DDT 5/25 北沢タウンホール大会



会場に入ると、今日はイスあり(100程度)。どうしたんだろう?6時半をちょっと回ったところで場内暗転して入場式。代表あいさつは高木三四郎。

「DDTでやってきた1年が何であったかをこれから証明していきたい。マンガの方は終わっちゃった(今週号で「1、2の三四郎2」が終わったらしい)んですけど、Dramatic Dream Teamは進んでいきます!」

ここで木村リングアナから「EMLLのムーチャス・イデ」リングアナが紹介される。知らない人だ。「ゲスト」扱いするほどの人なのか?で、彼がリングに上がり、二瓶組(組長、鴨居、ダイアナ、幻、タノムサク、斉藤)のインタビュー。例によってアメプロばりの相手を怒らすインタビュースタイル。二瓶組の試合がセミ前、言い換えれば前座が多いことに触れると組長、

「おい高木!お前!今年和解したからっていい気になってんじゃねえぞ!俺達は旗揚げ準備で忙しいんだ!こら!高木!逃げてんのか!出てこい!」

すると「Fight For Your Life」がかかり、高木(と野沢)が登場。リングに上がり、組長と対峙。組長「おい高木、俺達をナメるなよ。俺達は格闘技に命賭けてるんだ。俺達はあの北原光騎の教えを継いでるんだよ。やるのかやらねえのか!」

高木「逃げてなんかねえよ。ただな、やるには『順序』ってもんがあるんだよ。どーですか、皆さん!」

さらに「勝った方がダイアナもらうっていうのはどうだ?」

組長「ダイアナ欲しいのか?」
高木「ほしいぞ。」
組長「じゃ、そっちはこの新しいリング賭けろ。」
高木「やってやるぞ!」

これにはさすがに野沢が抗議。しかし高木は聞き入れず。

鴨居「(ダイアナ)もらってどーすんだよ!」
高木「決まってんじゃねーか。『ロマン』に行くんだよ。」

犬でも買いに行くのだろうか?

高木「おれには彼女がいねーんだ今」

二瓶組は退場。引き続いて高木に今日のメインがタッグから6人タッグに変わったことの質問。「2vs2でやるはずだったんですが、ジュニアのトーナメントで優勝したライダーの方から、彼も原点に帰って宇宙パワーとやりたい、という申し出がありまして、彼の言うこともわかる。だから、ファンにとってはカード変更になるけど、そういうことだと理解してください。」続いて野沢にも意気込みを聞こうとするが、なぜか野沢はインタビューも高木との握手も拒否。不穏な雰囲気。

ここで「T2のテーマ」が鳴り響く。宇宙パワーと折原が入場。

高木「今日は絶対負けねーからな、覚えてろ!」

折原「1回くらい勝ったからって、いい気になってんじゃねえぞ。」高木を張る。
折原「言っとくけどな、(宇宙と)組ませてくれなんて言った覚えねーぞ!」

折原退場。

一人残った宇宙。
「ソンナノ簡単。木村クンニ頼ンダカラ。負ケナイ。」

長い〜。ま、1ヶ月前の話から今後の話までテンコ盛りだからなあ。

で、ようやく第1試合。ちょっとこの間のメリハリが欠ける。


第1試合 高井憲吾 vs 江川英知(メビウス)

江川、コールと同時に詰め寄って挑発。ゴングが鳴ってロックアップするやすぐロープに押し込んで張り手。高井も負けずにやり返す。高井ロープに走ってタックルに行くが、江川はカウンターのベリートゥベリーで鮮やかに宙を舞わす。高井はエルボースマッシュ中心の攻撃、江川もエルボーで返す。腕の取り合い。江川の切り返しうまい。ボディスラムからトーホールド、レッグロック。ヒザ十字に行くと高井はロープに逃げる。江川その足にローキック。高井一発で吹っ飛ぶ。江川は足に集中攻撃。まずは逆片エビ固め。高井ロープ。ヒザをマットに打ち付けてアキレス腱固め、これもロープエスケープ。江川ボディスラムから自分のヒザを相手のヒザに打ち付けるニースタンプ。そしてまた逆片エビ固め。江川エルボーパットから腕十字、高井は上体を起こしてエビに、カウントは2。5分経過。コーナーへ振る動きを高井が切り返し、串刺し式のドロップキック。ロープに振っての一本背負い(これは見事)から江川の腕を取って十字固め、江川必死にロープへ。高井エルボー、江川エルボー打ち返し、逆エビ固めに。高井ロープエスケープ。江川足を引きずって中央に戻し、ガッチリと逆片エビ固め、高井これにはギブアップ。

江川(6分33秒 逆片エビ固め)高井

もうちょっと「熱い」試合になるかと期待したんだが・・・まあ、デビュー2ヶ月の高井にあまり多くを求めてもなんだし、ましてやデビュー1年の江川に「もっと受けろ」というのもね。



第2試合 下田勇作 vs サバイバル飛田

飛田将、今日から「サバイバル飛田」に。しかしいでたちは全く変わらず。ナメるように下田を睨み付ける。ロープワークからタックル合戦、下田優勢。下田ラリアット、ギロチンと放つが、飛田はパンチ1発で逆転。飛田下田をチキンウィングに捕らえる。ボディスラムからストンピングを打ち、ダブルアームスープレックス、カウント2。パンチを打つが、下田耐えてチョップを返し、DDT。串刺しラリアット、ブレーンバスター、ライディーンボム(この技で気づいたが、ひょっとして下田は小島聡をモチーフにしてる?それはちっとなあ)、WARスペシャルと下田攻めるが、飛田は落ち着いてレッグロック+フェースロックの複合技でお返し。下田、ラリアット、DDTからよいしょっと腕十字。飛田はパンチで脱出する。下田サイドスラム、ギロチンドロップで2カウント。飛田また相手を見てるんだか見てないんだかわからないパンチからラリアット。そしてパイルドライバー。これは効いた。とどめはフィッシャーマンズバスター。

飛田(7分27秒 体固め)下田

若手の教育マッチのつもりだったのか?それとも体の調子が悪かったのか?あまりに飛田がヴェテラン(悪い意味での)的試合。それじゃあなあ。もちょっと「がんばって」くれないと、DDTのリングでは。がんばらない(少なくともそう見えない)のが飛田のキャラクターだとしても。


第3試合 黒影 vs 鴨居長太郎(二瓶組)

鴨居いきなりパンチ。黒影場外エスケープで間を取る。リングに戻ったところにまたパンチ。黒影仰向けに寝っ転がるとアリキック。見事に鴨居の太ももにヒット。黒影、足を取ってアキレス腱固め。鴨居ロープ。黒影さらに逆片エビ固め、STF。鴨居も果敢にタックルに行き、アキレス腱固めに捕らえるが黒影は難なくヒールホールドに切り返す。黒影4の字固め(最初失敗したが、強引に持っていく)、鴨居が逃げようとすると裏アキレス腱固め。鴨居必死にロープに。黒影DDT。鴨居パンチで反撃、見事に顔面にヒット。黒影はキックで返す。鴨居キックをくらいながらも前に出てストレートをヒットさせる。しかし黒影も一発二発当たったくらいではひるまない。コーナーに詰められながらもミドルキック連打で逆転。「フーッ」と気合いを入れての一発でついに鴨居がダウン。鴨居8カウントで立ち上がる。黒影はボディスラムからムーンサルトプレス。鴨居2で返す。強烈な裏投げ、しかしこれも2で返す鴨居。黒影とどめとばかりにドラゴンスープレックス!しかしこれも返す!凄い!しかし鴨居フラフラ。黒影スモールパッケージ、これも2。今度はスクールボーイ、これも2だ!黒影が一瞬鴨居に背を向ける。鴨居そこに渾身のパンチ一発、そしてスクールボーイ風に丸め込む、1−2−3!3カウント!

鴨居(5分14秒 片エビ固め)黒影

いやー、鴨居はやっぱりいい。


ここで休憩。今日の前半シングル3試合は「異色の対決」が多かったが、ここまでは「今ひとつ」かな。



第4試合 佐々木貴、三上恭平、タノムサク鳥羽(二瓶組)vs アジアン・クーガー(ZIPANG)、ファントム船越(SGP)、ザ・グレート・タケル(IWAジャパン)

まずはファントムのテーマで3団体混成軍入場。今旬の人たちだ。そしてDDT+二瓶組が入場。鳥羽のセコンドに二瓶組総登場。その中に全身黄色のマスクマンが。誰だあれは?顔は「ピースマーク」に見えないこともない。そして何よりも陽気。最前列のファンと握手をかわす。体は大胸筋が盛り上がってて鍛えた感じ。誰なんだ、ほんと。気になって仕方がないじゃないか。先発はクーガーと佐々木。軽く攻防のあと、クーガーは船越にチェンジ。船越も動きがいい。佐々木も三上にタッチ。いきなりバック宙ドロップキック2発。これは鮮やか。そして鳥羽とタケルの局面。鳥羽がミドルキック、タケル何発か食らうが、蹴り足を取ってマウントに。鳥羽ロープに逃げ、すぐさまジャンピングハイキック。見事にヒットしてタケルはダウン。鳥羽は佐々木にタッチ。佐々木、ソバットからタックル。しかしコーナーに振るとタケルはトラースキックで逆転、フェースクラッシャーを決める。5分が経過。クーガー登場。佐々木を捕らえ、まずはリング内にエプロンからトップロープ越えのギロチン。続いてエプロンから佐々木の首を出して場外に飛び降りざまのギロチン。さらに船越が佐々木をペンデュラムバックブリーカーに捕らえたところにコーナートップからギロチン。フラフラと立ち上る佐々木。クーガーはニュートラルコーナー。そこから鉄柱越えのトペ・コン・ヒーロ!すばらしい!リングに戻してタケルも延髄ギロチンを落とす。カバー、カウント2。垂直落下ブレーンバスター、これも2。船越が入り、ドロップキック。しかし2発目をかわして佐々木は鳥羽にタッチ。鳥羽パンチ連打。アップライトに構える船越は昭和の異種格闘技戦を思わせる。鳥羽がキックとパンチのコンビネーションでダウンを奪う。しかし船越もパターンを読んでブロックし、フックを空振りさせてワキ固めに。すごい眼かも。鳥羽ロープに逃げ、今度は同じ足でのミドルキック連射。10分経過。船越これも何発目かをキャッチしてドラゴンスクリュー。そして4の字固め。最初はうまく入らなかったが、うまく決める船越。ロープに逃げられると延髄ギロチン。船越がペンデュラムにとって、クーガーがスワンダイブのギロチン。鳥羽の上にクーガーの全体重が乗っかる形で決まる。これ、プロレスラーじゃない鳥羽には危なすぎるのでは?場外に転がり落ちる鳥羽。二瓶組全員が駆け寄る。大丈夫か?しかし頭から水をかけてもらうと鳥羽戦列復帰。タケル容赦なく首にストンピング、DDTDT。そして十字固め。鳥羽は体をひねって逃れる。タケルがサイドスープレックス、カウント2。鳥羽、ふらつきながらも浴びせ蹴りを決めて三上にタッチ。三上がタケルにフランケンシュタイナー。そしてタケルを捕まえる。そこにさっきまでフラついていた鳥羽がスワンダイブニールキック!すげえ。佐々木がミサイルキック、三上もトップロープからウルトラ・ウラカン・ラン、カウントは2。三上、入ってきたクーガーにもラリアット、カウント2。しかしクーガーはマンハッタンドロップからサソリ、途中でレッグロックとスリーパーの複合技に移行。三上ロープ。クーガーバックを取ってジャーマン。クーガーが三上をコーナーに振ってタケルのニールキック、クーガーのニールキック、そして締めは船越の・・・・モンキーフリップ!さすがにクラシカルな味わい。タケルがスワンダイブニールキックからカバー、カウント2。15分経過。タケルライガーボム、三上2でキックアウト。タケルムーンサルト、しかしこれは自爆。三上ウラカン・ラナ、2でタケルが引っくり返す。しかしこれも2。タケルはソバットを入れるとラ・マヒストラル、三上は回転運動を途中で止めてエビ固めに。これで3カウント入った!

三上(15分55秒 エビ固め)タケル

いやー面白かった。あまりに目まぐるしくて全部見てたかどうか自信はない。とにもかくにも鳥羽のがんばりだあな、功労者は。で、二瓶組の退場時、みな謎の全身黄色のマスクマンに握手を求めるが、某硬派な人はダイアナと握手して喜んでいた。



第5試合 高木三四郎、野沢一茂、スーパーライダー vs スーパー宇宙パワー、折原昌夫(メビウス)、ペルセウス(JRM)

折原のセコンドにトンパチマシンガンズの盟友・小野武志が。嵐の予感。先発は宇宙とライダー。互いにミドルキックで相手を牽制する。宇宙タックル、ライダー切ってバックに回る。宇宙レッグロックに取る。ライダースリーパー、宇宙足を取る。ライダー体をひねって脱出。この間の動きの速いこと。ライダーがロープに振って腰投げを狙う。宇宙はその動きを逆用してコブラツイストに。野沢がカット。宇宙強烈なキック、ビクトル投げ。ロープブレーク。ライダー宇宙の蹴り足を取ってヒザ十字。宇宙はパンチをボディに入れて脱出、ボディスラムで折原にタッチ。折原ライダーに「引っ込めアホンダラ!」ライダーは折原にキック、ソバットを入れてライガードライバー(初代式)で高木にタッチ。折原ヘッドロック。高木ロープに振る。ショルダータックル。高木ダウン、折原すかさずサッカーボールキック。高木はカニばさみから前回3カウントを奪ったラ・マヒストラル。折原1でハネる。高木コーナーに振ってラリアット狙い、折原はカウンターの掌底一発。折原は高木をコーナーに乗せて雪崩式フランケン、カウント2。パイルドライバーを打ってダイビングボディプレスに行くが高木が足を突き立てる。高木DDT、カウントは2。高木バックを取る。当然のようにオリキン。しかし高木はひるまずジャーマン。このジャーマン(生マヒさん命名「魂のジャーマン」)はいいねえ、ほんと。ここでようやく5分が経過。なんと濃い5分だこと。高木と野沢がダブルのクローズライン。折原は野沢に急所攻撃をかましてペルセウスにタッチ。ペルセウス、野沢にラリアット。野沢、高木にタッチ。高木はペルセウスに逆エビ。折原がラリアットでカット。高木、ブレーンバスターを狙うがペルセウスはこらえて逆にブレーンバスター。ペルセウスが高木をコーナー下にブレーンバスター、そこに折原がダイビングフットスタンプ。そして宇宙もダイビングフットスタンプ。体重は不明の宇宙パワーだが、かなり重そう。宇宙はさらに強烈なサッカーボールキック。宇宙ラリアットからカバー、ライダーがカット。ライダー無理矢理高木とタッチしてふたたび宇宙vsライダー。ローキック、宇宙はキャッチ。そのままアンクルロック。グラウンドでライダーはヒールホールドに取り返す。宇宙からだをヒネって逆転、ライダーも回転で脱出。宇宙は立った状態からライダーの両足をクロスヒールホールドに。ライダーこれも逆にヒザ十字に切り返す。宇宙ロープエスケープ。ライダーはローキックからロープに振ってフライングクロスアタック、ブレーンバスター、ギロチンドロップ、カバー、折原がカット。野沢が入り宇宙にキック。しかし宇宙には効かない(少なくとも効かないフリ)。野沢が足を取りに行くが宇宙はグラウンドでパンチを入れすぐ逆転、野沢ロープへ。10分経過。野沢鼻血。ペルセウスがリングイン、ロープに振ってきれいなパワースラム、カウント2。コーナー2段目からミサイルキック、これも2カウント。ペルセウスDDT、野沢はパンチ、チョップ、串刺しラリアットで逆襲。場外に落とし、エプロンを走っての延髄ニー、高木にタッチ。高木はラリアットからカウント2。ペルセウス急所攻撃から折原がダイビングセントーン。かなり腰が痛そうだがやはりやる!折原がキャメルクラッチに捕らえ、そこに宇宙が胸板目掛けてキック!高木が折原に急所攻撃逆襲からDDT、そしてラ・マヒストラル、宇宙がサッカーボールキックでカット。ライダーが入り、折原にミサイルキック。折原「みちのく!」と叫んでみちのくドライバー、宇宙にタッチ。かなり苦しげな様子。宇宙はライダーにパイルドライバー、ライダーは飛びつき腕十字固め。ライダー起き上がられると三角絞めに移行するが宇宙は力でブレークし、ライダーをジャイアントスイングで放り投げる。高木が入り、宇宙に十字を仕掛ける。宇宙ブロックしてマウントに。15分経過。高木うつぶせ、宇宙すかさずスリーパー。高木、野沢にタッチ。宇宙もペルセウスにタッチ。野沢はペルセウスにリバースDDT。野沢ラリアット。しかし折原入ってニールキック、ダブルのブレーンバスター、3人がかりのフィッシャーマンバスターはライダーがカット。宇宙が入り野沢にサンダーファイヤーパワーボム、高木カット。宇宙が野沢をコーナーに乗せ、自分も上がる。高木が背後から急所打ち、そのままバックドロップで引っこ抜き、上から野沢がラリアットを合せる。ライダー入る。高木は折原を捕らえ垂直落下ブレーンバスター、場外へ。野沢もペルセウスを落としてプランチャ。ライダーも宇宙を落としてトペ・スイシーダ。リングに戻り、宇宙目掛けてライダーキック、宇宙あっさりかわす。宇宙はライダーを捕らえてアルゼンチンバックブリーカー。ライダー苦しい。高木は、というと場外で折原ともつれ合っている。ライダー結局空いている腕で宇宙をスリーパーに捕らえて強引に脱出。ライダー下から三角絞め、宇宙持ち上げてボムのように落とす。しかしライダーは身を反転させると両足で宇宙の左腕を極めにかかる。レフェリーが宇宙に「ギブアップ?」と尋ねる。まさかこの2人の間で決まるのか?宇宙がマットを3回叩く。宇宙パワーがギブアップしたーーーーーーーー!

ライダー(19分23秒 裏十字固め)宇宙

ええええーーーーーーーー!宇宙がギブアップ負け?すごいことになっちゃった。折原、助けに行けなかったのを棚に上げて宇宙を糾弾。小野も加勢。そして2人で宇宙をメッタ打ち。高木、野沢、ライダーはどちらに加勢するでもない。折原と小野は「俺達がDDTぶっ潰してやる!」あらー、折原と宇宙のタッグは1試合で解消、トンパチマシンガンズがDDTにも登場かい?

TMが去った後、高木と野沢も小競り合い。興奮して野沢を問い詰める高木を若手が総出で控室に連れ帰る。野沢マイクを取る。

「1年間、高木さんの下でやってきましたが、このままでは上には行けません。」

ニュートラルコーナーでうずくまる宇宙パワーに向い、

「宇宙パワー、ボクと一緒に闘ってください。」

高木が怒号と共にまた控室から出てくる。宇宙マイクを取る。

「タッタ1試合デ、DDTノ一番上ダッタ僕ト、一番下ダッタ野沢クンノ立場ガイッショニナッテシマイマシタ。野沢ノ申シ出ハアリガタクウケマス。野沢ト組ンデ、らいだート、アノホソイ人、ナントカましんがんず、潰シマス。三四郎モ潰シテ、DDTは僕ト野沢クンノモノデス。」

高木、また怒る。

ライダーがマイクを取る。

「宇宙!1年前、DDTが旗揚げしてからみんなお前のおかげで強くなった。でもその分、お前が弱くなった。こないだのトーナメントで500万円入って豊かになったから、今度は俺が奴等の面倒を見る。お前は昔のお前に戻れ。」


むむむむ。混沌としてきたな。さっきの二瓶組vs高木の抗争もまさか吹っ飛んだとは思えないし、どうなることだろう。しかしセミとメインはさすが、の内容だった。今日も満足。



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