アルシオン 11/4 後楽園大会



今日はなぜか入場口でビデオカメラチェック。最近そういうこと(不許可撮影)でもあったのだろうか?

7時になったんでロビーから自分の席に行く。今日も入りが悪いな。10000円席のろ列、は列や南側階段席の後ろ半分はガラガラ。7時2分、予想に反して早めに暗転、入場式開始。

入場式はタッグリーグのチームごとに。本来ならカードが発表される時に該当選手が手を挙げるのがアルシオンの「ならわし」だが、矢樹は終始難しい顔をして(写真参照)、手も挙げてなかったような。

選手代表あいさつはタイガードリーム。


第1試合 府川唯未 vs ファビー・アパッチェ

スタートはルチャルチャなロープワークからホイップ合戦。府川は早くもロープ反転の飛びつきコルバタ、続いてロープワークからのコルバタを披露。ファビーはカニばさみで倒して吊り天井(右写真)。リリースしてボディスラムからギロチン、カウント2。ロープに振ってドロップキック。カナディアンバックブリーカーに担ぎ上げて、落とす。カバー、カウント2。首投げからスリーパー。府川首を抜くとファビーはボディシザーズに移行。府川足を取ってアンクルホールドに。ファビーロープ。府川ストンピングを入れてブロンコバスター、カウント2。府川上に乗って肩固め。自ら外して十字。ファビー上体起こしてブロック。府川は三角絞めに。ファビーこれを持ち上げて、マットに叩き付ける。ロープに振って、戻ってきたところをスパインバスター。ファビーは変形レッグロックから変形のSTFに。府川ロープ。
ファビーが府川をコーナーに振って突っ込む。府川は回転エビ固めに丸め込む、カウント2。今度は府川がロープに振る。ファビーは戻ってくるや飛びつき前方回転エビ、これも2。ファビーボディスラム2発からカバー、カウント2。ロープに振ってケブラドーラ・コン・ヒーロから逆片エビ固め、府川ロープ。5分経過。ファビーがボディスラムに行こうとするところを府川ワキ固めに取る。ファビーは前転してかわす。ファビーロープに振る。府川ランニングネックブリーカードロップ。府川がファビーをコーナーに振って突っ込む。ファビーはショルダースルーで府川をエプロンに。府川コーナーに上る。ファビーも内側から上る。府川雪崩式ノド輪落とし、カウント2。サブマリナースープレックスから十字固め、ファビーロープ。府川ウラカン・ラナ、ファビーそれを受け止めパワーボム、カウント入るが府川は下からアームロック(左写真)、ファビーロープ。
府川ロープに振ろうとする。ファビー切り返してローリングクレイドルに。押え込む、カウントは2。ファビーボディスラムからムーンサルトプレス、府川かわしてファビー自爆。府川がボディスラムに行こうとするところをファビーはスモールパッケージで丸め込む、カウントは2。ファビー変形のグラウンドコブラ、カウント2。府川ヒザ十字に切り返す。ファビーロープ。府川しつこくヒザ十字。ファビー立ち上がってブロック。ファビーDDTからコーナーに上ってミサイルキック2発、カバーはカウント2。ファビーノーザンライトスープレックス、固めることはできず。ファビームーンサルトプレス(右写真)、今度はヒット、しかしカウントは2。
ファビーパワーボム、府川かわして着地すると飛びつき十字固め、ファビーロープ。ファビー「フカワー」と叫んで引き起こそうとする。その腕を取って2度目の飛びつき十字、今度は逃げられず(左写真)、ファビーギブアップ。

府川(9分59秒 腕ひしぎ十字固め)ファビー



第2試合 大向美智子 vs ジェシー・ベネット

大向、自分の距離を保つ。ローキックを繰り出す。結構効いているよう。次は力比べ。これはジェシーが優勢。コーナーに押し込みチョップを打つ。しかし体格の割に迫力に欠ける。大向は体勢を入れ替えてエルボー、ちょっと下がって串刺しニーアタックを放つ。ジェシースモールパッケージ、カウントは1。ジェシーマウントポジションから張り手を入れてどっこいしょ、と十字に。大向上体を起こしてブロック、腕を抜いて張り手。足にキック入れて逆片エビに持って行くが、ジェシーは力でハネ返す。大向ネックロックでグラウンドに持ち込み、マウント取って十字に。ジェシーがブロックすると三角絞めに移行。ジェシーが首を抜くとボディシザーズ。ジェシーは持ち上げてスパインボムのように落とす。カウントは2。足を取ってテキサスクローバーホールド、そのまま逆片エビに移行(右写真)。リリースして立たせるとブレーンバスター。
大向は片足タックルからヒザ十字。ジェシーが体をひねって逃げようとするとレッグロックから変形STFに。ジェシーロープ。大向ロープに振る。ジェシーニールキックで逆襲。大向すぐ起きて飛びつく。ジェシースパインボム、カウント2。5分経過。ジェシーチョークスラム、カウント2。もう一発行こうとするが大向はワキ固めに切り返す。ジェシーは前転して返す。大向顔面にキック。カバー、カウント2。大向エプロンに出てスワンダイブミサイルキック、カウント2。大向飛びつく、ジェシー肩の上に担ぎ上げるが、大向はジェシーの背後に降り立ってバックドロップ。コーナートップから延髄ニー、カバー、カウント2。大向バックを取る。ジェシー取り返す。大向体を沈めて下からキック。ジェシー受け止めてエビに固め、そのまま持ち上げてフェースイレイザー。うつぶせ状態の大向にギロチンドロップ(左写真)、カウント2。
ジェシー、大向が立ち上がるのを待ってラリアット、大向かわしてソバット、ジェシーこれを見切って裏アキレス腱固め。大向もう片足で蹴りつけて脱出。大向ローキック連打。自らロープに走る。ジェシーは肩に担ぎ上げてTKO。ジェシーノーザンライトスープレックス、カウント2。ジェシーラリアット、大向かわしてカカト落とし、ジェシーかわしてラリアット、これはヒット(右写真)、カバー、カウント2。
ジェシー大向が立つのを待ってキック入れる。大向顔面パンチで反撃、ソバット2連発行くが当たりは浅い。バック取ってタイガースープレックス(左写真)、これで3カウント。

大向(9分33秒 タイガースープレックスホールド)ジェシー

今日のジェシーはいつもよりはよかった気もするが、やっぱり「アメプロ有名選手フィニッシャー展覧会」であるところはいつものまま。



第3試合 マリー・アパッチェ vs エステル・モレノ

いつもながらに派手なコスチュームのエステル。華やかさでは誰も勝てない。一方のマリーも普段日本人に対してはラテン系の味を見せ付けているが、こと相手がこの道の先輩であるエステルとあってはそうは行かない。序盤は当然純粋ルチャ。マリーはホイップでエステルを場外に落とすとトップロープをつかんでの高速回転トペ・コン・ヒーロ。エステルが客の「痛くない!」に「イタイヨー」などと答えながら上がってくるところを蹴りを入れてまた落とす。エステルようやく上がる。マリーコーナーに振る。エステルコーナーで倒立してヘッドシザーズホイップ。自らロープに走ると飛びつきコルバタ、マリー場外転落。エステル「本家トペ・コンはこうだ」とばかりにロープの間を飛んでの一発。マリーが戻る。エステルキック、張り手を入れてロープに振る。マリーニールキックを狙うがエステルかわす。エステルレッグブリーカーから逆片エビ。マリーロープ。エステルボディスラムから吊り天井。茂木式で4回転。リリースしてカバージョ。5分経過。
エステルリリースしてロープに振る。マリー反転クロスボディ、ちょっと低角度。マリーボディスラムからギロチンドロップ、カウント2。マリー変形のブロックバスターホールド、これも2。メキシカンストレッチ。リリースしてロープに振り、ホイップから羽根折り十字固め。エステルロープ。マリーコーナーに振る。エステルエプロンに。マリー突っ込む。エステル腕を取ってかみつくとそのままロープ渡り(左写真)。エステル飛びつき前方回転エビからヒザ十字。マリーロープ。エステル変形レッグロック。マリーなんとか逃げ、場外で間を取る。10分経過。残り時間はもう5分しかない。
マリーコーナーに上る。エステル雪崩式フランケン狙い、マリー突き落としてミサイルキック、エステルかわしてコーナーへ。マリー下からドロップキックを打ち込んでエステルを場外に落とす。そしてトップロープノータッチトペコン。リングに戻り、マリーロープに振る。エステル切り返してパンチ。逆に振る。マリー反転ボディアタック、エステルかわす。エステルはマリーを場外に落としケブラーダ(右写真)。「残り試合時間3分」のコール。これは決まらないか?エステルロープに振る。マリー切り返す。エステルブファドーラ。エステルは足を掛けて倒し、変形のグラウンド卍。締め上げるがマリーギブアップしない。エステルリリースしてコーナーに上り、立ち上がるのを待って前方回転ミサイルキック、カウント2。エステルもう一発ドロップキック、マリーかわしてラ・マヒストラル、エステルの足がロープにかかる。マリーアルゼンチンバックブリーカー、エステル落とされたところをエビに固める。カウント2。エステルコーナーに上る。マリー下から張り手を打って雪崩式ブレーンバスター、カウント2。
マリーがコーナーへ。エステルも追って、コーナートップから飛びつき前方回転エビ(左写真)、マリーはこの荒業を2で返す。エステル上る。残り時間1分。マリーにウルトラタイガードロップ。またコーナーに。マリー下から肩車。エステルは雪崩式でフブキ・ラナ、体一旦離れるがエビに固める、カウント2。エステルマリーをコーナーに上げ雪崩式フランケンを狙う。マリーこれを雪崩式のライガーボムに切り返す。カバーには行かない。「残り時間10秒。」マリーエプロンに出るとロープ越しのトルニーヨ・プレス、カウント、1、2、3!

マリー(14分59秒 体固め)エステル

ありゃー、マリーが勝っちゃった。しかも時間切れ寸前。しかしマリーは喜ぶ様子もなくそそくさと控室に。エステルマイクをつかんで「まりー、モドッテコイ!ワタシマダデキルヨー!」と叫ぶがマリー戻らず。エステル「ミナサン、オツカレサマ」で帰る。


第4試合 TWINSTAR OF ARSION公式リーグ戦
矢樹広弓&玉田凛映 vs ガミ・メタル&レディー・メタル

先発は矢樹とガミ。JWPとLLPWの出身である両者はもちろん初対決。探り合いからロックアップするがガミはサミングで矢樹の機先を制する。ェースクラッシャーで叩き付け、場外へ。北側の階段席を一気に上り「北」の看板に矢樹を頭から叩き付ける。これが二上流の「あいさつ」か?矢樹がリングに戻り仕切り直し。互いに手を手繰る。ポジションの取り合い。矢樹はガードから足を取る。ヒザ十字に行くがガミは強引なレッグロック。矢樹足を抜く。「小手調べは終わり」とばかりにガミがレディーにタッチ。矢樹も玉田にタッチ。レディーは玉田をロープに振ってフライングエルボー。玉田はネックロックに捕らえるがレディーは持ち上げて落とし、逆片エビ。さらに腕も取って絞り上げる。レディー一旦放す。手四つから力比べ、玉田その体勢から正面飛びドロップキック。さらにロープに飛んで2発、カバーはカウント2。玉田ダブルアームスープレックス、カウント2。矢樹にタッチ。矢樹はコーナーから飛び降りて背中にパンチ。カバーはカウント2。矢樹がトンパチ連係を狙ったかキャメルクラッチに行こうとする。レディー抵抗。ならば、と矢樹は十字に移行(右写真)。レディーロープ。矢樹腕を取って絞る。レディーは足を掛けて矢樹を刈り倒す。しかし矢樹ヘッドシザーズに切り返す。バック取ってスリーパー。5分経過。
矢樹はうつぶせのレディーに馬乗りになるが、そのまま玉田にタッチ。玉田はレディーを起こしてロープに振り、ドロップキック。レディーはロープをつかんでこれを防ぎ、玉田自爆。レディーはその場旋回プレス、カウント2。ガミにタッチ。ガミは玉田の痛めた右肩を狙う。腕にエルボー、腕折りからコーナーに押し付けて踏みつけ(左写真)。ガミ顔面にエルボー、玉田も打ち返す。張り手合戦。玉田ガミをコーナーに振って突進、ガミ腹にキック入れる。さらに顔面にも。玉田は何発目かをキャッチしてドラゴンスクリューからヒザ十字。体勢が不完全でガミに返される。しかし玉田はガミを刈り倒して足にギロチン、矢樹にタッチ。矢樹も足にギロチン落としてレッグロックに。ガミは十字に切り返そうとする。矢樹が抵抗するとガミはキーロック風に固める。矢樹起き上がってパンチを入れ脱出。玉田が入ってダブルのドロップキックに行くがガミかわして空振り。どうもガミに翻弄されてタッグが封じられているような。レディー入って矢樹と玉田の同士討ち狙う。矢樹と玉田はリング中央で腕を組んで回転(マスカラスブラザーズがやってた奴)するとコーナーの相手にそれぞれ突っ込む。レディーとガミはショルダースルーで2人を場外に落とし、ステレオスライディングキックに行くが玉田&矢樹は素早く逃げてリングに戻り、玉田がレディーにトペコン、矢樹はガミにプランチャ。
4人がリングに戻る。玉田と矢樹はステレオ・ウラカン・ラナを狙うが両方ともパワーボムに切り返される。矢樹が捕まり、ガミとレディーの合体アルゼンチンバックブリーカー(右写真)を食う。レディーがコーナーに振る。矢樹ターンバックルを駆け上がるがレディーは引きずり落とす。レディーコーナーに振る。矢樹切り返す。エルボーで突っ込むががかわされる。ちょっと矢樹あせってる様子。矢樹強引なスクールボーイからヒザ十字、レディーロープに。矢樹ロープに走る。帰って来たところをレディーは肩に担いでマットに叩き落とす。レディーリバースカンパーナ。落として背中にニースタンプ。ガミにタッチ。ガミストンピング。矢樹をロープに振る。矢樹ロープに飛び乗って反転ボディアタック、ようやく玉田にタッチ。玉田はガミの足を取りに行く。ガミまたサミング。矢樹「目突くのはいいのか!」と村山レフェリーに抗議。ガミ意に介さず、倒れた玉田にエルボードロップ、起き上がったところにラリアット、カバー、カウント2。レディーにタッチ。玉田突っ込む。レディーかわして足掛けエビ固め。ちょっと手間取る。カウントは2。レディー玉田をコーナーに振る。玉田コーナーで反転してスイングDDT。さらにレディーの首を抱え込むとコーナーを利してのトルネードDDT。カバーに行くがレディーの足がロープに。玉田矢樹にタッチ。
矢樹がボディスラム、玉田がコーナーからダイビングフットスタンプ、矢樹もコーナーに上りフットスタンプ(左写真)。矢樹カバー、カウント2。玉田と矢樹、コーナーに上ってダブルミサイルキックを狙うがレディーかわし自爆。あせったか? レディーがヘタクソなラ・マヒストラル、カウントは2。
レディーバック取る。矢樹取り返す。玉田のミサイルキックのサポート(右写真)を得て矢樹ジャーマン、カウント2。矢樹はボディスラムから十字固め、レディーロープ。矢樹ロープに走る。レディー肩に担いで落とす。さっきもやられたなあ、これ。レディー変形のエビ固め、カウント2。ガミにタッチ。うーん、狙うならこのチャンスだったのに、取り逃がしたか? ガミ飛び込む。矢樹腕をキャッチしてワキ固め。ガミロープ。矢樹一本背負いを打って玉田にタッチ。玉田ミサイルキックからカバー、2カウント。15分経過。
玉田ジャーマン、カウント2。ガミ上に乗っかりアームロック。また肩攻めだ。玉田これは何とか逃げるがガミはコウモリ吊りに。体勢崩れる。ガミロープに振る。玉田ウラカン・ラナで丸め込んで矢樹にタッチ。矢樹パンチ、ガミかわしてSTOからテイオーロック。これが甘いとワキ固めに移行。矢樹ロープ。ガミ矢樹を高く差し上げる。滞空時間を取って垂直落下式ブレーンバスター。カバー。1、2、3寸前で矢樹が肩を上げるがこれは危なかった。矢樹が起き上がってこないのでガミ再びカバー、今度は2でブリッジで返す。しかしガミの攻撃は続く。二上式首固め(左写真)。矢樹何とか固められていた腕を抜いて脱出。矢樹ガミの背後から飛びついてスリーパー。矢樹に余裕がなくなってきた。ガミはチキンウィングフェースロックに切り返す。が、不完全。ガミコーナーに振る。待っていたレディーが掌底。そのままレディーはコーナーに控える玉田に突っかけて場外に落とす。矢樹も捕まってローンバトルだが、ガミも頑固なまでに自分で何とかしようとしている。
ガミがストレッチボムの体勢。矢樹は着地し、背後から肩に飛び乗ってウラカン・ラナ、そのままヒザ十字(右写真)に。ガミロープ。矢樹が玉田にタッチを求める。が、玉田がいない。さっきの攻撃でまだ場外?消沈する矢樹にガミが浴びせ蹴り。矢樹をコーナーに乗せ雪崩式フランケンシュタイナー、矢樹丸め込もうとするが失敗。ガミは矢樹をネックハンギングで吊り上げ、そのままボム風に落とす。しかしカウントは2。20分経過。
ガミラリアット、矢樹かわしてランセットアーチホールド(左写真)、しかしブリッジ崩れてノーカウント。ここでようやく復活した玉田がノータッチでミサイルキック。矢樹もコーナーに上がってミサイルキック。
2人でコーナーに上がりダブルミサイルキック(右写真)。昨日はこれで勝ったが、ジェシーとガミでは話が違う。ガミは矢樹のカバーを2でハネ返す。矢樹まだタッチしない。ガミのバックを取る。そこに玉田がエルボー。しかしガミは掌底で2人を蹴散らす。ガミが矢樹をスモールパッケージホールド、矢樹は2でキックアウト。矢樹が飛びつき前方回転エビ固め。ガミはこれを引っこ抜くようなジャーマン。しかし矢樹はすぐに立ちあがるとまた飛びつき前方回転エビ。今度は丸め込む。カウント2でガミが切り返す。カウント2でまた矢樹が切り返し、ガミの両足をつかんでホールド。1、2、3!

矢樹(22分23秒 エビ固め)ガミ
※矢樹&玉田組、2点獲得。勝ち点5点に。
矢樹、精も根も尽き果てたという感じで座り込む。ガミが突然マスクを脱ぐ。そして矢樹に握手を求める。互いに一本指を立て「もう一度」をアピールして、深々と礼。


ここで休憩。すでに8時55分。休憩時間中にロビーでは府川がサイン会。旗揚げ時に比べるとかなり選手とファンの間の垣根が低くなったかな、という気はする。


第5試合 アジャ・コング vs レジー・ベネット

アジャは相手のレジーが12月の横浜大会で「柔道女王」ロジーナ・イリーナと対戦するとあって柔道着着用で入場(右写真)。「壮行試合」あるいは「仮想ロジーナ」を買って出たのかと思いきや、試合が始まると普通のプロレスだったので、単なる挑発行動だったようだ。探り合いからレジーヘッドロック。アジャ振ろうとするがレジー踏ん張る。アジャバックドロップ。しかしレジー首を取る。アジャ切り返して変形のスリーパー。レジーなんとか脱出。両者スタンディングで再開。ロックアップからレジーヒザ蹴り連打。がぶってグラウンドに持ち込む。アジャ振り払ってパンチ、ヘッドバット、ローキック。レジーも張り手で応戦。アジャも張り返す。次はローキック合戦。
レジーロープに振ってラリアット、アジャ受け止めて一本背負いから十字に。レジーロープ。アジャ再度一本背負い、レジー切り返してチョークスラム。レジーパワーボム(左写真)、カウント2.5。5分経過。レジーもう一発狙う。アジャブロック。アジャ裏拳、レジーかわしてリバースDDT。レジーはボディスラムを打ってトップロープからダイビングプレス。アジャかわす。レジーが立ち上がったところにハイキック。垂直落下式ブレーンバスターは2カウント。
アジャ裏拳。レジー2度かわすが、3発目を食ってしまう。カバーは2でキックアウト。レジー張り手。アジャダウン。パイルドライバー狙うが持ち上げられず。アジャ裏拳。レジーかわす。アジャ張り手から裏拳(右写真)、レジー崩れ落ちる。アジャカバー、3カウント。

アジャ(8分28秒 体固め)レジー

レジーぴくりとも動かず。一発KO状態のようだ。しばししてようやく意識を取り戻すが、やはりアジャの裏拳は他とは違う。



第6試合 TWINSTAR OF ARSION公式リーグ戦
タイガードリーム&浜田文子 vs 吉田万里子&秋野美佳

試合前、ギンガマンがタイガードリームに花束贈呈。先発は文子と秋野。手四つからスタート(左写真)、まずは力比べ。文子ヘッドバットを入れてホイップからアームロック。秋野もロープワークから鮮やかなホイップを決める。秋野ロープに詰めてチョップ連打。振って腰投げ。もう一度振ってアームホイップ。文子ロープに振る。秋野前方回転エビ風に飛びついてホイップ。両軍タッチ。タイガーいつものステップ。吉田バック取って崩す。タイガー切り返す。吉田腕取る。タイガーネックスプリングで返す。もう首に不安はないようだ。吉田ワキ固め、タイガーロープ。タイガー吉田を場外に引きずり落とす。ロープに走っていつものフェイント。なぜか村山がロープを開けてやってる。吉田リングに戻り手四つからリスタート。吉田巴投げのように足で跳ね上げて、落ちてきたところを十字。タイガーブロックして逆に腕を取る。吉田バック取る。タイガー取り返す。吉田下から十字。タイガー切り返して足を取る。吉田下からアームロック、タイガーロープ。
吉田ネックロックに取って秋野にタッチ。秋野ドロップキック5連発。さらにミサイルキック。秋野に黄色い声援が飛ぶ。吉田にタッチ。吉田腕を固めてDDT。フェースロック。タイガーロープ。吉田コーナーに振る。タイガーコーナーに飛び乗ってミサイルキック、カウント2。文子にタッチ。文子ドロップキック。2発目は吉田かわす。吉田ネックロック、文子ロープ。秋野にタッチ。コーナーから飛んで背中にエルボー。ロープに振ってドロップキック。さらに走って2発。ボディスラムからカバー、カウント1で文子返す。秋野十字、文子ブロック。文子下からボディシザーズに取ってアームロック狙う。秋野上からがぶる。5分経過。文子上になり、タイガーにタッチ。タイガーキックを放って秋野をターンバックルにぶつける。コーナーに振る。秋野切り返して串刺しドロップキック。吉田にタッチ。タイガーをコーナーに振る。タイガーはコーナーを駆け上がってムーンサルト。吉田かわしバックを取る。タイガーエビに丸め込むが吉田つぶしてカウント2。吉田走る。タイガーカウンターのラリアット。カウントは2。文子にタッチ。文子キック。吉田2発目をキャッチして裏アキレス腱固め、そこからリバースバイパーホールド(右写真)。
文子なんとかロープへ。吉田コーナーに振る。文子飛びつきスイングDDT。ボディスラムを打ってエプロンに出るとスワンダイブプレス。しかし吉田はすぐにクルックヘッドシザーズ。文子ロープ。文子キック、DDT。ロープに振るが吉田切り返して変形バックドロップからスリーパー。文子抵抗。吉田片羽絞めに。文子脱出。吉田逃がさない。ようやくロープに。10分経過。立ち上がった文子にまたスリーパー。文子チンクラッシャーで脱出。文子ロープに走る。吉田ラリアット、文子かわしてウラカン・ラナ、カウント2.8!文子ドロップキック、吉田キャッチして裏アキレス腱固め。文子ロープ。吉田ボディスラムを打って秋野にタッチ。秋野ダイビングプレス、文子ヒザを立てる。文子フィッシャーマン狙い、秋野スモールパッケージ、カウント2。秋野ヒザ蹴り。ロープに振ってウラカン・ラナ、カウント2。秋野ロープに振る。文子スピンキックを入れ、ロープに飛び乗るとブファドーラ、カウント2。タイガーにタッチ。コーナーに振る。秋野反転ボディアタック。コーナーに上り秋のミサイルキック。タイガーすぐ立ってラリアット。今日のタイガーはいい。タイガーパワーボム、カウント2。バック取る。秋野ロープに逃げる。タイガーロープに振る。秋野ウラカン・ラナ、カウント2。吉田にタッチ。タイガーは吉田をカニばさみで倒し、文子を呼び込む。ダブルのブレーンバスター。タイガードロップキックで吉田を場外に落とす。文子ケブラーダ(左写真)。
タイガーもプランチャスイシーダで続く(右写真)。吉田をリングに戻し、DDTからムーンサルトプレス、カウント2。タイガーブレーンバスターの体勢、吉田ワキ固めに切り返す。吉田バック取って十字に。タイガーロープ。
吉田ロープに振ろうとする。タイガーバック取る、吉田エビ固め。タイガーつぶして逆に足折り固め、カウント2。15分経過。吉田十字狙い。タイガーこれを切り返してまた足折り固め。船越か? タイガーソバット、吉田かわしてエアレイドクラッシュ(左写真)から十字。さらに足を絡めて変形スリーパー、タイガーロープ。
吉田チキンウィングフェースロック、タイガーブレーク。秋野がノータッチでミサイルキック。2人でタイガーをロープに振る。帰ってきたタイガーは秋野にソバット、返す刀で吉田にタイガースープレックス(右写真)、3カウント。

タイガー(16分39秒 タイガースープレックスホールド)吉田
※タイガー&浜田組、2点獲得。勝ち点5点に。
5点目を獲得し、大喜びのタイガー&浜田。一方の吉田&秋野は3連勝の後の3連敗で優勝は絶望的に。タイガーがマイク。「今日はどうもありがとうございました。ご心配おかけしましたが、やっと元気が出てきました。これからも一歩一歩タイガードリームの完成に向けて前進していきます。」

いや、今日のタイガーはほんとによかった。今日のようなタイガーと矢樹の試合を見たい!


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