全日本 98.2.28 武道館大会



開始を18時半と間違い、第1試合を見逃す。

結果は浅子&○金丸(ムーンサルトプレス)池田&ヨネ×
だったらしい。


第2試合 邪道&外道 vs 小川良成&志賀賢太郎

この試合も途中から。邪外の合体殺法は志賀には決まるが小川を捕らえることはできず。小川いつものように飄々とした雰囲気。外道が金的に行くとオーバーとも言える痛がり方。そしてレフェリーの目を盗んで報復。「対抗戦」という感じはなく、うまい人間同士の試合。志賀も金的攻撃。外道がようやく邪道にタッチ。邪道志賀にラリアット。再度ロープに振り、蹴りを止めてから垂直落下式ブレーンバスター。これで3カウントが入る。小川も不意を突かれた感じ。

邪道(10分くらい 体固め)志賀


第3試合 ウルフ・ホークフィールド&ジョニー・スミス vs 井上雅央&マウナケア・モスマン

スミスがモスマンの腕に集中攻撃をかけようとするが、モスマンはうまく逃げて雅央にタッチ。今日のスミスはあんまり良くないか?雅央にも押されている。ウルフvsモスマンの局面ではウルフがDDTからパワースラムで2カウントの連続。モスマンは飛びつきのスイングDDTで逆転。雅央がミサイルキックを放つ。ウルフにラリアットからアルゼンチンバックブリーカー。スミスがカット。ウルフはラリアットからジャイアントスイング。ゲームのようなのと違って普通のジャイアントスイング。落としたところにスミスがダイビングエルボードロップ、2カウント。スミスがミサイルキック、すぐ起き上がってラリアット、パワープレート。雅央2で返す。2人がかりのスタンガンからウルフバックドロップ、スミスジャーマン、すぐ起こしてリバースDDT、3カウント。

スミス(11分42秒 片エビ固め)雅央


第4試合 馬場、木村、百田 vs 永源、渕、菊地

試合前、いつものようにカラーボールを渡す悪役商会の3人。ラッシャーに渕が渡そうとしたところ、菊地が「ちょっと待ったあ!」しかしラッシャーは渕からもらい、悔しがる菊地。試合はいつもの通り。ただ違うのは菊地の妙な声と妙な動き。最後は菊地がつかまり、馬場の16文をくらう。百田がバックドロップでフィニッシュ、と思いきや渕がキックでカット。すかさず菊地がスクールボーイで丸め込んでピン。

菊地(11分くらい エビ固め)百田

ラッシャーのマイクは永源、渕に続いて菊地を標的に。菊地花道から本部席前まで戻ってくる。ラッシャー「菊地、お前はとうとう悪役商会に染まってしまったのか?そこまで染まってしまうと、今度はなかなか抜けられないぞ。戻ってきたということは何か言いたいのか?」しかし菊地マイクに「ハァ、ハァ、ハァ、ファー!」とか言うだけ。ラッシャー「何を言ってるのか、全くわからないぞ。お前、ほんとに大丈夫か?」


第5試合 スタン・ハンセン&ボビー・ダンカンJr vs 大森隆男&泉田純

ハンセンvs大森でスタート。ハンセンが出ているうちはいいが、ダンカンに代わるとすぐ形勢逆転。大森が速くもダイビングニー、2カウント。大森の串刺しショルダータックルはコーナーポストに自爆。ダンカンはワキ固めでそこを攻める。泉田にタッチ。泉田はダンカンにドラゴンスクリュー、ハイキック。しかしムーンサルトは自爆。ダンカンはフロントスープレックス。しかしハンセンにタッチはできない。ハンセンのサポートを得て泉田にブルドッギングヘッドロックに行こうとするが大森がニールキックでカット、泉田バックドロップ。たまらずハンセン中に入り、2人を相手に暴れる。ハンセン泉田にラリアット、ダンカンにフォールさせると3カウント。

ダンカン(12分くらい 体固め)泉田

サッカーの「ごっつあんゴール」みたいな「ごっつあんフォール」だ。


第6試合 小橋健太&秋山準 vs 髙山善廣&垣原賢人

髙山のテーマで入ってくる元キングダムの2人。垣原は頭丸坊主。コールも髙山の方が後。全日での実績があるから髙山の方が格上扱いか?まあ最近の垣原はそうされても仕方ないだろうけど。先発は秋山と垣原。垣原が積極的に攻めていくが秋山は常に相手をコントロールし、攻めさせない。逆に秋山が攻めに回る。垣原いつものように回転でかわそうとするが秋山はそれをさせない。完全に秋山の方がグラウンドでも上。垣原ローキックからアキレス腱固め、秋山もアキレスを取り返す。小橋と髙山にチェンジ。小橋チョップ連打。髙山はキック、エルボー。エプロンの秋山にもエルボーを打つと秋山怒って入ってくる。髙山ヒザ連打。秋山ダウン。小橋が思わず介抱を始め、なぜかレフェリーも髙山を制止。髙山は小橋のチョップを胸を出して受ける。真っ赤になる髙山の胸。髙山ハイキックで小橋をダウンさせる。垣原にタッチ。垣原もまた小橋のチョップを受ける。対抗するのはローキック。小橋バックを取る。垣原回転してヒザ十字に。秋山カット。髙山も入り、秋山にアキレス腱固め。小橋垣原にチョップ2発。垣原胸を出す。小橋ラリアット、3カウント。

小橋(13分くらい? 体固め)垣原


第7試合 世界タッグ選手権試合
川田利明&田上明(王者組) vs スティーヴ・ウィリアムス&ゲイリー・オブライト(挑戦者組)

認定証を読み上げる日本テレビメディア事業部の人。ハキハキした読み方でウケる。その周りでジャンプするTOPの2人。ゆれる日テレ。ベルトの返還が終わるとゴングを待たずに突っかけるTOP。ウィリアムスは田上を場外に落とし、背中を鉄柱にぶつけてから床にスラム。オブライトは川田にかんぬきスープレックス連発。ウィリアムスが入り、川田にニークラッシャー、片逆エビ。川田つかまる。田上倒れたままでなかなか姿を見せない。5分経過時までこの状態続く。ようやく田上が戦線復帰、カットにも入りだす。再びオブライトが川田にかんぬきスープレックス連発。ダブルアームスープレックスも。そしてジャーマン。そのままもう一回行こうとするが田上カット。田上オブライトにノド輪。ウィリアムスが出る。ウィリアムスにもノド輪。川田が蘇生。オブライトに顔面にハイキック。ジャンプして後頭部へキック。もう一発、今度は顔面に。カバー、1-2-3。

川田(11分10秒 体固め)オブライト
※川田、田上組防衛。

試合時間は短かったが、内容はあった。別にTOPがダメだったわけではない。


第8試合 三冠ヘビー級選手権試合
三沢光晴(王者) vs ジョニー・エース(挑戦者)

序盤は三沢のエルボーになすがままのエース。いつ反撃するかと待ってても、攻撃が散発。あろうことか三沢にエルボー合戦を挑み、あっさり逆襲されるというシーンも。三沢がエルボーでエースを場外に落とす。三沢がトペに行こうと見せかけて一旦フェイント。エースは何か狙っているよう。三沢不意を突いてトペスイシーダ、エースはバッチリのタイミングでハイキックを三沢の顔面に。これは効いた。エース先にリングに戻り、エプロンに立った三沢をブレーンバスターで中に投げ入れようとする。三沢ブロックし、逆に持ち上げる。エースエプロンに着地。エプロンでエルボー、エースクラッシャーに行こうとするが三沢抵抗。エースは首を取って、フェースバスターで三沢の顔面をエプロンに叩き付ける。さらにまたエプロンに上がり、奈落式のエースクラッシャー。三沢は顔面からフロアに。エース、三沢をリングに上げ自分も転がってリングインすると三沢は転がってまた場外に逃げる。この「逃げ」が三沢だよなあ。エースはエースクラッシャー式のスタンガンなども見せ、三沢の首に攻撃集中。15分から20分にかけては何か攻撃をしては(エースクラッシャー、ダブルアームスープレックスなど)ネックロックに、という展開。大技攻撃を望むファンが焦れ出す。三沢がエルボーで形勢逆転し、フェースロックに。エースはロープブレーク。エースは効果的にハイキックを入れて三沢にペースを握らせない。エース、三沢をコーナーに乗せて雪崩式エースクラッシャーに。三沢も抵抗するが結局食らってしまう。エースがフルネルソンスープレックスの体勢に。三沢切り返し投げっ放しジャーマン。そしてタイガースープレックス。ここまでのエースの攻撃は効いてなかったのか?三沢はタイガードライバー2連発、エース返す。エースはラリアットで逆転、コブラクラッチに。三沢抵抗。エース無理矢理投げ、三沢の頭が最下段のターンバックルに。エースもう一度コブラクラッチ、今度はきれいに投げきる。しかし三沢は場外へ。エース連れ戻し、カバー、カウントは2。もう一度片エビで押え込むがやはり2。三沢はエルボーの打ち合いを制してミサイルキック、ダイビングネックブリーカードロップ、エース返す。三沢フルネルソンスープレックス。倒れているエースの背中にダイビングプレス、エースはこれも返す。時間は30分を超える。三沢ロープに走る。エースはカウンターで三沢をハネ上げてのエースクラッシャー(つまりババ・カッター)、これもカウントは2!エースは串刺しのハイキック。飛びつきのエースクラッシャー、しかしこれも2。三沢はスピニングエルボー。エースダウン。三沢がダブルアームに取る。やはりアレか。持ち上げて、前に落とす。タイガードライバー'91、カウント3。

三沢(33分30秒 体固め)エース
※三沢、8度目の防衛。


起き上がるエースに場内から「エース」コール。結果は挑戦失敗だが、観客に認めさせるだけがんばった、ということだ。




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