府川!そんな足でできんのか!?この試合は、そんな簡単なもんじゃないんだよ!」

言う通りだ。

府川、這ってマイクに。「1周年だっていうのに、こんなケガのせいで、こんな結果になってしまいました。皆さん、もう1回だけチャンスを下さい。次の後楽園でもう1回だけ玉田とやらせてください!」

最初からこの試合は中止すべきだった、としか言いようなし。


第5試合 秋野美佳 vs 浜田文子

吉田が「タマフカ対決」と比べて、とまで言ったルーキー対決。両者ロックアップ、すぐ離れる。再度ロックアップ、文子ミドルキック入れてロープに飛び乗る。しかし2歩も歩かないうちに足を滑らせて落ちる。秋野はそれをブレーンバスターに持っていく(左写真)。アクシデントを動じずに自分の流れに持っていくところはさすが、秋野。

秋野ロープに振る。文子切り返す。秋野さらに切り返してカサドーラからホイップ。文子場外転落。秋野助走付けてトペコンヒーロ。文子これをかわす。誰も受け止める人間がおらず、秋野は腰から場外へ。「受けろ」とは言わんが、これではケガのもと。文子トップロープへ。しかしまた足を滑らせて落ちる(右写真)。さっきの試合の重い雰囲気を吹き飛ばすどころかさらに輪をかける結果に。

両者リングに戻る。文子ボディスラム打ってローリングセントーン、秋野かわす。秋野逆片エビからフェースロック、さらにネックロックに。文子首を抜く。秋野ボディシザーズで攻める。文子はヒジでブレークするとレッグロックに。秋野スリーパー。文子足を極めに行く。秋野十字で切り返す。文子上体を起こして腕を抜き、デスロックに。秋野ロープ。文子ロープに振ってドロップキック。さらに串刺しドロップキック。文子声が出てない。息苦しそうにも見える。5分経過。ロープに振る。秋野切り返してショーンキャプチャー。文子ロープ。秋野立たせる。文子一本足ヘッドバット。2発目は秋野がワキ固めに。文子回転してかわし、DDT。ボディスラムに行くが秋野はウラカン風に丸める。2カウント。秋野ヒザ十字。文子ロープ。秋野突っ込む。文子ショルダースルーでエプロンに出してトップロープに秋野の喉をぶつける。文子ロープに走る。秋野入って来てドロップキック。三角飛びプランチャ(左写真)から十字、文子はジャックナイフで丸め込む。カウント2。

秋野変形の首4の字で絞める。文子ロープ。秋野ウラカン・ラナ狙う。文子かわす。しかし秋野はミステリオ・ラナ、カウント2.8。秋野は文子の手を取ってロープ反転ウラカンを狙う。しかし首に飛びついたところで文子がパワーボムに切り返す。文子ムーンサルト、カウント2。文子フィッシャーマンズスープレックスの体勢、秋野スモールパッケージホールドに丸め込み、ヒザ十字に移行(左写真)。

文子ロープ。秋野走って、中腰状態の文子にラリアット。秋野さらにロープに飛ぶ。文子はカウンターのスピンキック。カバー、カウント2。文子フィッシャーマンズスープレックス、これも2。10分経過。ようやく文子も声が出だす。文子、秋野をコーナーに上げて雪崩式フランケン、秋野はエビに切り返す。カウント2。文子はカニばさみからラ・アヤキータ、秋野ロープ。秋野グーパンチから片エビ、カウント2。秋野走る。文子再度カニばさみからラ・アヤキータ(左写真)、秋野ギブアップ。

浜田(11分16秒 ラ・アヤキータ)秋野

「比べろ」と言われても「どっちもどっち」だ。



ここで休憩(8:15〜8:30)

休憩後、JWP山本代表が紹介されてリング上に。会場は歓迎ムード。固いしゃべりで「3/28の福岡引退試合にキャンディー奥津の出場を依頼しに来た」こと、「前向きに検討してもらっていること」、「JWPとしてはそのお礼に3/16のアルシオン後楽園大会に福岡を出場させること」を発表。ただしカード等正式発表は来週に、と。


第6試合 キャンディー奥津 vs 大向美智子

1ヶ月以上の欠場からキャンディー奥津が復帰。「奥津」としては12月の横浜以来2ヶ月ぶり。

大向、コールを受けてもコーナーにもたれたまま(右写真)。

このふてぶてしい表情がよい>奥津。

もちろん試合前の握手はなし。両者互いを警戒してぐるぐる回る。ロックアップしてもすぐブレーク。大向距離を取ってローキック3連打。奥津はエルボーで反撃。大向もエルボー打ち返す。両方ともエルボーだかパンチだか判別不能。大向のカカト落としをかわして奥津パワーボム。大向は走ってヤクザキック4連発(右写真)。奥津ネックロック、大向首を抜く。奥津ボディシザーズ、大向立ち上がって足を取る。奥津下からアンクルホールド、大向ロープ。

両者手を取って引き合う(左写真)。奥津がエルボー打ち込んで、ロープに振ると片足ドロップキック。DDTからカバー、カウント1。

奥津ロープに振る。大向切り返す。アームホイップからクルスフィックス(右写真)、奥津ロープ。大向腕折り2発から腕極め顔面絞め。5分経過。ロープエスケープ寸前にリリース。コーナーに振る。奥津突っ込んでくるところにカウンターのエルボースマッシュ。DDT2発からカバー、カウントは2。大向スクールボーイ、カウント2。大向コーナーに振る。奥津コーナーに飛び乗るが大向はトップロープを蹴って奥津を落とす。

大向コーナーで奥津の首を踏みつける。奥津はその足を取ると、ストレッチマフラーホールドのような体勢からボム。奥津ダイビングヘッドバット、大向かわす。大向ミドルキック、ダウンするが奥津すぐ立つ。大向髪ホイップ、ヤクザキック、カカト落とし、顔面ヒザ蹴り。大向突っ込む。奥津エルボー入れて垂直落下式ブレーンバスター(左写真)。

奥津が大向を引き起こそうとする。大向下からキック入れてエビに丸める。奥津はジャパニーズレッグロールクラッチに切り返す。2カウント。奥津ロープに振る。大向ソバット、奥津かわしてラリアット。奥津突っ込む、大向フロントスープレックス。大向ヤクザキック(右写真)、ビンタ。

コーナーに上る。奥津は雪崩式ブレーンバスター(左写真)に。

奥津ジャーマン、DDT打ってムーンサルト(右写真)。客を手拍子であおって2発目。さらにあおってあおって3発目。しかしカウントは2。10分経過。

奥津パワーボム狙う。大向リバース。大向ロープに振る。奥津切り返してジャーマン(左写真)、ロコモーション式の3発目でフォールに。カウント2。

大向立ち上がるとタイガースープレックス(右写真)、カウント2。

助走付けてローリングソバット(左写真)、カバー、カウント2。12分経過、残り時間3分。大向コーナーから延髄ニー、奥津の前頭部にハイキック、さらに後頭部にも一発。奥津倒れる。

村山がダウンカウントを取らないので、大向はコーナーに腰掛けて「ダウンだろ!」と主張。村山カウント開始。奥津1で立つと、コーナーにいる大向の方に突進、そのままコーナーを駆け上がると雪崩式フランケンシュタイナー、エビに固めるとカウント3!

奥津(13分24秒 エビ固め)大向

奥津、「してやったり」の表情(右写真)。

奥津、やっぱり凄すぎ。頭蹴られたのはほんとなんだから三味線でもないだろうに、1で立ってあの動き。大向も不意をつかれた上に完璧に決められて動けず。やはり奥津は天才かも。


第7試合 QUEEN OF ARSIONタイトルマッチ
吉田万里子(王者)vs 矢樹広弓(挑戦者)


8時55分、矢樹ニューTシャツ&ニューコスチュームで入場。吉田を鋭い視線で見据える。

吉田はいつもと変わらぬ様子。両腕のバンデージが普段より多いか。

9時1分、ついにゴング。矢樹は低く低く入っていく。吉田が片足タックルを仕掛けるが、矢樹は見切ってかわす。試合開始してからも矢樹は緊張を自らのほぐすようなしぐさ。

両者手を手繰りあう。吉田が引きつけて、背中に矢樹を乗せるといきなりのエアレイド・クラッシュ。これは矢樹も予測できずに思いきり食らってしまう。カバーをカウント2で返すと矢樹は場外エスケープ。リングサイドを一周してリングに戻る。

また手の手繰りあい。今度は矢樹が吉田のバックを取ってジャーマン、カウント1で吉田はワキ固めに返す。矢樹回転して脱出するとバックを取ってスリーパー(右写真)。吉田足を取る。両者ニアロープのため村山レフェリーがブレークを命じる。

手四つから力比べ、吉田は巴風にハネ上げて十字に。矢樹はすぐに起き上がってヒザ十字(左写真)。吉田アキレス腱固めに行くが矢樹は上からつぶす。

吉田の首を上から引っ張り上げるように固める矢樹。バックを取ってスリーパー(右写真)、吉田力で外す。吉田は矢樹のガードポジションを抜けてがぶる。吉田が矢樹の体を引っくり返すが、矢樹はその動きを利用して上になる。吉田ヘッドシザーズで切り返そうとするが矢樹返させない。矢樹十字。これは決まらず。5分経過。

吉田が矢樹をバックから崩してSTF(左写真)。矢樹ロープ。吉田DDTから逆エビ固めに。矢樹逆片エビに移行したスキに脱出して下からアンクルホールド。さらにヒザ固め。吉田ロープ。

吉田が上になる。矢樹嫌う。吉田がぶる。矢樹返してネックロック(右写真)。首狙いが今日のポイントか?吉田首を抜く。矢樹は下からボディシザーズ。吉田ビンタ。矢樹も返す。吉田ボディシザーズを外してヒザ十字。矢樹は起き上がってまた首を取る。吉田ロープ。

矢樹、吉田の顔面をターンバックルにぶつけて反対側のコーナーに振る。吉田切り返す。矢樹コーナーに飛び乗るが吉田は引きずり落とす。吉田が突っ込む。矢樹一本背負いからカバー。肩が付かない。押え込む。カウント1で吉田返す。矢樹ロープに振る。吉田切り返す。矢樹は前方飛びつき回転エビから十字に。吉田起き上がってヒザ十字。矢樹ロープ。吉田ヒザ蹴り。矢樹エルボー入れてバックドロップ狙うがつぶされる。しかしバックから回転して十字に(左写真)。吉田ロープ。10分経過。

矢樹ロープに振って一本背負い狙い、吉田スリーパーに取る。矢樹ワキ固めに。吉田回転して脱出。吉田ドラゴンスリーパー(右写真。つうか、これデンジャラスドラゴンスリーパー高木に近いな)、矢樹ロープ。吉田さらにスリーパー、矢樹はチンクラッシャーで脱出。

吉田が突っ込む。矢樹は飛びつき十字固め(左写真)、吉田ロープ。吉田巴投げ狙うが矢樹はつぶして逆に十字。吉田上体起こす。矢樹は裏十字に極める。吉田ロープ。吉田場外エスケープ。矢樹はコーナーからプランチャで追撃。村山レフェリーがリング下に降り、「できるか?」と吉田に尋ねる。吉田涙目ながら「できる」とアピール。

吉田がエプロンに上がると、矢樹は吉田の痛めている右腕をロープを使って攻める(右写真)。吉田腕を押さえてうずくまる。

矢樹ランセットアーチ狙うが、吉田がブロック、ならば、と矢樹は飛びつき十字(左写真)。この入り方は初めて見た。吉田ロープ。矢樹再度ランセットアーチの体勢、吉田切り返す。矢樹はまた飛びつき十字。吉田ロープ。15分経過。

矢樹ランセットアーチ、カウント2。矢樹トップロープに上りミサイルキック(右写真)。

別コーナーに上り、ダイビングフットスタンプ、カバー、カウント2で返されるとそのままV1アームロック(左写真)、さらに十字に移行。吉田起き上がり、矢樹を持ち上げるとマットに叩き付ける。

吉田バック取る。矢樹切り返す。吉田エルボー入れてメキシカンバックブリーカーに取る。吉田締め上げた後降ろしてから片エビ、カウント2。矢樹飛びつき十字固めからワキ固めに。吉田切り返し、引っこ抜くように抱え上げるとパワーボム。バックドロップから片エビ固め、カウント2。吉田バック取る。矢樹ロープに逃げる。矢樹突っ込む。吉田かわして変形バックドロップ。カウント2。しかしエアレイドクラッシュは回転エビに切り返す(右写真)。

吉田スイング式のコブラクラッチ。矢樹を寝せると足をからめて変形スリーパーに移行(左写真)。矢樹必死に逃げようとする。吉田逃がすまいと締め続ける。20分経過のコール。矢樹が立ち上がりかけたので外れるか、と思ったら、次の瞬間矢樹タップ。

吉田(20分36秒 変形スリーパー)矢樹
※吉田、2度目の防衛に成功。

悔しそうな矢樹(当たり前だが)。

防衛に成功した王者も疲れたような表情。

吉田マイク。「みんな、リングに上がって下さい。」何をやる気かな?
「今日はどうもありがとうございました。今日の試合がアルシオンの1年の成果です。足りないところはたくさんあると思いますが、初心を忘れず突っ走ります。」

はい、たくさんあります>足りないとこ。

「そして」へ?
「大向、玉田、府川!あんたたちはどう思ってんだ?勝ち残っていくだけの自信はあるのか?」
それやるのかあ?せっかくのいい試合の余韻が・・・・・
大向マイク取る。「吉田、いつまでもナメてんじゃねーぜ。オレたちはこのままじゃ終わんねーんだよ。」
が、学芸会か、これは・・・・

「奥津!お前はどうなんだよ!」


奥津、振られると思ってなかったのか「Why?」ポーズを繰り返す。
しかしマイクを取ると、「私にはチンタラしてるヒマはない。私は秋野と文子とで新しいものを作っていく!」
秋野「奥津さん、やりましょう。でもリーダーは私ですよ。吉田!お前ら全部敵だ!」
秋野がついに吉田離れ。しかしそれを見る吉田の顔に緊張感なし(左写真)。だいたい、これも「決起」に見えるけど、すでに次期シリーズの6人タッグリーグ戦のカードが発表された後だからねえ、「次回予告」でしかないんだよな。

アジャがマイク取る。「えー、これでアルシオンの第1章は終わりです。明日から第2章の始まりです。第2章は自己主張の闘いです。自己主張のない人間は去っていただいて結構です。」

何締めてんだか。アジャもGAEAに参戦してるうちに「こういうの」がいいと思い始めたのかな?

門がいきなりマイク取る。「自分は、次の後楽園までに成長したところを見せます。次の後楽園で、矢樹さんとシングルやらせてください!」

はあ?何勘違いしてんだか、この新人は。

アジャ、また締めにかかる。「どんどん、新しい力で飛ばしていきますんで、今年もアルシオンをよろしくお願いします。」

まったく、変なのが流行しちゃってるよ>女子プロ界



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