アルシオン6/11仙台市体育館大会



仙台市の繁華街の本屋で割引券(全女ライクな奴)をGETしてから会場の仙台市体育館に。仙台から地下鉄で15分、終点の富沢駅からガード下を仙台方向に戻る感じで歩き、富沢公園を横切ると体育館。今日使われるのは第2競技場。しかしこの正面玄関(右写真)にトラック、バスが停まってるわけでもないし、なんかやってる雰囲気もない。「おかしいな」と思いつつ裏に回ってみるとトラック、バスが駐車場に停めてあり、そっからプロレス見る客は入るようになっていた。わかりにくいよ。

割引券には「この券をお持ちの方は特別指定席に1500円でお座りいただけます」とある。当日券売場に行くと、AシートからEシートまであり、Eシートが「特別指定席」らしい。座席表を見るとイスは5列。つまり1列ごとに値段が違う(6500円、4500円、3500円、2500円、1500円)というわけか。こりゃわかりやすい。迷わずEシート1枚購入。


開場は5時40分、入場式開始は「多少遅れ」て6時45分。今日は日帰りなんだからなー、ちゃんと頼むよ進行。


第1試合 浜田文子&藤田愛 vs マリー・アパッチェ&ラ・ギャラクティカ2000

試合が始まってすぐ、いつものようにマビカで写真撮ってるとアルシオンの若いスタッフが「お客さん、ビデオは禁止です!」と来る。「これのどこがビデオなんですか?これは静止画像用です。」「動画も撮れるのもあるじゃないですか!」あるかもしれんがこれがいつからそうなった?
こっちの剣幕が強いと「いや、確認させてもらっただけです。」とか言い出す。何を。最初に「禁止です」言ったじゃないか。いつまでも引き下がらないバカ。試合見れない。上の人まで来る。「これは静止画像用のデジカメです。いつも問題ないもんが、今日はなんでダメなんですか!」何も言わずに帰る2人。不愉快極まりない。
しばらくすると、また試合中にさっきの若造が来る。「お客さん、機嫌直して試合楽しんで行って下さい。」機嫌損ねたのは誰だよ。スーパーで買い物してたらいきなり「お客さん万引きはやめてください」言われたようなもんだぞ。普通だったらそのスーパー二度と行かないだろ。だいたい、言葉かけるとしたら、試合の合間に「お客さん、先程は失礼しました。」ではないのか。「さっきビデオ撮ってたお客さんがいたもんでこっちもちょっと。」そんなのはこちらには何も関係ないんだよ。

ということで、メモも写真も不完全>第1試合。

藤田はグラウンドにも積極的にトライ(右写真)。ただねえ、マリーと2000の2人の「協力」によるホイップはまだまだダメだね。

藤田ラ・マヒストラル(左写真)、カウント2。2000返す。これも2。2000はマリーにタッチ。マリー藤田をコーナーに振る。藤田コルバタ。藤田走る。マリーラリアット、カウント2。10分経過。

マリーはリバースゴリースペシャルに(右写真)。藤田マリーを丸め込んで文子にタッチ。マリーロープに振る。文子ブファドーラ、カウント2。

文子スイングDDT、DDTと連発してからスワンダイブプレス(左写真)、カウント2。

文子コーナーに上る。マリー下から張り手打って雪崩式フランケンに(右写真)。マリーパワーボム打って2000にタッチ。2000ダイビングローリングセントーンは成功したが。次のミサイルキック、滑り落ちたのか目標のはるか手前に落下。それでもロープに飛んでウラカン狙う、文子はパワーボムに切り返す。文子はロープに飛び乗ってムーンサルト。

文子コーナーに。マリーがエプロンから捕まえる。2000雪崩式ブレーンバスター、カウント2。文子バック取ってジャーマン、カウント2。藤田がボディスラムして文子ローリングセントーン、カウント2。最後はバックドロップ(左写真)から「決めるぞー!」と叫んでスワンダイブ回転エビ固め、3カウント。

浜田(13分52秒 回転エビ固め)2000

文子、すげー調子悪そう。私が見てない間に頭強打するとかあったわけでもないだろうに。しかし沸いたなあ、第1試合。ルチャ路線はウケいいのかな?


第2試合 吉田万里子&府川唯未 vs 二上美紀子&玉田凛映

第2試合なのに「サード・スターライト」とはこれいかに。それはともかくこの2人は「サブミッションコンビ」らしい(右写真)。
先発は玉田と府川。手四つ、玉田がまず押し込む、府川押し返して倒す。府川キック入れてロープに振ろうとするが玉田は振らせずエルボー。逆にロープに振ってドロップキック。玉田ロープの反動を使って府川を飛ばす。キック入れて足を取るとアキレス腱固めに。しかし府川すぐに切り返す。玉田は立ち上がって足にギロチン。さらに足を持って太ももにドロップキック。ヒザにキック入れて二上にタッチ。

二上も倒れたままの府川の足持ってローキック。府川立ち上がってパンチ。ロープに振ろうとするが二上もこれを拒否してかわづ落とし。二上エルボードロップからカバー、カウント2。ブレーンバスター風に上げて(左写真)ハイアングルボディスラム、カウント2。玉田にタッチ。玉田ロープに飛んでのドロップキック3連発からダブルアームスープレックス、カウント2。二上入ってダブルのクローズライン。二上振る。府川ランニングネックブリーカードロップで返して吉田にタッチ。

吉田と府川、ダブルで振るがタイミング合わず府川は何もできない。吉田は二上のバックを取って十字に(右写真)、二上ロープ。吉田がぶってDDT。首投げからスリーパー、二上立ち上がってバックドロップに行くが吉田つぶしてアームロックから十字、二上ロープ。5分経過。

吉田コーナーに振って突っ込む、二上トラースキック。玉田にタッチ。二上が吉田を胴タックルから前に落とし、そこに玉田がフットスタンプ2連発。今度は玉田が固定して二上がダイビングフットスタンプ、玉田がカバー、カウントは2。玉田ギロチンドロップから逆エビ(左写真)。玉田リリースしてブレーンバスター狙う、吉田ワキ固めに切り返し、さらに十字から三角絞めに移行、玉田ロープ。吉田は府川にタッチ。府川コーナーからエルボー落とす。さらに玉田にDDT。下から胴締めネックロック。玉田が首を抜くと府川は裏十字に。玉田エスケープ。

府川コーナーに振る。玉田反転ミサイルキック、二上にタッチ。二上顔面キックから踏みつけ(右写真)。二上は完璧に府川をナメてるな。府川も二上から取ってナンボだろう、口でどうこう言ったり週プロに負け試合を取り上げてもらったりするよりも。二上コーナーに振る。府川コルバタ。府川ロープに飛んでクロスボディ、二上キャッチしてフォールアウェイスラム。二上コーナーに振る。府川切り返して背面アタック、これを二上キャッチするが府川はビクトル投げに。二上ロープ。府川サブマリナー狙い、二上ボディスラムに切り返す。二上ノーザンライトスープレックス、カウント2。あびせ蹴りかわして飛びつき十字固め、二上ロープ。吉田にタッチ。吉田変形バックドロップ、10分経過。

吉田エアレイドクラッシュ狙い、二上これを切り返してストレッチマフラーに(左写真)。吉田ロープ。吉田は巴投げから十字、二上ロープ。吉田ロープに振る。二上切り返してトラースキック。さらにラリアット、カウント2。ストレッチボムに行こうとするがこれは府川がミサイルキックでカット。吉田突っ込む。二上STO、カウント2。

玉田にタッチ。ミサイルキックは吉田かわす。吉田ロープに飛ぶ、玉田カウンターの低空ドロップキック。さらに腹部にミサイルキック。腹を押さえて倒れた吉田にダイビングフットスタンプの追い討ち(右写真)、カウント2。玉田フルネルソン、吉田切り返す。玉田振り切ってロープに飛びラリアット、吉田かわしてコブラクラッチ。さらに変形スリーパーに移行。玉田ロープ。

吉田パワーボム、玉田着地。一瞬お見合い状態になるが玉田エルボー打ち込む。さらにローリングエルボー(左写真)、カウント2。玉田足取ってドラゴンスクリュー。しかし2発目は吉田が回転してヒザ十字に。玉田ロープ。府川にタッチ。府川フィッシャーマンズスープレックスから十字に。玉田ロープ。15分経過。

府川バックドロップ狙い、二上が入ってローキック。玉田バック取ってジャーマン(右写真)、カウント2。玉田コーナーに。吉田がエプロンから捕まえる。府川が立ち上がってコーナーに上る。二上がバックドロップ。立ち上がったところに玉田ミサイルキック、カウント2。玉田ネルソン、吉田が入ってジャーマン。さらに二上には変形スリーパー。その間に府川が飛びつき十字、玉田粘ったがとうとうタップ。

府川(16分36秒 腕ひしぎ十字固め)玉田


第3試合 大向美智子 vs マリー・アパッチェ

ロックアップ、ブレークを2回。手四つから大向は二丁投げ。キック入れて首投げからスリーパー、すぐにボディシザーズに。マルリーレッグロックに切り返す。大向はさらに十字に切り返す。マリー立ち上がってエビに固め、足を取ってヒザ十字に。大向ロープに逃げる。マリーロープに振ってドロップキック、カウント2。マリーは腰を下ろした状態でのメキシカンストレッチ(左写真)から大向を引き倒してフォール、カウントは2。ロープに振る。大向切り返してカニばさみからヒザ十字(ビクトル投げ狙ったのか?)マリーロープ。大向、4の字を失敗したような変な入り方のSTF。マリーの足がロープに。

マリーボディスラムからギロチン、そして十字。大向ロープ。マリーロープに振ってカニばさみから吊り天井(右写真)。マリーはリリースすると両足を絡めた複雑なレッグロック。5分経過。マリーは大向をうつ伏せにして首も取る。大向ロープ。マリーストンピング入れてロープに振る。大向切り返してカウンターのフロントスープレックス。大向ロープに飛んでの顔面キック3連発からフェースバスター。キャメルクラッチに取るがすぐリリースして髪ホイップ2発。コーナーに詰めてパンチ。マリーもパンチで返し、対角線コーナーに振って串刺しラリアット。DDTはカウント2。マリーアームホイップからストラングルホールド。10分経過。

大向エビに固めてブレークするとローキック。ロープに振るとマリーはカウンターのドロップキック。大向場外転落、マリーはトペ。マリー場外ボディスラム。リングに戻り、大向はソバット(全然外れ)、マリーかわしてニールキック、カウント2。マリー振る。大向切り返してホイップからクルスフィックス、マリーロープ。大向パンチ、マリーかわしてパワーボム、大向着地してロープに走る。マリーカウンターのラリアット、カウント2。12分経過、残り試合時間3分。マリーが後ろ向きにコーナーに上る。大向起き上がってジャーマンで投げる。大向コーナーから延髄ニー(左写真)、カウント2。

大向タイガースープレックスの体勢、マリーが体を沈めると大向はその背中にサッカーボールキック(右写真)。大向ロープに走る。マリーカウンターのラリアット。さらにパワーボム、残り2分。マリームーンサルト、カウント2。ボディスラムに行こうとするが大向はエビに丸め込む。マリー立ち上がってラ・マヒストラル、カウント2。マリーロープに振る。大向カウンターのソバット、カウント2。残り1分。

大向B3ボム(3Bじゃないのかな、Bが3つは)狙うがマリーはリバース。しかし大向バックを取るとタイガースープレックス(左写真)、カウント2。大向ロープに飛ぶ。マリーキャッチしてみちドラ、しかしこれも2。マリーDDT、フラつきながらコーナーに上ったところでタイムアップのゴング。

大向(15分時間切れ引き分け)マリー

マリー相手に引き分けかぁ。大向、吉田に勝ってタイトル取らないことにはARS優勝なんて何の実績にもならんかも。


ここで休憩。時間は7時59分。普通は「リング調整のため10分」とか言って20分になる、というのがパターンだが、「21世紀型」のアルシオンは訳が違う。まず浜田文子のサインボール投げ(二上がキャッチ)。続いて吉田、府川、二上が試合直後にもかかわらず売店でのサイン会(全女だなぁ)、隣では「2ショット撮影会」。長蛇の列。これがさばけた時点で8時25分。それでもさらに募集する。8時35分、「試合後に市内の○○という店でサイン会が」という告知。ようやく吉田が売店から去る。(これと同時に一部ファンも帰る)秋野がリング上に。「欠場あいさつ」とのことだがコメントはなし。そして8時38分、ようやくメイン開始。試合が少ない分ファンサービスで埋める、ということなのだろうか?


第4試合 アジャ・コングREPRODUCE7番勝負第5戦
アジャ・コング vs 矢樹広弓

今日の矢樹は復帰戦の時のコスチュームのセパレートバージョン。入場テーマ曲ミスる。こういうのがダメなんだってば。

小山リングアナは「(アルシオンで)初対決」と紹介したが、本人にとっては96年6月以来、ちょうど3年ぶりの対戦。あの時は「BIG CHALLENGE」であったが、今の矢樹は肩を並べるまでには行かないにしても、決して「胸を借りる」というものではないはず。

一方のアジャはここまでの7番勝負に4戦4勝。7連勝して、「じゃ、次は何?」みたいな7番勝負なんで、今日も勝ちに行くであろう。

矢樹はいつものように低く、低く入りに来る。アジャ、それを警戒して決して中には入れない。矢樹はアジャが伸ばしてくる手をくぐって内側から片足タックル、しかしアジャはまったく揺るがない。アジャバック取ってスリーパーに。矢樹はすぐ首を抜く。アジャボディシザーズに移行、矢樹ヒジを使って脱出。矢樹足取ってヒザ十字、決まらない。

アジャは下からネックロック、矢樹はすぐ首を抜く。アジャまたボディシザーズ。矢樹も再びヒジで脱出図るが(右写真)、今度はなかなか外れない。それでも何とかブレークするとサイドからマウントを取って十字に。アジャうまくブロック。アジャ上体起こすが、一旦体を離す。

アジャ手四つに行くと見せかけてローキック連打、矢樹の体が浮く。アジャは首投げからサッカーボールキック。ハイアングルのボディスラム(左写真)からまたサッカーボールキック、さらに背中にパンチ。アジャコーナーに振ってスプラッシュ狙い、矢樹かわして一本背負いからカバー、アジャは1カウントも入る前に返す。矢樹は十字に。アジャこれもブロック。

アジャ体勢を入れ替え上から矢樹の腕を狙う(右写真)、矢樹も取らせない。アジャV1アームロックに行く、矢樹ロープ。

アジャは矢樹の腕をひねり上げると腕折り2発(左写真)。キック連打から滞空時間の長いブレーンバスター、カバー、カウント2。

アジャ逆エビに(右写真)。矢樹動けない。5分経過。

アジャ逆エビをリリースして吊り天井に(左写真)。途中から首はドラゴンスリーパーに。

アジャ矢樹を下ろしてカベルナリア(右写真)からまたドラゴンスリーパーに。リリースして背中にストンピング、両足で乗って踏みつけ。アルシオンのスタイルとは異なる典型的なアジャの試合。

アジャはカナディアンバックブリーカーに矢樹を抱え上げ(左写真)、コーナーにぶつける。

さらに走ってスプラッシュ(右写真)。

アジャドライバーからカバー、カウントは2。矢樹はボディにパンチ入れるが形勢逆転はできず。アジャヘッドバット、エルボーで返す。アジャロープに振る。矢樹はショーンキャプチャーに切り返す。アジャたまらずロープ。矢樹はアジャの足にストンピング。これで逆転か?

DDTからコーナーに上る矢樹。アジャ追う。矢樹落としてダイビングボディプレス(右写真)、アジャ足を突き出す。アジャバックドロップ、矢樹後方回転で着地、バックを取る。アジャ体を沈めて下から蹴り上げる。矢樹はその足をキャッチしてヒザ十字に(下写真)。アジャロープ。矢樹中央に引っ張って裏アキレス腱固め、これもロープエスケープ。10分経過。

矢樹低空ドロップキック、アジャ場外エスケープ。矢樹はコーナーに上ってプランチャ。倒れたアジャにエプロンからダブルフットスタンプ。矢樹アジャをリングに戻す。コーナーからダイブ、アジャはキックで撃墜。

アジャも立てない。矢樹突っ込む、アジャ捕らえてバックドロップ(右写真)、カウント2。

アジャコーナーに上る。矢樹は雪崩式一本背負い狙うが、アジャはスリーパーに切り返す(左写真)。12分経過、残り試合時間3分。アジャ矢樹を放り投げてセカンドロープからダイビングプレス、矢樹かわして逆にコーナーに上るとダイビングフットスタンプ。矢樹ヒザ十字。アジャロープ。13分経過、残り2分。

矢樹突っ込む、アジャカウンターのラリアット。アジャバックドロップ(右写真)。矢樹ヘッドロックを放さない。アジャもう一発。矢樹まだ放さない。3発目、矢樹はバックドロップをつぶしてカバー、2カウント。

矢樹突っ込む、アジャ首を取ると垂直落下式ブレーンバスター(左写真)、矢樹は2で返す。残り時間1分。

アジャは裏拳のポーズ(右写真)。矢樹はその腕を取ってワキ固めに。アジャこれを返すと裏拳、矢樹は両腕でブロックする。

矢樹はサイドバスターのような体勢からアジャを転がすとヒザ十字(左写真)、アジャロープ。矢樹足にギロチンドロップ落としてコーナーに上る。しかし上ったところで時間切れ。

矢樹(15分時間切れ引き分け)アジャ

矢樹、「せっかく上ったから」と時間切れにもかかわらずアジャの足にダイビングフットスタンプ。

この時点で8時55分、新幹線の時間があったのでここで急ぎ退去。よってこの後どういうやりとりがあったかとかいうのは不明。

やっぱりルチャとアジャですかね、地方は。しかしシングルは15分一本というルールでやってきて、まだ各選手(吉田と奥津以外)に「15分での闘い方」が身に付いてないような気がする。



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