アルシオン 4/14後楽園大会



6時45分ちょうどに暗転、入場式開始。フリーの矢樹を含む全員がライセンスナンバー18の門恵美子のTシャツ着用(右写真)で入場。南側のリングサイドには献花台、北側には遺影。カード発表。予定されていたレジー・ベネットvs大向美智子は「レジーの体調不良によりなくなりました。」これによって大向は他のカードに組み込まれることもなく今日は「お休み」に。それも変だが。代表あいさつは今日デビューする藤田愛。ここでリングアナから改めて門恵美子の死が報告される。1分間の黙祷。追悼セレモニーは決まり次第発表、とのこと。入りはあんまりよくない。


第1試合 マリー&ファビー・アパッチェ vs アジャ・コング&ラ・ギャラクティカ2000

先発は2000とファビー。ファビーホイップ連発から2000を場外に落とす。見えなかったが場外でアストロシザーズでもやった様子。リングに戻り両軍タッチ。マリーロープワークからアジャにカサドーラ、カウント2。すぐ2000にタッチ。マリードロップキック、2000スカす。2000ヘッドロック。ファビー、アジャも入るが一列につながるわけではなく、アジャはファビーにヘッドロック。アパッチェ兄弟、アジャと2000を同士討ちさせてダブルの股裂き。さらに同時回転エビ、同時ウラカン・ラナ、場外に落としてダブルのトペ・スイシーダ。2000をリングに戻してマリーが風車式バックブリーカー(左写真)。ファビーにタッチ。

ファビーミサイルキック、フィッシャーマンズスープレックスで2カウント。コーナーに上るが2000はこれを捕らえてCTスキャナーのように叩き付ける。カウント2。ボディスラム打ってアジャにタッチ。アジャセカンドコーナーからボディプレス狙うがファビーかわす。マリーも入ってダブルで振る。アジャクロスボディで2人まとめて押しつぶす。2000入る。アパッチェ姉妹2人同時のDDTから同時ムーンサルト行くが両方ともかわされる(右写真)。アジャと2000は同時のラ・マヒストラル、カウントは2。アジャがファビーをロープに振ってショルダースルー、ファビー回転エビ固めに。アジャこらえてヒッププレス、ファビーかわしてマリーにタッチ。

マリーはアジャをパワーボムに持ち上げようとするが上がらず。ロープに振る。アジャ体当たり。5分経過。2000にタッチ。マリーすぐさまニールキック、カウントは2。2000飛びついてカサドーラに行くが失敗して首固めに、カウント2。再度カサドーラ、これも2。2000はマリーの風車式バックブリーカーをDDTに切り返す。2000コーナーに。マリー雪崩式ブレーンバスター。すかさずムーンサルトプレス(左写真)、みちのくドライバーを畳み掛けてマリーの勝利。

マリー(6分38秒 体固め)2000

アジャがセコンドについていた大向に対してマイク。「こんな日に黙って見てるのもなんじゃないか?玉田とシングルやるんだけど、その後やらねーか?」

大向泣く。アジャ「泣いてねーでとっとと着替えて来い!」

アジャが1日3試合を志願。しかしこれでは玉田が自己主張してまで得たvsアジャ戦の意味ってもんが。それよりアジャが「自分をいじめようとしている」ように見えるのが気になる。


第2試合 矢樹広弓 vs 府川唯未

矢樹、先に入場するといつもの雄叫び。

今日は珍しい「さば水着」?(ちょっとリフォームしてあるが)

探り合いからスタート。両者ともなかなか入っていけない。矢樹が片足タックルで先制、バックを取るが府川切り返してマウント。矢樹も返す。府川腕取るが矢樹極めさせない。

府川立ち上がるといきなりキック(右写真)。もう方向転換?コーナーに振る。矢樹飛び乗るが、反転クロスボディを打つ前に府川が引きずり落として十字。矢樹上体起こす。府川ワキ固めに。矢樹ブロック。府川マウントからフェイントの動きを入れてヒザ十字に。矢樹ロープ。府川ステップオーバートーホールド、矢樹返す。矢樹リリースして後頭部にギロチンドロップ。矢樹飛びつき十字固め、ちょっと甘いようにも見えたが府川腕が伸びてしまいあわててロープ。

府川突っ込む。矢樹かわしてバックを取るとジャーマン(左写真)、カウント2。府川ヒザ蹴り、矢樹はパンチで対抗。矢樹ロープに振る。府川カウンターのネックブリーカードロップ、カウント2。矢樹が立ち上がったところに府川もう一発ランニングネックブリーカードロップ、矢樹はワキ固めに切り返す。府川首を取ると立ち上がってDDT。

府川フィッシャーマンズスープレックス(右写真)、いつものようにここから関節技には展開せずにカウントを取りに行く。しかしカウント2で矢樹返す。

矢樹ロープワークからカサドーラ(左写真)、しかし府川はこらえると強引に後ろに放り投げる。ボディスラムを打ってコーナーに。矢樹も立ち上がって追う。矢樹コーナーに上って雪崩式腕十字狙うが府川抵抗、矢樹の首を取って雪崩式のスタナーに決める。5分経過。

府川ミサイルキック(右写真)、カウント2。

足を固めての変形バックドロップホールド(左写真)、これも2。府川チキンウィングフェースロックに行くが途中でスリーパーに切り替える。かなりな時間締め上げたが、矢樹はロープに難を逃れる。

府川が矢樹をコーナーに上げる。矢樹体を入れ替えて雪崩式スクールボーイバスター(右写真)。

府川すぐに立って回転ヒザ十字狙う。今度は矢樹が強引にバックドロップで投げる(左写真)。カバーはカウント2。矢樹再度バック取る。府川切り返す。矢樹バックエルボー。府川ロープに走る。矢樹はカウンターの低空ドロップキック。ヒザではなくて腕十字に。府川ロープ。

矢樹ランセットアーチ(右写真)、カウントは2。

矢樹ミサイルキック(左写真)から十字、府川ロープ。府川スキをついて飛びつき十字、矢樹ロープ。10分経過。府川飛びつき十字失敗、矢樹押え込む、カウント2。府川切り返す。これも2。

府川が攻撃仕掛けるところを切り返して矢樹十字。これで府川タップ。

矢樹(10分43秒 腕ひしぎ十字固め)府川

試合後、矢樹が殴り掛かる。府川蹴りつけるが、顔がなんか泣いてるよう。なんで両方ともここまで感情的に?両者髪をつかんで何か言い合う。矢樹はリングを下りると門の遺影に一礼して控室へ。なんか「美しさ」の欠ける試合だ(自分が期待したのと違う、ってだけだけど)。


第3試合 アジャ・コング vs 玉田凛映

前口上。「アジャに三行半をつけられた玉田・・・」「突きつけられた」が正解。緊張感をそぐような前口上ならない方がマシ。先程の試合は短時間のうえ出番も少なかったとはいえ、アジャのインターバルはわずか10分。ゴングと同時にロックアップ。アジャロープに押し込む。ゆっくりブレークと思いきやアジャチョップ、玉田かわしてエルボー。反対側のロープに振る。アジャ切り返すが玉田はヒザ目掛けて低空ドロップキック。さらにもう一発。倒れたアジャのヒザ目掛けてストンピング。足を取ってドラゴンスクリューを狙う。アジャ延髄蹴り、玉田かわして裏アキレス腱固め。リリースしてヒザにストンピング。コーナー上がって足にダイビングフットスタンプ。玉田また低空ドロップキック、アジャかわしてバックドロップ。玉田空中でかわしてアジャの後方に着地、ヒザの裏にドロップキック。

玉田改めて足を取るとドラゴンスクリュー2連発(右写真)から4の字固め。アジャ必死にロープに。玉田は場外に出てアジャの足を鉄柱にぶつける。どうせなら鉄柱4の字までやればよかったのに。さらに場外に引きずり出して足にストンピング。玉田が先にリングに戻る。アジャ足を気にしながら戻る。玉田ヒザ蹴り、アジャ張り手。玉田エルボー、アジャ張り手、玉田ダウン。アジャコーナーに振って串刺しラリアット、カウント2。アジャマウント取って十字に。玉田上体起こして腕を抜くと足を取って裏アキレス腱固め。5分経過。

玉田アジャの足を取ってヒザ裏にドロップキック。コーナーに上る。ダイビングフットスタンプ、アジャかわしてラリアット。アジャボディスラム打って後ろ向きにコーナーに上る。玉田起き上がって高角度のジャーマンスープレックス(左写真)。玉田逆にコーナーに上って飛びつきDDT狙うがアジャはキャッチしてマットに叩き付ける。アジャエルボードロップ、カウント2。アジャセカンドコーナーからプレス、玉田かわして立ち上がるとエルボー。

玉田首を取るとコーナーの反動を利してスイングDDT。コーナーに上ってミサイルキック、カウント2。ドラゴン狙うがブロックされる。玉田エルボー(右写真)、アジャはラリアット。アジャ超高速バックドロップ、カウント2。アジャ玉田をコーナーに上げて雪崩式水車落とし狙う。玉田はそれを飛び越えて回転エビ固めに、カウント2。

玉田ミサイルキックをアジャの背中、頭、側面(左写真)、後頭部に計4連発。フルネルソンに取る。アジャブロック。玉田ジャーマンに切り換えて投げる。玉田ローリングエルボーからドラゴンスープレックス、見事に投げ切る。カウントは2。

玉田再度バック取る。アジャ切り返して投げっ放しジャーマン(右写真)。

アジャ裏拳、玉田かわすがアジャはそれを見越したようにショートレンジで裏拳ヒットさせる。最後は垂直落下ブレーンバスター(左写真)、カウント3。

アジャ(9分27秒 体固め)玉田

以前の玉田vsアジャ戦の内容を知らないが、これでもまだ責められなきゃいかんのだろうか?
玉田起き上がった後くやしそうにアジャをにらみつけるがマイクアピールなどはなし。すぐに大向のテーマが流れ、次の試合に。これはちょっと。


第4試合 アジャ・コング vs 大向美智子

大向、リングアナのコールと同時にソバットで先制。まだリング内には紙テープが舞っている。コーナーに振って串刺しニーアタック、カカト落とし。ここでようやく正式ゴング。「安全重視」「スポーツライク」と「感情むきだし」はやはり相反する概念のようだ。「アジャなら大丈夫」ではルールになるまい。大向タイガースープレックス狙い、アジャ腰を落としてブロック。大向サッカーボールキック。アジャ立ち上がってローキックで応戦。大向もローキック。エルボースマッシュ打ち合い。アジャは無理矢理押し倒すとマウントパンチ。大向切り返してパンチ入れる。両者転がって場外へ。場外でも殴り合いやってるようだが全く見えない。ようやくレフェリーが両者を戻す。髪の掴み合い。大向ヒザ蹴り、アジャヘッドバット。倒れたところにローキック。アジャコーナーに振ってラリアット、大向かわしてハイキック(右写真)、ソバットはブロックされる。

張り手は相打ち、大向拳を握り締めて(客向けアピール?)、グーパンチ。アジャかわしてバックドロップ。2発目ブロックして大向ハイキック。コーナーに上り延髄ニー、バック取るとタイガースープレックス(左写真)、カウント2。

大向パワーボム(レーザーズエッジ?)を狙うが無理(右写真)。大向顔面にヒザ蹴り、アジャニーダウン。しかし立ち上がるとすぐにラリアット。

アジャロープに振る。大向切り返すがアジャ再度切り返してラリアット、大向かわしてバックドロップ。アジャすぐに立って顔面キックから垂直落下ブレーンバスター(左写真)、カウント2。

大向立つ。アジャ裏拳、大向かわしてソバット、当たり浅い。アジャラリアット、カウント2。引き起こしてもう一発ラリアット(右写真)、カウント2。最後は裏拳、カウント3。

アジャ(5分7秒 体固め)大向

アジャマイク。「大向、残念だったな。3試合やった私にまだ勝てないというのはまだ甘いんだよ。」
「次、5・4、トーナメントの時は条件同じだからな。上がってくることを楽しみにしてるよ。
(2人は1回戦を勝ち抜けば準決勝で当たる)今のままの精神状態じゃ勝つのは私なんだよ!お前も、玉田も、府川も、さっさと上がってこいってんだよ!」

精神状態?普通そういう言葉が出るかな?

大向マイクを取ってなんかがなるが何言ってるかわからない。(最後に「ファイティングプロデューサー様!」と言ってるのは聞こえた)アジャノーマイクで「その言葉が負け惜しみにならんように」とか何とか。口ゲンカは控室でやってくれっての。


第5試合 キャンディー奥津&藤田愛 vs 秋野美佳&浜田文子

入場は意外なことに秋野、文子、奥津(左写真)の順で最後が藤田。おいおい、いきなり癇に障るようなことをするなあ。ここまでの3試合がなんか雑だったんで、奥津には期待したいが・・・・そしてオリジナルのテーマが流れ、南側階段席の最上部から藤田登場。ここまでするか・・・・・。普通こういう「作られた」スターはファンの反感買うもんだが、ここアルシオンではそれもOKらしい。2月の門とのスパーリングを見た限りじゃ、どうやっても私は期待できないんだが。藤田コーナーに上るとトンボを切ってリングイン。文子と秋野しつこく拍手。

村山レフェリーが門Tシャツ着用。この試合は「そういう」意味合いなわけか?先発は藤田(右写真)と、ジャンケンに負けた文子。両者リングをゆっくり回って出方をうかがう。そこで突然奥津が「わあっ!!」と大声。びっくりした文子に藤田がウラカン・ラナ、カウントは2。藤田ロープに振る。文子切り返すが藤田はアームホイップに切って取る。両軍タッチ。秋野は奥津にドロップキック3発。コーナー振る。奥津キックで返す。コーナー飛び乗るとミサイルキック2発、藤田にタッチ。

藤田ドロップキックから逆エビ狙うが秋野はヒザ十字に切り返す。藤田ロープ。秋野逆エビ、藤田ロープ。秋野ロープに振ってカニばさみ、レッグロックから弓矢固めに。リリースしてまた逆片エビ固め(左写真)。その体勢のままコーナーに引っ張っていって文子にタッチ。文子コーナーからニードロップ、ロープに振ってスパインバスター。サソリ弓矢固め、アムレットと矢継ぎ早に技を決める。5分経過。

文子リバースバイパーホールド、藤田ロープ。文子コーナーに振る。藤田サルトモルタル(右写真)。さすがにフォームはきれい。続いてコルバタ、文子場外に落ちるが藤田はフェイントのみで場外に飛ぶことはなし。奥津にタッチ。文子をロープに振る。文子ブファドーラ。文子フィッシャーマンズスープレックス打って秋野にタッチ。秋野ドロップキックで奥津を場外に落とす。藤田も落としてダブルのトペスイシーダ。

奥津をリングに戻してダブルのブレーンバスター。文子がスワンダイブのボディプレス、秋野がコーナーからダイビングプレスを決める。カウント2。奥津キック入れてコーナーに上る。秋野追う。奥津蹴り落としてミサイルキック。秋野奥津をコーナーに振って後ろからラリアット。奥津をコーナーに上げて文子に雪崩式フランケンを打たせる(左写真)。秋野はウラカン・ラナ、カウント2。文子正式タッチ、奥津とエビ固めの応酬。奥津は藤田にタッチ。

文子藤田をコーナーに振って串刺しドロップキック2発。しかしロープに飛び乗ってのムーンサルトは失敗(右写真)。藤田逆にムーンサルトプレス、しかし「行くぞー」のアピールの声が超低音で笑いが起きる。藤田もう一発狙ってコーナーに。文子肩車に取る。藤田エビに丸め込むが文子は途中で回転を止めて押え込む、カウント2。秋野にタッチ。奥津入ってエルボー、文子が奥津にスイングDDT。10分経過。奥津が秋野をボディスラムして藤田のムーンサルトのセットアップ。藤田コーナーに上るが、ムーンサルトには行かずに場外にいた文子に意表を突くプランチャスイシーダ。奥津は「中だよ!」と指示。
このあたりで営業の沖田氏が私の隣に座っていた女性に花束を手渡す。なんで試合中にそういうことするかなあ?

藤田リングに戻って秋野にラ・マヒストラル、これも鮮やか。が、カウントは2。奥津がリングイン。秋野をコーナーに振る。秋野それを利用して三角飛びに行くが、奥津はロープをゆらして失敗させる。ちょっと危ない落ち方。奥津ラリアットから手拍子を要請していつものムーンサルト3連発。

ところが3発目に行こうとしたところで藤田が「自分にやらせてくれ」とタッチを要求。奥津タッチ。再度秋野をセットアップして、藤田がファイヤーバードスプラッシュ(右写真)、これでなんと3カウント。

藤田(12分32秒 体固め)秋野

「第4代驚異の新人」藤田が「第2代驚異の新人」秋野をフォール、ってこの結果だけ見れば凄いことだが、内容が・・・・3/31にあれだけのもん見せた秋野&文子のテンションがここまで下がるもんかね?

「ここで見事勝ちました藤田選手に、お母様から花束です!」私の隣に座っていた女性がさっき受け取った花束を渡す。ふーん。

リング上では「今からこの4人で新しいものを作っていく」とか「門も入れて5人だ」とかなんとか、藤田の「おくっちゃん’S」(正式名称は知らん)入りの儀式が行われる。問題はみんなタイプが似てることと、「仲良しこよし」になりかねない(それは必ずしも「悪」ではないが、アルシオンでは否定されてるようだからね)とこだな、このユニット。それを何とかするのは奥津の責任か。藤田がどうのこうの言うのはまだ先の話。


ここで休憩。


第6試合 Queen of ARSION タイトルマッチ
吉田万里子(王者)vs 二上美紀子(挑戦者)

吉田、いつものようにベルトを肩から掛けて(左写真)、胸を張って入場。

ゴングが鳴っても両者探り合い。二上バック取る。吉田切り返す。二上首を取ってブレーンバスター。吉田バックに回ってスリーパー。二上バック取ってバックドロップ狙うが吉田はヘッドロックでブロックし(右写真)、そのままエアレイドクラッシュに移行しようとする。二上引き倒してブレーク。吉田タックルから足取る。二上取り返す。吉田立ち上がってバック取る。十字狙うが二上は上になってつぶす。吉田ガードポジションから二上を引っくり返してサイドマウントに。二上切り返して上になるが一旦ブレークする。

吉田バック取る。二上切り返す。吉田首取ってがぶる。二上これを飛行機投げで切り返す。これはうまい。しかし吉田もまた首を取ってDDTに。二上すぐに立ち上がる。二上距離を取ってローキック。5分経過。二上ミドル、吉田キャッチして(左写真)裏アキレス腱固め、さらにフィッシュストレッチスリーパーに移行。足を放して変形スリーパーに。二上ロープ。吉田バック取る。二上大外刈りで倒す。二上パンチ、吉田かわしてバックドロップ、2カウント。

吉田エアレイドクラッシュ狙う、二上はコブラツイストに切り返す(右写真)。二上は吉田を引き倒してローリングクレイドルからヒザ固めに。吉田必死にロープエスケープ。吉田手四つからビクトル落とし十字固めに。二上腕を抜いて両足を取る。シーソーホイップを狙うが吉田はそれを利用してマウントポジションに。すかさず十字。二上エスケープ。

二上腕を押さえて痛がる(左写真)。吉田はさらにワキ固め、二上回転して逃げる。吉田十字に移行。二上ロープ。10分経過。吉田顔面ヒザ蹴り。バックを取るが二上ロープつかむ。吉田ロープに振ろうとする。二上切り返してかざづ掛け。二上ストレッチボム狙うが吉田は後方に着地してスリーパー。二上切り返してスリーパー、吉田はチンクラッシャーで脱出。二上ひるまずフルネルソンに取るとドラゴンスープレックス、2.9カウント。二上掌底2発からラリアット、カウント2.・・今度は2.8くらいか?

二上浴びせ蹴り、吉田かわすが突っ込んだところに二上はトラースキックを合わせストレッチボム、今度も2.9で何とか返す吉田。吉田低空ドロップキック、バックドロップからエアレイドクラッシュ(右写真)、2カウント。

吉田二上の首を取るとストラングルホールド風に締め上げる。二上がギブアップしないと見るや腕を使っていつもの変形スリーパーに移行。二上ロープには逃げられない。ギブアップか?

ところが二上、吉田の腕を外すと足を自分の首に掛けたまま立ち上がり(右写真)、ストレッチマフラーに。吉田がロープエスケープ。15分経過。二上掌底入れると腕極め顔面絞め、さらにグラウンドでスリーパーに。吉田が首を抜くと二上は十字に。吉田ロープ。

二上シングルハッカー(左写真)、カウント2。立ち上がる吉田を捕らえてマサパック、吉田2で返す。

二上ラリアット(右写真)、吉田倒れない。すぐさまエアレイドクラッシュ、二上もすぐに立ち上がる。

二上再度シングルハッカー(左写真)、吉田すぐに立ち上がる。キックの応酬。吉田のキックが入る。吉田二上の首を取ると横から三角絞め。二上タップ。


吉田(19分13秒 変形三角絞め)二上
※吉田、3回目の防衛。

吉田マイク「門選手の件でご心配おかけしました。私たちにできることはアルシオンを大きくして、門恵美子という選手がいたことを永遠に残していくことだと思います。」

この2人も事故の時の直接の対戦者だったんだから精神的にはつらいもんがあったろうに、この試合は見事に「アルシオンのちゃんとした試合」を見せてくれた。
が、受け止める観客の方は、この試合に限らず「顔面蹴れ」だの「頭狙え」だの「首折れ」だの。(あと選手が必死に抵抗してるのに「落ちてる落ちてる」とか言うのには参った)自分が応援してる選手さえ勝てばなんでもいいんかなあ?



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